博麗の巫女と普通の魔法使い、先生になる   作:無名の新人

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今回は本編の14話目です。
それでは御覧ください。


第13話 出動!覆面水着団(その2)

銀行───

 

 

銀行審査官「お待たせいたしました、お客様。」

 

アル「なにが『お待たせしました』よ!本当に待ったわよ!6時間も!ここで!!」

 

アル「融資の審査に、なんで半日もかかるの!?別にうちより先に人もいなさそうだったのに!」

 

アル「私の連れは待ちくたびれて、そこのソファーで寝ちゃってるし!」

 

銀行審査官「私どもの内々の事情でして、ご了承ください。」

 

銀行審査官「・・・・・ところで、アル様、あなたはそのような態度を取れる状況ではないと思うのですが?」

 

アル「あ、うう・・・・・。」

 

銀行審査官「当行の助けが必要なら、辛抱強くお待ちいただくことも大事かと。

・・・・・あ、それとお連れの方ですが、そちらでお休みになられては困ります。」

 

銀行審査官「(バチンッ)セキュリティ。あの浮浪者・・・・・いえ、お客様を起こして差し上げなさい。」

 

銀行ガード「ほら、起きた起きた!」

 

ムツキ「むにゃ・・・・・。」

 

ムツキ「うはっ!?なになに!?」

 

カヨコ「(バチッ)・・・・・!!」

 

ハルカ「ああっ・・・・・す、すみませんっ、居眠りしてすみません!!」

 

アル「・・・・・。」

 

銀行審査官「さて、では一緒にご確認を。お名前は・・・・・陸八魔(りくはちま)アル様。

ゲヘナ学園の2年生ですね。」

 

銀行審査官「現在、便利屋68の社長、ですか・・・・・

この便利屋は、ペーパーカンパニーではありませんか?書類上では、財政が破綻していますが?」

 

アル「ちゃ、ちゃんと稼いでるわよ!まだ依頼料を回収できてないだけで・・・・・。」

 

銀行審査官「それと、従業員は社長を含めて4名のみですが、室長に課長、そして平社員・・・・・肩書きの無駄遣いでは?会社ごっこでもしているのですか?」

 

アル「そ、それは・・・・・か、肩書きがあったほうが仕事の依頼を・・・・・。」

 

銀行審査官「あとですね、必要以上に事務所の賃貸料が高いです。

財政状況に合った物件を見つけていただかないと。」

 

アル「ちゃ、ちゃんとしたオフィスのほうが・・・・・仕事の依頼を・・・・・。」

 

銀行審査官「・・・・・。」

 

銀行審査官「アル様。これでは、融資は難しいですね。」

 

アル「えっ、えーっ!?」

 

銀行審査官「まずは、より堅実な職に就いてみてはいかがでしょうか。日雇いや期間工など、手っ取り早く始められるものもありますが。」

 

アル「は?はああ!?」

 

アル(ブルブル)

 

アル(ムカつく・・・・・もう大暴れして、銀行のお金を持ち出しちゃおうかしら?)

 

アル(・・・・・いや、それはダメね。ここからお金を持ち出せたとしても、ブラックマーケットから抜け出すのは至難の業。あちこちにマーケットガードがいるし・・・・・。)

 

アル(・・・・・でも、もしかすると、実は大したことない連中かもしれない。

私たち4人なら、全員叩きのめして逃げ切れそうな気も・・・・・)

 

アル(・・・・・はぁ、やっぱ無理。ブラックマーケットを敵に回すなんて。

そんな勇気ないわ・・・・・。)

 

アル(くそっ、何よこれ、情けない・・・・・キヴォトスいちのアウトローになるって心に決めたのに。私は・・・・・)

 

アル(融資だのなんだの・・・・・こんなつまらないことばかりになやまされて・・・・・)

 

アル(私が望んでいるのはこれじゃない・・・・・何事にも恐れず、何事にも縛られない、ハードボイルドなアウトロー・・・・・)

 

アル(そうなりたかったのに・・・・・)

 

銀行審査官「・・・・・様、アル様!」

 

アル「わ、わわっ!?は、はいっ!?・・・・・えっと、何か言った?」

 

銀行審査官「融資の承認は下りませんでした。お力になれず申し訳ありません。」

 

アル「え、ええっ!?ちょ、ちょっと待ってよ!!」

 

アルがそう言ったその時、銀行の電源が落ちた。

 

(バッ!)

