午前中の模擬試召戦争を終えたD(C)・E(B)クラス。
F(A)クラスの俺達は元Aクラスも含めて昼食をしながら作戦会議。
と言っても殆どの皆は弁当を一口も食べずに俺達の話を静かに耳を傾けてくれる。
「皆、昼休みの後はいよいよ俺達はSクラスと戦う。
Sクラスから正式に試験召喚戦争を申し込んできた。
先の模擬試召戦争をしてくれた同志達の頑張りと俺達に託したダメージをSクラスに
与えてくれたこそ今の俺達ならあいつらに勝てる可能性は大きい」
「そして、皆の手元にある資料はハーデスが俺達の為に用意してくれたこれまで
午前中に戦ったSクラスが応じた科目の点数とその召喚獣の装備の詳細だ。
男は女の情報を、女は男の情報を頭に叩きこめ」
「どうして性別を分けるの?」
「ハーデス曰く、『異性の事を知りたい本能がより覚えやすくしてくれる』だそうだ」
それは既に実証済みだ。現に・・・・・。
『ハァ、ハァ、ハァ・・・・・さ、榊原小雪のスリーサイズ・・・・・っ!』
『弁慶のバストサイズすげぇ・・・・・っ!』
『伊達さんに罵倒されたい・・・・・っ!』
Fクラスの男子共がSクラスの女子の詳細を見てこんな状態だ。
「・・・・・俺が欲しい情報を奴が・・・・・っ!」
一部、悔しがっている奴もいるが気にしないでいよう。
「全部覚えきれなくてもいい。なんとなく程度で頭ン中に入れて女子は男子と男子は
女子と別れて戦う予定だ。もしかしなくてもそんな戦いはできないだろうがな」
「合宿の時のように男女別れて戦う。男の代表はFクラスの代表の坂本、
女の代表はAクラス代表の霧島翔子=木下優子だ。異論はあるか?」
「・・・・・ない」
「いつも通りだから特に問題はないわ」
霧島と木下がそう言う。
「よし、なら作戦を伝えるぞ。相手は二度も各科目の教師を拉致されたから
必死に自分達も教師を拉致して有利な戦況にしたいはずだ。そこを突く」
「して、どうやってじゃ?」
「手元にある資料を見てみろ。奴らが戦った科目の点数が今では減っている。
模擬だから回復試験をする時間も義務のないから今のあいつらの点数は減ったままの
状態だ。科目を絞り、一定時間ごとに科目を変えて戦うんだ」
「それでウチら女子は?」
「2Fにいてくれ。奴らが二階に集まっていると知れば、
伏兵だと勘違いして数を割ってお前ら女子にも戦いを仕掛けるはずだ」
そうすれば、数がさらに減って俺達男子の負担も減る。数が少なくなって消費した
点数のままの奴らに負ける確率はぐんと下がる。
「不要な科目のフィールドを展開する教師はハーデスが処理してくれる。
俺達がSクラスに挑む科目はSクラスの奴らの点数が減っている科目の
日本史と数学、保健体育、総合科目だ」
「回復試験はどうするの?」
「俺達は背水の陣のような立場にいる。いくら同志が点数を減らしてくれたとはいえども、
まだまだ点数はあるはずだ。だからこそ、全力で挑み勝つ心意気が必要だ。
よって回復試験は一切受けないでくれ。戦死覚悟、
鬼の補習を喜んで受けるという気持ちで挑まなきゃSクラスには勝てない」
回復試験を請け負う教師も不要な教師の一人。
ハーデスがきっちりと処刑してくれるはずだ。
「・・・・・そうね。回復試験を受けている間、味方の数が減っちゃうしなにより
点数を補充したところで元の点数に回復できるとは思えない」
「二人が言うことは理解できるネ。そうしないと勝てない相手ってほんとSクラスは
エリートだねぇ~」
「理解してくれて助かる。相手の主力メンバーは代表である九鬼英雄をはじめ、
