2093年6月16日
午後5時13分 御徒町 ダイシー・カフェ
キリト「俺をお前の特殊部隊で修行させてくれ。」
とキリトは頭を下げる。
裕翔「・・・・・。」
キリト「アンダーワールドでは確かに強い方かもしれない。でも、俺はこのリアルでも強くなりたいんだ。無理を言ってることも分かってる。でも、お前の隊で力をつけたいんだ。」
アスナ「キリト君。」
その光景にみんな、キリトを見る。すると、
裕翔「それは、俺の隊に入って、テロに対する知識や技術を身につけたいって事か。」
キリト「そうだ。・・・・頼む。」
裕翔「・・・・・顔を上げろ。仕方ない、特別に・・・。」
キリト「じゃあ・・・・えっ?」
とキリトが顔を上げるとそこには裕翔が額に向かってデコピンをしようと照準を構えていた。そして、
裕翔「と言うとでも思ったか。このボケ。」
ダンッ
キリト「グハッ!?」
キリトは大きくふらつき、膝から崩れる。
アスナ「キリト君!?
真由美「葉山君、何をしたの。」
裕翔「少し強めに脳震盪を起こさせた。直ぐに元に戻る。」
そして、
キリト「ッ。」
裕翔の言った通り、キリトは正常に戻る。すると、
裕翔「キリト。」
裕翔はキリト前に来て、
裕翔「お前の気持ちは理解した。だがな、俺のいる隊にはただ偶然選ばれた集まりじゃな、ウチの特殊部隊、正式名特殊作戦群は毎年、誰でも入隊希望者を集めている。でも、入隊するにも試験はある。そしてこの試験を受けにくる大半がレンジャーなどの過酷な訓練をうけた上で、試験を受ける。だが、それでもリタイアする者は8割、合格するのも1割だ。そんな中、軍にも所属してないお前がウチに入れる訳ないだろ。入りたければ、軍に入ってからだな。」
と言われ、この日の祝会は終わりを告げた。そして、
午後7時
キリト「イッ!?」
アスナ「まだ、痛むの?」
キリト「ま、まぁな。」
キリト、アスナ、アリス、シノン、リズ、真由美、克人はダイシー・カフェにて裕翔達と別れ、家に帰ろうとしていた。
キリト「無理だとは思ってたけど。まさか、あそこまで言われるとは。」
と呟いていると、
克人「俺は、葉山の発言は賛成だ。」
キリト「え?」
克人「葉山のいる部隊は、どんな過酷な任務でも指示があれば、動かないといけない。桐ヶ谷、お前も見てきた筈だ。葉山と葉山についてく者達の姿を。」
キリト「・・・・・。」
克人「それに葉山が追っている傭兵達も既に動き出していると前に葉山から聞いた。お前が葉山の隊に入れば、奴らに目をつけられるのは明白。お前だけでなく家族や友人にも被害が及ぶ。葉山はきっと、それを踏まえてお前の頼みを断ったと見ている。少なくとも、今の葉山にどれほど頼んでも同じだろう。」
克人はキリトに対して、冷静に葉山の考えを伝える。すると、
真由美「なら、葉山君の上の立場の人に頼めばいいんじゃないかな。」
キリト「上と人って・・・・まさか。」
とキリトは1人の人物が思いつく。そして、
翌日、
午後6時
特殊部隊 地下基地
古田「なるほど。それで私に頼みにきたのか。」
キリト「は、はい。」
キリトは翌日アスナ、アリス、シノンを連れて葉山の直属の上司である古田の元を訪れていた。
古田「確かに気持ちは分かる。でもね、私も葉山君と意見に賛成だよ。」
アリス「何故ですか。」
古田「理由は2つ、1つは葉山君の言った通り、厳しい訓練を受け、ようやく試験を受けられるこの隊に軍にも所属してない者達を入れるわけにはいかないからだ。そして2つ目は、覚悟の問題だ。キリト君。」
キリト「はい。」
古田「君は人を殺したことがあるか。」
キリト「・・・・SAOで何度か。」
古田「それ以外では。」
キリト「・・・ありません。重傷を与えた事はありますが。」
古田「だろうね。君に覚悟がないとは言わない。だが、この隊に入れば、どんな人物であろうとこの国の害となる者は最悪、殺さなければならない。例え、相手が恋人や家族、友人であったとしても。殺しは確かに罪だ。でも、我々はそれを理解した上で人を殺さなければならない。本当に血塗られた道だ。」
キリト「・・・・・。」
