衛宮士郎 "先生概念"【GRADATION ARCHIVE】   作:神宮寺志狼

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Vol.1 対策委員会編 第2章 失ったもの、手放さなかったもの
#1 風紀委員会の懐刀/呉越同舟


 

 

皆が天雨アコと名乗る少女の単純な自己紹介を聞く中、俺の視点からハルカがどこかに駆けて行くのが見えた。

 

いや、既に便利屋68と美食研究会は居なくなっていた。

恐らくこの場を切り抜けたと認識し、戦線から離脱したのだろう。

 

辺りに気を引かれ、その少女の話を全く聞けていない俺は睨まれる。

 

『聞いていましたか?『先生』』

 

「全く。

 

悪い、口上はいいから本題に移ってくれ。天雨。」

 

彼女はつまらなそうに、そうですか。と呟くと本題に入った。

 

 

『アビドスは生徒会の面々のみが残ったという情報は聞いていましたが。

皆さんの事のようですね。

 

アビドスの生徒会は5名と聞いていましたが()()()はどちらに?』

 

 

何かその言い方に引っかかった。

 

連絡のつかない理由。

端末の位置情報はゲヘナの学園から動かない。

 

 

『天雨行政官。

ここに居るのはセリカちゃんとノノミ先輩。そして校舎にいる私を含めて()()なのですが...?』

 

そこを疑問に思ったのかアヤネが質問する。

 

『あぁ、それでしたら「アビドス生徒」を名乗る人物をこちらで一人拘束させて頂いております。』

 

 

 

シロコだ。

 

「天雨、シロコは無事なんだろうな?」

 

『はい。まずはそこからご説明します。

 

砂狼シロコさん。

 

彼女は今風紀委員会の牢獄で監視させて頂いております。

 

あぁ───これは正当な理由があります。

昼頃、ゲヘナの地区にて美食研究会による飲食店爆破、及び万魔殿(パンデモニウム ソサエティ)の議長が乗った車両が襲撃される事件がありました。

 

その車に同乗していたと思わしき生徒が彼女です。

事情聴取にて持ち物検査をしたところなんとこのような物が彼女のバッグから出てきまして。

 

いまお見せします。』

 

 

と、ホログラムにそれが映る。

 

「「あっ!!」」

 

セリカもノノミも納得した表情をしている。

 

 

見せられたそれは覆面。

「2」と書かれたシロコが過去に被っていた青色の覆面だったのだ。

 

『これがなんなのか、こちらとしても本人の意思確認をしなければなりませんでしたので、何の為に使うものか聞いたところ彼女はこう言いました。

 

 

「銀行を襲うのに必要」

 

と。』

 

 

「.....あー.....言うわ。シロコ先輩なら言うわ。」

 

『あ、あははは....』

 

諦めたセリカと苦笑いするアヤネとノノミ。

 

『ご安心を。

犯罪履歴等探りましたが、それはありませんでしたので後日釈放できるでしょう。

 

この話し合いの結果によっては、ですが。』

 

「ッ!あんた、まさか!」

 

ギロリとホログラムを睨むセリカ。

 

『私はその先をまだ何も言っていませんが?』

 

天雨はシロコの存在を盾にしたのだ。

 

『それで?生徒会の会長はどちらに?』

 

「....アビドスの生徒会はずっと前に解散したのよ!!

 

事実上対策委員会が生徒会の代理をしてる訳!

言いたいことがあるなら私たちに言いなさいよ!!」

 

とキレ気味に言うセリカ。

 

「....こんなに包囲しておいて、銃を向けられたまま「お話をしましょうか」なんて言うのは委員会を率いて話をする生徒の態度としてはどうかと思いますけどね?」

 

ノノミすら、あの一言に苛立ちを隠せないのか、珍しく眉間にシワができており膨れっ面になっている。

 

 

『そうでしたね。

 

失礼しました。

イオリさん。貴女達の隊の所属の生徒を武装解除させてください。』

 

「.... 分かった。」

 

そう言うとガチャガチャと音が聞こえ目の前の全員が装填された弾倉と弾丸を排莢する。

 

「あ、あら....?」

「本当に武器を下ろしちゃった.....。」

 

 

『そちらも武装解除してくださりません?』

 

そう言われてセリカとノノミが武装解除した。

少しは友好的な態度をとってくれたのだろう、俺はそう思った。

当人たちの話を黙って聞く。

 

 

『先程までの戦闘行為、いえ、愚行は私の方から謝罪させていただきます。』

 

