忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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この兎編の執筆楽しい。



兎討伐作戦

 

 

フロリアン・ガイエルン株式会社

 

 

通称H・G社

 

キヴォトスでカイザーに肩を並べれるほど強大な大企業だ

 

歴史は古く、昔…それも銃が開発されるよりももっと昔から傭兵業を主にし活動していたらしい

 

昔キヴォトスであった農民間の大戦争での英雄である、「フロリアン・ガイエルン」が創業したためこのような名前とのことだ

 

内部構造は未だにはっきりしていない部分も多く、カイザーと同様グレーゾーンで活動しているという噂もある__

 

それにカイザーと同様に様々な物に進出している

 

キヴォトスの市民からは評判は良い方だ。

お客様への対応はしっかりとするし、商品やサービスの内容も優れている

 

__それ以上に、この会社が高評価を得ている理由は…

 

ずばりPMC兵の練度の高さにあるだろう

 

こんな治安がクソッタレなキヴォトスだからこそ頼れる味方は魅力的だ

 

その分この会社のPMC兵の忠誠度は凄まじく、装備もしっかりしていてとても頼りになる存在

 

特に富裕層に好まれており、高価だがしっかりと護衛してくれるフロリアン・ガイエルン

__比較的安いけど、あまり強くないカイザーとで対比されている

 

現社長の名前はラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ社長でなんと15歳の高校生である。

本人は今トリニティ総合学園の武装親衛隊長官として学園生活を謳歌している最中でもあり、本人はあまり目立った社長らしい行動をしていない

 

 

 

Kivopediaより一部抜粋

 

 

 

 

 

 

「うわぁ……ガチの社長じゃん」

 

そう悪態つくのは、お団子デカデカ丸こと合歓垣(ねむがき)フブキだった

 

どうやらスマホでハイドリヒについて調べたらしい

 

「どうしました?フブキ…スマホなんか見て…またドーナツですか」

 

「違うってほら」

 

フブキはキリノの前にスマホの画面を持っていきそれを見せる

 

「これは…あぁ、ハイドリヒさんじゃなですか。

凄いですよね!あんな年齢で大企業の社長さんだなんて___」

 

「でもそれって親から譲り受けたもんでしょ?ぶっちゃけ環境だよね〜〜〜」

 

「こらフブキ!そんな事言っちゃいけませんよ!」

 

「はぁ…てかなんでこの年で譲り受けれたんだろ?」

 

「え?そりゃぁハイドリヒさんの腕が買われて………でもそれだけで社長さんを交代させたりするでしょうか?」

 

「…私が思うにさ、その前の社長さんは死んでr__」

 

……

 

………

 

…………

 

その後の言葉いつまで経っても聞こえない

 

それどころか…彼女はそのまま俯いて黙り込む

 

一体なぜ?さっきまで乾いた笑みで適当に業務をこなしていた彼女は__

 

なぜここまで顔色を悪くして、一言も喋らなくなってしまったのであろうか

 

 

 

 

 

 

 

「__教育はしといてくださいね。カンナさん」

 

「っ!申し訳ございません…あいつには後で厳しく言っておくので……」

 

「………」

 

ちょっと睨むだけで黙るなんて、ガキだな

 

「…さて、カンナさんに先生…これから作戦を説明します」

 

「はい……」

 

「りょーかい。私に出来るなら何でも任せてね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

『こちらラビット1、こちら方面に敵影無し』

 

「おっけー…レーダーもなんも映ってないよ」

 

「こらラビット3しっかりしろ…作戦遂行中だぞ。気を引き締めろ」

 

「へいへ〜い、サキ(・・)

『こちらラビット4……このエリアにも敵影無しです……』

「ラビット2だ」

 

「だってさぁ〜〜〜。これもう勝ち確定だよ?」

 

彼女の名前は風倉(かぜくら)モエ、何処までも楽観的なナイスばでぃーだ

 

「そうは言うがな_”もしも”を考える必要はあるだろ!」

 

そう叫ぶ彼女の名前は空井(そらい)サキ、特徴的なヘルメットを被ったポイントマンだ

 