忍足あずみ、葵冬馬、井上準、榊原小雪、不死川心、マルギッテ、源義経、
武蔵坊弁慶、那須与一、織田信長、伊達正宗の12人。代表の近衛隊として
残りそうな数はせいぜい3、4人か5人ぐらいだ。もしも主力のメンバーが現れたら
誰でもいい、時間を稼ぎながら抑えつけてくれ」
「あれ、倒さなくてもいいの雄二?」
「倒せれるなら倒してもらいたいが、相手はそう簡単に倒せるレベルじゃないのは
明白だ。それに、こっちの主力メンバーはハーデスと姫路、木下優子に翔子と翔花、
久保の6人だ。単教科だったらムッツリーニと工藤も含めるが、総合だとこの6人しかいない」
坂本は代表だし、そう易々と前線に出させれない。
Sクラスの主力メンバーの半分しかいない俺達にとってキツい戦いになる。
保健体育の大島先生を確保したいな。数が二人増えるし負担が軽くなる。
「作戦は科目を絞った戦いだ。だが、俺達FクラスはFクラスのやり方の戦いをするぞ」
「なんだろう。とても大変な戦争になる予感がしてきたぞ」
「大丈夫だ直江。戦争に勝つためには犠牲が付き物だ」
こいつ、味方に何かしようとしているな・・・・・?
「ところで雄二」
「なんだ明久」
「さっきからハーデスの姿が見えないんだけど、どこに行ったか分かる?」
「ああ、あいつは廊下にいるぞ。もしかしたらSクラスの奴が情報収集をしてくる
可能性があるから配置させている」
今のところ、その様子はないようだがな。もしくはハーデスに追い払われているかだろう。
「さて、作戦は一通り説明したが他に訊きたいことがある奴は挙手しろ」
「はい・・・・・」
霧島翔花が手を挙げた。何か疑問でもあっただろうか?耳を傾ける。
「なんだ翔花」
「雄二・・・・・私といつ結婚してくれる?」
その数秒後、Fクラスは大爆発に似た怒声と驚愕が轟いたのであった。
―――☆☆☆―――
「それじゃ、Sクラス戦の開始だ!作戦通り全員動けっ!勝利は我らにありっ!」
『『『『『おおーっ!』』』』』
『『『『『勝利は我らにありっ!』』』』』
「ハーデス、不要な科目の教師を抹殺して来い!」
『・・・・・了解した』
ハーデスは一時戦線から外れる。その間僕達男子は、
教室から勢いよく出て渡り廊下に向かう。
皆の気合は十分、点数も昨日の内に補充をし終えた。
召喚獣の操作もバッチリ以前より慣れた。
自信もある。なぜなら、僕よりも強い奴らと何度も戦ってきたんだ。
今さらまた強い奴と戦うことになっても平常心で・・・・・。
『『『『『・・・・・』』』』』
・・・・・丸坊主の集団。
『『『『『ぶふぅっ・・・・・!!!!!』』』』』
僕も含めて皆が噴いた。ダ、ダメだ・・・・・っ!
笑っちゃ・・・・・ダメだ・・・・・!平常心で戦わないと勝てないって・・・・・!
「み、皆・・・・・頑張ろう・・・・・っ!」
『『『『『お、おお・・・・・っ!』』』』』
笑いを堪えながらも僕らは気合を入れる。
突撃部隊(隊長は僕こと吉井明久)のFクラスを主体とした部隊。
召喚獣の操作ならSクラスの次に多い。
「てめぇーら、よくも小細工をしてくれたな。こっからは俺達の攻撃だ!」
「覚悟しやがれよ!」
僕らを渡り廊下で待ち構えていた敵が召喚獣を喚びだした。
科目は古典。ハーデスはまだいらない科目の教師を処刑し終えていないようだ。
「作戦はまだだけど、相手は女子にモテている異端者だ!ここで最初の血祭りをするよ皆!」
『『『『『当然じゃーっ!』』』』』
僕らも召喚獣を呼びだす。さあ、勝負だSクラス!
