〜前書き〜
打倒王政②~④では、3話に渡って原作の第57~62話辺りにおける『囚われた調査兵たちの裏話(オリジナル)』をお届けします。
※話の中でリヴァイやハンジの動きも多少触れますが、基本的に⑤以降で原作の流れを説明する形になります。
↓それでは、本編へどうぞ↓
―“『レイスは……エレンを食う気だ』”―
エルヴィンの部屋に飛び込んできたハンジの手には、四つ折りの紙が握られていた。
そこに記されていたのは、先日エレンが攫われた際に交わされた、ベルトルトとユミルの会話の一部。
内容としては、『元々壁の外を巨人の姿でうろついていたユミルがベルトルトたちの仲間、つまり巨人化の能力を有する者を捕食したことで人間に戻った』__というようなものだったが、ハンジはそこから考え得る
それを聞いたエルヴィンは、何か関連性があるかもしれないといってカイルが作成したレイス卿領地に関する報告書をハンジに手渡した。
ハンジが中身を確認しようとした時、一人の伝令兵が慌てた様子で部屋に入ってくる。
「エルヴィン団長!中央第一憲兵が団長に出頭を命じてます!
「!?」
耳を疑うような報告に驚愕する2人だったが、エルヴィンの方はすぐに冷静さを取り戻した。
そして、上着を手に取りながらハンジに命じる。
「ハンジ、ここから離れろ」
「は……どうするつもりなの!? リヴァイ班はっ…」
「リヴァイが判断する。お前もだ、ハンジ……自分の判断に従って動け。俺は調査兵団の表の顔を通す。敵が仕掛けてくれば予定通りとは行かないさ。臨機応変に対応しろ。何より…」
エルヴィンはそこまで話すと、ハンジの目をまっすぐ見つめながら慎重に口を開いたのだった。
「次の『調査兵団団長』は、ハンジ・ゾエ……お前だ」
***
___1時間後。
【トロスト区:内側開閉門通行検問所】にて。
昨晩、レイス卿の領地を出発していたカイルたちが、ようやくトロスト区に通ずる関所へ到着した。
カイルは馬から降りると、門兵に兵員帳を提示する。
「調査兵団第5分隊長のカイル・シャルマンです。行き先は調査兵団トロスト区支部、通行許可をお願いします」
「調査兵団か……すまないが、ここは通せない。君たちには全員、『出頭命令』が出されているんだ」
「!?…それは、一体どういうっ…」
キキィッ…
その時、内門から出てきた駐屯兵団の馬車が関所の横に停車した。
中から降りてきたのは、中央憲兵と思しき兵士たちに取り囲まれたエルヴィンだった。
エルヴィンは王都に向かう中央憲兵の馬車へと、乗り換えを促されていたのだ。
その左手には“手錠”がかけられている。
「!?」
カイルは血相を変えて駆け出した。
「団長!!」
中央憲兵たちの輪を掻き分けながら、エルヴィンに近づこうとしたその時…
ガッ、ブンッ!……ドサァァッ!!
ふいに目の前に現れた
「久しぶりだなぁ、カイル。お前……こんなに手応えなかったか?」
カイルは上体を起こし、声のする方を振り返る。
「君は……マチルダ!?*1 いつから中央憲兵にっ…」
「10年もありゃ出世くらいするさ。それに比べてお前は何だ……ハッ、団長の番犬か?」
そう言って鼻で笑うマチルダは、10年前に比べてさらに体格が良くなったように思える。
かつての同期の変貌ぶりに多少驚きつつも、カイルは冷静に状況を確認する。
「…そんなことより、団長が連行されている理由を説明してもらおう。調査兵団への容疑とは何だ、まず令状を言え!」
「ぷはっ!必死だなぁ、カイル!まぁ、そうカッカするな……ディモ・リーブスが
「ディモ・リーブス……まさか、リーブス商会の!? 何でっ…」
「おっと、そりゃこっちの質問だ。お前らにかけられた容疑はそれなんだよ」
「なっ…」
カイルは咄嗟にエルヴィンの方へ顔を向ける__が、エルヴィンは黙ったままだ。
(エルヴィンさんは何も言わない……ディモ・リーブスが殺されたのは本当なのか? だとすれば、
状況を整理しようと瞬時に思考を巡らせたが、マチルダはそれを待ってはくれない。
「ふっ、話は王都でみっちりと聞いてやるよ。………オイ、こいつらも連れて行け!」
「「 はっ! 」」
マチルダの命令を受け、その場の兵士たちが一斉に動き出した。
すでに手錠が架けられていたベッツとルドルフは、その場に立ち尽くしたまま微動だにしない。
だが、カイルは違った__忙しく動く憲兵たちの隙間から、エルヴィンの左手にかけられた手錠が今にも馬車へ繋がれようとしているのが見えた途端、マチルダに掴まれた腕を思いっきり振り払ったのだ。
それからすぐに右足を目いっぱい踏み込み、体勢を低く保ったまま、マチルダの裾を抜けるように飛び出していく。
「エルヴィンさん!!」
そう叫びながら、カイルがエルヴィンの左腕を掴もうとした時…
パシン!
