〜前書き〜
◎タイトル:『W・M』=『ウォール・マリア 』
今回から、文章形式を自身の他作品に合わせて変更します。
過去投稿分も時間がある際に手直しする予定です。
↓それでは、本編へどうぞ↓
___数分後。
エレンたち104期の面々は、内門側の壁上へと移動していた。
ベルトルトを捕食した巨人のうなじから救出されたアルミンは、未だ意識が戻っていない。
そのため、重症のサシャと共に安全な場所へ寝かしておくことにしたのだ。
**
一方で、カイルたち幹部組はとある家屋の中にいた。
エルヴィンの遺体を空き家のベッドへと移動させたのだ。
真っ直ぐ横たわる遺体の上半身は、
まるで、血の通わない肌と痛々しい傷跡を隠すように__
しばらく黙ったまま遺体を眺めていた3人だったが、唐突にリヴァイが一歩前に出る。
「カイル。少しマントをどかすが……いいか?」
「はい、構いません…」
カイルの返事を聞いたリヴァイは、ゆっくりとベッドの淵まで近づいていき、遺体にかけられたマントをめくった。
それから小型のナイフを懐から取り出すと、エルヴィンが羽織っているジャケットの胸ポケットを剥ぎ取り始めたのだ。
その後ろ姿を、カイルはぼうっと眺めている。
―“『私は……女です』”―
この時、カイルが思い出していたのは、屋根の上で自身の性別を打ち明けた時の光景。
初めこそ目を見開いて驚愕していたリヴァイだったが、その受け答えは意外にもあっさりとしたものだった。
―“『……そうか』”―
それからは互いに口を利いていなかった。
つい、先ほどまでは__
ビリ……ビリ…
厚手の生地が破かれる音が部屋に響く。
隣にいるハンジも黙ってリヴァイの様子を見守っている。
面と向かい合っていない今なら__カイルは勇気を出し、聞いてみることにした。
「…兵長」
「なんだ」
「気づいていたのですか?」
「何がだ」
「その……俺の性別について」
ピタッ…
一瞬、リヴァイの手が止まったようにも見えた。
だが、すぐにまた布の断裁音が続く。
「イヤ。だが……
(納得…?)
カイルがその言葉の真意を考え込んでいると、ハンジが横やりを入れてきた。
「そう言えば、ずっと気になっていたんだけど……君の名前『カイル』ってのは、本名なのかい?」
「え…?」
「ほら、ヒストリアの件もあるだろ?」
「確かにそうですね。姓の『シャルマン』は育ての親のもので、名前は……正直わかりません。
「う、売られた!?」
「あれ、ご存じなかったのですか? てっきり、エルヴィンさんから聞いているかと…」
「聞いてない……初耳だよ」
すると、今度はリヴァイが口を挟む。
「人の過去ってのは色々ある。それは、
そう言って立ち上がるリヴァイの手元には、ジャケットから剥ぎ取った紋章の他に、小さな封筒もあった。
ハンジが尋ねる。
「リヴァイ、それは…?」
「胸ポケットに入っていた。……お前にだ、
「!?」
それは、エルヴィンからの“手紙”だった。
確かに封筒の端には、宛先としてカイルの名前が書かれている。
「これはエルヴィンがお前に遺したものだ。答えに繋がる何かがあるといいが…」
「エルヴィンさんが……俺に…」
慎重に手紙を受け取ったカイルは、震える指先で封を切る。
「待つんだ、カイル!」
慌てた様子でそれを引き留めたのは、ハンジだ。
「いいのかい? その……ここで開けてしまって」
カイルは少し考えるも、答えは出ていた。
「はい。きっと、団長も
そう言って手紙越しにエルヴィンを見つめるカイル__リヴァイとハンジも示し合わせたかのようにベッドへ顔を向けたのち、再びカイルへと視線を戻す。
2人の瞳を交互に見つめたカイルは、無言で強く頷き返すと、自身の手元に視線を下ろした。
ドクン……ドクン…
心臓の音が五月蝿い。
汗ばんだ指の腹にザラついた紙が張り付く。
ゴクリ…
カイルは大きく唾を呑み込みながら、封筒の中に指を差し込んだ。
