忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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うぅぅぅ、目の焦点が合いにくい



仲間集め

なんにもないトリニティの廊下

 

その中で一組の男女が話し合いながら廊下の中を進んでいた

 

一人は女性の大人で白衣を着ている、首からはシャーレのマークの付いた物をぶら下げている

 

もう一人は大人かと間違うほど大人びている高校生男児、頭には黒い鷲が印象的な帽子をかぶっていて服はまるで史実の武装親衛隊を彷彿とさせるほど黒い

 

「ええっと……部長はヒフミなんだね?」

 

まるで信じられらい物を見るかのような目でハイドリヒに問いかける先生

 

「はい、先生とは関係がお深いようですね」

 

それに対してハイドリヒはどこか含みがあるかのような言い方で先生の問いに返答する

 

「……え?

__な、何のことかなぁ!?」

 

「銀行で仲良くしてくれたようで」

 

誰にもバレていないはずだった銀行強盗がなぜかハイドリヒに筒抜けで驚きを隠せない先生

 

「な、なんで知ってるの!?!?」

 

「機密事項です。

_____それよりも先生」

 

「はひぃ……」

 

「仮にも先生という立場であるのに我が校の生徒を連れ回してそんな危ない事をさせないでください。

もしトリニティ生がブラックマーケットで銀行強盗して暴れてるなんて話がトリニティ、いやキヴォトス中に広まったらヒフミさんはイジメられていたのかもしれませんよ?」

 

「そ、その通りでございます……」

 

「もしそのような状況になったら介入するのは我々武装親衛隊なんですからね?ただでさえ多い仕事を増やさないでもらいたいです」

 

「以後気をつけます……」

 

今からです」

 

「や、ヤヴォール………」

 

「___しかし、ヒフミさんを不良共から助け出してくれたのは感謝申し上げます。先生がいなかったらもっと酷いことになってそうでしたからね」

 

「でしょでしょ!」

 

まったくこの人は……ちょっと褒めたらすぐに調子乗るんだから

 

「___と、着きましたね。

ここがヒフミさんの待機している教室であり、補習授業部の部室です」

 

「よし」

 

ガチャ

 

先生は勢いよく扉を開く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きれいに並べられた机に椅子

 

昨日まで綺麗だった謎の鳥が描かれた黒板

 

一人真ん中の椅子に座っている自称普通の女子高生

 

「お待たせしました」

 

「やっほ~元気してた?」

 

「せ、せんせい〜〜〜!」

 

「おやおや」

 

「阿慈谷ヒフミさんです、テストをを受けずにライブに行って内申点を取れなかった部長になりました」

 

「すっごいね」

 

「あうぅぅぅ、すみません……」

 

「いやべつに謝ってほしいいわけじゃないけど」

 

「では他のメンバーを集めに行きましょう」

 

「ほ、他には何人ほどいらっしゃるんでしょうか?」

 

「あと3人です

そのうち2人が逮捕されています」

 

 

 

 

 

 

 

「「え?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず一人目は白州アズサさんです。

一言にまとめると準テロリストです」

 

「ふ〜ん………あれ?ここってトリニティだよね?」

 

「はい」

 

「ゲヘナじゃないよね?」

 

「はい」

 

「あはは……着きましたね、あまり来たくは無かったんですが……」

 

ヒフミは悪態をつきながらも正義実現委員会の管轄の牢屋がある建物の扉を開けるのであった

 

 

 

 

 

 

 

ギィーー

 

「失礼します、どなたかいらっしゃいませんか?」

 

中は思ったよりも暗くなく、トリニティの建築センスがうかがえる

 

「おや、正実の方がいますね」

 

「……」

 

「あの〜えっと……」

 

「____なに」

 

「え、え?」

 

「だから、なに」

 

「__あぅ、私なにかしちゃいました?」

 

「気にしないできっと人見知りなだけだろうから」

 

「だ、誰が人見知りよ!ちょっと初めて見る相手だから警戒してただけよ!」

 

それって人見知りって言うんじゃね?