「!?」
あろうことか、エルヴィンはカイルの右手を思いっきり払い退けたのだ。
…ドサッ。
反動で尻もちをついたカイルを、エルヴィンは見下すように睨みつける。
「カイル、今までどこで何をしていた?」
「え…」
言葉が出ない__カイルが戸惑っていると、エルヴィンはさらに心無い言葉を浴びせた。
「お前のように
「!?」
声にならない声が喉奥でうごめく__下唇を震わせ、カッと開かれたカイルの眼は、今にも目玉が飛び出そうだ。
自分を見下す恩師の瞳には、確かに軽蔑の感情が渦巻いているのがわかった。
投げかける言葉を必死に探していると、エルヴィンは一言も発することなく馬車に乗り込んで行ってしまう。
カイルはその後ろ姿を、ただ茫然と眺めることしかできなかったのだ。
そんなやり取りを目の当たりにしたマチルダは、腹を抱えて嘲笑する。
「ぶっ……あっははは!何だお前、捨てられたのか!? 10年前のお痛が今になって返ってくるとは、ざまあねぇなぁ!」
「…な…んで…」
放心状態のカイルの口から絞り出てきたのは、何とも情けない声だった。
「くはっ、こりゃ傑作だ!………オイ、さっさと連れていけ!」
マチルダが近くの憲兵に再び命令すると、カイルはついぞ抵抗することなく、その手錠を受け入れたのだった。
そうして、カイルたち調査兵を乗せた中央憲兵の馬車は、王都を目指して出発した。
道中、馬車の窓から遠くの空を見つめていたカイルは、エルヴィンに
「エルヴィンさん……どうしてっ…」
***
___翌朝。
【ウォール・シーナ中央区:王都ミットラス】にて。
兵団総統局の門前に、調査兵たちを乗せた馬車が次々と到着する。
カイルたち一般兵は地下牢にまとめて押し込められ、団長のエルヴィンは独房に隔離された。
身に覚えのない『民間人殺害』の容疑をかけられた上、有無を言わさず審議所の牢屋に入れられたとなっては、もはや反撃の余地もない__調査兵団は再び壊滅の危機を迎えたと、誰もが頭を抱えていた。
一般兵の地下牢の中には、膝を抱え背中を丸めるようにして座り込むカイルの姿があった。
ベッツとルドルフがいくら話しかけても全く反応を示さず、心ここに在らずと言わんばかりに落ち込んでいた。
姿勢すらうまく保てないのか、うなだれるように体を傾けながら何やらぶつぶつとつぶやいている。
するとそこに、カイルたちを捕らえた中央憲兵のマチルダが現れた。
マチルダは牢屋の前に置かれた椅子に座ると、カイルの無様な姿を憐れむように話しかける。
「おいおい、ずいぶんと塩らしくなっちまって…」
「……」
軽い冷やかしにも、カイルは反応を示さない__マチルダは気にすることなく、手元の資料をはらはらとめくりながら話を続けた。
「お前らんとこの【在籍兵員一覧】を見させてもらったが……カイル、お前分隊長なんだな」
「……」
「このリストを見る限り、
その言葉にカイルは顔を上げる__すると、マチルダはさらに付け加えた。
「ほら、なんだっけか……あぁ、そうだ!お前が“膝蹴り”をお見舞いした奴だよ!それと、なんか頭の悪そうな奴もいたな……入団当初から調査兵を目指してて、『私の直感がそう言ってる!』とかよく触れ回ってた…」
「ヘイターとセトだ」
カイルはようやく口を開いた。
「そうそう、そいつらだ!リストに名前がないが……死んじまったか?」
「…あぁ、第57回壁外調査のとき殉職した」
やけに飄々と答えるカイルに少し違和感を抱くも、マチルダは確認を続ける。
