(休)新世紀エヴァンゲリオン あまねく奇跡の始発点   作:碇ミライ

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プロローグ
−1話 少年の決意


〜砂浜〜

 

 

 

 

 

赤く染まり、巨大で縦に割れた顔に見つめられながらある少年が体育座りをしていた

 

名を碇シンジという

 

 

 

 

(··················)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(···················)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(··············アスカ)

 

(·······皆居なくなっちゃった)

 

(·······僕のせいだ)

 

(·······僕が弱いからあんなことが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「······ならもういっそのこと」

 

 

    ((本当にそれでいいのかい?シンジ君))

 

「?!」

 

突如頭の中に響いた言葉に驚き、咄嗟に立ち上がり辺りを見渡すが何もいない

 

「····?」

(·········幻聴?それとも気の所為?)

 

誰もいないことに落ち込み、また座ろうとしたその時

 

「ごめんね、驚かせてしまったようだ」

 

今度は先ほどのような頭の中に響いた言葉ではなく、背後から発せられ、自分の耳でしっかりと聞いたその声に振り返る

その先にいた人物とは

 

「?!」

「か、カヲルくん?!」

 

フィフスチルドレンとして碇シンジの前に現れ、最後の使徒である第17使徒として対峙し、セントラル・ドグマにて碇シンジの狩るエヴァンゲリオン初号機に殲滅されたその人物がいたのである

 

 

「え、、、な、なんで生きて、、、君はあの時に、、、、」

 

「驚くのは無理もないね、確かに僕はあの時に人として君に殲滅されたよ」

 

「じゃ、、、じゃあなんで、、、」

 

「詳しいことまでは分からないけど、サードインパクトが執行されている最中に綾波レイ、いやリリスが覚醒したのは知っているね?」

 

「う、うん」

 

「その時にリリンの魂の浄化が、行われている時に同時に僕ら使徒の残っていた魂、いや、魂とは言えないね。例えるなら残留思念もリリスによって浄化されていたのだけれど、僕の持つアダムの魂は直接的にリリスと融合してしまっていてね、その時にサードインパクトの、莫大なエネルギーの余りが流れてきたのさ。それのおかげで今僕はここに存在できているんだよ」

 

「い、いろいろと難しいけれど、、、カヲル君は、蘇ったってこと?」

 

「いや、正確に言うと違うね。魂としての器がもう無いから今の僕はあくまで残留思念、、、それこそ幽霊のようなものに近いと思うよ」

 

「そ、そんな、、、ごめん」

 

「謝ることはないさ、どちらかと言うとこちらが謝る立場だからね。すまなかったねシンジ君。僕が、あの時に与えた絶望やトラウマは、測り知れるものではない。僕が、使徒としての定めに反抗し人として生きたい思いが強くできなかった僕の落ち度だ。本当にすまなかった、シンジ君」

 

「い、いや。そんな、、、僕が強かったらそもそもこんなことが起こらなかったしカヲル君や綾波だって消えることはなかったんだ、、、僕が、、、、」

 

「まぁ、それについては君が悔やむことはないよ。すべてはSEELEによって起こされた事態だ。本意ではないとは言え、サードインパクトのカギとなったシンジ君には、すべてのリリンの記憶や知識が魂の浄化でL.C.Lに還元されたことによって入ってきたから知って入ると思うけれどね」

 

「い、一応、、、でも心や感情を制御できなかったのは僕の、、、」

 

「それほどまでに君を傷つけてしまったのは本当に申し訳ないよ。それにセカンドの件もね。」

 

「······」

 

「ま、ファーストの件については後ろにいる彼女が言いたそうだけどね」

 

「え?」

 

突如、意味不明なことをカヲルから告げられふと後ろを向いた先にいたのは

 

「?!」

「あ、、、綾波?!」

 

そう、ファーストチルドレンとしてエヴァ0号機に搭乗し、シンジと共に戦った戦友であり。サードインパクトを起こすきっかけとなったリリスの魂を宿し、最終的にはリリスとなった綾波レイがそこにいた

 

「碇君、、、」

 

「君は、、、生きて、、、?」

 

「·····」首を横に振る

「いえ。そこのアダムこと、渚カヲルと同じよ」

 

「····そう」

 

