アビドス・校門前───
ノノミ「あれ、先生?」
ノノミ「思ったより早かったですね☆」
霊夢「まあね。ノノミの方こそ早いわね。」
ノノミ「はい、ちょっと掃除を。私もなんだか、じっとしていられなくて・・・・・。」
ノノミ「大将は、大丈夫でしたか・・・・・?」
魔理沙「ああ。身体の方は何とかな。」
ノノミ「・・・・・そうでしたか、それは良かったです☆」
ノノミ「この目でご無事を確認したい気持ちもありましたが、大勢で押し掛けるわけにもいきませんからね・・・・・。」
ノノミ「落ち着いたら、シロコちゃんとホシノ先輩と一緒に伺うとしましょう。」
霊夢「ええ、そうしてくれると助かるわ。」
ノノミ「ですが、『身体の方は』ということは・・・・・」
ノノミ「それ以外のところで、問題があった・・・・・ということでしょうか?」
霊夢「・・・・・ホント、あんたたちの直勘には敵わないわね。」
ノノミ「あはは・・・・・何となく、そう思っただけです。」
ノノミ「セリカちゃんとアヤネちゃんと一緒だったはずなのに、戻ってきたのが先生方だけでしたので・・・・・そこには何か、理由があるのかな、と。」
ノノミ「・・・・・気になりますが、今はその時ではありませんね。また後ほど、みんなで集まった時にでも教えていただけると嬉しいです。」
魔理沙「そうだな、その時にまた教えるとするぜ。」
ノノミ「・・・・・。」
ノノミ「まだそんなに経ってないのに・・・・・思えば、先生方がいらっしゃった頃から、急激に色々なことが変わった気がします。」
ノノミ「もちろん、たくさんの良いことが、嬉しいことが、そしてびっくりしたことがありました。初めて顧問の先生方ができて、ヘルメット団も追い払うことができて・・・・・」
ノノミ「補給も確保できて、空を飛べて、色々な問題を乗り越えることができました。なのに・・・・・」
ノノミ「次々に色んなことが、私たちの前に立ちはだかって・・・・・。」
ノノミ「ヘルメット団、便利屋、風紀委員会・・・・・それに、カイザーコーポレーション・・・・・。」
ノノミ「次は、何が来るのでしょうか・・・・・。」
ノノミ「・・・・・。」
魔理沙「・・・・・。」
ノノミ「すみません、暗いお話をしてしまいました。それでも私たちはアビドスのために進むしかありませんし・・・・・先生方も、一緒にいてくださいますよね?」
霊夢「私は博麗の巫女なんだから当たり前よ。」
魔理沙「ああ、もちろんだぜ。」
ノノミ「ありがとうございます!先生方にそう仰っていただけると、心強いです。」
霊夢と魔理沙、ノノミが話をしていると、シロコが学校に着いた。
シロコ「ノノミ、先生。」
霊夢「あら、シロコも早いわね。」
ノノミ「あ、シロコちゃんも早かったですね?」
シロコ「うん・・・・・ホシノ先輩は?」
ノノミ「ホシノ先輩は多分、また学校のどこかでお昼寝の最中かと・・・・・。」
シロコ「・・・・・そっか。」
シロコ「・・・・・。」
シロコ「・・・・・先生、大将の容体は?」
魔理沙「ああ、大将は・・・・・」
ノノミ「大将は、身体の方は無事だったそうです☆」
ノノミ「・・・・・ただ、それとは別に色々とあるそうでして。みんなが集まったら、あらためてその辺りのお話を聞いてみましょう。」
シロコ「・・・・・うん、分かった。」
シロコ「じゃあ、先に入ってるね。」
魔理沙「ああ。それじゃあまたな。」
シロコは校舎に入っていった。
ノノミ「・・・・・?シロコちゃん、なんだかちょっと・・・・・」
霊夢「・・・・・ちょっと変、かもしれないわね。」
ノノミ「やっぱり、先生もそう思います?」
ノノミ「何でしょう、ちょっと不安そうと言いますか、焦ってると言いますか・・・・・。」
ノノミ「気のせいだと良いのですが・・・・・。」
魔理沙「まあまあ。私たちも中に入ろうぜ。」
ノノミ「は、はい!」
霊夢と魔理沙、ノノミは校舎に入っていった。
廊下───
(ドンッ!)
(バタンッ!)