「…そうか。それからリストにある名前で気になったのは、カティ・カロラインだ。確か眼鏡をかけた芋っぽい女だったよな? ……こいつの班はまだ出頭していない。そいつらの居場所を吐いてもらおう」
「ん……そうだな。カティたちの居場所なら、たぶん……
カイルの言葉にマチルダは疑心の目を向ける。
「オイ、この期に及んで冗談とは…」
「本当さ。エレン奪還作戦で生き残った兵士の中に、
するとここで、カイルの“嘘”に気づいたベッツがその意図を汲み取ったのか、便乗するように口を挟む。
「カイル、その辺にしとけ。そんな
「だからこそ、逆らわない方が賢明なんですよ。少し黙っていていだだけませんか? 俺が今話してるのは貴方じゃない」
「…あ、あぁ……すまない」
「……」
すぐに詫びを入れたベッツだったが、カイルには無視されてしまう。
(?……様子が変だ。何か策があって嘘をついたのかと思ったが……カイル、お前は一体…)
カイルの過剰な悪態をベッツが不審に思っていると、マチルダが突然吹き出した。
「ぶはっ!物わかりの良さは相変わらずのようだな、カイル。……あんた、ベッツさんだっけ? こいつを見習った方が身のためだぜ?」
「なっ…」
ベッツは何か言い返してやりたかったが、カイルの鋭い視線を感じ、一歩退く。
**
張りつめた空気が牢屋を満たした。
そんな中、今度はカイルの方からマチルダに情報を投げかける。
「あぁ、そうだ……『馬鹿』って言葉で思い出したが、奪還作戦ではヴィドとニコ、それからドーラも徴兵されてたよ。誰も気づかない内にドーラは死んでいて、ヴィドとニコは
それを聞いたマチルダは、片手で頭を抱えながらため息をつく。
「おいおい、何やってんだよあいつら!憲兵の名が廃る……そいや、馬鹿じゃないが“カマ”みたいな奴もいたよな? 名前は確か……ワンダだ。あいつの名前もリストにないようだが?」
「ワンダなら1週間くらい前に調査兵団を退団したよ……
「!?…おっと、忘れてたぜ首席の坊っちゃん!まさかあいつまで死んじまうとはな……可哀そうな奴だよ、まったく…」
「可哀そう…?」
「あぁ、アデルはお前が殺したようなもんだろ? あいつはよく言ってたからな、お前の『保護者』だって……真面目なあいつのことだ。どうせお前の身代わりにでもなって、儚く散っていったんだろ」
「……」
カイルの反応が予想外だったのか、マチルダは椅子をガタッと倒しながら牢屋に手をかける。
「まじかよ……図星か!? 本当に奴はっ…」
「……コクッ」
何も言わずにカイルが頷くと、マチルダはまた頭を抱える。
「くぅ~…惜しい男だよ、アデルは!お前にゾッコンじゃなけりゃ、今頃憲兵団で地位を築き上げて幸せになれたろうに…」
カイルは嫌味を吐き散らすマチルダから目を反らし、少しの間黙り込んだ__それから深く息を吐き出すと、両手を少し上に挙げる素振りを見せる。
「はぁ……まいった、降参だ。人の傷口に塩を塗って楽しむとは、君も相変わらずのようだね。変わったことと言えば、隣に
マチルダはカイルの口から出た名前に耳をぴくりと動かし、少しの間黙り込んだ__それから苦々しく眉をひそめると、倒れた椅子を起こしてまたそこに座る。
「…リリーは死んだ」
「!?……初耳だ。リリーはどうしてっ…」
「どうしてもクソもねぇ!リリーだって、お前が殺したようなもんだ!!」
「…それはどういう意味だ?」
「お前らが…お前らがストヘス区で女型の巨人と暴れてなきゃな……リリーが死ぬことはなかったんだよ…!」
それを聞いたカイルは少し目を見開きながら聞き返す。
「…まさか、リリーはあの場にいたのか!?」
