博麗の巫女と普通の魔法使い、先生になる   作:無名の新人

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今回は本編5話目です。
それでは御覧ください。


第5話 セリカの平凡な一日

アビドス住宅街・45ブロック地区──

 

霊夢と魔理沙が空を飛びながら高校へ向かっていると、知っている顔に出会った。

 

セリカ「うっ・・・・・な、何っ・・・・・!?」

 

霊夢「おはよう、セリカ。」

 

セリカ「な、何が『おはよう』よ!なれなれしくしないでくれる?」

 

セリカ「私、まだ先生たちのこと認めてないから!」

 

セリカ「まったく、朝っぱらからのんびりうろついちゃって。

いいご身分だこと。」

 

魔理沙「そんなことよりセリカは、これから学校か?」

 

セリカ「私が何をしようと、別に先生とは関係ないでしょ?」

 

セリカ「朝っぱらからこんなところをうろちょろしてたら、ダメな大人の見本みたいに思われるわよ?」

 

霊夢(実は早朝から仕事はしているけど...)

 

霊夢は博麗の巫女として早朝から起きてシャーレ近辺の治安維持をしているのだが、今は黙っておこうと考える霊夢であった。

 

セリカ「じゃあね!せいぜいのんびりしてれば?私は忙しいの。」

 

霊夢「それなら、私たちも一緒に行くけどどう?」

 

セリカ「え?学校に行くなら一緒に行こうって?」

 

セリカ「あのね、なんで私があんたたちと仲良く学校に行かなきゃならないわけ?」

 

セリカ「それに悪いけど今日は自由登校日だから、学校に行かなくてもいいんだけど?」

 

魔理沙「それなら、どこに行くんだ?」

 

セリカ「ん?それなら、どこに行くのかって?・・・・・そんなの教えるわけないでしょ?」

 

セリカ「じゃあね、バイバイ。」

 

そう言い残すとセリカは素早く何処かへ飛んでいった。

 

魔理沙(なんかセリカって霊夢に似てるよな...)

 

霊夢「何か裏があるような言い方だったわね。後を追うわよ、魔理沙。」

 

魔理沙「おう。」

 

 

霊夢と魔理沙は静かにセリカの後を追いかけた。

 

 

セリカ「ひゃあっ!?な、なんでついてくるの!?」

 

どうやら見つかってしまったようだ。

 

魔理沙「そりゃあお前、ついて行けば、どこに行くのかわかるからだろ?」

 

セリカ「何言ってんの!?あっち行ってよ!ストーカーじゃないのっ!!」

 

霊夢と魔理沙は教えてくれと言わんばかりの目をしていた。

 

セリカ「わかった!わかったってば!行先を教えればいいんでしょ?」

 

セリカ「・・・・・バイトよ。」

 

魔理沙(あれ?以外だな。)

 

セリカ「あ、あんたみたいにのんびりしてられないのよ、こっちは。少しでも稼がなきゃ!」

 

セリカ「もういいでしょ?ついてこないで!」

 

そう言い残すとセリカはまた素早く何処かへ飛んでいった。

 

霊夢「そう言われるとついてきたくなるのよね〜」

 

霊夢と魔理沙は無意識にセリカの後を静かに追いかけた。

 

 

セリカ「うう・・・・・しつこい。」

 

どうやらまた見つかってしまったようだ。

 

霊夢「で、あんたのバイト先はどこなのよ?」

 

セリカ「・・・・・え?バイト先が気になる?」

 

セリカ「ああもうっ!意味わかんない!あっち行ってよ!ダメ大人!!あっち行けってば!ぶっ殺すわよ!?」

 

そう言い残すとセリカはまたまた素早く何処かへ飛んでいった。

 

 

 

 

柴関ラーメン・店内──

 

 

セリカ「いらっしゃいませ!柴関ラーメンです!」

 

セリカ「何名様ですか?空いてるお席にご案内いたしますね!」

 

セリカ「少々お待ちください!3番テーブル、替え玉追加です!」

 

(ガララッ)

 

霊夢(あの後、4人を連れて後をつけてきたけど、ここだったのね。)

 

セリカ「いらっしゃいませ!柴関ラーメンで・・・・・。」

 

セリカ「わわっ!?」

 

ノノミ「あの〜☆6人なんですけど〜!」

 

アヤネ「あ、あはは・・・・・セリカちゃん、お疲れ・・・・・。」

 

シロコ「お疲れ。」

 