古田「葉山君が人を初めて人を殺したのは6歳の時だ。自爆ベストをつけたテロリストが現れ、民間人もろとも自爆しようとした。しかし、そのテロリストはかつて葉山君の入隊当時の教官だった。その場にいた、隊員、全員が撃つことができなかった。でも、葉山君だけは迷う事なく、彼の額を撃ち抜いた。そして事件後の調査で、その教官はテロ組織から脅迫を受け、不本意ながらテロリストになった。そして、その教官には後、1週間で母親になる娘がいた。どんな理由があれ、私達は相手が敵と見なされば、引き金を引かなければならない。キリト君、君にそれを行う覚悟はあるか。」
キリト「・・・・分かりません。でも、葉山は誰かを守るために戦ってる。それは俺も同じです。守りたい人がいる。でも、今のままでは誰も守れません。無理な事は分かっています。でも、お願いです。俺に大切な人を守れる力をください。」
とキリトは頭を下げる。すると、
アスナ「古田さん、私からもお願いします。」
アリス・シノン「お願いします。」
と頭を下げられ、
古田「・・・・・特殊部隊、直属の予備役兵ならいけるかもしれない。」
キリト「本当ですか。」
古田「ただし、これは異例中の異例だ。もちろん、訓練及び、試験も受けてもらう。加えて、期間を設けさせてもらう。二週間だ。」
キリト「・・・・・。」
古田「訓練開始から二週間後、試験を行う。これに落ちれば、一から軍に入って頑張ってもらう。それに君達は銃の資格免許を持っていない。訓練開始から5日後には資格試験を、二週間後には最終試験。これでも構わないなら、私の権限で君達を受け入れることができる。それでもいいかな。」
キリト「構いません。」
古田「分かった。入隊希望はキリト君だけで良いかな。」
と聞くと、
アスナ「いえ、私達は3人もお願いします。」
キリト「えっ!?アスナ!?」
アスナ「私たちも気持ちは同じです。」
アリス「どうか、お願いできないでしょうか。」
古田「・・・・・いいだろう。明日、ここに来てくれ。それまでに教官を決めておく。」
キリト「ありがとうございます。」
と言い、キリト達は基地を後にする。そして、
キリト「明日からか。」
アスナ「教官って誰になるのかな。」
シノン「とりあえず、厳しい事は覚悟しておかないとね。もしかしたら、葉山さんみたいな特殊部隊の人だったりして。」
キリト「まさか、葉山は忙しいからないだろ。」
と言った翌日、
午後6時
特殊部隊 地下基地
キリト「・・・・・。」
裕翔「・・・・。」
フラグは見事に回収されたのである。
古田「本日から、君達4人の教育は葉山君の隊が行う。厳しいと思うが、頑張ってくれ。では、頼んだよ。葉山教官。」
裕翔「・・・・はい、分かりました。」
と言うが、裕翔の顔は誰もが分かるように不機嫌な様子であった。そして、古田がいなくなると、
裕翔「・・・・・お前ら、随分とよいコネを使って来たな。古田長官は明日からと言ったが、今日も軽いメニューを特別に用意してやった。4人にはそれぞれ教育隊をつける。覚悟しておけよ。」
キリト「・・・・・(終わった。)」
とキリトは思う中、
裕翔「お前ら入ってこい。」
と言うと、AK-12、UMP45、Wa2000が入ってくる。そして、
裕翔「担当官を伝える。まず、アスナはAK-12、アリスはUMP45、シノンはWa2000の隊で教育を受けてもらう。そして、キリトは俺とAR小隊が担当する。」
キリト「・・・・・(死んだ。)」
とキリトは思うが、
裕翔「では、それぞれ担当官について行き、説明を聞くように。」
と言われ、アスナ、アリス、シノンはそれぞれ移動していく。そして、
裕翔とキリトは2人きりになると、
裕翔「よし、では始めるぞ。」
と裕翔は準備を始める。すると、
キリト「えっ?いきなり、訓練!?銃は?」
裕翔「資格も取ってないのに使わせるわけがないだろ。まずは、基礎格闘術からだ。まずは、お前の動きを見る。刀や剣はなし。拳だけで来い。」
キリト「えっ!?」
裕翔「良いから。」
キリト「説明は?」
裕翔「制限時間は5分。さっさと来い。」
と言われ、
キリト「わ、分かったよ。じゃあ、行くぞ。」
ブンッ
キリトは右拳を大きく裕翔に向けるが、
裕翔「こういう簡単な殴りは。」
ガッ
キリト「なッ!?」
交わされ、キリトの右手首を裕翔は掴むと、
ドサッ
キリト「イテテ・・・・。」
背後に周り、キリトの動きを封じる。
裕翔「こういうのを今から教えていく。後、体力がないから朝はランニングしておけ。取り敢えず、今日は9時まで訓練だ。」
