博麗の巫女と普通の魔法使い、先生になる   作:無名の新人

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第22話 さよなら、便利屋68

便利屋68・事務所───

 

 

 

 

 

 

アル「はあ・・・・・。」

 

ムツキ「アルちゃ~ん、さっきからため息ばっかりだよ、テキパキ荷物運ぼう?」

 

アル「はぁぁ・・・・・。」

 

ハルカ「え、えっと、これはどこに運べばいいでしょうか?」

 

ハルカは『一日一惡』と書かれた壁掛けを指した。

 

ムツキ「ん、これ・・・・・ああ、アルちゃんが天賦の才を発揮した書道の残骸じゃん、あっちの燃えるゴミでいいよ。」

 

アル「捨てないでよ!!持っていくに決まってるじゃない!」

 

ムツキ「でもこれ、書道の授業で書いたやつでしょ〜?ほんとに要る?それにこれ、『一日一悪』って何?どういう意味?」

 

アル「き、きっと10年後には10億円ぐらいの価値が・・・・・。」

 

アル「・・・・・はぁ。」

 

ムツキ「打っても響かないし、元気ないねぇアルちゃん・・・・・。」

 

カヨコ「社長、どうしたの。」

 

ムツキ「アルちゃん、事務所を引っ越すのがイヤみたい。」

 

ムツキ「でも風紀委員会に場所を知られちゃったし、任務も大失敗でクライアントからも狙われるだろうし、仕方ないでしょー?」

 

ムツキ「そういえばアビドスとの戦いも、中途半端な感じで終わっちゃったね。」

 

アル「し、仕方ないでしょ!一緒に背中を合わせて戦った人たちを今になって狙うなんて・・・・・できるわけないじゃない!」

 

カヨコ「・・・・・はあ。」

 

カヨコ「あのカバンのお金も、残り全部あのラーメン屋の修理代として置いてきたし、本当にこの社長は・・・・・。」

 

アル「う、うるさい!うるさい!」

 

アル「だって、だって・・・・・!」

 

アル「・・・・・。」

 

アル「ハードボイルドなアウトローは・・・・・私は・・・・・。」

 

カヨコ「・・・・・はあ。」

 

カヨコ「本当に、手のかかる社長だ。」

 

ムツキ「でもこういうのがうちのアルちゃんだもんね?一緒にいてすっごく楽しい!」

 

ハルカ「はい、私もそう思います!アル様!わ、私、アル様がいなかったらきっと今こうして生きていないはずなので・・・・・。」

 

ハルカ「元気出してください!私が一番尊敬しているのはアル様ですから!」

 

アル「う、うるさい!わかってるわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事務所の外───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルカ「よっ・・・・・と!」

 

ハルカ「これで全部です!積み終わりました!」

 

カヨコ「じゃあどこに行く?」

 

アル「うーん・・・・・。」

 

ムツキ「まあ、特に当てもなさそうだし、またゲヘナに戻る?」

 

魔理沙「お前ら、気をつけろよ!」

 

ハルカ「!!」

 

アル「えっ・・・・・!?」

 

カヨコ「シャーレの・・・・・!」

 

ムツキ「えっ、あ、先生たちだ!来てくれたんだね!」

 

アル「な、なんで来たのよ!アビドスのことを手伝っている身でしょう!?」

 

ムツキ「うーん、でもそれはそれとして、先生とは仲良くしたくない?」

 

ハルカ「はい、そうですね。風紀委員会と戦う時も、すごくお世話になりましたし・・・・・。」

 

カヨコ「悪意があるようには見えないし・・・・・それに私たちはもう行くんだし、わざわざ敵対しなくてもいいでしょ。」

 

霊夢「どこかに行っちゃうのかしら?」

 

アル「ま、また別の依頼を求めてちょっと移動するだけよ!」

 

魔理沙「そっか。また会おうな。アルも、お前らも。」

 

アル「・・・・・ふふっ。」

 

アル「ふふっ、うふふふっ!もちろんよ!先生、あなたとは事業のパートナーとして協業するのも悪くなさそうだし。」

 