古典 Fクラス 吉井明久 9点 VS 291点 斎藤タケル Sクラス
『はっ!蟻みたいな点数で俺達に勝てるとでも思っているなんてバカな妄想だな!』
「ハーデスに髪を切られて丸坊主にされたエリートに言われても笑っちゃうだけだよ?
アハハハ!(棒読み)」
『て、てめぇ・・・・・!』
ハーデスの名前を言っただけで相手は怒りだした。
うはっ、ハーデスの名前は禁句のようだ。だったら・・・・・。
「―――あ、ハーデスッ!何時の間にそんなところにいたの!?」
『『『『『んだとぉっ!?』』』』』
物凄く驚いたように彼の背後に向かって差した。
そして、僕に釣られるように彼が背後へ―――って他の皆も振り向いちゃっているし!?
あ、でも・・・・・?
「全員、一斉攻撃!」
「なっ!き、きたねぇ・・・・・っ!」
隙を作った貴様らが悪い!あっという間に我に返った敵の懐に潜り込んでは防御が無に
等しい顔面に乱れ突きにし、最後は急所の一つに攻撃して見事Sクラスの生徒を倒した!
「Fクラスの吉井明久が一番最初にSクラスの敵を倒したぞぉっ!
さあ、次はどこのどいつだ!」
『これ以上調子に乗らせるなよ!
『こいつって観察処分者って奴だったよな。こんなやつに負けたら一生の恥だ!』
Sクラスにも僕のことは伝わっているんだね・・・・・。
『そうだぜSクラス!こいつはあの観察処分者だ!
同じ空気を吸っただけでもバカが移るぜ!』
『俺達のバカが移りたくなかったらそこをどけぇっ!』
『ほーれほーれ、バーカバーカという放射線がお前らに浴びるぞ!』
だんだろうか。物凄く不名誉な言葉が同級生から言われ続けている。
でも、そのおかげかSクラスの動きが動揺で鈍っている。
ピンポンパポーン《連絡致します》
聞き覚えのある声で校内放送が流れだした。この声は・・・・・須川君?
《船越先生、船越先生》
しかも呼び出し相手は船越先生。婚期を逃して、ついに生徒達に単位を盾に交際を
迫るようになった、あの船越先生を須川君は一体なにをしようと
するのだろうか・・・・・?
《新校舎にいるSクラスの男子全員が船越先生宛ての婚姻届or船越先生に対する
愛のポエム、教師の垣根を越えた、禁断の話がしたいそうです》
『『『『『な、なんだとぉっ!?』』』』』
す、須川君・・・・・きみってやつはぁ・・・・・っ。
相手はエリート集団で逆玉の輿が狙えるから船越先生にとって選り取り見取り。
歓喜でこの場に現れるのはまず間違いないだろう。
「は?誰だ?俺の声を真似している奴は」
「へ?」
振り向くと、突撃部隊に配属されていなかったはずの須川君がいた。
「あれ、須川君。どうしてここに?」
「いや、代表から伝言を伝えられてな。ここに来たんだ」
「そうなんだ。それで伝言って?」
「ああ、これだ」
須川君から一通の手紙を受け取った。指令書だろうか?開いてみると―――。
これは・・・・・!
「皆よく聞くんだ!」
僕は廊下にいる仲間の耳に届くように叫んだ。
「Sクラスの葵冬馬にはガールフレンドがいるッ!」
『『『『『なにぃ―――っ!?』』』』』
彼女がいないFクラスの男子達。そして、リア充な男に嫉妬心を抱く
Fクラスの男子達が驚愕した。
「相手は複数の女子!しかも僕達の美少女アイドル木下秀吉、姫路瑞希まで
毒牙に掛けようとしている!」
『『『『『なぁにぃ―――っ!?』』』』』
そう指令書に書かれてあった。何て男だ葵冬馬ぁ・・・・・っ!」
「それに・・・・・複数の女子から手作りのお弁当を作ってもらっているそうだぁっ!」
『『『『『なぁああああああにぃいいいいいいい!?』』』』』
自分だけ好い思いをしている葵冬馬。エレガント・クアットロだかなんだか知らない
イケメンに一人身の辛さを教え込んでやらないと気が済まない理不尽な怒りに燃える
爆弾魔集団が天誅を下すんだ!
