結論:大人数でいけばデードじゃあねえ
俺が武装親衛隊の長官に就任してもう早いことに3ヶ月になる
その間は会議したりぶん殴ったり指揮をしたり命令したり大変だったなぁ
まあ嬉しいこともたくさんあった
……あったはず
「これが調査結果になります」
「ありがとうございます」
まあそんなことはどうだっていい!なんとこの度。
我はレイサ殿と一緒にスイーツ店に行く約束をせり!!
「ふっふっふ」
いかんいかん、部下の前なのに笑いが止まらん
「ど、どうされましたか?」
「いえ。少し喜ばしいことがありましてですね」
「なるほど、長官でさえ笑みがこぼれるようなこととは?」
「今度自警団の友達と一緒にスイーツを食べに行くのですよ。」
ふふふ、自慢しちまったぜ
「まあ!デートってことですね!」
そうそう、デートに…………へ?
「で、デートですか?普通に遊びに行くだけですが」
「いえいえ隠さなくても大丈夫ですよ!デートに行くことは恥ずかしくないですし。逆に憧れちゃいます!!」
で、デート!?俺が!?!?
前世では女性と手を繋いだ記憶でさえねぇぞ!!??
「ま、待ってください……そもそもお付き合いしている男女が遊びに行くことをデートと呼ぶのでは?」
「な!もうお付き合いされてるんですか!?」
「違います」
「な、なんということでしょう……人には言えない禁断の恋ってことですねえ!!!」
「違います」
「え!?もうキスをされたんですか!?!?!?」
「してません」
「は、ハレンチすぎます…………もう武装親衛隊じゃなくて破廉恥親衛隊ですよ!!!」
「違います」
「け、ケッコン………」
「早すぎます」
「そして私は友人代表スピーチで………」
「なぜですか」
「え!!!もう結婚式を済ませて子供も2人いて夫婦仲睦まじく暮らしてるんですかぁ!!!!????」
「違います」
「そ、葬式……」
「過程飛び過ぎじゃないですか」
「来世でも絶対に結婚しようねって死ぬ間際に言うんです!!!」
「違います」
「ち、違うのであれば肉体関k「
ドサッ
気絶させられた隊員がその場で崩れ落ちる
「……危なかった」
もし俺が当身をするのが遅れたら本当にやばかった………
え?なんで危なかったのかって?言わせんなよ
あと君の家に今夜保護拘禁しに行くからね。首を長くして待ってろよ
さて、コイツを休憩室に寝かせて俺は残りの仕事を終わらせっか
__________
当日、ハイドリヒは久しぶりに私服を来て外出していた
服のセンスは悪くないはず……昔婆やに叩き込まれたから胸を張って歩けるぞ
「……」
ハイドリヒは待ち合わせ場所につくないなや腕時計の時間を見る
「……7時ですか……1時間早いですね」
どうやら待ち合わせ時刻の一時間前に来てしまったのである。こうゆうあまり友達と一緒に遊びに行ったことのない人間はこうゆう時に早く来がち(体験談)
さて、レイサは約束を守るだろうからなぁ………暇だなぁ
その時
「……げ、最悪」
「奇遇ですね、今私もそう感じました」
またまたカズサと出くわしてしまったハイドリヒは悪態をつく
「なに?あんたなにしてんの?」
「私は今待ち合わせをしているだけですよ。貴方こそなにを?」
「あんたと同じよ」
「……まさかここが待ち合わせ場所ですか?」
「そうだけど、なんか文句あんの」
「ええ、とても不愉快なので消えていただきたい」
「へぇ、朝からやってあげようか?」
「ここが武装親衛隊の目と鼻の先なのをお忘れですか?」
そう、ハイドリヒ達の待ち合わせ場所は褐色館から少し歩けば着くような場所にある
「そもそも貴方に友達がいる事自体驚きです。とっても聖人な方なんでしょうか?それともすっごいお馬鹿さんか」
「なに、あいつらのことを馬鹿にする気?もしそうなら容赦しないよ」
「いえいえ尊敬ですよ尊敬。リスペクト精神です」
「たしかにけっこう馬鹿だけど聖人なのは変わりないよ」
「誰についてお話しているのか全く見当もつきません」
「教えてあげよっか?」