というものの彼女は頭を下げない。

 

今度はあちらで口論が始まる。

 

「なっ!?私は命令通り──────」

 

『命令に「まずは無差別に砲撃せよ」なんて言葉が含まれてましたか?』

 

「い、いや .....状況を鑑みて必要な範囲で火力支援、その後散るところを各個撃破。

 

戦術の基本通りにって......」

 

『ましてや他の学園自治区の付近なのですから、然るべき連絡をとり、注意するのが当然でしょう?』

 

 

付近、というその表現も気になった、まるでここがアビドス自治区ではない、とでも言うような。

アヤネもどうやら同じ疑問を抱いたようだ。

 

 

今は置いておこう。

 

問題なのは彼女たちに休戦の意思があるかどうかだ。

 

 

『失礼しました。アビドス生徒会改め対策委員会の皆さん。

私たちゲヘナの風紀委員会はあくまで、私たちの学園の校則違反をした方々を逮捕する為に来ました。

 

あまり望ましくない出来事もありましたが、まだ違法行為とは言いきれないでしょうし....やむを得なかった。ということでご理解─────』

 

「待った、天雨。

 

やむを得ない事情がお前たちにあるとは、悪いが思えない。

 

指示ミス、情報伝達。それはお前たちの問題でアビドス対策委員会にとっては関係ない。

その言葉は間違いだ。」

 

 

『....どうしてそう思われるのですか.....衛宮先生?

美食研究会により万魔殿(パンデモニウム ソサエティ)のトップは頚椎損傷。

飲食店は阿鼻叫喚。

 

そして、便利屋68はアビドス高校への私的な攻撃。

事態を収集するため迅速なる犯人逮捕が────』

 

嬉しそうに、勝ち誇ったように言う天雨に、務めて冷静に答える。

 

「お前たちのトップが、速度を優先にして何の確認もなく、なおかつ順序を間違える様な生徒じゃないことを俺は知っている。」

 

ヒナがアビドスに敵対するとは思えない。

便利屋68が暴れてると告げた時の彼女の表情は本当に申し訳なさそうだった。

 

「それに連邦生徒会長の失踪の影響による暴動の悪化への対処で、他校の自治区でのゲヘナ生徒の行動にまで手が回らないことを彼女は悔やんでいた。

 

それを今更言い訳にするのはヒナに対して非常に失礼だ。」

 

『........チッ』

彼女は小さく舌打ちをした。

 

「アヤネ、出張って悪かった。続けてくれ。」

 

『は、はい。

美食研究会の皆さんは言うまでもなく、便利屋の処遇は私たちが決めます。

 

元々アビドス高校と戦闘しており、先程の戦いはその延長線上です。

 

なので風紀委員会の手を出す隙はありません。

そうですよね?』

 

この場にいた二人が天雨を睨みつける。

 

 

『なるほど。対策委員会としての方針は揺るがないと。

 

はぁ......この兵力を前にしても怯まないだなんて。

これだけ自信に満ちているのは─────やはり信頼出来る大人の方がいるからでしょうか?

 

ねぇ、衛宮先生。』

 

 

「........」

 

 

『言い方を変えましょう。

 

連邦捜査部シャーレの先生も、対策委員会の皆さんと同じご意見ですか?』

 

 

「........あぁ。そうだ。

 

皆俺に名前を託してくれたし。

悪い所ばっかりじゃない。

 

もし、それがあるんだとしたら、注意するのは尚更大人である俺の役目だ。」

 

俺の言葉にセリカが突っかかった。

 

「わ、悪い所ばっかりじゃないって...どこがよ!?大将のラーメン屋を爆発させたのよ!?」

 

 

「違うんだセリカ。

 

アルはそんなに器用じゃない。

あいつは悪人のフリをしているだけで内心優しいんだ。

 

あれは事故だ。

 

本人が事後慌てふためいてたからな。」

 

「はぁ!?間違って?何でよ!!」

 

 

「それこそ指示ミスがあったんじゃないか?

 

「ここを後で爆破しましょう」の後を言わなかったとか、そんなつまらない事情だと思うぞ?」

 

俺の言葉に納得のいかないセリカ。

ノノミが1歩前に出る。

 

 

「ですが、結果的に便利屋の皆さんの手によって柴関ラーメンは破壊されてしまいました。

 

このまま大人しく引き渡す訳にはいきません。

 

そして前提がどうであれ美食研究会の皆さんは一時とはいえ協力してくれたお友達です。

 

アヤネちゃん、そうですよね?」

 

 

『はい!そういうわけで交渉は決裂です!ゲヘナ風紀委員、あなた方に退去を要求します!!