「…こうしてミサイルで敵を薙ぎ払う感覚…はぁ…はぁ…///」

 

「落ち着けラビット3__まだ任務の途中だ」

 

「でもサキだって思ってるでしょ?これは勝ち戦だって!」

 

「それは………そうだが…………」

 

 

彼女らの思惑は殆ど正しい

 

場所はD,Uシラトリ区、ゲヘナやトリニティのように強大な治安維持組織はおらず、ヴァルキューレだけに任せているのだ

 

練度も、武器も、精神も圧倒的に勝っている彼女らにとってこの勝負は赤子の手をひねるように簡単なものであろう

 

 

「ほらぁ……ほらぁ!」

 

「う、うるさい!集中しろモエ!」

 

「私はラビット3だけどぉ?」

『あの……こちらラビット4……敵影無しです……』

「くそ……人を馬鹿にしてっ!」

 

「はぁん?先に言ってきたのはそっちでしょ」

 

「いやいや!モエが先におちょくってきたじゃないか!」

 

『二人とも任務中ですよ』

 

任務中にも関わらずふざけている二人に喝が入る

 

「はいは〜い………待って、レーダーに敵影あり」

 

「なにっ!?」

 

モエはスクリーンに映っている謎の点¹を凝視する

 

「ラビット4聞こえる?45°の方向になんかない?」

 

『ひゃぅ……えと…あ、戦闘ヘリが一機こっちに向かってきてる…』

 

「ヴァルキューレのか?」

 

『いや…あれ最新式の奴…私達がこの前見た新型アパッチだ』

 

「えぇ!?あのこの前買うか買わないか検討したチョー高性能の!?」

 

H・G(フロリアン・ガイエルン)社製のあの最新モデルですか?』

 

「_おいホントか?何かの見間違えじゃないのか!?

ヴァルキューレがあんな高級兵器を備えられるわけが無いだろ!」

 

事実、ヴァルキューレには何故か使える分の金が乏しいため兵器を購入するのはとても難しく_そして最新兵器とでもなるととても手が出せないのだ

 

「これは…違う組織が関与してると考えたほうが良さそうかもねぇ」

 

「違う組織?ゲヘナの風紀委員とか?トリニティの武装親衛隊とかか?」

 

「……くひっ、すぐ分かるはずだよ」

 

「はぁ?…………ま、いいや。ラビット4、撃ち落とせ。どーせ貧弱な場所を射抜けば一瞬だろうし」

 

『確かこの前見てみた時…プロペラ部分は工夫されて、

跳弾しやすいように設計されてあったはずです』

 

「よく覚えてるなラビット1__じゃぁどうするんだ?ミサイルで撃ち落とすか?」

 

「くひっ!」

 

『いえ、本体は硬い。

しかしまだ他の貧弱な部分があります』

 

「えぇ?」

 

『ラビット4、

ミサイルと本体の繋ぎ目、及び機関銃を撃ち抜いてください』

 

『了解』

 

 

 

ズドオォン!!!

 

すぐさま射撃音が一発聞こえ、まだ遠くでこちらに向かってきている戦闘ヘリの片翼の武装が落とされる

 

 

ズドオォン!!!

 

二発目、またもや成功したようだ

 

さっきよりも近くで、ヘリのもう片翼の武装が落とされた

 

『………』

 

 

 

ズドオォォォン!!!

 

 

三発目

 

脅威の集中力の元撃ち放たれた弾丸は、まっすぐとヘリの真正面の搭載機銃を破壊させる

 

「くひひっ!さっすがラビット4だねぇ__それにあれは買わなくて正解だったかもよ?」

 

奥の方では…全ての武装を剥ぎ取られた哀れな攻撃ヘリが浮いていた

 

「あぁ、きっとすぐに引き返すだろ。私達を甘く見たのが運の尽きだな!」

 

武装がないヘリなどただの運搬用具にしかならない

 

そんな無用の長物を最前線に運ぶ理由があるだろうか?