ゆっくり指を引くと、紙の摩擦音が心地よく耳に入ってくると同時に、裏面に薄っすらと染みた黒いインクが瞼に力を入れさせる。
やっとのことで封筒から取り出された一枚の紙は、角と角が綺麗に折り合わされていた。
“開く”__4つ折りの紙を広げ、一番左上の文字に焦点を合わせる。
“開く”__カイルは深く息を吸ったのち、ゆっくりと口を開いた。
=====
Dear カイル・シャルマン
この手紙を君が手にしている時、きっと私はその場に立っていないだろう。
だが、君には伝えておかなければならないことがある。
本来であれば面と向かって話すべきことだが、今回の作戦では何があるかわからない。
そのため、ここに綴ることを許して欲しい。
本題に入る。
『カイル・シャルマン』
これは、君の本名ではない。
君の本当の名前は、
………
…
「
“開く”__エメラルドグリーンの瞳が零れ落ちそうなほどに、両の瞼をかっ開くカイル。
“開く”__それを聞いたリヴァイとハンジもまた、開いた口が塞がらないでいた。
シーン…
沈黙が続く。
それまで順調に目を動かしていたカイルだったが、その文字から目を離すことができず、ただ口をパクパクと浮つかせている。
その様子を見かねたハンジが、カイルの肩にふわっと手を置いた。
「代わるよ」
柔らかい声色、澄んだ瞳__いつになく穏やかなハンジの表情が、カイルの手を自然と差し出させた。
ハンジはカイルから手紙を受け取ると、右目だけで字を追いながらスラスラと読み上げていく。
…
……
君の本当の名前は、
『カイネ・スミス』
姓から察しがつくように、君は私の実の妹だ。
今まで黙っていてすまなかった。
打ち明ける機会を逃してしまっていた。
君は母親によく似ている。
幼少期に亡くなっているが、母はとても綺麗な人だった。
詳細は、ロナウ・トラストという男を訪ねてくれ。
彼は私の古い友人で、ウォール・ローゼ北部の工場都市で鉄鉱の仕事に就いている。
最後に。
君のことは心から誇りに思っている。
これからもどうか、君らしく生きてくれ。
エルヴィン・スミス
=====
読み終えたハンジの口から、ふぅと小さな吐息が漏れ出る。
「君たち二人には何か深い絆があるように思えてならなかったけど、まさか実の家族だったとは……ねぇ、カイル? 君も知らなかったん…」
そこまで話したところで、口をつぐむハンジ__カイルの瞳に、大粒の涙が溜まっているのを目にしたからだ。
瞬き一つで零れ落ちてしまいそうなほどぷっくりと膨れた水滴が光を集め、瞳をキラキラと輝かせている。
(悲哀の涙か、歓喜の涙か……イヤ、この状況で涙の意味なんて重要じゃない)
ハンジはそう考えながら手紙を折り目に沿って畳むと、カイルの手にぐっと持たせてやる。
「これは君のものだ。素敵な名前じゃないか」
その言葉に、カイルはぱちくりと瞬きをした。
ポタッ…
押し出された大粒の涙が頬を伝い、受け取った手紙の上に落ちる。
じんわりと染み込む水滴に滲んでいくインクをじっと見つめるカイルは、心ここに在らずといった様子だ。
「ありがとう……ございます。その……実感が、湧かなくて…」
「無理もないよ。急なことだから」
すると、リヴァイもハンジに便乗する。
「エルヴィンは以前から、お前の過去について訳知り顔だった。お前は昔、幼少期の記憶がねぇと言っていたが……兄貴の存在すら覚えてなかったのか?」
「はい、まったく……
カイルはその先の言葉を一旦飲み込むと、チラッとベッドへ視線を向ける。
―“『待って!置いて行かないで!……僕も一緒に行く!!』”―
この時、カイルの脳裏に浮かんだのは、エルヴィンと初めて出会った日の病室*1でのこと。
「さきほど屋根の上でエルヴィンさんの手を握った時、ふと…昔見た“悪夢”を思い出しました」
「…お前は悪夢に好かれてるらしいな」