いいですよね!?先生。』

 

「あぁ。」

アヤネ達がやりたいようにやる。俺はそれを支えてやるだけだ。

 

感情の籠ってない声で天雨が言う

 

『これは困りましたね.....うーん。

こうなれば仕方ありません。

 

本当は穏便に済ませたかったのですが────』

 

 

そして、次は想定通り、と言わんばかりに、

 

『.....()るしかなさそうですね。』

 

と言った。

 

しかし、ここに居る生徒たちは全員武装解除済み。

戦闘するにしても用意が─────

 

 

 

『待機していた皆さん、前へ。』

 

と、天雨の声で新手の生徒たちが出てくる。

 

 

『騙しましたね.....行政官。』

 

そう。武装解除している俺たちに銃が突きつけられていたのだ。

 

全員が手を上げざるを得なかった。

 

『これで詰み(チェック)ですね。

皆さんの立場がわかっていただけたようで何よりです。』

 

「天雨、オマエッ......!」

 

『あら怖い。恨まないでください?衛宮先生。

 

先生のあの一言さえなければ私ももう少し手加減しても良かったのですが────ええ、そうです。』

 

 

窮地。

 

この状況の打開策は....そう考えていたのだが.....

 

 

(ダダダダダダダダダッ!!!)

 

 

「うわあっ!?」「ぐあっ!!」

 

 

風紀委員会の生徒たちから悲鳴と銃声があがる。

 

 

「許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない

許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない!

 

衛宮先生を騙して銃を向けるなんて!

 

許さない!!

うああああああああああああッッッ!!!」

 

 

離脱しているはずのハルカが暴走していた。

 

ショットガンを乱射され、爆弾をポイっと投げられ、新手の風紀委員はパニックになっていた。

 

『嘘をつかないで、天雨アコ。』

 

さらに通信に割り込んでくる生徒。

 

『あらっ?その声は』

 

『『やむを得ない』なんかじゃないでしょ?

 

アンタは初めからこの状況になる事が想定できていた。

ううん、違う。最初からこうなることを狙っていたんだ。』

 

『カヨコさん。』

 

 

それは風紀委員会の通信装備一式を奪ったカヨコによる通信だった。

 

「先生~!!大丈夫ー?」

 

と、俺達に銃を突きつけて居た生徒達はムツキの射撃によってなぎ払われた。

 

「すみません!すみません!助けに来るのご遅くなりました!!衛宮先生!!」

 

目を輝かせながら褒めてほしそうにハルカが駆けてくる。

 

「ありがとな、ハルカ。それにムツキも。」

 

 

『便利屋68!?監視の皆さんは何を──────』

 

『ご機嫌よう、風紀委員会の皆様。』

 

 

そしてさらにホログラムが展開される。

 

そこに映ったのは電子通信機を破壊したと思われるハルナ達の姿。

 

全て別々の場所のようだ。

 

『い、いつの間に!?』

 

今度こそ予想外だったのか、驚く表情を見せる天雨。

それを気にせずカヨコが続ける。

 

『最初はどうして風紀委員会がここまで来たのか、理解出来なかった。

 

忙しい風紀委員会が他校の自治区まで出張ってきた理由としては私達を捕まえる、だけじゃ不十分。

 

先生じゃないけど、こんな非効率的な運用、風紀委員長のいつものやり方じゃない。

 

だからアコ。これはあんたの独断に違いないんだ。

 

そして私達を相手にするにしてはあまりにも多すぎる戦力。

 

他集団との戦闘を想定していたとすれば説明がつく。』

 

 

『.......』

 

天雨は黙ってカヨコの推測を聞いている。

 

『とはいえ、アビドスを標的にした所で全校生徒はたったの5人。

彼女達は強いけど、集団戦を想定するにしてはおかしい。

 

となれば結論は一つ。』

 

カヨコの目が見開かれ、天雨の写ったホログラムを睨みつけた。

 

殺意のある視線で周囲も少し怖気た。

 

 

『アコ。あんたの目的はシャーレ。

 

最初から先生を狙ってここまで来たんだ。』

 

 

「な、なんですって!?」

「先生を... ですか!?」

 

これにはアルもノノミも驚きだ。

 

『ですが、先程のお話では衛宮先生は風紀委員長と良好な関係を築けたんですよね!?』

 

