迷宮と街と彼   作:はまゆ

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アジトの小迷宮(1)カミーユの腕前

サンサ達がポータルを潜ると蔦の生え繁った石造りの通路の中へと繋がっていた。

 

 

「1度入ったことがあるならどのような感じだったのか教えてくれないか?」

サンサがそう聞くと。

「ここには合計10人で入っていきましたが、私は先制して石投げで倒す役割をしていました。」

「私達が遭遇した魔物はスライム、グラススライム、フラワービット、ホーンラビット、ポムポム、茨食人花、そして退却を判断したストーンゴーレムですね。2階層へはたどり着けませんでした。」

カミーユがそう答えた。

 

 

「一階層でストーンゴーレムとはツイてないな。だがその他は大体雑魚だから丁度良い、魔物を見つけたら発砲許可を求めろ。」

サンサはそう言い収納袋から長巻を出し、進んだ。

 

 

少し歩くと広間がありそこに5体のホーンラビットと2体の茨食人花が争いあっていた。

 

 

通常の兎より一回り大きく、鋭い角を持つホーンラビットと2本の茨触手と大きな花をもつ茨食人花はサンサたちに全く気がついていなかった。

 

 

「ここからだと少し遠いがが当てられるか?」

「問題ありません、何を狙いましょうか?」

「花を狙え。そして兎が近づいてくるまで兎を撃て。」

「了解しました。」

サンサが許可を出すとカミーユは茨食人花に向かって発砲を始めた。

 

 

カミーユの先制攻撃により、茨食人花達は予想外の場所から攻撃を受けた。

全力で放出される弾丸は茨食人花達の大きな花をズタズタにしていき、息を吐く暇も無く茨食人花は全滅した。

 

突然の乱入により驚き固まっていたホーンラビット達は花が散り終わった瞬間に動き出した、7匹のホーンラビットは1匹も逃げること無くサンサ達の元へ駆け寄り、その大きな角を突き刺そうとした。

 

しかし彼らの角はサンサたちに届く事は無かった、花を散らした張本人であるカミーユが哀れな小兎達を掃射によって1匹づつ肉塊へと変えていき…

 

戦闘が終了した。

 

 

「どうですか我が導き手よ私は貴方に着いていくに足る人物でしょう?」

「成る程、確かにそれもそうだな。」

1マガジンを使いきり魔物達を全滅させたカミーユが言い、サンサが肯定した。

 

 

そして忘れていた様にサンサが言う。

「魔法銃の説明だが、弾丸は10秒に1発づつ魔力によって不完全な威力の状態で生成され、生成された弾丸は20秒で完全な威力の弾に仕上がる。だから1マガジン使いきったら5分20秒経たないと元のマガジンには戻らない。だから5つのマガジンを切り替えて戦ってくれ。」

 

「そして、付け加えるとその銃のグリップには魔力媒体が埋め込まれて、バースト数が魔力操作で変えられる様になっている。多分君は魔力練度的にまだ使えないだろうけども、それを使うと節約ができるぞ。」

 

それを聞いたカミーユは「分かりました!」と言い集中しながらマガジンを変えずに3点バーストで不完全な弾丸を迷宮の壁へと試し撃ちした。

 

サンサは直ぐにバースト射撃が出来てしまったカミーユを見て頭を抱えて、直ぐに何も考えずに。

「それならよし。」

と言い、サンサとカミーユは迷宮を進んでいった。

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