「えぇ、そのようです。その夢では、幼児姿の俺が誰かを追いかけて走っていました。当時はそれが誰なのかわかりませんでしたが、今ははっきりとその姿が浮かぶ……あれは、エルヴィンさんだったんです。まだ
「…なるほど。おそらく君は今、記憶を少しずつ取り戻しているんじゃないかな」
そう言ってピンと指を立てて話すのは、ハンジだ。
「記憶を……取り戻す?」
「こういう話を聞いたことがある。『記憶を失った人が身近な人物と対面した時、初めは何も反応がなかったのに、触れ合った途端に記憶が蘇った』という話だ。失われた記憶ってのは完全に消えるわけじゃなくて、どこかにしまわれているようなものなんだろう。そして、何らかの “きっかけ”によってその箱は開けられる」
「それが、
「そういうこと。まぁ個人差はあるんだろうけど、君にとっても触れることがきっかけだった可能性はあるね……他に思い当たる節はない?」
「……」
考え込むカイル__次に思い出していたのは、攫われたエレンを奪還すべくウォール・マリアの地へ赴いた時*2のこと。
―“『…13年です』”―
(そう言えば、あの時もエルヴィンさんの肩に
―“『俺はここで、エレンではなく……貴方を選んだことに悔いはない…!』”―
(どこか興奮気味に叫んでいたような……まるで
―“『…カイル。今、なんと………それに、その涙は…?』”―
(…泣いていた? 俺、何か言ったのかな…)
―“『だから、俺の傍から離れないで!〇〇〇っ…』”―
………
…
「…あ」
「何か思い出した!?」
ずいっと顔を近づけてくるハンジ__カイルは少しだけ目を伏せる。
「いえ、大したことでは……それに、
「そう…」
ハンジが引き下がると、リヴァイが少し食い気味に言葉を被せる。
「何にせよ。手紙に書いてあった『ロナウ』という人物の元を訪ねろってのも、何か
そう話すリヴァイはいつの間にか壁にもたれかかっており、腕を組みながらボトルに生けた花*3に目を向けていた。
カイルもその視線を辿り、窓辺に白く輝く
窓から差し込む光がボトルを照らし、太陽のエネルギーを茎から吸収した花が凛と立つ。
悲愁__寂寥__尊さ。
それらすべての感情を体現するように、花は光を放ち続けていた。
まるで
その痛みを緩和するように、カイルは瞼を下ろした。
―“『この世の真実が明らかになる瞬間には、私が立ち会わなければならない。それがどんな悲劇であろうと…』”―
そして、再び瞼を上げ、真剣な眼差しをリヴァイへ向ける。
「兵長、壁の向こうで何があったのか……聞かせてください」
「!?」
「か、カイル!それは、君が辛いだけじゃっ…」
「待て、ハンジ」
突然の申し出に動揺を隠せないハンジ__それを引き留めたリヴァイは、鋭い視線をカイルへ向ける。
「話すのは構わん……だが、それを知ってどうする?」
「俺にはそれを聞く義務……いや、責務があるだけです。それが、
そうきっぱりと答えるカイルの瞳には、“覚悟”の色が伺えた。
頑固な物言いに根負けしたリヴァイは、小さく深呼吸をしてから事の顚末を語り始めるのだった。
**
リヴァイ曰く、『大敗北』__それが、内地側の結果だった。
最初に動いた3~4m級の小ぶりの巨人たちの侵攻を防ぐべく、実力のある兵士たちは街の前衛で応戦していた。
そこへ、獣の巨人が粉砕した岩の破片を投げつけてきたのだ。
一投目にして、ディルク・クラース・マレーネの主力戦闘部隊が砕け散り、生き残った新兵は馬を逃がすのに手いっぱいな状況となった。
威力が劣ることのない岩塊の連投は、策を講じる暇さえ与えてくれない。
しかし、そんな状況でも、エルヴィンには
それは、全兵士を総動員した『特攻』だった。
獣の巨人へ正面から突っ込んでいくことで注意を引き、密かに接近したリヴァイが奇襲をかける。
単純な作戦だが、失敗が許されない一か八かの“賭け”に出たのだ。
巧みな話術で新兵を鼓舞し、迫り来る石へ真っ向から突っ込んでいくエルヴィン。