アヤネの言葉に頷く。

俺もそう思っていた。

 

だから天雨の独断という言葉に納得してしまってもいる。

 

『......。

 

ふふっ、なるほど。

嗚呼...便利屋にカヨコさんがいることをすっかり忘れてました。

 

のんきに雑談などしている場合ではありませんでしたね。

まぁ構いません。

 

体勢さえ建て直せればこちらのもの。

 

気丈に振舞っているみたいですが、あなた方は継続戦闘における疲労とダメージが蓄積しています。』

 

 

『.....やっぱりね。本性表したね。アコ。』

 

『ええ、そうです。

 

流石カヨコさんですね。

先程のお話はほぼ正解です。

 

確かに私はシャーレと衝突するという最悪のシチュエーションも想定していました。

しかし現状、衛宮先生は力に興味なく、シャーレのオフィスに更生目的で集められた生徒たちがシャーレの戦力だ、というのもガセネタだと判明しましたし。

 

 

そうですね、事の次第をお話しましょう。

 

きっかけは、ティーパーティーです。』

 

 

「ティーパーティー....?確かトリニティの────」

 

早瀬の言葉を思い出す。

 

『全く、知らないんですか?トリニティとゲヘナは不仲を通り越して互いを目の敵にしてるんです。

そんな正義実現委員会の生徒の目の前でそんなこと言ったらこうなるに決まってるじゃないですか。』

 

 

『勿論ご存知ですよね?

 

ゲヘナ学園と長きにわたって敵対関係にある、トリニティ総合学園の生徒会のことです。

そのティーパーティーが、シャーレの先生から何やら重要なデータを渡された、とそんな話がうちの情報部からあがってきまして。』

 

 

『コピーさせてもらったデータはティーパーティーに提出します。』

 

ヒフミの事を言っているのか?

あれはシャーレに、関するデータでは無い。

しかし、中身はさほど重要では無いのだろう。

 

 

『当初は私も「シャーレ」とは一体何なのか、全く知りませんでしたが.....

ティーパーティーが知っている情報となれば私達も知る必要があります。

 

それでチナツさんが書いた報告書を確認したのが今日の朝のことでした。』

 

 

それで車の手配がなかったのか。

 

『連邦生徒会長が残した正体不明の組織.....『正義の魔法使い』を名乗る大人の『先生』。

 

そして超法規的機関。

 

どう考えても怪しいでしょう? 』

 

 

これにはセリカもノノミも、俺さえも納得して頷いた。

 

 

「そりゃな。一般人に「魔法使い」なんて言ったところで普通は信じて貰えないからな。

 

俺だって大々的にそんなこと言うつもりはなかったんだよ。」

 

しかし、年頃の少女達が多くいるこのキヴォトスにおいて、噂というものはたちまち大きくなってしまうものだ。

 

 

『シャーレという部活がとても危険かつ不安定な組織に見えます。

 

これからのトリニティとの条約にも、どのような影響を及ぼすものか分かったものではありません。

 

ですからせめて条約が無事締結されるまでは、私達風紀委員会の庇護下に先生をお迎えしよう、

 

そう先程まで考えていました。』

 

 

いました....?

 

 

『ですが、衛宮先生の存在が危険、などという事はないでしょう。

それほどの傷をおい、おそらく立っているのがやっとという状態で。

 

先程の砲撃は衛宮先生の反応及び魔術観察、というのもありました。

 

剣の弾丸による迎撃には度肝を抜かれましたが、先生自らが生徒を攻撃した場面がないところを見るとどうやらその魔術行使とやらには制約、及び条件があるのでしょうね?』

 

 

「──────────────────」

 

見抜かれている。

 

思想はどうあれ、彼女の目は一流だ。

 

現場指揮だって、今日の朝俺を知ったと言うのに年密な計画を立て、それを実行し、便利屋68と美食研究会がいなければ、俺たちは詰んでいた。

 

 

『ですが、あれは先生の本気では無いのでしょう?

出来る事なら底を見せていただきたいのですが。

 

いいでしょう。

対策委員会の皆さんを追い詰めていけばいずれは────』

 

「天雨、お前.......。」

 

握りしめた拳からは血が流れている。

 

 

『.....随分と怖い顔をなさるんですね。衛宮先生。』

 

「.......」

 

 

ここでセリカ達が俺の代わりにキレてくれた。

 

「じゃあ何!?士郎を苦しめるためにわざわざあんた達はここまで来たって訳!?