と拘束を解き、裕翔は準備を始め、
キリト「は、はい。」
キリト達の入隊訓練が始まったのであった。
翌日、
訓練開始1日目、
午後6時
M4A1「今日は銃に関する資格についての座学を行います。」
銃の所持免許に向けての座学、
午後7時、
基礎格闘術訓練
キリト「はぁ!!」
裕翔「動きが遅い!!」
ドンッ
キリト「グフッ!?」
裕翔「これが出来なければ、銃を持つ以前の問題だ!!」
午後8時
基礎体力訓練
ビーーー
『42秒」
裕翔「遅い!!もう一回!!」
キリト「り、りょ・・・かい。」
弾が抜かれた小銃など装備を持ち、500メートルを全力で走る。このような訓練が平日では午後6時から9時まで行われ、
2日後
午前12時
一高 生徒会室
キリト「zzzzzz。」
キリトは既に限界を超え、休憩時間は寝るか、机にうつ伏せになり動かない事が多くなっていた。
真由美「流石に、疲れてきてるようね。」
アスナ「うん、私やアリス達の担当官も厳しいんだけど、キリト君の教官は葉山君だから。」
摩利「想像がつくな。」
アスナ「うん、昨日も基礎格闘と基礎体力訓練でかなり追い込まれたみたいで。」
真由美「流石に二週間は厳しいわよね。」
と話していると、
コンコン
ガチャ
雪「失礼します。」
ロニエ「失礼します。」
ティーゼ「失礼します。」
雪と今週から一高の1年として入学してきたロニエ、ティーゼが生徒会室に入ってくる。
雪「会長、頼まれた書類、まとめて来ました。」
真由美「ありがとう。ロニエちゃんもティーゼちゃんも手伝ってくれてありがとう。」
ロニエ「い、いえ。会長の頼みですから。」
ティーゼ「色々と助けてもらってますから。それで、キリト先輩は、随分と疲れているようですが。」
とキリトを見ると、
アスナ「うん、ちょっと昨日の訓練で疲れてるみたいで。」
ロニエ「何かキリト先輩のために用意しましょうか。」
と話していると、
ガチャ
裕翔「渡辺、見回り終わったぞ。」
疲れたキリトの代わり、風紀院の見回りに行ってた裕翔が生徒会室に入ってくる。すると、
ロニエ「あの、葉山先輩、キリト先輩の事で意見を申してもいいでしょうか。」
とロニエが言ってくる。
裕翔「何だ?」
ロニエ「ここのところ、キリト先輩はかなりお疲れ気味です。訓練をもう少し軽くする事はできないのでしょうか。」
裕翔「・・・・無理だな。」
ロニエ「理由を聞いても。」
裕翔「・・・・・特殊部隊は精鋭の集まりだ。入隊すれば、その分、危険な任務に送られる。下手をすれば普通に命を落とす。それに本来訓練は三ヶ月にわたって行われる筈だ。だが、キリト達の訓練は期間は二週間、命に関わる以上、厳しく行なって試験に備えさせるしかないんだよ。例え、予備役でも事の次第では出撃命令が下される。半端な訓練で死なれると俺のとしても心にくる。だから、残りの期間は変わらず厳しくやっていく予定だ。」
と裕翔に言われ、
ロニエ「・・・・・分かりました。勝手な事を言ってしまい申し訳ありません。」
裕翔「別にいいよ。キリトも良い後輩を持ったものだな。じゃあ、俺は先に教室に戻ってるぞ。」と言うと裕翔は生徒会室を後にする。そして、
2日後
訓練5日目、
裕翔「本日は銃の所持免許試験だ。これをクリアすれば本格的な訓練にはいる。落とす事のないように。それでははじめ!!」
免許試験が1時間に渡って行われ、
2時間後
裕翔「結果を発表する。4人とも合格だ。」
キリト「よし!!」
キリト、アスナ、シノン、アリスは無事に合格する。
裕翔「明日からは銃を使った実弾訓練に入る。そして以降は、4人でチームを組み、実践方式の訓練を行なってもらう。最終試験も同様に行う予定だ。更に厳しくなるからしっかりと今日は休むように。」
キリト・アスナ・アリス・シノン「はい。」
こうして、基礎を終え、キリト達は戦術訓練に入ってくのであった。
そして、
3日後
訓練8日目
ダンッ
ダンッ
ダンッ
キリト「左に敵!!!」
アリス「カバーします!!」
キリト達は本格的な訓練過程に入るも、必死に励んでいた。それを
裕翔「・・・・。」
裕翔が見ていると、
古田「懐かしいね。」
と古田が背後からやってくる。
古田「キリト君達の訓練は順調のようだね。」
