こうして上下に分けたのは_今ガルパノグの兎編も執筆していて、ちょっとそれの執筆時間を確保したくてですね___2つに分けさせてもらいました。
あと兄貴からペロロ様のお人形買ってもらった!
「こっちに来るなぁぁぁぁ!!!」
「来ます!」
はぁ…はぁ…私の名前は百合園セイア
理由合って他校のエージェントと共に親交を深める(無断)最中、私はとてつもない危機に陥れられていた
__ほんとはゆっくりと紅茶でも啜りながら話したいところだが、現実はそうともいかない
「くっ!なぜここまで私を_追うんだっ」
「それは己の身体に聞いて下さい!」
何を言っているんだこの人は!?
「貴方のその踏み込み!感動しました!きっと我々と共にトレーニングに励めばキヴォトスを取れます!」
「けっこうだ!他を当たってくれ!」
「まずはミレニアム15周からですよ!」
「こっちに来るなぁぁぁぁぁ!!!」
「来ます!」
くそう…一体なぜこのような事態に?
それは遡ること数分前
『さて、手がかりは掴めて行動前に敵を制圧できた事は喜ばしいことだ___』
私はこのEXPOの争乱の主犯であるミライ?とか何だかを、公に被害が出る前にとっ捕まえる事が出来た
物語はハッピーエンド
全部上手く言った___
一つを除いて
『さて、ハイドリヒにどう謝ろうか』
私は思考に思考を巡らせて考えて想像した
最終的にショートケーキかチョコレートケーキで迷ったが__それならば家族に聞けばいいという結論に至ったのは言うまでもない
あの奇妙な鳥人形でも付けてやれば大いに喜んで私を許してくれるだろう
__それどころか……ふふっ
『待ってるがいいさ。首を長くしてね』
そう考えながらゲーム開発部の展示場へと軽い足取りで向かってゆく
全てが、まるでシナリオや台本でも配られていたかのように喜劇的でスムーズに進行していた
『おや?もしかしてトレーニング希望者ですか?』
『………』
運命とは非情だ
時に、それも純粋無垢なセクシーセイアであった私にさえも平等に厄災を降り注ぐ
『……君は……?』
『私はトレーニング部のスミレです!よろしかったらご一緒にトレーニングでも……あら、どうやらキャパオーバーのようですね』
チラリと彼女の横に視線を向ける
ヘルメット団だろうか、それも関係はしないが何人もの生徒が打ち拉がれていた
『こうもトレーニング希望者が多かったので……すみません、今回は____』
『私と交代しても大丈夫です!!!』
一人の少女が大声で叫ぶ
『わ、私もいいですからっ!』
もう一人も叫ぶ
『おぉ。これなら貴方もトレーニング出来ますよ』
ニコォ
『………』
次の瞬間。私は彼女から文字通り尻尾を巻いて逃げた
彼女の笑顔が怖かったからではない、恐ろしかった
俗に言う生存本能が働いた瞬間だ
「はぁ…はぁ…はぁ…」
私は今段ボールの中で息を潜めている
「ここなら見つかる心配もあるまい……このミレニアムなら野生の段ボールくらいそこら中に生息しているのだから」
ここはミレニアムサイエンススクール、トリニティとは訳が違うんだ!
「あっれぇ?おかしいですね…消えてなくなりました」
「フッフッフッ。どうやら見つけられなくて困ってるようだ__不本意だがまさしく滑稽だね」
さて、事が過ぎ去るまでここでじっと待っていよう
いずれか彼女もここを通り過ぎていなくなってくれるはず
…あとはハイドリヒと共に行動すればこのような危機的状況に陥る事はない!
私ながら完璧な作戦!まさにセクシーフォックスだ!!!