セリカ「み、みんな・・・・・どうしてここを・・・・・!?」

 

ホシノ「うへ~やっぱここだと思った。」

 

霊夢&魔理沙「お取り込み中失礼するわよ/失礼するぜ」

 

セリカ「せっ、先生たちまで・・・・・やっぱストーカー!?」

 

ホシノ「うへ、先生たちは悪くないよー。セリカちゃんのバイト先といえば、やっぱここしかないじゃん?だから来てみたの。」

 

セリカ「ホシノ先輩かっ・・・・・!!ううっ・・・・・!」

 

セリカはそう言うと悔しそうな表情をしていた。

 

柴大将「アビドスの生徒さんか。セリカちゃん、おしゃべりはそれくらいにして、注文受けてくれな。」

 

セリカ「あ、うう・・・・・はい、大将。それでは、広い席にご案内します・・・・・こちらへどうぞ・・・・・。」

 

そう言うとみんなはセリカが案内した席へ座った。

 

ノノミ「はい、先生はこちらへ!私の隣、空いてます!」

 

シロコ「・・・・・ん、私の隣も空いてる。」

 

霊夢「じゃあ、私は...」

 

そう言うと霊夢はシロコの隣に、魔理沙はノノミの隣に座った。

 

(すとん)

 

シロコ「ふむ・・・・・。」

 

セリカ「狭すぎ!シロコ先輩、そんなにくっついてたら霊夢先生が窮屈でしょ!もっとこっちに寄って!」

 

シロコ「いや、私は平気。ね、霊夢先生?」

 

霊夢「ええ、大丈夫だわ。」

 

セリカ「何でそこで遠慮するの!?空いてる席たくさんあるじゃん!ちゃんと座ってよ!」

 

シロコ「わ、分かった・・・・・。」

 

そう言うとシロコは名残惜しそうに席を詰めた。

 

ノノミ「んん、ちょっと狭いですけど大丈夫ですよね?」

 

魔理沙「ああ、問題ないが、少し窮屈だな。」

 

ノノミ「あら、窮屈ですか?それなら、私の膝の上にでもどうぞ?」

 

魔理沙「いや、遠慮しとくぜ。」

 

セリカ「そしてノノミ先輩は何してんのよ!人の店で!」

 

ノノミ「あはは、冗談ですよ、セリカちゃん☆」

 

セリカ「他にも空いてる席たくさんあるじゃん!みんなちゃんと座って!」

 

ノノミ「あ、あはは・・・・・はあい。」

 

そう言うとノノミも名残惜しそうに席を詰めた。

 

ノノミ「セリカちゃん。バイトのユニフォーム、とってもカワイイです☆」

 

ホシノ「いやぁー、セリカちゃんってそっち系か。ユニフォームでバイト決めちゃうタイプ?」

 

セリカ「ち、ち、ち、違うって!関係ないし!

こ、ここは行きつけのお店だったし・・・・・。」

 

ホシノ「ユニフォーム姿のセリカちゃん、写真撮っとけば一儲けできそうだねー。

どう?一枚買わない、先生?」

 

霊夢&魔理沙「・・・・・遠慮しとくわ/しとくぜ」

 

アヤネ「変な副業はやめてください、先輩・・・・・。」

 

シロコ「バイトはいつから始めたの?」

 

セリカ「い、一週間くらい前から・・・・・。」

 

ノノミ「そうだったんですね☆時々姿を消していたのは、バイトだったというわけですか!」

 

セリカ「も、もういいでしょ!ご注文はっ!?

 

ホシノ「『ご注文はお決まりですか』でしょー?セリカちゃーん、お客様には笑顔で親切に接客しなくちゃー?」

 

セリカ「あうう・・・・・ご、ご注文は、お決まりですか・・・・・。」

 

ノノミ「私は、チャーシュー麺をお願いします!」

 

シロコ「私は塩。」

 

アヤネ「えっと・・・・・私は味噌で・・・・・。」

 

ホシノ「私はねー、特製味噌ラーメン!炙りチャーシュートッピングで!」

 

ホシノ「先生たちも遠慮しないで、ジャンジャン頼んでねー。

この店、めちゃくちゃ美味しいんだよー!アビドス名物、柴関ラーメン!」

 

霊夢「じゃあ私はとりあえず塩で。」

 

魔理沙「私は醤油ラーメンをお願いするぜ。」

 