裕翔「そうですね。ですが、また連携に時間がかかる面が見られます。」
古田「そうか。昔の君もあんな感じだったね。」
裕翔「いや、1年で空挺レンジャーとレンジャーの試験に受かれって言われて、流石に身も体も死にかけましたね。まぁ、仕事でしたので、取得しましたが。」
古田「でも、お陰で君は隊長として。」
裕翔「分かってますよ。」
古田「そうかね。それで、キリト君達の腕は?」
裕翔「正直言って、普通かと。決して動きが悪いわけではありません。知識の習得も早いですし、まあ、仮にでも同じ学年でトップ10の実力はあるので。ですが、想定外の事態に対応できるかは正直、分かりません。試験は必ず想定外の事態が毎年、起きます。それを乗り切れるかどうか。」
古田「なるほど。試験の日は上の方も観にくる。しっかり、頼むよ。」
裕翔「了解です。」
とその後も、訓練は続き、
訓練14日目
実践試験 当日
午前9時 シミュレーションルームに繋がる通路
キリト「いよいよだな。」
アスナ「試験の内容は、直前に伝えられるのよね。」
キリト「その筈だ。だが、やってきた通り俺とアスナ、アリスで前衛を、シノンは狙撃で後衛だ。」
アリス「えぇ。」
シノン「みんなで合格しましよ。」
と話していると、
裕翔「いいここ構えだ。」
そこに裕翔がやってくる。
キリト「よ、葉山。」
ガンッ
裕翔の拳が炸裂する。
裕翔「試験が終わるまでは此処では、教官と呼べって言ったはずだ。」
キリト「イテテ・・・・すいません、葉山教官。それで、なんでここに。」
裕翔「最終試験だから、助言を一言。どんな時でも、冷静に素早く動け。」
キリト「それって。」
裕翔「教えてきたこととこの助言を守れば、お前達ならできる。じゃあ、頑張れよ。」
アスナ「今のが・・・・助言?」
シノン「葉山先輩のことだから、意味がありそうね。」
アリス「覚えておきましょう。」
と試験会場にむかうのであった。
そして、午前9時20分
第4シュミレーションルーム モニタリングルーム
ここには、本日の試験の審査官が集まり、キリト達の試験の様子を確認するために集まっていた。そして、その中には裕翔の姿があった。さらに、
真由美「葉山君。」
特別に真由美達も招待されていた。
裕翔「遅かったな。もう、始まるぞ。」
摩利「凄い数の人だな。」
ミト「あの人たち、みんな審査官なの。」
裕翔「ああ。かなり、厳しいものになるだろうな。」
リズ「それで、キリト達は受かるの。」
裕翔「・・・・さぁ。」
イーディス「さぁって、訓練生を合格させることがあなたの仕事でしょ。」
裕翔「教えられることは全て教えた。後は、アイツら次第だ。いくら、教官をしたといえ、最後はアイツらの実力次第だ。どれほど、訓練で優秀でも実践方式の試験でできないやつはそれまでだ。特に特殊作戦群の任務なんて想定外なことなんて珍しくないからな。」
と話していると、
『これより、試験を開始します。』
とアナウンスが流れ、
『任務は、敵拠点を襲撃し、目標の兵器を破壊すること。マップは森林、時間は夜です。』
と内容も伝えられる。そして、
『30秒後に開始します。・・・・・・10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、開始。』
と試験が始まるのであった。
午前9時22分
キリト「行くぞ。」
とキリト達はナイトビジョンを装着し、動き出す。
そして、6分後
キリト「アレが目標の建物か。」
アスナ「見張りが少なくても10人以上。」
と双眼鏡で目標の建物を目視し、
キリト「シノンはいい狙撃ポジションを見つけ、監視と援護を頼む。俺とアスナ、アリスは一緒に。」
シノン「了解。」
キリト「じゃあ、行くぞ。」
とシノン以外の3人は共に建物へと向かうのであった。
午前9時31分
キリト「建物の目の前まで来た。シノン、そちらは?」
キリトは建物の敷地の目の前まで着き、シノンを状況を確認する。
シノン『高台から、3人を確認、援護する。』
キリト「了解、突入する。」
カチッ
とフェンスの入口の錠前を壊し、
キリト「行くぞ。」
と3人は敷地に入っていく。そして、入ると
シノン『その先に4名の見張り。』
シノンから敵の報告が来る。
キリト「こっちは暗闇にいる。そのまま、進む。」
キリトは無駄な戦争を避け、進んでいく。すると、