「イヤ、現場にはいなかった。女型の巨人に踏み潰されて死んだのは……ストヘス区で憲兵をやってたガール*3だ」
「!?……何故、ガールが出てくる?」
「カイル、お前は知ってたか? あいつらがデキてたったことを……リリーはガールの死を受けて精神を病み、ガールの後を追うようにして
「そ、そんな……優しかったリリーが、あの戦いのせいで……俺たちは、なんてことをっ…」
途切れ途切れに自責の念を唱えながら、カイルはまたうずくまってしまう。
リリーの死に負い目を感じたのか、あるいは、マチルダの口車に乗せられたのか__どちらにしろ、普段のカイルからは想像できない反応に、ベッツは“違和感”を覚え始めていた。
***
___数分後。
地下牢は再び静寂に包まれた。
しばらくすると、不在者の確認が一通り済んだのか、マチルダがリストを閉じて話し出す。
「さてと、本題はここからだ。早速、お前らには1人ずつ『尋問』を行う。前もって言っておくが、私らの尋問は通常のソレとは違うと思え。
冷血さを纏ったマチルダの声が牢屋の隅々にまで響き渡った。
淡々と告げられた脅し文句へ最初に反応を示したのは、ベッツだ。
「…ま、待てよ!そもそも俺たちは、『ディモ・リーブスが殺された』ってことをあんたの口から聞いて知ったんだ!その容疑が何故調査兵団にかけられているのか、こっちが聞きたいってもんよ……そんな俺たちから、何を聞き出そうってんだ?」
「ハッ、とぼけたって無駄だ。私はさっき、
「逃げ回ってる…だと?……誰が!?」
「兵士長リヴァイの班と第4分隊長ハンジ・ゾエの班だ。お前らにはそいつらの“居場所”とディモ・リーブス殺害の“実行犯”を吐いてもらう」
「は!? なんで兵長やハンジさんたちは、出頭命令に応じてないんだ!」
そう言ってベッツが檻の柵に手をかけた時…
「くっふふ……ははっ……あっははは…」
突然、カイルが不気味に笑い出した。
「!?…どうした、カイル……何がおかしい?」
「やれやれ、ベッツさん。貴方は自称『切り込み隊長』なんですから、物事の本質にもっと切り込んで考えてみてくださいよ」
「あぁ? なに腑抜けたことをっ…」
「腑抜けているのは貴方の頭です。無実であれば逆らう必要なんてないでしょう? なら、出頭命令に背く理由は“一つ”だ」
「まさか、お前っ……兵長たちを疑ってんのか!?」
「…ははっ、こんな状況で疑わないような
「!?」
悪意しか感じられないカイルの口振りは、ベッツを瞬時に黙らせた__唖然とするベッツの傍らで、カイルはふらつきながら立ち上がる。
「マチルダ、どうやら俺はとんだ勘違いをしていたらしい。10年前の解散式の時から、信じる相手を見誤ったんだ。おかげでようやく
まるで中央憲兵の言い分に賛同するかのようなカイルの態度に、ベッツは顔をひきつらせながら詰め寄る。
「待てよ!お前さっきから何言って……そうか、急なことで気が動転してんだな!? はは、少し落ち着こうぜ……ほら、水飲めよ」
そう言って水が入った器をベッツが差し出すと、カイルはそれを振り払った。
パシンッ!……バシャァァ…
「ベッツさん、いつまで現実から目を背けるつもりですか……もう、わかっただろ!? 俺たちは
「!?…な、何を根拠にそんなことがっ…」
「未だに逃げ回ってる
「カ…イル…?」
「何より、団長……いや、あの
急に口調が荒くなったカイルは、次々と上官たちを批判していく。
それに激怒したベッツは、カイルの両肩をガシッと力強く掴んだ。
「カイル……てめぇ、いい加減にしろ!!発言を撤回するんだ!……お前が団長をそんな風に侮辱するなんて、頭おかしくなっちまったのか!?」