 

「ま、この後相手が攻撃してくる確率大だから注意してね」

 

「でもこれで相手が戦意喪失になってくれれば良いんだけどな」

 

「まっさか〜〜〜夢見すぎwww」

 

「それもそうかwww」

 

 

 

 

『……向かってきてません?』

 

 

「「は?」」

 

サッ

 

「……嘘でしょ?」

 

咄嗟にスクリーンに視線を移したモエは絶望した

 

そこには、今なお接近している飛行物体があった

 

「くそっ退却していないのか!?ミユ、確かに全ての武装は破壊したんだろ!?」

 

『ひゃぅぅ……は、はい…』

 

「な、なんでなの?攻撃のしようがないでしょ!」

 

「そんな事どうだっていい!すぐに撃ち落とすんだ!ミユ、羽の付け根部分を連続で__『ひゃうっ!』み、ミユ?」

 

___プツンッ

 

突如としてミユとの通信が途切れてしまった

 

「なんでぇ!?くっそ…ミヤコ!すぐさまミユの救援にっ!」

 

『……それは…不可能に近いかもしれません』

 

「あぁん?なんで!」

 

 

 

『…戦車を視認。これより対戦車戦闘を開始します』

 

プツンッ

 

「ミヤコ?…ミヤコ!くっそ切りやがった!そんなに戦闘に集中したいのか!?」

 

「そ、それよりも………見て」

 

「あぁん?なんだこんなクソ忙しい時に……」

 

サキはモエが指差す方向に視線を移す

 

__そこには、兵装のない戦闘ヘリ(・・・・・・・・・)がこちらに突進してきていた

 

「まずいっ、逃げるぞ!」

 

「戦闘ヘリで特攻とかふつー考えるか!?」

 

 

そんな愚痴を吐きながらも、ヘリはこちらへと猪突猛進してきていた__

 

「ぶ、ぶつかる……モエ!対空ミサイル!」

 

「ない!」

 

「ふざけるな___」

 

 

 

 

 

ギャリギャリギャリギャリ!!!

 

「ぬぁーーー!」

 

ヘリは超低空飛行を貫き、ラビット小隊のテントや機材を高速で回転する羽で引き裂いていく

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ……行ったね…万事休す」

 

「何処がだ!これを見ろモエ!」

 

「?」

 

振り返ると___

 

 

切り刻まれたテント

 

壊れて使い物にならない兵器

 

ばら撒かれた弾薬

 

 

これら全てがさっきのヘリにより巻き起こされた現象だ

 

まぁ…注意散漫だったラビットが悪いと言えばそうなる

 

「うわぁ……どうする?」

 

「どうするもこうするも、もう継戦能力が無くなったんだぞ!」

 

「はぁ!?私が悪いって言うわけ!?!?ほんっとそーゆーとこあるよね!」

 

「モエがミサイル無駄に使ったからだろ!アホか!」

 

「はいはいは〜い!私が悪ぅございました!」

 

 

 

 

 

 

 

「動くな」

 

「「!?」」

 

 

(言い争いをしていて気が付かなかった……!)

 

気がつけば二人はワルサーP38を向けられていた

 

その後ろには、多数の黒いロボットが銃を構えていて死角など何処にも無い

 

「……はぁ…まさかあんたらだとはねぇ…」

 

「な、なんで………」

 

 

 

 

「なんでH・G社が………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドガアァァァン!!!

 

「くっ…なぜ戦車が……」

 

ミヤコは今、遮蔽物に隠れながら反撃の機会を今か今かと伺っていた

 

(ヴァルキューレはこんな高級な戦車を保有できるはずがない……それに随伴している部隊はいない…なぜ?

考えられるのは一つ。ヴァルキューレは戦車の扱いに慣れていない__という事ですね)

 

ドガアァァァン!!!

 

「っ!」

 

(どうやらまだこちら側には気づいていない様子…よし、少しばかり遠いですが…通りかかる瞬間乗り込めば……)

 

 

キュラキュラキュラキュラキュラ

 

 

「………まだ……」

 

 

キュラキュラキュラ

 

 

(…後もう少し……)

 

 

キュラキュラ!