「皆行くぞ!僕達の悲しみと辛さを好い思いをしているリア充の葵冬馬に天誅を!」
『『『『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!』』』』』
―――異端審問会 FFF団 降臨―――!
ハーデスの髑髏の仮面と黒いマントを何時の間にか召喚獣と共に着替えていた。
『どこだぁっ!葵冬馬ぁっ!』
『な、なんだこいつら・・・・・うわぁっ!?』
『今の俺ならSクラスの主力だろうが、殺せるぅぅぅ!』
『イヤッハァァァァアアアアアアアアアアッ!』
『こ、こいつら・・・・・自爆をし始めたぞ!』
『しかも味方を複数も戦死送りにされた!』
一人で複数の敵を道連れにする突撃部隊に変貌した。
もう意識は葵冬馬に対する思い付く限りの処刑を行うことで頭がいっぱいだから
部隊長の僕の存在を忘れている。この隙にFクラスに戻る。あ、そうだ。
「皆!A・B・Cのクラスに葵冬馬が潜んでいる可能性がある!探し出して天誅だ!」
『『『『『了解だぁっ』』』』』
これでよし、僕は速やかに戻る。
「ただいまー」
「なんだ明久。もうお前の部隊は全滅か?」
教卓の前に腕を組んで悠然と佇んでいる悪友に声を掛けられた。
「それを仕向けた雄二に言われたくないね」
「何のことだが。俺は指令書に書いた通りの情報をお前らに伝えただけだ」
「で、どーすんの?」
「次はAクラスの突撃部隊に行ってもらう。久保、頼んだ」
「了解した。皆行こうか」
久保君は味方を引き連れて廊下に出て行く。
「船越先生を引き出したってことは?」
「ハーデスが任務を完了したってことだ。後は俺達の勝利を待つだけだ」
ハーデスの姿はまだ見当たらない。
「下の階にも敵が現れたようだ。まあ、数の暴力の前にはひれ伏すだろう」
「そっか。じゃあ、僕らの勝ちは揺るがないね」
「油断はできないがな」
パリンッ!
「「ん?」」
窓ガラスが割れた音が聞こえた。そこへ振り向くとコロコロと教室に転がる
黒い物体が二つ・・・・・。
「・・・・・おい、まさか・・・・・!」
「え、雄二?」
「―――全員!今すぐ教室から出ろぉぉぉぉ!」
焦心に駆られた雄二がそう言いながら僕の襟を掴んでFクラスから出ようと
扉に向かった瞬間。黒い物体がいきなり破裂して煙幕のようなものが教室を立ち込め始める。
『な、なんだこれ―――ぐぅ・・・・・』
『け、煙・・・・・ぐごぉ・・・・・・』
教室にいた味方が一人、また一人と煙を吸って床にひれ伏していく!?