 

「それで!正義実現委員会に何のよう!?私達は暇じゃないんだけど!」

 

「ちょっと人を探していて__「はぁ!私達はボランティア委員会じゃないのよ!他を当たって!」」

 

「いえ、ここで捕まってるって聞いたんですが……」

 

「なんなのよ!もしかしたらあんたも共犯なの!?とにかく怪しいあんた達に協力できる事はないわ、帰って!」

 

あいも変わらず乱暴な口ぶりで追い返そうとするコハル

 

「よく喋る口ですね」

 

「な、なによ……!」

 

「元気な方はとても好ましいですが____あまり喋りすぎる口は大嫌いでしてね」

 

「う……あ、あんたになんかっ…くっしないんだから!!!」

 

「そうですか、すでにティーパーティーから許可は降りております。

行きましょう、先生」

 

「えぇ!?許可もらってるの!?

それを早く言いなさいよ!」

 

「もう一度言います、喋りすぎる口は大嫌いです」

 

再度圧をかけるハイドリヒ

 

「ちょっとハイドリヒ、弱いものイジメしちゃだめだよ」

 

「そうですよ、初めて会った時はあんなにも優しかったのに…………」

 

 

 

 

 

 

 

「____?」

 

「!?」

 

「え?」

 

「な、なんであんたが牢屋から出れてるのよ!?」

 

お、お前は………

 

「お久しぶりです、ハイドリヒさん❤️」

 

「し、知り合い?」

 

「ええ、ちょっとした友人でして」

 

「あんたこんなのと友達なの!?頭イカれてるんじゃない!?」

 

うぐぅ!何も言い返せない!

 

「うふふ、あら大人の方ですね?」

 

「ちょっとその格好で歩かないで!」

 

「えっと…この人が補習授業部のメンバーの一人ですね」

 

「こ、個性的な子だね……」

 

果たしてこれは個性だけで済ませていいのだろうか?

 

「てかなんで校内を水着で歩くのよ!」

 

「あら、学校のプールでは皆水着になられますよね?

___しかし、広いくくりで見てみればこの場所もプールになるわけです」

 

「なりません」

 

「では何をもってしてここはプールではないと仰るのでしょうか?」

 

「もし貴方の理論が正しくともここは正義実現委員会の部室であると決まっています。つまりここはプールではありません」

 

「そうでしょうか?ではもしティーパーティーが貴方の家を温泉だとして開発してしまっても構わないと言うことでしょうか」

 

(温泉開発部かな?)

 

「構いませんよ、同じことをするだけです」

 

「うふふ❤️更に気に入りました。

一緒にどうですか?」

 

「結構です」

 

「あら、ハイドリヒさんは裸で泳ぐタイプなんですね❤️」

 

「違います」

 

「そうなの!?」

 

「違います」

 

「私は先生として生徒の趣味はある程度受け入れるよ」

 

「違います」

 

「あのぉ、けっきょくハナコさんはどうなるのでしょうか?」

 

「そんなの決まってるじゃない!エッチなのは駄目!しけい!!」

 

「下江さんもご一緒にどうですか?」

 

「いやよ!なんでこんな男と一緒に裸で泳がなきゃいけないのよ!!」

 

おーなぜか俺も泳ぐことになってやがる

 

「まあいいです、では行きますよ

ハナコさん、コハルさん」

 

「はーい❤️」

 

「え!?あたしも!?」

 

コハルは頭に付いているちっちゃな羽をパタパタさせながらそう聞き返す

 

「うん、君も補習授業部のメンバーだからね」

 

「う、うそよ………変態と変態がいる部活に入らされるなんて……」

 

おいなんで二人変態がいるんだよ

 

「もうすでにハスミさんには話を通しました」

 

「そ、そうよ!ハスミ先輩はなんて__」

 

「たしかに学力が振るわない……と仰っていました」

 

「……」

 

「___ハスミ先輩………」

 

「まあまあ、切り替えていこうよ」

 

「ゆめ……そうよ、夢なんだわ」

 

