痴漢冤罪事件から周囲からの対応が『変わり』耐えきれず絶望した私は、自殺したが気がついたら「僕のヒーローアカデミア」の世界に転生しているのであった。

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見る専が興味を持ったので書いてみることにしてみました。

稚拙な文章ですがよろしくお願いします。


全てが変わった僕のヒーローアカデミア

私は全てに絶望して自殺した。

享年20歳

電車に乗って出勤している時に痴漢冤罪を掛けられ、冤罪だと言うことを認められたのだが、何故か職場の人間からは避けられ周囲の人間からも犯罪者のように接せられ今まで築き上げた人間関係をぶち壊されたのだ。

 

最初のうちは希望もあった。

人の噂も七十五日という言葉もあるように、いつかはいつものように接してくれると信じていたのだ。

 

だがそれが無くなることも無く、結局人の目を避けるように会社に辞表を提出し、少ない貯金ではあるが休暇を楽しもうと思っていた。

しかし今度は地域住民からの嫌がらせが始まってしまった。

毎日のように続くピンポンダッシュ、郵便ポストには嫌がらせの文章などなど...

 

さすがにここまで来れば精神も摩耗していき、引越しを考える気力も何もかもが消え失せ、気がつけばドアノブにネクタイを引っ掛けて終わらせる準備が完了してしまっていた。

輪っかに首をかけて座り込むと苦しくなっていき視界も真っ白になっていく中で私は

幸せになりたかったなぁ...

と思いながら永遠の眠りに着いた...はずだったのだ

─────────────────────────

 

少しの息苦しさで私は目を覚ました。

 

「ここは...」

 

そう呟くと同時に目線の低さと見たことの無い室内。

看病をされていたということに気がついた。

確かに首を吊って死んだはず...

そう思っていると女性が勢いよく入ってきた

 

「目が覚めたの!?少し待ってて!!!」

 

そう言うと女性が飛び出していき、混乱したままの私が取り残されることになった。

 

状況を軽く把握すると以下のようになった。

・私の名前は入換 エル。

・性別は前世と同じく男ではあるが容姿はとても男に見えない様な俗に言う美少女と言っても過言では無い容姿をしていたこと。

・高熱を出して2日程寝込んでいたこと。

・目線が低くなっていたことは錯覚ではなく実際に4歳児になっていたこと。

・部屋から飛び出した女性は私の母親だということ。

そして何より1番大きな情報というのがここが

『僕のヒーローアカデミアの世界だった』ということだった。

部屋に備え付けられていたテレビからは、日夜ヒーローとヴィランの戦いの様子が流れているのだ。

もちろん漫画の中で見たヒーローが出ているというのだから気が付かない方が無理のある話だった。

 

「私にも個性が宿っているのか...」

「なんの個性かは分からないけど、きっと個性があれば幸せな生活をすることができるだろう...」

 

そう思いながら日常に戻った私はついに『個性』を発現した。してしまった。

 

個性の名前は『変化』

幸せとは程遠い私を不幸にした最悪で最高な個性が発言してしまった。

 

個性が発現してからは本当に地獄だった。

全てを『変容』したのだ。

まず両親からの愛情は憎しみに変化した。

無意識下で個性を使用してしまったのだ、制御できるはずもなく、音を立てるだけで殴られ痣ができるといった地獄の日を過した。

 

次の日になりビクビクしながら目を覚ますと両親が泣きながら抱きついて

「エル...ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

と号泣しながら言ってくるので

「お父さんお母さん大丈夫だよ、僕の個性が悪い子だったから...」

と言うとさらに泣き出してしまい、話ができないくらいには両親がわんわんと泣いていたものだから逆に涙が引っ込み宥めるほどであった。

 

きっと間違えて個性を使ってしまっただけだからと自分を言い聞かせて日々を思っていたのだ。

 

だが制御出来ないものほど怖いものはなく、中学校に上がるまでは暴発することもありその度に周りからは暴力を受けたり、暴言を吐かれたりと言うことがあり、友達が出来てもすぐ離れていってしまった。

 

中学生になってからは個性の問題もあり近隣の中学校では何があるか分からないと両親に説得して隣県で一人暮らしをすることを了承してもらった。

 

もちろん月に1回は帰ってくることを約束に、家具などを買うお金とアパートを契約してくれた両親には感謝してもしきれない。

 

そこからはとにかく個性を鍛えることを目的に出来ることを模索していき、気がつけば受験シーズンになっていた。

 

もちろんこのヒロアカの世界に来たのだから雄英高校一択だと思い、雄英に受かることを目標に個性を鍛えることにした。

 

学業は前世の影響もあり少し復習するだけで良かったので個性の成長に時間を割くことができ、何とか受験まで漕ぎ着けたのだ。

来るべき雄英高校に受験を受けに行く日になった。

周りにはかなりの学生がおり、中には原作のヒーロー科に合格するであろう学生もチラホラと見かけるなか、我らが主人公の緑谷出久が前のめりになりそうになっていたのだ。

彼の足が地面に引っかかり、こけかけたしゅんかんに私は個性を発動した。

 

するとどうだろうか、彼が前のめりになる速度と同じ速度で元の立っている角度に戻り彼もその状況が呑み込めず驚いていたので、私は声をかけることにした。

 

「大丈夫?転けるのは縁起が悪いし...

ごめんね、勝手に個性使っちゃった。」

 

「へ......あ...えと......」

 

「私は入替エル、気軽にエルって呼んでくれると嬉しいよ。

実はこう見えても男なんだけど...君の名前は...?」

 

「うぇっ!?男なの!?ご、ごめん!