アル「ただ今はうちが忙しくてバタバタしてるから、また今度ね、今度。」

 

ムツキ「まあアビドスに二度と来ないってわけでもないし。ここ、良いところだったからね。」

 

カヨコ「まあ・・・・・それはそうだね。」

 

ハルカ「はい、本当に。」

 

アル「も、もちろんまた来るわ、ラーメンを食べに!!」

 

アル「・・・・・本当に美味しかった、から。」

 

魔理沙「ああ、また来いよ!」

 

霊夢「改めて言うけど、気を付けなさいよー!」

 

アル「分かってるわ!それじゃあまた!」

 

そして、便利屋68の荷物を積んだトラックは、路地の向こうへと消えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院の病室───

 

 

 

 

 

 

アヤネ「こんにちは、大将。お見舞いに来ました。」

 

セリカ「大将、大丈夫?」

 

柴大将「やあ、セリカちゃん。それにアヤネちゃんも。こんな早い時間からありがとう。」

 

霊夢「身体の方は大丈夫かしら?」

 

柴大将「ああ、先生方まで。大丈夫大丈夫、ちょっと擦りむいただけだ。」

 

セリカ「でも・・・・・大将のお店が・・・・・。」

 

魔理沙「あー。確か、爆破されて跡形もなくなったんだっけな?」

 

柴大将「ああ、バイトできなくなっちゃってごめんな、セリカちゃん。」

 

セリカ「そういう問題じゃないわよ・・・・・。」

 

柴大将「そもそも、もうすぐ、お店も畳む予定だったからな。予定がちょっと早くなっただけだ。」

 

アヤネ「え?お店を・・・・・?」

 

霊夢「どういうことかしら?」

 

柴大将「ああ、ちょっと前から退去通知を受け取っていてね。」

 

アヤネ「た、退去通知って、何の話ですか?アビドス自治区の建物の所有者は、アビドス高校で・・・・・。」

 

魔理沙「ちょっと待て!話がつかめないんだが...」

 

柴大将「・・・・・そうか、君たちは知らなかったんだな。」

 

柴大将「・・・・・何年か前、アビドスの生徒会が借金を返せなくて、建物と土地の所有権が移ったんだ。」

 

アヤネ「えっ!?」

 

霊夢&魔理沙「え!?/はぁ!?」

 

セリカ「う、嘘!?アビドスの自治区なのに!?じゃあ今は一体誰が!?」

 

霊夢「もしかして・・・・・カイザーとかという企業かしら?」

 

柴大将「うーん・・・・・そんな名前だった気もするが・・・・・悪いな、はっきりおぼえてねえや。」

 

アヤネ「そんな・・・・・でも、そういうことなら・・・・・。」

 

アヤネ「セリカちゃん、先生。お三方は先に学校へ戻っていてください。私は確認したいことがあるので、ちょっと別のところに寄ってから行きます。」

 

魔理沙「分かったぜ。」

 

セリカ「ん、何のこと?よく分からないけど・・・・・私も一緒に行く!」

 

アヤネ「では、先生方は教室に戻っていてください!私たちもすぐに戻りますので!」

 

霊夢「分かったわ。でも私たちも伝えたいことがあるから、待ってるわ。」

 

セリカ「大将、まだ引退とか考えないでよ!分かった!?」

 

柴大将「お、おお・・・・・あっ、そうだセリカちゃん最後に、お店のところにお金が入った変なカバンがあったんだけど、何か知ってるかい?」

 

魔理沙「それはお店の再建のために使いな!」

 

柴大将「お、おお?」

 

アヤネ「行こう、セリカちゃん!」

 

セリカ「うん!どこに行くのか分かってないけど・・・・・先生、また後でね!」

 

霊夢「ええ、また後で!」

 

アヤネとセリカは素早くどこかに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued...




どうも、うp主です。
今回は少し短めでしたが、いかがでしょうか。
何か不満があればコメントに書いてくれると嬉しいです。
それではアリーヴェデルチ。
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