「?」

 

「これはゆめゆめゆめゆめエッチゆめゆめゆめゆめくちなしゆめゆゆめゆめっっゆえめめゆめ」

 

「ヒフミさん、ハナコさん。

すぐに救護騎士団に連れてってください」

 

「は、はい!」

 

「うふふ。了解しました」

 

「ゆーーめーーーなのよ〜〜〜〜〜」

 

こうして二人はコハルを治療するために離れるのであった

 

 

 

 

 

 

「さて、では二人だけでもう一人の部員に会いに行きましょうか」

 

「うん……何処にいるの?」

 

「我々の牢屋です」

 

「また牢屋かぁ」

 

今度は武装親衛隊の方の牢屋に出向くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「敬礼!」ビシッ

 

「おお、そんなに硬くならなくても……」

 

牢獄の前で見張りをしている隊員が綺麗な敬礼をする

 

それを労うかのようにハイドリヒは答礼を返す

 

「お疲れ様です。

対象は現在どのような感じでしょうか?」

 

「は!先程まで暴れていましたが今は大人しく座っています」

 

「ん?ちょっと荒っぽい子なのかな?」

 

「ちょっとですめば良かったんですがね」

 

「?」

 

この言葉の意味を先生はまだ知らない

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

「ここです」

 

「案内ごくろう、もう行っても大丈夫ですよ」

 

「は!」

 

隊員の案内で先生はとある他とはまた違った牢屋に来ていた

 

(一般的な牢屋って鉄格子とかがついてるイメージだけど___普通の壁に扉が付いてるだけ?)

 

「……?」

 

「先生が疑問に思うと事は分かります。

まあ彼女は特別なので」

 

「とくべつ?」

 

「はい、ちょっと複雑なんですが……まあ監視カメラでチェックされてるので問題ありません」

 

「そ、そうなんだ……」

 

「では入りますよ」

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

(内装は普通な……いや、最低限度生活できるほどの物しか置いてないね。

……あの子かな?)

 

いざ入ってみると内装はシンプル、ミニマリストが発狂して喜びそうな内装であった。そして素朴なベッドに一人の少女が腰掛けている

 

「君がーっえっと……」

 

「この人は白州アズサですよ、忘れないでください」

 

「ああそうだった、ごめんごめん」

 

「……」

 

「ねぇ。一緒に来てほしいところがあるんだけど」

 

「……とうとう拷問部屋か」

 

「へ?」

 

「仕方がないかもな。なにせ武装親衛隊の砲弾備蓄庫を爆発させたんだから」

 

「!?

そ、そうなの!?」

 

「はい、本当はもっと薄暗い場所に収監する予定だったんですがね」

 

「さあ、火あぶりでも水攻めでも電気椅子でもなんでもすればいい」

 

「え、えっとね!?君は今から補習授業部って部活に入部するんだよ!?」

 

「補習授業部?」

 

「まあ詳しい話は明日します、今日は釈放です」

 

「釈放……?いいのか?」

 

「まあ今回ばかりは目を瞑ってあげますよ」

 

「ふん、甘いな」

 

「甘いのも今回だけですからね」

 

「あー!それって漫画とかによくあるなんやかんや言いながらずっと甘やかしてあげるツンデr「なんですか?」な、なんでもございません……」

 

「では行きましょうか、アズサさん」

 

「……」コクッ

 

(たった一言でこの女を黙らした……さすが武装親衛隊の長官だな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃

 

「ふぅ、意外と軽いですね」

 

「すみません、おんぶさせてしまって」

 

「いえいえ、私のほうが体格は大きいですからね」

 

コハルをおんぶしながらそう話すハナコ

 

「阿慈谷さんはなぜ補習授業部に?」

 

「えっと…ペロロ様のライブに行ってて……」

 

「へぇ、まあ私は普通に点数が取れなくてですね

__あと関係ないとは思いますが水着で校舎を徘徊…」

 

「関係ありますね、それ」

 

「___うーん、、、えっちよーー」





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