博麗の巫女と普通の魔法使い、先生になる   作:無名の新人

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今回は29話に続き1日連続投稿です。
それではご覧ください。


第30話 負け戦(じゃないかもしれない)

風紀委員会・教室───

 

 

 

 

 

 

 

アコは膨大な量の反省文を書くことに追われていた。

 

(カリカリ・・・・・)

 

アコ「委員長、その・・・・・これは、いつまで書けば良いのでしょうか・・・・・?」

 

ヒナ「・・・・・今200枚目くらいでしょう。自分で1000枚書くって言ってなかった?」

 

アコ「それはその、それくらい反省してますという比喩でして・・・・・。」

 

ヒナ「口より手を動かしなさい。」

 

アコ「が、頑張ります・・・・・。」

 

(カリカリ・・・・・)

 

アコ「そういえば・・・・・」

 

アコ「あのアビドスのホシノという方は、お知り合いなのですか?」

 

ヒナ「いや、実際に会ったのは初めて。」

 

アコ「そうでしたか。どことなく、よく知っている方のように話されていたので・・・・・。」

 

ヒナ「・・・・・。」

 

ヒナ「小鳥遊(たかなし)ホシノ。」

 

ヒナ「『天才』と呼ばれた、本物のエリート。2年前の情報部の分析では、ゲヘナにとっての潜在脅威の一つとしてリストアップされていた。」

 

アコ「何と・・・・・空を飛んでいるとはいえど、全くそういった感じには見えませんでしたが・・・・・。」

 

アコ「だいぶこう、のんびりした雰囲気と言いますか・・・・・。」

 

ヒナ「アコ、外見で相手を判断するものじゃない。」

 

ヒナ「・・・・・でもたしかに、2年前とはずいぶん空気が違った。」

 

ヒナ「元々は攻撃的戦術を得意とした、かなり好戦的なタイプで・・・・・荒っぽくて、鋭い印象だったのだけれど。」

 

ヒナ「・・・・・まあ、それはさておき。」

 

ヒナ「あの時、あのまま戦っていたらきっと、風紀委員の大半が戦闘不能になったはず。アコ、あなたの早とちりでね。」

 

ヒナ「それに加えて、あの場には『シャーレ』もいた。被害はそれ以上に深刻になっていたかもしれない。」

 

アコ「戦力の分析はしっかりと行ったはずだったのですが、そういった情報は・・・・・。」

 

ヒナ「・・・・・まあ。ある日突然、活動報告も途切れたからね。」

 

ヒナ「なにしろ小さい学校だし、情報部も途中から脅威とみなさなかったかもしれない。」

 

ヒナ「詳しいことが知りたければ、情報部の昔の資料でも漁ってみることね。」

 

ヒナ「それにしても、小鳥遊ホシノ・・・・・未だにアビドスを離れないで残っていたなんて・・・・・。」

 

ヒナ「一体なぜ・・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カイザーPMC基地───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノノミ「アビドスが借金をしている相手・・・・・。」

 

アヤネ「か、カイザーコーポレーションの・・・・・。」

 

カイザーPMC理事「正確に紹介すると、カイザーコーポレーション、カイザーローン、そしてカイザーコンストラクションの理事だ。」

 

カイザーPMC理事「今は、カイザーPMCの代表取締役も務めている。」

 

魔理沙(意外と肩書きが多いんだな・・・・・。)

 

シロコ「それはどうでもいいけど、要はあなたがアビドス高校を騙して、搾取した張本人ってことで良い?」

 

カイザーPMC理事「・・・・・ほう。」

 

魔理沙「・・・・・!?」

 

セリカ「そうよ!ヘルメット団と便利屋を仕向けて、ここまでしたら私たちをずっと苦しませてきた犯人があんたってことなんでしょ!?」

 

カイザーPMC理事「ふむ・・・・・?」

 

セリカ「あんたのせいで私達は・・・・・アビドスは・・・・・!!」

 

霊夢「ちょっ、セリカ!落ち着いて!」

 

カイザーPMC理事「やれやれ・・・・・最初に出てくる言葉がそれか。」

 

カイザーPMC「勝手に私有地へと侵入し、善良なる我がPMC職員たちを攻撃し、施設を散々破壊しておいて・・・・・」

 

カイザーPMC理事「・・・・・くくっ、面白い。」

 

魔理沙(どす黒い部分がダダ漏れだな・・・・・。)

 

カイザーPMC理事「だが、口の利き方には気を付けた方が良い。ここはカイザーPMCが合法的に事業を営んでいる場所。まず君たちは今、企業の私有地に対し不法侵入しているのだということを理解するべきだ。」

 

シロコ「・・・・・!」

 

セリカ「・・・・・っ!」

 