少しでも命中率を下げるため信煙弾を撃つも、それはただの目眩ましに過ぎない。
次々と倒れていく兵士たち__この時、エルヴィンも
だが、彼らの犠牲の果てに、“バトン”は渡された。
一人だけ別で動いていたリヴァイが壁を取り囲む
目にも止まらぬ速さで獣の巨人を切り刻み、圧倒的な実力で制圧にかかるリヴァイ。
うなじから本体を引きずり出し、あと一歩のところまで追い詰めた。
そして…
……
…
「獣の巨人……あの
組んでいた腕にぐっと力を入れるリヴァイ__その姿を見たカイルもきゅっと口を結ぶ。
「四足歩行の巨人、ですね…」
「…あぁ」
リヴァイが苦い顔で返事をすると、そこへハンジが割り入ってきた。
「待ってくれ、カイル……私の話も聞いてほしい」
「ハンジさん…?」
「その四足歩行の巨人にライナーまで奪われてしまったのは、私の失態だ。捕獲したライナーの処分を決断できずにいたんだ。そこへ、あの巨人が現れて…」
「いえ、違います」
毅然と断言するカイルの口振りに、ハンジは少したじろぐ。
「ち、違う…?」
「はい。兵長の件もハンジさんの件も、すべての責任はエルヴィンさんが背負ってくれています。それに……どの場面にも居合わせなかった俺が、とやかく言う資格はありません」
「カイル…」
「俺たちが背負うべきは、
カイルはそこまで話すと、固い意志を表明するように姿勢を正す。
「兵長、ハンジさん……俺も地下室へ行かせてください」
しかし、ハンジはバツの悪い顔で、これを断る。
「悪いけど、眼が効く君には見張りをお願いしっ…」
「そこをどうか、お願いします!」
ハンジの意見を遮るようにスッと腰を折るカイル__ピンと伸ばされた背筋が後頭部越しに見える。
そして、カイルは頭を下げたまま、こう付け加えた。
「この世の真実が明らかになる瞬間には、
「……」
言葉を失うハンジ__すると、その肩にリヴァイが何も言わずに手をかけた。
リヴァイはハンジを下げ、カイルのつむじをじっと見つめると、強く示された意志を優しく掬い上げるように言葉を投げかける。
「承知した。お前もついてこい」
脳天から染み込むその言葉に、カイルは顔をふやけさせた。
「兵長、ありがとう…ございます…!」
「ただし、生存者の確認が先だ。お前の眼が要る……いいな?」
「はい、もちろんです」
そう言って再び頭を上げたカイルの顔は、朗らかな笑みで満たされていた。
その表情に、ハンジは目頭を熱くさせる。
(ミケ、見てるかい? どうやら私たちの心配*4は無用だったみたいだ。彼……イヤ、彼女は立派に成長したよ)
………
…
3人は最後にもう一度、ベッドの前に整列した。
そして、息を合わせ、
この世で最も偉大な“悪魔”へ、敬意を表するように__
***
___4時間後。
アルミンが目を覚ました。
それを受け、リヴァイが生存者や物資の捜索を切り上げさせる。
カイルが壁上に向かうと、そこにはエレンに事情を聞かされ顔面蒼白になったアルミンがいた。
「ええっと……調査兵団は、ここにいる
『超大型巨人の継承者に、団長のエルヴィンではなく自分が選ばれた』__アルミンの背中にのしかかる重責は、計り知れないだろう。
カイルはそんなアルミンを気の毒そうに見つめる。
(兵長には、性別のことと俺がエルヴィンさんの家族であることを『他の連中にはまだ黙っておけ』と言われたけど……明かさなくて正解だ。こんな状態の彼にとても話せるわけがない)
「どうして……僕なんですか?」
這い出てくる“苦悶”を水で何とか流し込んだアルミンが、そうつぶやいた。
弱音を吐くアルミンに対し、ハンジは何故か厳しい言葉をかける。
「かくして君には、エルヴィンの命と巨人の力が託された。誰に何と言われようと君はもう
おそらくこれは、アルミンだけでなく、エレンやミカサにも向けられた言葉なのだろう__カイルはそう確信していた。