ホシノ「いたた・・・・・痛いじゃ~ん、どしたのシロコちゃん。」
シロコ「・・・・・いつまでしらを切るつもり?」
ノノミ「!!?」
霊夢「・・・・・。(明らかに喧嘩してるわね...)」
ノノミ「今の音は・・・・・!?」
霊夢と魔理沙、ノノミは音のした教室に入っていった。
教室───
ホシノ「うへ~、何のことを言ってるのか、おじさんにはよく分からないな〜・・・・・?」
シロコ「・・・・・。」
シロコ「・・・・・嘘つかないで。」
ホシノ「嘘じゃないって〜・・・・・ん?」
ノノミ「ホシノ先輩!シロコちゃん!?どうしたんですか!?」
霊夢「・・・・・どうかしたのかしら?」
シロコ「ん、その・・・・・。」
ノノミ「いったい、何があったんですか・・・・・?」
シロコ「・・・・・ホシノ先輩に、用事があるの。」
魔理沙(それってまさか・・・・・。)
ホシノ「・・・・・。」
シロコ「・・・・・悪いけど、二人きりにして。」
ノノミ「うーん、それはダメです☆」
魔理沙「ああ、
シロコ「・・・・・。」
ノノミ「対策委員会に、『二人だけの秘密♡』みたいなものは許されません。魔理沙先生の言う通り、何と言っても、運命共同体ですから。」
シロコ「・・・・・でも、」
ノノミ「ですので、きちんと状況の説明もしてくれない悪い子には・・・・・」
ノノミ「お仕置き☆しちゃいますよ?」
シロコ「う、うーん・・・・・。」
ホシノ「・・・・・えっとねえ、」
ホシノ「・・・・・実は、おじさんがこっそりお昼寝してたのがバレちゃったんだよね〜。」
ホシノ「私の怠け癖なんて、今に始まったことじゃないとは思うけど、おじさんもここ最近ちょ〜っと寝すぎだったかも。まあ、それで少しばかり叱られちゃったのさ〜。」
シロコ「あ、う、うん・・・・・。」
霊夢(・・・・・本当かしら?)
ホシノ「にしたって、そんなに怒らなくてもいいのに〜。シロコちゃんは真面目だなあ。」
ホシノ「ま、人にはそういう時もあるよね〜。そろそろ集まる時間だし、行こっかー。」
ホシノは対策委員会の教室に行った。
シロコ「・・・・・。」
シロコ「ん・・・・・。」
シロコも対策委員会の教室に行った。
ノノミ「・・・・・。」
魔理沙「なんだか裏があるような拍子抜けな理由だったが、大丈夫か?」
ノノミ「はい、私は大丈夫です。・・・・・何か、言いたくないことがあるみたいですね。」
ノノミ「・・・・・ふぅ。」
ノノミ「仕方ありませんね。誰しも言いたくない秘密の一つや二つくらい、持っているものでしょうし・・・・・。」
ノノミ「私たちも行きましょうか、先生。そろそろみんな帰ってきてるのかもしれません。」
霊夢「ええ、行きましょう。」
霊夢と魔理沙、ノノミは対策委員会の教室に行った。
対策委員会・教室───
ホシノ「うへ〜・・・・・。」
シロコ「・・・・・。」
ノノミ「・・・・・。」
魔理沙(流石に気まずいぜ...)
セリカ「先輩たち、大変!!これ見て!」
アヤネ「アビドス自治区の関係書類を持ってきました!これを・・・・・」
アヤネ「・・・・・?」
セリカ「・・・・・あれ?」
シロコ「・・・・・。」
ホシノ「・・・・・。」
セリカ「・・・・・な、何、この雰囲気?」
アヤネ「何かあったんですか・・・・・?」
霊夢「とりあえずは大丈夫だわ。おかえりなさい、二人とも。」
セリカ「・・・・・うん、ただいま?い、いやそれよりも!」
セリカ「とんでもないことが分かったの!」
アヤネ「はい、衝撃の事実です・・・・・!皆さん、まずはこれを見てください!」
アヤネは資料を広げた。
(ペラッ)
ホシノ「ん〜、これって・・・・・地図?」
アヤネ「直近までの取引が記録されてる、アビドス自治区の土地の台帳・・・・・『地籍図』と呼ばれるものです。」
ノノミ「土地の所有者を確認できる書類、ということですか・・・・・?」
ノノミ「でも書類なんて見なくても、アビドスの土地は当然アビドス高校の所有で・・・・・」
セリカ「私もさっきまでそう思ってた!でもそうじゃなかったの!」
霊夢「えっ?じゃあ誰が所有してるの?」
アヤネ「はい、午前中にお見舞いに行った時に、大将から話を聞いたんです。」
アヤネ「柴関ラーメンが入ってる建物はもちろんのこと、このアビドス自治区のほとんどが・・・・・」
アヤネ「・・・・・私たちの学校が所有してることに、なっていませんでした。」
ホシノ「えっ・・・・・!?」
霊夢(えっ!?)
ホシノ「・・・・・どういうこと?アビドス自治区がアビドスの所有じゃないって、そんなわけ・・・・・」
ホシノは資料を見た。
(ペラッ)
ホシノ「・・・・・これって、」
ノノミ「現在の所有者は・・・・・」
アヤネ「カイザーコンストラクション・・・・・そう書かれています。」
ホシノ「・・・・・!!」
魔理沙「はあ!?」
ノノミ「そんな・・・・・!?」
シロコ「・・・・・っ!?」
霊夢「・・・・・。(これは調べる必要がありそうね...)」
To be continued...
どうも、うp主です。
今回は会話パートでしたが、いかがでしょうか。
何か不満があればコメントに書いてくれると嬉しいです。
それではアリーヴェデルチ。