くっそ!あの野郎!ハーレムなんて作りやがって!
コハル「ブルーアーカイブはエッチなゲームなのよ!!」
な、なんだってー!!!
「〜〜〜ってな感じ」
「なるほど」
ハイドリヒは今、病院のベッドの上で先生からあの日何があったかについての説明を受けていた
「……結局今は正義実現委員会がミカさんを捕らえてると」
「そうだよ___それにしても心配したんだよ!?」
「まさか私もあんなに攻撃が通らないなんて思いませんでしたよ」
あんなのもうゴリラじゃなくてサイクロプスだろ。
ミカゴリラから改名してミカサイクロプスにしろよ
いや…ギガンテスか?
「長官!ミカの引き渡しを要求しましょうか?」
「いえ、面倒くさいので大丈夫ですよ」
「了解しました!」
「まっさかミカが隕石を降らせるなんて……ほんっと驚きだよ」
「私でもあんな情報持ってませんでしたからね…予想外です」
「長官!ミカの収監されている檻にミサイルを打ち込みましょうか?」
「やめてください」
「了解しました!」
____なんかさっきからずっと俺の部下が過激なんだが
「あはは…元気だね」
「病院なのでお静かに」
「了解しました!」
やばいだろコイツら
「はぁ……」
「な!長官大丈夫ですか!?
おいお前ら!なんか面白いことやれ!!」
「え、えっと……一発芸しまーす………!」
「大丈夫ですよ」
「この前見た補習授業部の真似!」
………なにそれめっちゃ気になるんですけど
「え、エッチな本!!没収よぼっしゅう!」サッ
そう言って本を取り上げるような仕草をする
「………」ササッ
「?」
その後取り上げた本を大事そうに持ち、少し離れた所でかがみ込む
パラッ
「///」
「ネェアンタ、ナニヤッテンダイ?」
「きゃ!べ、別にエッチな本を読んでたわけじゃないから!」
「デモテニモテルヨ、エッチナホン」
「こ、これは……確認、そう!確認してたのよ!!!これは大事な業務なのよ!」
「ナンテコッタイ、ソイツハシツレイシタ」
「ふん!勘違いしないでよね!」
「ジャアナ。ギョウムガンバッテクレヨ」
タッタッ
……
クルッ
「………」
「………」
「……………ど、どうでした?」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………………ふふっw」
「お、長官が笑ったぞ!!!」
「ばんざーい!」
「よくやった!武装親衛隊の未来は明るい!!」
「え、えへへ……///」
(みんな仲いいな〜〜〜)
この後先生は病室に置いてある沢山のお菓子をぶんどって帰っていたとさ
__________
グゥゥゥゥ
突然、ハイドリヒの腹の虫が鳴き始める
時計を見てみると短針はもう12時を回っていた
「……お腹すきましたね」
「おい!何かご飯を買ってこい!」
「了解!」ダダッ
「私も行きますぅ!」ダダダッ
「あっ………」
「なんですって!『それまで間に合わない、死にそうだ』ですってぇ!?」
「言ってませんし死にません」
「え、えっと……お菓子の大半は先生に盗まれたし…その他は私達で食べちゃったし………」
おい何やってんだお前ら。恨むぞ
「他に食べ物は………あ!ありました!」
ん?まだお菓子が残ってたか?
「わ、私の羽を____」
「駄目です」
「えぇぇぇ!?」
「そうだぞ、いくらなんでも……」
うんうん。てか羽って結構デリケートだろ。反省しろ
「その代わりと言ってはなんですが長官。私を食べませんか?」
「……食べません」
「あ!今一瞬迷いましたね!?」
「一瞬理解が出来なかったんです」
「うっふーん❤️」
「キャー!」
「な、なんてセクシーなのー!!」
「やめてください」
「買ってきましたぁ!」ガララッ!
急に勢いよくハイドリヒの病室の扉が開かれ、そこには買い物に行った二人の隊員が立っていた
「お、お疲れ様です___何を買って来てくれたんですか?」
「あずきバーです!」
「………貴方は?」
「煮卵ですぅ!!」
なんてチョイスをしていやがるんだ………
あずきバーと煮卵、圧倒的食べ合わせの悪さ。
これを同時に食べた者なんてこのキヴォトス、いや日本中どこ探しても居ないだろう
某美食研を除く
「なぜこんなに絶妙的なチョイスを?」
「「私達が食べたかった物です!!」ぅ!」
「…………食べていいですよ」
「い、良いんですか!?」
「ありがとうございますぅ!」ムシャァ
もう食ってるし
「こらこら、長官殿が困ってますよ」
さっき自分の羽を食わせようとしてた奴が何言ってんだ
「………」グイッ
ん?