 

許さない!」

 

「衛宮先生がどれほど苦しい思いをして、魔法を使っているのか....知りもしないで、興味本位でそんなこと.....!」

 

準備が出来たのか、銃を構える二人。

 

それに釣られてハルカが聞いた。

 

 

「あの.....衛宮先生はどこか悪いんですか?」

 

「このバカタレはね!

魔法を使う度寿命を削ってんのよ!!

使った後ずっと血反吐を吐いてて見ているこっちが怖くなるくらいね!

 

でも自分より周りの誰かの方が大切だからそれを止められないの!わかる!?」

 

 

「.....死にたい、死にたい死にたい死にたい死にたい、死に....」

「....えっ...じゃあ何?私達が先生と戦ってきた殆ど先生魔法使ってたよね!?

それずっと命削ってたの?」

 

ムツキすら青ざめる。

 

「今は俺の魔術の話はどうでもいい!!

交渉は決裂だ天雨。

俺の観察何かのために皆の思いを踏みにじった事を俺は許さない!」

 

『ふふ....そうですか。

 

では仕方ありませんね。奥空さん。

ゲヘナの風紀委員会は、必要でしたら戦力を行使することもあります。私たちは1度その判断をすれば、一切の遠慮をしません。

 

ので、衛宮先生に流れ弾が当たって、お亡くなりになったとしても、それは貴女達の─────』

 

 

「いい加減にしろ!!」

 

見ていられなくなり、俺はホログラムを生成していた機械を踏みつけ、破壊する。

 

 

「いくぞ!皆!!」

 

 

 

後からやってきたアルは

 

「え!守られる側がなんで前に行くのよ!!」

と叫んでいる。

 

「お前の狙撃、頼りにしてるぞ!アル!」

 

 

 

俺の言葉に、アイツは嬉し涙を浮かべてこういった。

 

「.....!

 

 

ええ!任せてちょうだい!

信頼には信頼で報いるわ!

 

それが便利屋68のモットーだもの!!行くわよ貴女たち!!」

 

 

「はい...衛宮先生にはご迷惑をおかけした分、私が盾になります。

 

盾になって死なせてくださいお願いしますお願いしますお願いしますお願いします!! 」

 

ハルカが割り込んでくる。

 

 

「私は優しく撫でてくれた衛宮先生を、初めは殺そうと────」

 

「前のことは前の事だぞ、ハルカ。」

 

 

 

 

そして、目の前から消えていた火宮からまた連絡が来る。

 

『衛宮先生。

D.Uで助けてくださった事には本当に感謝しています.....

 

今、先生及び対策委員会、便利屋68、美食研究会への攻撃指示が来ました。

 

だから、ごめんなさい。

 

このような形で恩を仇で返すような....。』

 

「....まぁ火宮は何も悪くないだろ。

それこそ仕方なかったって事で。

 

お互い無事でまた会おうな?」

 

 

『はい...!』

 

そうして通信が切れた。

 

 

最後にアヤネから報告が上がる。

『敵、包囲を始めています!突破しましょう!!

 

衛宮先生、再度指揮をお願いします!!』

 

 




私は本編においてアコをドレスもろとも所持しておりません。

が、用意周到で頭が回る人物だと解釈しています。

なので少し改変し
「あえて銃をむけっぱなしにしながら相手を煽り憤慨させる」

「先に自分の部隊を武装解除し、相手にも武装解除するように要求」

「交渉決裂における相手の油断及び武装解除の隙をつき部隊を突入させる」
という兵は詭道なりを素でいくシナリオにしてます。

また、マコトが頚椎損傷、という報告をした時嬉し勝ち誇っていたのは日頃の鬱憤が晴れたから。「ざまあみろww」みたいな心境なわけです。

なお舌打ちした場面は1番のクソ重感情で反論はできないが心の中で

「1日見ただけで委員長のことわかった気になりやがってコノヤロ」「その言い方腹立つ」

という感情が込められております。

Vol1 2章終了後、見たい絆ストーリー。とある事情により絆が深まらないのでホシノを除く。

  • 黒見セリカ
  • 砂狼シロコ
  • 奥空アヤネ
  • 十六夜ノノミ
  • 早瀬ユウカ
  • 羽川ハスミ
  • 空崎ヒナ
  • 本編を進めろ余り我を待たせるな雑種
  • 全部書け、そのような泣き言聞く耳持たん
  • 「バカの藤河は何処だ!」
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