バタバタ
キリト「なんだ?」
突如として、謎のヘリが現れ、
ババババババ
突如として、建物周辺の敵に対して、機銃掃射を開始する。すると、
『司令部より伝える。現在、他国による工作員が兵器を回収するために攻撃を仕掛けている。キリト隊員率いる部隊は即座に動き、目標を破壊せよ。』
と無線が入る。
キリト「・・・・・クソ、こんなこと聞いてない・・・・。」
と話していると、
裕翔(どんな時でも、冷静に素早く動け。)
と裕翔の言葉を思い出す。そして、
キリト「アスナ、アリス。ここからは隠密はなし、一直線で目標の破壊に向かうぞ。」
と指示を出す。
アスナ・アリス「了解!!」
そこからキリト達は、一気に走り出し目標へと向かうのであった。そして、
20分後
モニタリングルーム
ビーーーー
『試験終了!!目標の破壊を確認。タイムは42分18秒。』
と結果が出る。
真由美「ふぅ、とりあえず試験は終わったわね。」
克人「・・・・・葉山、お前はこの結果をどう見る。」
裕翔「まぁ、良いとは言えないよな。」
摩利「良くない。何故だ、目標は破壊して誰一人欠けることなく、成功したじゃないか。」
裕翔「確かに目標の破壊はよしとしても時間の問題だ。この試験内容は30分を予定してした。だが、10分以上のオーバー、1秒でも遅れたら最悪、チームを危険に晒すからな。とにかく、今は審査官達の結果を待つしかないな。」
と裕翔はいうのであった。
1時間後
古田「4人とも、試験、お疲れ様。」
待機するキリト達の元に、古田と裕翔がやってくる。
古田「まず、この二週間の過酷な訓練を良くやり切った。決して簡単な内容でなかったこと、厳しく辛いこともあったと思う。でも、現場に常に今日みたいな、状況になる。では、結果を伝える。キリト君、アスナ君、アリス君、シノン君、4名を・・・・・・我が隊における予備隊として認める。」
キリト「それって、つまり。」
裕翔「・・・・・合格だよ。上はお前達を正式に認めた。」
アスナ「やったー!!」
アスナ、アリスは喜びをあらわにする。すると。
古田「今後、君たちには銃の所持が認められる。しかし、それは最終手段としてだ。個人的な感情での使用は、分かってると思うがないように。それと、予備隊とはいえ、君達は我が隊の一員だ。望むのであれば、シューティングレンジ、演習の使用、参加を許可する。卒業後、正式隊員になることも可能だ。異例で、厳しかったと思うが、おめでとう。この後、君たちには制服と軍曹の階級を与える。では、葉山君、後は頼むよ。」
と言うと古田は部屋を出る。そして、
裕翔「長官が大半は伝えたから、俺から言うことは大してないが、今後、何かあればお前達も出撃する可能性は充分にある。そして、相手がテロリストでも相手は人だ。それを重々理解した上で、動けよ。では、名前を呼ぶから制服を取りに来い。」
と裕翔はそれぞれ4人に階級付き、制服と9ミリ自動拳銃が渡す。そして、渡し終えると、
裕翔「以上を持って、4人の試験を終了とする。敬礼!!」
皆で敬礼し、キリト達は訓練を終えるのであった。そして、
午後5時
シューティングレンジルーム
ダンッ
ダンッ
教官として任務を終えた裕翔は1人、射撃訓練を行っていた。すると、
キリト「よっ。お疲れ。」
ガチャ
そこにキリトが渡された20式を持ってシューティングレンジにやってくる。
裕翔「訓練は終わったぞ。」
キリト「それはお前もだろ。」
裕翔「俺は隊長だ。常に仲間を守るためにも・・・・。」
ダンッ
裕翔「腕は必要だ。」
キリト「・・・・そうだな。今までは俺も守られる側だった。でも、コレからは・・・・。」
ガチャ
ダンッ
キリトも射撃を始める。
キリト「俺も守る側だ。守りたいものの為に戦う。もちろん、お前のことも。」
裕翔「・・・・・そういうのは射撃が上手くなってから言え。今の射撃だと相手は生きてるぞ。」
キリト「相変わらず、厳しいな。」
裕翔「・・・・・今度、お前にあった銃を探してやるよ。」
キリト「出来たら、カッコいいヤツで。」
裕翔「悪いがこっちで決めさせてもらう。」
と2人はその後も射撃しつつ、話すのであった。
続く
ご愛読いただきありがとうございます。アニ督です。次回からは九校戦編を登校していく予定です。それでは、次回も楽しみに。