 

 

(今っ!)

 

ダッ!

 

ミヤコは向こうで自分に気がついていないであろう戦車に、その足を最大限活かして走り込む

 

 

 

 

 

それが間違いだった

 

 

 

 

「動かないでください!」

 

「っ」

 

ミヤコはとある誤算をしていた

 

 

最初から、ミヤコの隠れている位置はバレていたのだ

 

 

ザッザッザッ

 

「………」

 

戦車の死角から、ヴァルキューレの生徒が現れミヤコを取り囲む

 

「貴方は完全に包囲されています!投降してください!」

 

一人のヴァルキューレ生徒がミヤコに叫ぶ

 

「……っ」

 

 

 

ガチャン

 

その瞬間

 

ミヤコの銃が地面に落とされる音がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひゃぅぅぅぅ」

 

(うぅ…スモークで周りは見えないし…通信機は狙撃されるし……)

 

ミユは、木々の生い茂る森のふもとでスモークで見舞われていた

 

どうやら通信機も破壊されたようで成すすべが無い

 

__すると

 

「お〜〜〜い、ミユ〜〜〜」

 

「ひゃうっ!?こ、この声は…サキちゃん?」

 

ミユは煙の中、音のした方向に体を傾ける

 

「う、うんそうだよ。心配で助けに来たんだ!__でもこの煙は安心して、ただの機械の故障だから」

 

「で、でもサキちゃん……声…違くない?」

 

「あ!それはその……ゴホッ、ゴホッ!ちょっと風邪気味でさ…ゴホッ!」

 

「………」

 

「まぁ安心して…ほら、銃を置いて…ね?」

 

「………」

 

(怪しい__)

 

(声も、口調も、雰囲気も…なんだかいつものサキちゃんとは違う…

…こんな時には…合言葉…)

 

 

 

「クローバー」

 

「へ?」

 

「サキちゃんなら知ってるでしょ?もし知らなかったr__「クローバー!」え?…っえ?」

 

「な、なんか言った?こ、ここら辺雑音が多くてさ…ははっ__で、クローバーだよ?」

 

「あ、あぁ……ニンジン!」

 

ミユは慌てふためいた口調でそう返答する

 

「へぇ…そっか……いや、クローバーで思い出したんだけどさ……ほら、手ぇ出してくれない?」

 

「え?…なっ、なんで……」

 

「いいからさ!ほら、はやく!」

 

「う、うん……」

 

(クローバーでもあったのかな?_いや、作戦中…でも……)

 

__しかし

 

ガチャン

 

「……え?」

 

返ってきた返事は幸運のクローバーなんかではなく、もっと冷たいものだった

 

「いや〜〜〜。心理戦に弱いんじゃないかって先生言ってたけど…ホントなんだね?」

 

「えと…サキちゃん?て、手錠外してほしいな……」

 

「あぁごめんね。それは出来ない……だって____」

 

 

 

 

「私がヴァルキューレだから」

 

「………」

 

(手首にかけられた手錠)

 

(近くにいたのは仲間ではなく敵)

 

 

 

 

 

「……だ、騙された!?

 

¹
速度測定装置が発するマイクロ波やレーザー光を、本体のアンテナで直接受信してドライバーに警告する「物理的検知方式」と、事前に登録されたオービスポイントの位置情報を元に警告を発する「GPS方式」の組み合わせが主流です。

マイクロ波やレーザー探知は、速度取り締まり装置(オービス)から発せられるマイクロ波やレーザー光を、レーダー探知機が直接受信して探知します。速度測定装置の「電波のこだま」を受信することに似ており、即時性の高い探知が可能です。

GPS方式は、あらかじめGPSのデータとして登録されている、速度取り締まりポイントの位置情報に基づいて警告します。誤警報が少なく、都市部での使用に適していますが、取り締まり装置の設置場所が事前にわかるため、対策を立てやすい方法です。





兎、ゲットだぜ!

あまり激しい戦闘シーンにはしませんでした、だってそうしたらハイドリヒが脳筋ゴリラみたいになっちまうし……。
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