すると、ベッツに続いてルドルフもカイルを叱責する。
「そうだよ、カイル!さっきのはさすがに聞き捨てならない!!誰よりも団長を慕ってた君が、そんな言い方をするなんて……見損なったよ!!」
「ははっ……おかしいのはお前らの方だ」
「なん…だと…!?」
ベッツの手に力が入る__するとカイルは、掴まれた両肩を振り解くように2人から一歩後退する。
それからキッと2人を睨みつけると、訴えかけるようにさらに口調を荒げたのだ。
「いい加減目を覚ましたらどうだ!俺たちは今まで、まともに作戦を聞かされた試しがあるか!?」
「そ、それはっ…」
「今回だってそうだ!巨大樹の森でも、ストヘス区でも!事前に作戦を知っていれば、死なずに済んだ兵士や住民たちが何人……いや、
「くっ……」
ベッツとルドルフは否定しようのない事実に、返す言葉もなく俯いた。
牢屋の中の調査兵たちは、この世の終わりと言わんばかりの表情で立ち尽くしている。
そんな地獄のような空気を切り裂いたのは、高見の見物をしていたマチルダの拍手だった。
パチ、パチ、パチ…
「ようやく過ちに気付いたか、カイル!感心したぜ……だが、残念だったなぁ~? もう遅い。せいぜい自分らを見捨てた団長らを恨むこった。こっちも時間がたっぷりとある訳じゃないんでな……さっさと尋問を始めさせてもらうぞ。まずは…」
「待ってくれ、マチルダ……“提案”がある。俺たちをいくら絞ったところで何も出てきやしない。時間と労力の無駄だ。それに俺は、痛みに耐えるのは得意じゃないんだ……だから、頼むよ」
情けない声で懇願するカイルの顔つきは、まるでヘタレのように見える。
「おいおい!『忠誠心』だけじゃなく『プライド』まで捨てちまったか?」
「あぁ、俺たちを見捨てた奴らのために痛い目みるのは、まっぴら御免だ……むしろ、痛い目をみせてやりたい。そのためなら、プライドだって何だって捨てるさ」
「そうだった、『裏切り』はお前の
「解散式でのことは本当にすまなかったと思ってるよ。だからこそ今、その
「フンッ…いいだろう。今回はどう裏切るのか、その“提案”ってやつを聞かせてみろ!」
マチルダが不敵な笑みを浮かべながらそう焚きつけると、カイルはゆっくりと歩き出した。
檻の手前で足を止め、両手で柵をしっかりと掴み、光を失った瞳でマチルダの顔を真っ直ぐ見つめる。
そして、満を持したように口を大きく開いたのだった。
「調査兵団団長エルヴィン・スミスを……『死刑』に処せ」
―【 続く 】ー
〜後書き〜
『リヴァイやハンジの前だけ一人称が「俺」になるエルヴィンが愛おしい』
…どうも、著者です(´-ω-`)
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
今回は、原作では描かれていない囚われた調査兵たちの動向にフォーカスを当てて、オリジナル展開を想像しました。
エルヴィンのカイルに対する態度の変化、そして、カイルの“裏切り”…
彼らの信頼関係は本当に崩壊してしまったのか_!?
◼︎次回予告:『#34 打倒王政③:処刑台』
エルヴィンの公開処刑を促すカイル。
毒づくカイルに激怒したベッツは、暴走を止めようと殴り掛かるも_!?
■おまけ
◎余談:マチルダの再登場について
『#07 中間発表』の後書きで、マチルダは原作キャラのライナーとリンクさせているとお話しました。
そのマチルダをライナーの誕生日である8/1の投稿に再登場させられたという偶然が嬉しくて、ここにしたためさせていただきます(´-ω-`)