100?いや、101カノだ!オレがアイツに堕ちるなんて有り得ない(完堕済み)   作:メガネズミ

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お久しぶりです…!
3期が来たので書きました。

なるべく続けられるよう頑張っていきます…!



第87話:知与に八千代に

 

 今日は休日だ。珍しく恋太郎が1人で近所の親戚の家に行くらしい。娘さんの面倒を見に行くそうだ。娘さんっていうとアレだな。他人行儀な感じがしちゃうか。オレとしては知っている2人だけど、知らない人向けだとこういう紹介になるだろうって感じだ。

 

 

 改めて。今回恋太郎は親戚のヒロさんの、一人娘の知与ちゃんの面倒を見にいくらしい。ヒロさんと知与ちゃんに関してはまた後ほど。

 

 

 行くそうだ。と言ってもオレは別に予定を教えてもらった訳じゃない。デレパシーで勝手に読み取っただけだ。プライバシーは今更な関係なのは言わなくても分かるだろうし、そういうことだ。向こうも似たようなことしてるしセーフだろ。というかそれでオレが怪我しないように先回りして色々やってくれる恋太郎って良いよな…好きだ…

 

 

 …じゃなかった。今回恋太郎が訪れたのは親戚の伊院家。昔は恋太郎も行っていたが、知与ちゃんが産まれたあたりで行かなくなっていたらしい。なんでここまで知ってるかって?これもデレパシー…と言いたいところだが、これに関しては違う。

 

 

 なぜオレが知っているのか。それは…まぁ少し後にするか。さっきから後にし過ぎだって?だって人物紹介と一緒にやった方が分かりやすいだろうし…オイオイネーというやつだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 現在オレは恋太郎を尾行中だ。普段のオレならデレパシーですぐにバレてしまうところだが、今回はちょっと特別だ。事前に楠莉先輩に協力してもらい、「脳波が外に漏れにくくなる薬」を作ってもらったのだ。そんな薬おかしいって?何を今更。まぁ確かにほぼオレと恋太郎専用みたいな薬だけど。

 

 

 まぁ作る過程の失敗作で「脳波が漏れ出過ぎる薬」とか「脳波のコントロールが効かなくなる薬」とかを飲まされてちょっと酷い目にも遭ったが。まさか自分の思考がファミリー全員に共有されるとはなぁ。恋太郎の事だけ考えてたおかげで助かった代わりに脳内恋太郎のパン一の姿を見られてしまったのは失敗だった。策士羽香里に出し抜かれたのは今でも悔しい。裸を想像しまいとしたのが裏目に出た。ってこんな事話してる場合じゃないか。

 

 

 そんなこんなで尾行しているオレはまぁ全身ボロボロ。電信柱の影に隠れようとしてすでに10回は頭をぶつけてるがセーフだ。たんこぶで済まないレベルになりかけてるけどセーフったらセーフ。

 

 

 ようやく恋太郎の歩みに追いついた頃には、恋太郎は家の中に入ってしまっていたようだった。ってかなんだこれ。伊院家の前の壁にクレーター出来てるんだが…⁉︎一体何があったんだ。ドラゴ○ボールとかで見る岩盤の形だ…ブ○リーのやつそっくりだ。

 

 

 辺りに残る気配と臭いから、ぶつかったのは恋太郎と断定。角度的に車に轢かれたとかじゃなさそうで一安心だ。だったらタイヤ痕とかもあるだろうし。いくら恋太郎でも車はな。彼女関連のパワーがない場合は割と常人…常人か?まぁ常人寄りだからな。死にはしないだろうが、怪我くらいはするだろうし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 そうしてちょっと家の敷地を覗いていると、庭付近で給油機に繋がるであろうコードを引き抜いている男の人、ヒロさんを見かけた。…いやなんでだよ。なんでコードを?しかも家の中からは恋太郎の悲鳴。何がどうなってるんだオイ。

 

「いや何してるんですかヒロさん⁉︎」

 

「オワーッ⁉︎って河流君じゃないか!」

 

「ご無沙汰してます…ってそうじゃないッ!」

 

 急に現れたオレにめちゃくちゃビビっているのがヒロさん。恋太郎の親戚のおじさんだ。血筋を感じる太い眉毛と、恋太郎に似たちょっと暴走気味な所がある人だ。恐らく今回も何かやっているのだろう。なおヒロさんはオレがボロボロなのにはもう慣れているので、そっち方面では驚いてない。ヒロさんもヒロさんでタンクローリーに轢かれかけたりするからな…家族の死因的にちょっとトラウマだ。

 

 