ぼっ僕は、緑谷出久さっきはありがとうエルくん!」

 

「よく言われるんだ...

こう見えても男なんだけどね...

とりあえず何もなさそうでよかったよ。

今から受験なのに怪我したら影響があるかもしれないしね。」

 

「そうだね...助かったよ...!ところで君の個性は...」

 

「それはまだ内緒!

試験中のお楽しみということにしておいてくれないかな...?」

 

「わ、わかったよ!お互い頑張ろうね!」

 

 

そう言って彼と別れたのだが、離れた瞬間ブツブツ個性の分析をし始めたところを見ると、改めて緑谷出久なんだなぁと言う実感を得て、試験での彼の名シーンを見ることが出来るのかと、楽しみにしながら筆記試験を難なく終わらせることが出来た。

 

そのままの流れで実技試験の説明をプレゼント・マイクが話している中で飯田くんが質問したり緑谷くんが注意されたりの珍事があったが、ついに実技試験の時間になった。

 

「きっと大丈夫...私はこのために死ぬ気で個性を伸ばしたんだから...」

 

実際私の個性はかなり伸びた方だと思う。

個性の名前の通り『変化』させるのだからと、まずはイメージしやすい力の方向を変化させることを目標に伸ばしたのだ。

実際に、石を前方向に投げた後に石に加わる力を『変化』させて後ろ方向に変える実験や、木を全力で殴った後に自分の方向に加わる力をそのまま殴った方向に『変化』させることで自分に加わるダメージがそのまま木に与える...なんていう練習をしたりもしていた。

 

最初のうちはもちろん上手くいくはずもなく、木を殴った時には個性が上手く使えずに骨にヒビが入りかけたこともあったりと、中々な地獄を見たがそれも今では使いこなすことができるようになった。

 

個性の制御ができるようにするためにかなり時間をかけたがこれでも実技試験には受かる自信しかない。

 

回想をしながら体操服に着替え試験場に移動すると、そこには緑谷出久や麗日お茶子、その他大勢の生徒が集まっていた。

これからの試験に向けての緊張や、全力で個性を使うために覚悟を決めている中、緑谷出久が私に近づこうとしている姿が見えた。

 

「あっ!みどりやく...」

 

と私が声をかけようとした瞬間

 

「その女子は精神統一を図っているんじゃないか?」

 

こっちに歩いてきた緑谷くんを飯田くんが制止し、緑谷くんに小言を言い始めたのだ。

 

「あっ...えっと....」

 

少し私があたふたしていると頭上から声が聞こえた。

 

「ハイスタート!」

 

「...は?」

 

と困惑していると更に追加で

 

「どうしたぁ!?

実践じゃカウントなんざねえんだよ!!

走れ走れぇ!!」

 

「賽は投げられてんぞ!?」

 

と言われふと我に変え全力で試験場である街に向けて駆け出した。

 

後ろを少し振り返るとまだ緑谷くんが反応できていないことに気がついたが、彼はきっと試験を合格出来るだろうと考え、すぐに思考を切り替える。

 

地面を踏み締め自分に加わる力を地面に『変化』させ受け流しながら移動を開始する。

早速1Pのヴィランロボが現れたが、慣性を載せたパンチに一撃でロボを沈め、すぐに次を探し殴る...

と言ったことを続けていき、試験も終盤に差し掛かった時についに例の0点超巨大ヴィランロボが現れた。

 

流石の私も力の方向を『変化』させることが限度もあるので、誰にも聞こえない声で彼にエールを送るだけだ。

 

「やっちまえ...緑谷くん...!!」

 

退避しながら頭上から降り注ぐ瓦礫を地上を走る生徒に当たらないようにバッタのように壁を蹴りながら処理していく。

 

そうして退避していくなかで、轟音と共に地上を走ってる生徒からの驚きの声が上がったと思い振り返ると、0点ヴィランロボが緑谷くんの手によってひしゃげて倒れるところを実際に見ることが出来た。

 

「すげぇやりやがった...」

そう思うのも束の間、気がつけば緑谷くんが落下している所を麗日さんに助けて貰っていた。

緑谷くんを起こして助けようと思い駆け寄った瞬間マイクから

 

「終了〜!!!!」

 

と放送がなるのだった。

 

そこからはぶっ倒れた緑谷くんのところに、リカバリーガールが来て治療し、試験完全に終了。

各自解散とのことで、緑谷くんを心配しながらも自宅に戻るのであった。

 

そこから1週間は変わらず学校へ行ったり、休日には実家へ戻ったりとゆったりした日々を過ごすことができた。

 

そして手元にはついに雄英高校からの手紙が来ていた。

手紙を開封すると小型プロジェクターが入っており、置いた瞬間自動で起動したことにびっくりしたのであった。

 

「私が投影された!!!」

 

映像には平和の象徴であるオールマイトが映されており、テンションが上がったのは言うまでもないであろう。

 

「筆記試験は90点!実技に至っては敵Pと救助活動Pが合計で60P!!!

合格だってさ...来いよ!入替少年!ここが君のヒーローアカデミアだ!」

 

ついに...受かったのだ......

ついに...始まるのだ......

個性に振り回されかけ、悲壮になりそうだった人生から巨悪に立ち向かい希望に向けて歩くことができる人生へと......

 

これは私が絶望を希望に『変える』最高のヒーローになるまでの物語だ




オリ主のいれか えるくんを作ってみました。
初めて書いて見ましたがとても難しい...
普段書かれている皆様には頭が上がりません....
誤字等ございましたら教えていただけますと幸いです。

感想もらえると嬉しいなぁ...

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