無味くんには抑揚というものがなかった。高揚もなければ、落ち込むこともない。
 表情を動かさないことで不便したことはないし、心が動かないことはむしろ、楽とさえいえた。
 ――しかし彼女は、そうは思わないらしい。

「無味くん無味くん、今日はこんなことをやるので、手伝ってください」

 乾燥さんは気軽に、これまた抑揚のない瞳でそう声をかけてくる。なので彼は、断る理由があれば断って、なければ今回も手伝うのだ。


 この作品は、まだ自分の好みを把握できなかった初期の頃に執筆したもので、挑戦的に書いたものです。
 小説家になろうとpixivに投稿したものをそのままハーメルンにも載せてます。旧タイトルは『無味くんと乾燥さん』。

追記 あらすじを変えました。元々の詩っぽいあらすじは、本編内にそのまま入れてます。
  1話 無味乾燥な帰り道
  2話 乾燥さんは起きる2025年01月31日(金) 20:22()
  3話 無味乾燥な登校2025年02月02日(日) 13:23
  4話 無味乾燥に教室に入る2025年02月05日(水) 03:24
  5話 無味くんは友達と過ごす2025年02月07日(金) 08:26
  6話 無味乾燥に実行委員を決める2025年02月09日(日) 22:27
  7話 乾燥さんが負けた理由2025年02月11日(火) 11:28
  8話 無味乾燥は恋できない2025年02月14日(金) 18:30
  9話 無味乾燥に会話する2025年02月16日(日) 22:31
  10話 無味くんの部屋は殺風景2025年02月18日(火) 10:32
  11話 無味乾燥は集合する2025年02月20日(木) 02:33
  12話 無味乾燥に映画館に来る2025年02月23日(日) 10:34
  13話 無味乾燥は映画を見終わる2025年02月25日(火) 18:35
  14話 鉛筆くんは無味くんを察せない2025年02月27日(木) 05:35
  15話 鉛筆くんはうるさい2025年03月01日(土) 09:36
  16話 鉛筆くんたちは部員を集める2025年03月03日(月) 02:32
  17話 無味くんは驚かない2025年03月05日(水) 05:33
  18話 無味くんは勧誘に成功する2025年03月07日(金) 11:34
  19話 無味くんは合流する2025年03月09日(日) 16:35
  20話 うーさんは直談判する2025年03月11日(火) 15:47
  21話 無味くんは俯く2025年03月13日(木) 20:59
  22話 無味くんは出し物を回る2025年03月15日(土) 17:03
  23話 うーさんは恋愛なんて安いと言う2025年03月17日(月) 17:29
  24話 乾燥さんは恋を知りたい2025年03月19日(水) 21:31
  25話 無味くんは回想する2025年03月21日(金) 07:31
  26話 乾燥さんは何度も夢を見る2025年03月23日(日) 02:32
  27話 無味くんは初恋を語る2025年03月25日(火) 11:33
  28話 鉛筆くんは失恋を語る2025年03月27日(木) 01:12
  29話 無味くんは勇気を出す2025年03月29日(土) 12:14
  30話 エピローグ
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