 ヒロさんとの関係は…シンプルに近所の気のいいおじさんって感じだ。そもそもの伊院家との交流はオレが恋太郎と出会ってから、数回だけ恋太郎と一緒に遊びに行かせてもらってた事なのだが。その後はヒロさんが恋太郎を知与ちゃんに合わせたくないって事で恋太郎は来ないようにしてた訳だ。恋太郎を知与ちゃんに会わせないようにしていたって言うと何かよくない事のようにも聞こえるが、そんなことは一切ない。

 

 

 言ってしまえば理由は簡単だ。ヒロさんにとって大切な娘である知与ちゃんを、恋太郎と結婚させるため。大人になるまで普通に会っていると、恋愛感情を持てずに兄妹みたいになってしまうかもしれないからだそうな。

 

 

 だがオレは違う。別に来ちゃいけない理由もなかったため、たまにヒロさんの家に遊びに来ては知与ちゃんとも遊んだりしていた。まぁ大体ボロッボロになるオレを手当てしてもらってたけども。ちょっと情けないがこればっかりはオレだしどうしようもないのだ。女になってからはまだ一度も来てはなかったからちょっと久しぶりだ。

 

 

 …だが今回は。とうとうヒロさんの方から恋太郎を呼んだのだ。それ即ち…そろそろ頃合いという事なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど…それでいよいよ恋太郎を呼んだと」

 

「そうなんだよ…ッ!最近恋太郎君は周りに沢山女の子がいるだろう?だから超焦ってて!」

 

「逆にそれで安心しましたよ…ッ‼︎」

 

 いや頃合いな訳があるか‼︎恋太郎は高校1年生。対して知与ちゃんは中学1年生。恋太郎じゃなかったらオレは通報していたかもしれない。いや絶対してた。昔の戦国武将でもそれよりヤバい人は居たけど、それにしたってダメだろ⁉︎

 

 

 恋太郎の周りの女の子達に対して焦るヒロさんの気持ちは分かる。でもオレからはすごく言いにくい。だって…その子達もう全員彼女だし…ってかオレも彼女だし…ってかオレが女になった事まだヒロさんにも知与ちゃんにも伝えてないし。流れ的に今更カミングアウトしにくい。どうしたら良いんだ…ッ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

「それで河流君、君の方からも恋太郎君に言ってくれないか⁉︎世界一大切な俺の知与に相応しいのは世界一いい子の恋太郎君しか居ないんだーーッッ!!!!」

 

「分かりますよその気持ちッッ!!!!」

 

 あっヤベ。ついついガシッと握手しちまった。いや仕方ねぇだろ恋太郎が世界一いい子って言われたら事実なんだから…ッ‼︎それに知与ちゃんが物凄く良い子で可愛いのも事実だ。

 

 オレだって知与ちゃんになら恋太郎を預けられるってくらいには信頼している。しっかりもので…それでいて意外と甘えたがりな所があってお互いに長所短所を補い合える良い関係になるであろうことは分かる。だが。

 

 

 流石に年齢差もあるし…それに、本人達の意思が1番重要だ。いくらあの2人を知ってるオレだってそう簡単にはいと言う訳にはいかない。2人がその関係を望んでいないのに、ヒロさんの一存で無理やりだなんていくらなんでもダメだ。

 

 

 

 本人達の意思がどうなのかと悩むオレを前に、ヒロさんはボソッと呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも…2人ともお互いを目を合わせた瞬間にまるで雷が走ったみたいになってたんだよ⁉︎これは結構いい線言って…」

 

「やりましょうヒロさん絶対くっ付けますよあの2人!!!!」

 

 

 

 

 ヒロさんの一言を聞いた瞬間、オレの意思は固まった。そうかビビーンかビビーンしたんだな2人とも!?!?!?いやだってそれはもうセーフってことだろセーフだよセーフ歳とか関係ねぇって!!!!

 

 

 

 

 

「分かってるじゃないか河流君!!!!やるぞ知与と恋太郎君くっつけ大作戦!!!!」

 

「「おぉーーッッ!!!!」」

 

 ビビーンしたんならヨシ!!!!やるぞーッッ!!!!

 

 




3期!1話!知与ちゃん回!

まだファミリー全員を出すには早い…!
あとネタバレ込みのアニメ3期1話前半部分を書くには「まだ」作文リハビリが足りないのでどうかご容赦を…!

ちなみにヒロさんと河流で組むとストッパーが居ないので詰みます。

話の優先度はどっちがいいか教えてくれよな!

  • 本編を進めてほしいのだ!
  • 掲示板回を一区切りつける方が効率的
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