「や、やってくれやがった・・・・・!」
「ど、どういうこと!?」
間一髪、教室から出て扉を閉めた雄二が声を震わせている。
「召喚者同士の戦闘は反則行為だから、別の手で俺達と戦おうとしているんだ
Sクラスは!」
「な、なんだって!?でも、バレたらあっちが失格になるんじゃ・・・・・」
「相手に見つからなければそれは全て合法になるんだ。
そう、今のように俺達を手榴弾を校庭から投げてくるようにな。
そのおかげで温存していた味方が殆ど全滅だ。無事だったのは俺と明久―――」
「と、どうやら俺達だけのようだな」
雄二の言葉を拾って話しかけてくるのは・・・・・大和だった。
それに翔一とガクト、モロにムッツリーニと秀吉もいる。
「お前の叫び声でヤバいと思ったからな。なんとか無事だったか現状は最悪だな」
「・・・・・あんなことをしてくるとは予想外」
「今教室に入るのは危険じゃな」
秀吉の言う通り扉の隙間から煙が出ている。
空気を換気しない限りはこの教室は眠りを誘う教室のままだ。
「Sクラスが不正したと言っても聞いてもらえないだろうしね」
「ま、俺様達が勝たなきゃいけないってのは変わりないがな」
いつものメンバーだけでも生き残ってくれるなら心強い。
数は減ったけどまだ女子の皆や突撃部隊の久保君達がいる。
「男女に分けて幸いだったな坂本」
「ああ、あの場に温存していたら今以上にヤバかった。
俺達は本陣を放棄して2階にいる女子達と合流するぞ」
これからの方針を言いながら旧校舎にある階段へ駆ける雄二。
あっちはまだ大勢の女子がいる。
「お前ら!」
2階に降りると、生き残っている女子の皆がいた。よかった、
まだこんなに味方がいる。
「え、吉井君達?どうしてここにいるんですか?」
「敵の策略で俺達を除いた味方が全滅した。
残っている兵力はお前ら女子と俺達男子だけだ」
「嘘でしょ!?Sクラスは今でもアタシ達と戦っているのにどうなったら
男子達が全滅になるのよ!」
「説明しても既にやられた後だ。全員、旧校舎の屋上で籠城するぞ」
屋上・・・・・。あそこに行くためには一つしか無い階段を上がって行くほかない。
「って、ハーデスの奴はどうしたのよ?」
「分からん。敵の情報を収集しているのかもしれないな。
あいつには遊撃して貰うように指示を下している上に倒されるような奴でもない」
雄二は口を大きく開いた。
「女子に告ぐ!今戦っている女子を除いて屋上に移動するぞ!
理由は後ほど説明する!ついてきてくれ!」
当惑する女子だが、素直に雄二の指示を従ってくれる。再び3階に戻る僕ら。だが―――!
「ようやく出会えたのじゃFクラスの山猿共!」
Sクラスの奴らが渡り廊下の向こうから走ってくる!?久保君達はやられたというのか!
『ここは私達に任せて屋上へ!』
『絶対勝ってね!』
何人かの女子が盾となって僕達を守ろうとしてくれる。
「すまない、恩に着る!」
雄二は感謝の言葉を言い残して屋上へ駆け上がる。
「ハーデスは本当にどこにいるのさ!このままじゃ僕達がやられちゃうって!」
「だったら放送室の放送機材であいつを呼んだ方が手っ取り早い!」
「それは良い明暗だね!でも、前に僕と雄二で壊さなかったっけ?」
「おそらく修理は終わっておるのではなかろうか?」
もしもそうだったら好都合!僕達は駆け足で屋上へ。思い扉を押し開けると、
「ようやく来ましたね。Fクラスの皆さん」
「な・・・・・Sクラスだとっ!?」
「窮地に追い込まれると籠城する可能性がありますからね。
その場所は一つしか移動方法が無いここ屋上が適していますから
私達が先回りして待っていました」
雄二の考えが読まれていたのか・・・・・!
「渡り廊下は俺達の味方が塞いでいたはずなんだがな・・・・・」
「ええ、元Aクラスの久保君は大変強かったですよ。
ですが、私達はここにいる理由はそれを語っています」
僕達が女子のところへ行っている間にSクラスが先回りしていたなんて・・・・・。
やはりSクラスは伊達じゃない。
「仲間も今では屋上にいる私達だけです。不死川さん達はあなた方を逃がさない為に
下で待機させています。今のあなた達は袋の鼠というわけですよ」
「だが、窮鼠は猫を噛むって言葉があるぜ冬馬。こっちにはまだ人数がいる」
「そうですね。ですが、点数はまだこちらの方が有利です。
そのことを忘れていませんよね?」
「当たり前だ。油断なんて一切しない」
「ここでお前らをブチのめす!全員召喚だ!」