 

銀行審査官「な、何事ですか?停電!?」

 

銀行審査官「い、一体誰が!?パソコンの電源も落ちてるじゃないか!」

 

魔理沙(よし、アロナが銀行の電源を落としたのが上手く行ったようだな。)

 

(ダダダダダダダッ!ダダダダダダダッ!)

 

アル「銃声っ!?」

 

(バァン!バァン!)

 

マーケットガード1「うわっ!ああああっ!」

 

マーケットガード2「うわああっ!」

 

(バスッ!)

 

マーケットガード3「なっ、何が起きて・・・・・うああっ!!」

 

マーケットガードたちは倒れた。

 

その時、電源が復旧した。

 

(バッ!)

 

明かりがついたその銀行の中には、覆面水着団がいた。

 

(ドドン!)

 

 

シロコ「全員その場に伏せなさい!持っている武器は捨てて!」

 

ノノミ「言うこと聞かないと、痛い目にあいますよ☆」

 

魔理沙「そうだぜ!それとも、私のマスパを喰らいたいのか?」

 

ヒフミ「あ、あはは・・・・・みなさん、ケガしちゃいけないので・・・・・伏せてくださいね・・・・・。」

 

アル「ぎ、銀行強盗!?」

 

銀行審査官「非常事態発生!非常事態発生!」

 

ホシノ「うへ~無駄無駄ー。

外部に通報される警備システムの電源は落としちゃったからねー。」

 

霊夢「そうよ。だから痛い目にあいたくなかったらとっとと伏せなさい!」

 

銀行審査官「ひ、ひいっ!」

 

セリカ「ほら、そこ!!いい加減伏せてってば!下手に動くとあの世行きだよ!?」

 

ヒフミ「みなさん、お願いだからジッとしててください・・・・・あうう・・・・・。」

 

ホシノ「うへ~ここまでは計画通り!次のステップに進もうー!

リーダーのファウストさん!指示を願う!」

 

ヒフミ「えっ!?えっ!?ファウストって、わ、私ですか?リーダーですか?私が!?」

 

ノノミ「リーダーです!ボスです!ちなみに私は・・・・・。」

 

ノノミ「覆面水着団のクリスティーナだお♧」

 

セリカ「うわ、なにそれ!いつから覆面水着団なんて名前になったの!?それにダサすぎだし!」

 

ノノミ「・・・・・。」

 

ホシノ「うへ、ファウストさんは起こると怖いんだよー?言うこと聞かないと怒られるぞー?」

 

ヒフミ「あう・・・・・リーダーになっちゃいました・・・・・これじゃあ、ティーパーティーの名に泥を塗る羽目に・・・・・。」

 

ムツキ「あれ・・・・・あいつら・・・・・。」

 

カヨコ「あ・・・・・アビドス・・・・・?」

 

ムツキ「だよね、アビドスの子たちじゃん。知らない顔もいるけど。

・・・・・ここで何やってるんだろ?それも覆面なんかしちゃって。」

 

ハルカ「ねっ、狙いは私たちでしょうかっ!?それなら返り討ちにしちゃいましょうか!?」

 

カヨコ「いや、ターゲットは私たちじゃないみたい・・・・・あの子たち、どういうつもり?

まさか、ここを・・・・・?」

 

ムツキ「もー、アルちゃんは何してるのさ。」

 

シロコ「監視カメラの死角、警備員の動線、銀行内の構造、すべて頭に入ってる。無駄な抵抗はしないこと。」

 

霊夢(無駄に凝ってるわね...)

 

シロコ「さあ、そこのあなた、このバッグに入れて。少し前に到着した現金輸送車の・・・・・。」

 

銀行審査官「わっ、わかりました!何でも差し上げます!現金でも、債券でも、金塊でも、いくらでも持ってってくださいっ!!」

 

シロコ「そ、そうじゃなくて・・・・・集金記録を・・・・・。」

 

銀行審査官「どっ、どうぞ!これでもかと詰めました!どうか命だけは!!」

 

シロコ「あ・・・・・う、うーん・・・・・。」

 

アル「・・・・・。」

 

アル(や、ヤバーい!!この人たち何なの!?ブラックマーケットの銀行を襲うなんて!)