カズサがニヤけながらそう問いかける
「いえ、部下に探らせれば一発です」
「きっも、やってることほぼストーカーじゃん」
「貴方こそストーカーでは?もしや待ち合わせや友達がいるって話は全部ウソで私を尾行してるのかもしれませんね」
「なわけないじゃん」
「否定しきれませんよね」
「たくっ、あいつらがここに来れば証明できるけど」
「それにしても全くそのお友達とやらは来ませんね」
「はぁ!一時間前に来ちゃっただけだし!」
「奇遇ですね、私も一時間前に来てしまいました。ほんと最悪です」
「こっちのセリフなんですけど!!」
「急に叫ばないでください、周りから変な目で見られますよ……失礼、もう見られていますね」
「いつかあんたをイチゴタルトみたいにしてあげるから待ってなよ」
「その前に貴方を逮捕しておけば万事解決ですね」
「犯罪とか犯さないかぎり大丈夫ですよー」
「私には”保護拘禁”という特権が与えられてるのをそのちっさい脳みその中にしまっておいてくださいね」
「”保護拘禁”?」
「はい、その人が犯罪を犯す前に牢屋にぶち込める権利です。これの強みは法的拘束力を持たないことです」
「……何言ってんの」
「つまり法律に触れているかどうかは関係ないんです、もっと分かりやすく言えばその人が何も悪さしていなくても私は逮捕できるし逮捕するよう命令できます」
「なにそれチートじゃん!」
「もっと昔から認められている特権ですよ」
「はぁ、ほんとに最悪」
その時
「うーざーわーレイサです!!!」
「朝からうるさ!」
「あ、すみません」シュン
「いや、べつにそんな意味で言ったわけじゃ……」
「私はいつも通りのレイサさんと会えて心底嬉しく思っていますよ」
「ありがとうございます!」
ニヤッ
「……っ!」
「さてレイサさん、こんな人は放っておいて行きましょうか」
「ちょっと待ってください、まだ放課後スイーツ部の方々が来てませんよ?」
「放課後スイーツ部?」
初めて聞いた部活名だな……てかその人達ともスイーツを食べに行くんだな
「ちょっと待って、私そんな話聞いてないんだけど!?」
「あれれ?」
「……約束した時何があったんですか?」
「えっと、あれは一昨日の事でした」
_____一昨日_____
「おーい宇沢、明後日スイーツ店にみんなで行こうよ」
「わ、私なんかといいんですか!?」
「うむ、カズサには内緒にしておこう。
これがロマンだ」
「?」
「レイサちゃんも誰か友達を呼んでもいいからね
その方が楽しそう」
「はい!ありがとうございます!」
__________
「って事がありまして」
「なるほどナツのせいだね」
「ふふふ、信頼されてないんじゃないですか?」
「あぁ?」
「さて、待ち合わせ時刻まであと50分程でしょうか」
「そうですね、少し早すぎましt「おーい」この声は!」
???
奥の方から謎の3人組がこちらに手を振ってくる
「……あの方々が放課後スイーツ部の皆さんでしょうか」
予想は的中した
「やあ、たぶん早く来てると思ったから私達も早く来たぞ」
「……この人はだれ?」
「紹介します!私の最初の友達のハイドリヒさんです!」
「はじめまして、ラインハルト・ハイドリヒと申します。今後とも宜しくお願いします」
「うむ、よろしく」
「……ねぇ、ハイドリヒさんってもしかして武装親衛隊の長官さん?」
「はい、申し遅れましたが武装親衛隊の長官です」
「!?」
「!?!?」
「や、やっぱり……この前見たことがあります!」
「はぁ!?こんなやつを!?」
「この前ケーキ屋さんの前を通り過ぎようとしたときスケバンに襲われて……」
「お、襲われて……!?」
カズサが目を見開きながら聞き返す
「後ろからハイドリヒさんがそのスケバン達をこてんぱんにしてくれたんです!!」
「あ、あんた………許さないからね!!!」
なぜ?
「なぜ?」
「じゃあ、皆さん揃ったようなので行きましょうか!」
「ふふふ、楽しみですね」
「うむ」
……なんでコイツの話し方は山海経の門主みたいなんだ?