ピロピロピロン♪
「…………あ」
セイアは忘れていた
トリニティにはわんぱくなお嬢様が、まだ沢山いるということを
「暇じゃんね」
場所はトリニティ総合学園
素晴らしいほどにも美しい庭園の手前に、それは存在していた
「ふぅ…落ち着くことが大事なんですよ。ミカさん__」
「ナギちゃんに言われたくないけど?」
「私のどこが落ち着いていないと言うのですか?私は至って穏便で____」
「ふふっ、おもしろ」
ミカはふつーにいつも通りだ
良くも悪くもおてんばだね
「はぁ、なんで私はこんなに可愛いのに暇なの?」
「言っている意味が常人には理解できませんでした」
「え?私って可愛くないんだ〜〜〜」
「……ミカさん?何を言って___」
「別にいいよ。もう構ってあげないから」
「はいはい…いつもミカさんは我儘を言う時に決まってそれを言いますよね?バレバレです」
むぅ…と、ミカは不機嫌そうに頬を膨らませる
「そうだ!セイアちゃんに電話しよーっと」
「こらこら…迷惑では?今セイアさんはミレニアムの観光を楽しんでいる最中ですから」
「それって私に関係あるの?」
「ありありのありです」
「あっそ」
ミカはそんな事最初からどうでも良かったかのようにティーパーティー専用の受話器を手に取り、電話をかける
プルルルルルッ!
チャッ
「お、一コールで出るだなんて立場がようやく分かってきたのかな?」
(それは貴方が言われる側でしょ……)
『君たち!余計なことをしてくれたねぇ!!!』
電話の奥から届いたのはまさかの怒号だった
「うわっ!せ、セイアちゃん?ど、どうしたの……!?」
『どうしたもこうしたもっ!___待ちたまえ、きっと話し合えば分かるはず___『さぁ!一緒に体を動かす快感を味わいましょう!これで貴方もトレーニングマスターです!!!』___くっ!』
『これでも喰らえっ!』
『ピンッ』
『パァァァン!!!』
『うわっ!まぶしっ!』
ガチャッ
ツーツーツーツー
「…………………」
「…………………」
「ミレニアムにすぐさま武装親衛隊を進軍させてください!!!」
「りょうかい!今すぐハイドリヒ君に連絡するね!」
ガチャッ
ミカは再びダイヤルを回す
プルルルルルッ!
一コール目
プルルルルルッ!プルルルルルッ!プルルルルルッ!プルルルルルッ!
続けざまに何コールも待とうが………
プルルルルルッ!プルルルルルッ!プルルルルルッ!プルルルルルッ!プルルルルルッ!プルルルルルッ!プルルルルルッ!プルルルルルッ!
一向に出る気配なし!
「やばい!ハイドリヒ君が電話に出ないよ!」
「………っ」
バタン
「ナギちゃん!?ちょっと!救護騎士団呼んで!早く!」
「か、かしこまりました!」
ティーパーティー
一人ダウン
「くそっ何処にもいない…だと?何処にいるんですか……!?」
やぁ、俺の名前はラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ
皆からはハイドリヒとだけ呼ばれているが__実はハイドリヒは名字だ
日本とかだったら名字と下の名前が一つづつだが、ドイツとかだったらこーゆーのも珍しくないらしい_
__さていつまでも現実逃避をしている場合じゃない
「セイア様…何処に……」
俺は絶賛セクシーフォックスを探し中だった
いや、彼女ならきっと何処かでフラッと見つかるだろう
そして言うんだ__「ハイドリヒ、ショートケーキで良いかな?」ってな!
それと一緒にペロロ様でも渡してくるんだろ!それで上手く丸め込めると思ったら大間違いだ!!!!!!
__受け取るけど
まぁ…もしそうだったら怒るのはやめようかな?
「…なんかそう考えると探すのがバカバカしくなりました……いえ、きっと待っていたほうが出会える確率が高いですよね」
ほら、よく迷子になったら動き回るんじゃなくてその場に留まったほうが良いみたいなのあんじゃん?
「さーて、ゲーム開発部のところにでも戻りますか。きっとそれが一番です。それに面倒くさいです」
帰ろかえろ
バカバカしくてやになっちまうぜ___てかティーパーティーのお二方はどうしたんだ?
こんな事態なんだから心配の一つでもしてやればいいのに………
そう例えば____
電話をする…とかか?
次最終回でござんす。
↑
後書きですが、EXPO編が最終回なだけです
もうちょっとキャラ出したかったんですけど…すみません。