 

アル(どう逃げるつもりかしら?いや、それ以前に、こんな大胆な計画を立てちゃうアウトローが、未だに存在するなんて!!)

 

アル(めちゃくちゃ手際いいし、超プロフェッショナル。まるでこのためだけに生まれてきたみたい。ものの5分でやってのけたわ!)

 

アル(かっ、カッコイイ・・・・・!シビれるっ!これぞまさに真のアウトロー!うわあ・・・・・涙出そう!)

 

カヨコ「全然気づいてないみたいだけど・・・・・。」

 

ムツキ「むしろ目なんか輝かせちゃって。」

 

カヨコ「はあ・・・・・。」

 

ハルカ「わ、私たちはここで待機でしょうか?」

 

カヨコ「・・・・・あの子たちを手助けする理由も、銀行に助太刀する理由もない。

それに社長が今あんな状態だから・・・・・とりあえず隠れていよう。」

 

ハルカ「は、はい・・・・・。」

 

セリカ「あの、シロ・・・・・い、いや、ブルー先輩!ブツは手に入った?」

 

シロコ「あ、う、うん。確保した。」

 

ホシノ「それじゃ逃げるよー!全員撤収!」

 

魔理沙「おう!」

 

ノノミ「アディオ〜ス☆」

 

ヒフミ「け、ケガ人はいないようですし・・・・・。すみませんでした、さよならっ!!」

 

そういうと覆面水着団は足早に去っていた。

 

(ヒューン!)

 

銀行審査官「や、やつらを捕まえろ!!道路を封鎖!マーケットガードに通報だ!」

 

銀行審査官「一人も逃すな!!」

 

 

 

ブラックマーケット───

 

 

 

霊夢「あーもうっ!しつこいわね!あんたたち、飛ぶわよ!」

 

ヒフミを除くみんな「はーい!/おう!」

 

そういうとヒフミを除くみんなは飛び上がった。

 

魔理沙「ヒフ...じゃなくてファウストは私の後ろに乗りな。」

 

ヒフミ「は、はい!」

 

霊夢「面倒くさいけど、戦闘開始よ!」

 

魔理沙「先手必勝だぜ!恋符『マスタースパーク』!」

 

マーケットガード1〜10「負ーけたー(ドカァァァァン)」

 

霊夢「さて、私も行きますか!霊符『夢想封印・散』!」

 

マーケットガード10〜15「なんだよ、もうっまたかy(ドカァァァァン)」

 

シロコ「ん、邪魔だよ。(ズダダダダ!)」

 

マーケットガード16「ぐわぁ!(バタッ)」

 

セリカ「さっさとどきなさい!(ズガガガガッ!)」

 

マーケットガード17「グハッ!(バタッ)」

 

魔理沙「さーて、残り3体まとめていくぜ!ファウストはちゃんと捕まっとけよ!彗星『ブレイジングスター』!」

 

ヒフミ「ちょ、ちょっと待ってください、魔理沙先s───」

 

ヒフミがそう言いかけると魔理沙とヒフミの乗る箒は急加速しまるで彗星のようにマーケットガードたちを貫いた。

 

マーケットガード「グボガァァァ!(バタッ)」

 

ホシノ「うへ~、おじさんたちの出番が無くなっちゃったよー。」

 

ノノミ「ところで先生、ファウストさんを見てください。」

 

魔理沙「え?ファウストがどうs───って気絶しちまってるな...」

 

霊夢「まったく、魔理沙も先生なんだから生徒に気遣いしなさいよね。」

 

魔理沙「悪かったって!」

 

そういうと魔理沙は覚えたての回復魔法をヒフミに使った。

 

魔理沙「これで吐き気とかめまいとかは治るはずだが...あ、起きた。」

 

ヒフミ「...うう、ここは?って、魔理沙先生!?みんな!?」

 

霊夢「あんた、魔理沙のスペカで気絶してたわよ?」

 

ヒフミ「え、ええっ!?」

 

ホシノ「あはは・・・・・魔理沙先生、しばらくそのブレイジングスターっていうスペカ?は封印しとこうねー。」

 

魔理沙「わ、分かったぜ...」

 

 

 

 

To be continued...




どうも、うp主です。
無事に銀行強盗を終えれましたが、いかがでしょうか。
何か不満があればコメントに書いてくれるとうれしいです。
それではアリーヴェデルチ。
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