__________
「こ、ここが噂のスイーツ店ですか……はじめて来ました!!」
レイサは到着した瞬間この時を待っていたのかと歓喜する
「ここは特に抹茶ケーキが美味しいのでおすすめですよ」
「なるほど」
「まって、あんたここに来たことあんの!?」
カズサがハイドリヒに疑問をぶつける
「はい、たまに直属の部下に買ってきたりしますよ」
「なるほど、てことは今回も私達に買ってくれるってことだな。
かんしゃぁ」
「ちょっと何言ってるのか分からないです」
「むぅ」
「じゃ、じゃあ入ろっか……」
__________
「おぉ、けっこう種類があって迷っちゃうわね」
「早く決めなさいよ」
カズサは何故かストレスが溜まっていてさっさとスイーツを食べたいようだ
「ちょっと待ってよ、こんなに種類が多かったらそりゃあ迷っちゃうわよ」
「ええ、ここの品揃えはとても素晴らしいので迷うのは当たり前です。私は決して早く決定させるように催促なんてしませんよ」
「あぁ?」
「さっすがハイドリヒさん!」
「こら、ここに来てまで喧嘩しないの」
「だってコイツが……」
「それもそうですね、ここに来てまで子供じみた事をしていたらせっかく美味しいものを美味しく食べられません」
「まるで対比されてるような二人組みですね」
「どういう意味よ」
「な、なんでもないですよー………」
「ところでハイドリヒ君、ちょっとケーキを決めるのに手こずっていてね。
良ければ一緒に決めてもらえないか?」
ナツが隣りに座っていたハイドリヒに話しかける
「はい、大丈夫ですよ」
「かんしゃぁ」
この人たまに変な言葉づかいになるけど大丈夫か?
「これとかどうでしょか?」
このちっちゃいけど沢山種類が詰まってるケーキならだいたい外れないだろ
「う〜ん、ロマンが……」
ロマンか………ロマンだなぁ
「ではこの『ホイップマシマシイチゴケーキ、固め濃いめ多め』はどうでしょうか?」
「なにそのラーメンみたいな名前は……てか最後の『固め濃いめ多め』ってなに?」
「ホイップクリームの量かな?」
「なるほど、良く分かってるじゃないかハイドリヒ君は」
「ハイドリヒさんは何にするんですか?」
「私は久しぶりにチョコミント系にしよu「チョコミントですか!?」」
「チョコミントを食べてくれる人が他にいて嬉しいです!!」
「そ、そんなに驚く事ですか?割とスタンダードなスイーツかと」
「!!!!!!!」
な、なんだこの人……てかこの放課後スイーツ部って奴ら全員やばすぎだろ。
そのうち内乱でも起こさなければいいが……
後に、このハイドリヒの想像が当たることになるとは誰にも想像できなかったのである
「おいしーーー!」
モグモグ
「すごい……ほんとにホイップクリームが固い………」
「あ、ほんとに固かったんだ」
「……おいし」
「言ったとおりでしょう?ここは抹茶ケーキが絶品なんです」
「べつに参考になんかしてないし」
「ツンデレだなぁ……」モグモグ
「……後でぶん殴る」
「レイサさんも美味しそうな物食べてますね」
「はい!ヨイトマケ¹です!」
「よいとまけ?」
「ああ、汚れやすいので気をつけてくださいね………もう汚れちゃってますけどね」
「……へ?」
「ほら、ちょっと寄ってください」
「あ、えっと……「ほら、口元が汚れちゃってます」ムグ……ン………」
ハイドリヒはティッシュを取り出してレイサの口元に付いているハスカップを念入りに拭う
「…ン……プハッ!ありがとうございます!」
「これで綺麗になりましたね」
「……」
「……」
「…宇沢………」
「おぉ、この風景こそロマンかな?」
「……はい?どうかされました?」
「いや、私達がいる前でイチャイチャするのはやめてくれない?そうゆうのは二人きりのときとかさ…」
「………え?」
ちょっとまて、この金髪女なんて言った?
「そ、そのような事はしておりませんが?」
「おいおいおい」
「自覚症状なしなのもまたロマン……」
「あんた全部ロマンで済ませる気じゃない!?」
「………?」
このスイーツ店にはイチャイチャしやがってと思う放課後スイーツ部が4人、何のことか分からないハイドリヒとレイサが二人、この光景を微笑ましく見ている校内スク水徘徊女が一人という構図が出来上がった
なぜかハイドリヒとカズサの言い合いのシーンはスラスラ書けるんだよなぁ