「本当にごめんなさい。碇君。私は碇君のことが好きだった、だから司令がやろうとしたことを利用し、碇君に辛い思いをさせないようにしようと思った。だけどそれは逆効果になってしまった。誤って済む問題ではないけれど、本当にごめんなさい」

 

「·······いいよ。でも、もう過ぎたことなんだ。結局どうすることもできない、このまま消えてなくなるだけだよ」

 

 

「····本来ならね」

 

「····え?」

 

「そう。本来なら、碇君はこの世界で朽ち果ててしまうだけ。だけどサードインパクトによってもらい受けた過剰なエネルギーがいま私たちの体の中にある」

 

「それが、、、どういうこと?」

 

「簡単に言うと、僕らが持つエネルギーと、アダム、リリスの人としての力を使えば、君をサードインパクト前に戻すことができるんだよ」

 

「ほ、本当に?!」

 

「あぁ!、と言いたいところだったんだけれどね。」

 

 

「····え」

 

「本来だったらサードインパクト前の時間軸に君を戻すことはできたんだ、それにちゃんと時を巻き戻せるほどのエネルギーはサードインパクトのエネルギーの過剰分が僕らの手の中にある。だけれど個としての形を失った今、不完全な状態なんだ。だからこの、ネルフがあり、エヴァがあり、ファーストやセカンドが生きていたこの世界が、そのまま再生される保証がなくてね。うまく再生できれば良いんだけど、できない場合は別の理を持つ世界へと飛ばされることになってしまうんだ」

 

「そ、そんな、、、」

 

「うん。それだけ私たちは今不完全で不安定な存在なの。だけどこのまま朽ち果ててしまう運命は悲しい。だから不確定要素が強いけれどこの手があると言いうのを伝えに来たの。どちらの選択を、選ぶのかは貴方次第。どちらを選んでも責められることはないわ。ただ、私たちの存在はさっき話した通り不安定だからあまり長くはここに留めれないの」

 

「そ、そんな、、、」

 

「すまないねシンジ君。気持ちの整理もしっかりとついていないのにこのような選択を迫ってしまって、、、でも残された時間はあまりにも少ないんだ。ファーストが言っていた通りどっちを選んでも責められることはないよ。フフっ、でもその表情なら決まっているようだね」

 

「·····うん。この場所でうだうだしてるんじゃなくて何かしら行動を起こさないと今までにけりを付けられないからね。うん、やるよ」

 

「フフッ♪。決まったようだね、じゃあ望み通りやろうか。ファースト、いや。堅苦しいのは止めよう。綾波レイ」

 

「そうね。碇君が自分で考えて、決めたこと。私たちはそれを叶えましょう。渚カヲル」

 

「そうだね。じゃあ、準備は良いかい?シンジ君?」

 

「うん!お願い」

 

 

 

····

········

·············

だんだん世界が白く染まっていく

 

((そういえば忘れていたよ。もう喋ることができないから思念で送るけど、世界がどうなるか分からない。だから僕とレイは君の中へ人格として入ってついて行くよ。だから向こうに行っても孤独というのはないから安心して欲しいな))

 

 

 

と、カヲルの言葉を最後に世界が白く染まった···········

 

 

 

 

 

 

 




2000,いや。四捨五入したら、3000千文字が多いのか少ないのかは初投稿なので分からないですが取り敢えず『第−1話』こと、世間一般でいうプロローグが終わりました。次回から『0話』が初めの話としてスタートさせていただきます。
本家ブルーアーカイブの要素は強めますが原作崩壊やキャラ崩壊が、あるので苦手な方はお気をつけ下さいませ。
ではまた会いましょう

追記 2025年2月8日 文章の修正



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


サードインパクトが起こり真っ赤に染まる世界


そこに一人の少年 碇シンジがいた


だがその少年はもう精神を疲弊しており朽ち果てて行くだけの運命を受け入れようとしていた


だがそこに現れたのは消えたはずの綾波レイと渚カヲル


2人の助言、そして今まで関わってきた人々から託され、教えられ、諭された思いを胸に刻み、新たに世界を再構築しようと試みるが、、、


その先に待ち受けているものとは一体
そして、遠くで鳴り響く本来はもうないはずの電車の音···


次回 0話 見知らぬ大空


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