霊夢「あのねぇ、こっちは権限で法律を無効化できるから無駄よ!」

 

カイザーPMC理事「ほう、そうかい。まぁいい、さて話を戻そうか・・・・・アビドス自治区の土地だったか、確かに買ったとも。」

 

カイザーPMC理事「だからどうした?全ては合法的な取引、記録も全てしっかりと存在している。」

 

カイザーPMC理事「まるで、私たちが不法な行為でもしているかのような言い方は止めてもらおうか。わざわざ挑発をしに来たわけではないのだろう?」

 

カイザーPMC理事「ここに来たのは、私たちがここで何をしているのか気になったからか?どうしてアビドスの土地を買ったのか、その理由が知りたいのか?」

 

魔理沙「ああ、そうだぜ!」

 

カイザーPMC理事「そうか。それならば教えてやろう、私たちはアビドスのどこかに埋められているという、宝物を探しているのだ。」

 

アヤネ「・・・・・!」

 

セリカ「・・・・・そんなでまかせ、信じるわけないでしょ!!」

 

シロコ「それはそう。もしそうだとすると、このPMCの兵力について説明がつかない。」

 

シロコ「この兵力は、私たちの自治区を武力で占拠するため。違う?」

 

カイザーPMC理事「・・・・・。」

 

カイザーPMC理事「数百両もの戦車、数百名もの選ばれし兵士たち。数百トンもの火薬に爆薬。」

 

カイザーPMC理事「たった5人しかいない学校のために、これほどの用意をするとでも?」

 

カイザーPMC理事「冗談じゃない。あくまでこれは、どこかの集団に宝探しを妨害された時のためのもの。ただそれだけだ、君たちのために用意したものではない。」

 

カイザーPMC理事「君たち程度、いつでも、どうとでもできるのだよ・・・・・例えばそう、こういう風にな。」

 

カイザー理事は誰かに電話をしようとしたが...

 

霊夢「『パスウェイジョンニードル』!」

 

アヤネ「・・・・・えっ?」

 

カイザーPMC理事「なっ!い、痛え・・・・・!」

 

霊夢が針を放ち、携帯を持っている手ごと貫通し、携帯は案の定使えなくなった。

 

オートマタ「き、貴様!な、なんてことを・・・・・!殺す、この死にぞこないが───」

 

魔理沙「おっと、そうはさせねえぜ!魔砲『ファイナルマスタースパーク』!」

 

魔理沙は渾身のファイナルマスタースパークを放ち、オートマタたち全員を一掃した。

 

ホシノ「・・・・・うへへ~、先生たちって大胆だねー。」

 

霊夢「さあ、ここで"退治"されるか、アビドス砂漠を去るか、どちらか選びなさい!」

 

カイザーPMC理事「くっ、くそったれが・・・・・だれがそんな選択を───グワッ!」

 

霊夢はカイザー理事に蹴りを入れた。

 

魔理沙「いいぞー霊夢!もっとやれー!」

 

霊夢「選ばないのなら、こうやっていたぶるわよ?」

 

カイザーPMC理事「わ、分かった!そこまでするなら、アビドスの借金を75%以下にしよう!」

 

霊夢はカイザー理事にもう一発蹴りを入れた。

 

カイザーPMC理事「グワッ!わ、分かった!アビドスの借金を半分以下にするから、命だけは!」

 

霊夢はまたしてもカイザー理事に蹴りを入れた。

 

カイザーPMC理事「わ、分かった、よ!アビドスの借金を25%以下にするから、い、命だけは!」

 

霊夢はついに我慢の限界に達したのか、蹴りを10発以上入れた。

 

カイザーPMC理事「ぐっ・・・・・!わ、わかったよ!アビドスの借金を0にしてついでにここからも退却するから、これ以上は辞めてください!」

 

霊夢「・・・・・はぁ、全く聞き分けがないのだから。」

 

霊夢はカイザー理事に蹴りを入れることを辞めた。

 

霊夢「はぁ、みんな帰るわよ!」

 

アビドスのみんな「・・・・・。(放心)」

 

この時、アビドスのみんなは思った。霊夢は怒らせたらいけない人であるということを。

 

そして、霊夢と魔理沙御一行は無事に帰った。

 

カイザーPMC理事「な、なんとか、かろうじて、生きて、いるし、借金も0にしてここから立ち去るが、お、おぼえ、てろ、よ・・・・・。」

 

カイザー理事はかろうじて車に乗り込み、帰った。

 

その後、カイザー理事は蹴られすぎて、一時的に記憶喪失になったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued...




どうも、うp主です。
今回は連続投稿に挑戦してみましたが、いかがでしょうか。
なにか不満があればコメントに書いてくれると嬉しいです。
それではアリーヴェデルチ。
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