_罰さえ受ければ、何をしてもいいのか。
_重大な責任を
_これは君たちが選択した結末だ。
ハンジは遠回しに、私情に流され刃傷沙汰に及んだ2人を非難していたのだ。
しかしそれも、次期調査兵団団長を任された立場であるハンジの務め__与えられた、“役割”だ。
そんなハンジやアルミンの立場を一番理解していたリヴァイは、念押しするように付け加える。
「俺も、こいつらも、誰も……お前自身も、後悔させるな。それがお前の使命だ」
_運命には抗えない。
_使命を果たせ。
それが、この残酷な世界に生まれ落ちた瞬間から、皆が平等に背負わされる“十字架”だ。
カイルはリヴァイの言葉を自分にも言い聞かせるように、何度も咀嚼する。
そして、ようやくアルミンが腹を括った表情を見せると、途端にハンジが立ち上がった。
「さて……そろそろ
こうして、カイルたちはいよいよ、地下室へと足を踏み入れるのだった。
***
___数分後。
エレンの生家があった付近は、超大型巨人が蹴り飛ばした壁の破片の飛来によって、瓦礫の山と化していた。
周辺には緑が生い茂り、時の流れを感じさせる。
その光景にエレンとミカサが何を思ったのか__想像に容易いだろう。
手分けして瓦礫をどかしていくと、地下室へ通ずる隠し扉が姿を現した。
開くと、階段の先に地下室の扉と思われる木の板が見える。
一行は慎重に階段を下っていき、地下室の扉の前で足を止めた。
そこで、エレンが首に下げていた鍵を取り出すも…
「この鍵……この扉の鍵じゃない…!?」
鍵穴から跳ね返されてしまう__そう、エレンが父から託された鍵は、地下室の
そこでリヴァイが強行突破に出る。
バキッ!
なんと、たった一蹴りで扉を破壊してしまったのだ。
入り口をこじ開け中に入ると__そこは一見、
エレンの父グリシャは医者であったことから、薬品などのグラスも所かしこに置かれている。
何か手掛かりはないかとしばらく部屋中を探していると、ミカサが机の脇に鍵穴を見つけた。
早速、エレンが先ほどの鍵を差し込む。
…カチャ。
鍵が回り、隠されていた引き出しが飛び出る。
中には何も入っていないかのように思われたが、察しの良いリヴァイがそれを二重底だと見破る。
そうして、カイルたちの目の前には“3冊”の本が並べられた。
(これが、エルヴィンさんが探し求めた、
“開く”__高まる緊張感の中、エレンとミカサがゆっくりと表紙を開く。
スッ…
最初の見開きの頁には、肖像画のような絵が差し込まれていた。
その裏面には、こう述されている。
=====
これは、絵ではない。
これは、被写体の光の反射を特殊な紙に焼き付けたもの、
“写真”という__
=====
―【 続く 】ー
〜後書き〜
『カイルの正体、大・判・明!!!』
…どうも、著者です(´-ω-`)
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
サイドストーリーを構想する上で、どんな立場の“もう一人”を追加するか?
実は、カイルという人物は悩んだ末に生まれた__というわけではありませんでした。
【進撃の巨人】を初めて読み終わった時、自然とこう感じたのです。
『エルヴィンのような兄が自分にいたらなぁ』・・・と!
大変おこがましくはありますが、
大好きな作品へ自分自身を投影した登場人物を送り込むことこそ、二次創作の醍醐味だと感じています。
次回、エルヴィンとカイルの家族関係を知る人物が(再)登場します!
◼︎次回予告:『#42 W・M奪還作戦⑤:再会』
■おまけ
◎注釈3について
この物語では、原作でエルヴィンの遺体の側に生けられた花を、『白のスイセン(水仙)』だと仮定しています。
《理由》
・見た目から想定
・花言葉(※)からもエルヴィンへ手向ける花として意味が通る
※:白いスイセンの花言葉 ⇒ 「尊敬」(ネット調べ)