セリカ「・・・・・ところで、みんなお金は大丈夫なの?もしかして、

またノノミ先輩に奢ってもらうつもり?」

 

ノノミ「はい、私はそれでも大丈夫ですよ☆このカードなら、限度額までまだ余裕ありますし。」

 

ホシノ「いやいや、またご馳走になるわけにはいかないよー。きっと先生が奢ってくれるはず。だよね、先生?」

 

霊夢「私もこの世界に来てから治安維持の依頼で結構稼いでいるけど...魔理沙はどうかしら?」

 

魔理沙「ああ、こっちも問題ないぜ。」

 

霊夢「なら決まりね。今日は私たちが奢るわ。」

 

ホシノ「さすがは先生、太っ腹〜。」

 

 

食後...

 

 

ホシノ「うへ~大人のカードがあるじゃん。これは出番だねー!」

 

アヤネ「大人のカードを使うような場所でも無さそうですが・・・・・

先輩、最初からこうするつもりで、私たちをご飯に誘ってくれたんですね。」

 

霊夢「大人のカード?これのこと?」

 

そう言うと霊夢はポケットから黒いカードを取り出した。

 

魔理沙「そう言えば私のポケットの中にも入ってたな。」

 

魔理沙もそう言うとポケットから霊夢と同じ黒いカードを取り出した。

 

ホシノ「あ、そうそう、それだよそれ〜。先生としては、カワイイ生徒たちの空腹を満たしてやれる絶好のチャンスじゃーん?」

 

霊夢「それもそうだけど...このカード、なんか危ない感じがするから、現金で払うわ。」

 

魔理沙「私もだぜ。」

 

霊夢と魔理沙が半分ずつお金を出そうとした時、ノノミが間に入ってきた。

 

ノノミ「・・・・・。」

 

ノノミ「(ボソッ)先生、こっそりこれで支払ってください。」

 

霊夢「でも、お金は足りてるし、大丈夫よ。」

 

ノノミ「え・・・・・?大丈夫ですか?でも・・・・・。」

 

 

 

霊夢と魔理沙はほかのみんなの分まで会計を済ませた。

 

 

 

ホシノ「いやぁー!ゴチでしたー、先生!」

 

ノノミ「ご馳走様でした。」

 

シロコ「うん、お陰様でお腹いっぱい。」

 

セリカ「早く出てって!二度と来ないで!仕事の邪魔だから!」

 

アヤネ「あ、あはは・・・・・セリカちゃん、また明日ね・・・・・。」

 

セリカ「ホント嫌い!!みんな死んじゃえー!!」

 

ホシノ「あはは、元気そうで何よりだー。」

 

魔理沙「さて、お腹いっぱいになったとこだし、帰ろうぜ!」

 

霊夢「ええ、帰りましょう。」

 

 

 

その後、セリカ以外はみんな飛んで帰っていった。

 

 

 

その日の夜──

 

 

 

(お疲れ様ー!)

 

セリカ「はあ・・・・・やっと終わった。目まぐるしい一日だったわ。」

 

セリカ「みんなで来るなんて・・・・・騒がしいったらありゃしない。」

 

セリカ「人が働いているってのに、先生先生って、チヤホヤしちゃって。ホント迷惑、何なのアレ。」

 

セリカ「ホシノ先輩、昨日のことがあったからってわざと先生たちを連れてきたに違いないわ!」

 

セリカ「・・・・・ふざけないで。私がそう簡単に折れると思ったら大間違いなんだから。」

 

セリカはそう言い残すと、飛んで帰っていった。

 

ヘルメット団A「・・・・・。」

 

ヘルメット団A「あいつか?」

 

ヘルメット団B「・・・・・はい、そうです。アビドス対策委員会のメンバーです。」

 

ヘルメット団A「・・・・・空を飛ぶなんて聞いてないが?」

 

ヘルメット団B「この件はお言葉ですが、諦めた方が得策かと。更に噂になっているシャーレの先生方は強く勘が鋭いと言われているので。」

 

ヘルメット団A「ああ、そうだな。ここは潔く諦めよう。」

 

そう言うとヘルメット団AとBは何もせずに帰っていった。

 

 

 

セリカ「なんか寒気がするけど気の所為よね?」

 

 

 

 

To be continued...




どうも、うp主です。
今回は悩んだ末、セリカを誘拐から回避させましたが、いかがでしょうか。
なにか不満があればコメントに書いてくれるとうれしいです。
それではアリーヴェデルチ。
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