「あ!なんかひっそりと長官を自分の方に寄せてるぅ!」
「な、なんですって!?一体誰が………」
「あんたよ!」
「ずるーい!私もー!」グイグイッ!
あ、ちょ……
「私もまぜてまぜて!」
「長官の許嫁として私も参戦しなければ……!(使命感)」
一応俺って怪我人なんだけど。
あとお前別に俺の許嫁じゃねえだろ!!!
その時
ガララッ
扉が今度は普通のスピードで開かれる
「失礼しま………す……………」
「お疲れ様です」
「な、なんで長官が他の娘と…おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい」
「?」
「_____長官には失望しました」
えぇ!?
「なぜ!?」
「たしかに、失望する理由なんて思いつきませんね」
「うん、許嫁として発言するけど。
別に長官はおかしなことしてないよ」
「だから貴方は許嫁じゃないでしょう」
「い、いいなずけ?」
「違います」
「___ってそんな事はどうでもよくて。
なんですか!わざわざ私が仕事の書類を持ってきたのに……そんなに女の子とイチャイチャしてぇ!」
「………はっ!」
お前らなんでずっと抱きついてんだよ!?
「ほんっと羨ましいですね!!!」
「いや、これは違くて____」
「この状況で何が違うんですか!!!」
………なんも言い返せねぇ
「一緒に抱きつく?」
「それは………………………はい」
おい
「____ひとまず書類は渡します」
「あ、ありがとうございます………」
なんの書類だろうな?あのギガンテスゴリラの処遇についてかな?
「以前の作戦での費用です」
費用は次の通り
__________________________
・主力ライフル代(stg44)、11丁ー合計5,764,000円
(一丁、524,000円)
・衣服修理代、合計250,000円
・消費弾薬代(手榴弾含)、合計88,500円
・燃料代、合計9,800円
・菓子代、合計2,000円
総合計、6,114,300円
__________________________
「………」
「………」
「うひゃぁ、高いですねぇ」
まぁ………いいし
「これはパテル分派に送りつけてください」
「了解!」
「うわぁ」
資料を持ってきた隊員からまるでおぞましい物を見るかのような目で見られる
「気にしなくて大丈夫ですよ。まあ菓子代くらいは文句を言われるかもしれませんが」
「………」
なんだよその目は……まるで三角コーナーの生ゴミを見る目じゃねぇか
「こいつは臭いです。ゲロ以下の匂いがプンプンします」
おぉ…それ以上だった
「なーに言ってんだが__長官、この娘長官が目覚めた後で一人で泣いてたんですよ?」
「え!?なんで知ってるんですかぁ!?!?!?」
「ほぉ…それはまた___可愛らしいですね」
「………」
「___っ!」
ガラッ!
あ、逃げた
「あーあ、逃げちゃいましたね」
「長官って意外とたらしなんですね」
「え?私が悪いんですか?」
ハイドリヒの入院生活は続く………!
嘘だ
__________
とある会議室にて
「クソッ!しくじりましたねぇ!!」ドンッ!
「………」
「お、落ち着けよ……!」
レジスタンスのリーダーであるレーベは激怒していた
「このまま上手く行けば良かったのに……まぁ大丈夫です、予定通りの作戦で行きましょう」
「ああそうだな」
「ふふふ…!」
「でもこれでミカは動けない、セイアは言わずもがな。
そしてナギサも色々と信頼を失ってるって噂だ」
「ははは、武装親衛隊の長官からも信用されなくなったっていうのも聞いたことがあります…まったく滑稽ですよねぇ」
そう言いながら、口角をあげてニヤニヤと厭味ったらしく笑う
「これで内戦の準備も……全ては計画の内って所ですか」
「ああ。その内戦の後はイジメも差別も無くて皆が笑い合えるトリニティを作るんだ!」
そうヴィシートリニティのリーダーであるネクロが叫ぶ
「はい、そのとおりですよ」
ライ二もネクロの意見に賛同する
(やっとこのトリニティから忌々しいティーパーティーによる統治が無くなって、万魔殿による素晴らしい独裁が始まるんだぁ……!)
「…………」
「ん?どうした?お腹でも痛いのか?」
「いえ、お気になさらず」
「………そうか」
「では私はこの後すべき事がございますので、お先に」
「あ、私も今日は友だちと一緒にスイーツ食いに行くから帰るわ。じゃあな」
「ええ、お二人共また会いましょう」
ガチャッ
そして会議室にはレジスタンスしかいなくなった
「………」
一人残されたレーベはぽつりぽつりと昔話を始める。
誰に聞かせるわけでもなく、ただ独りでに
「思えば長かったですね………もう最後の時ですか」
「……いや、これからですね」
「………」
「トリニティのティーパーティーを排除して、私がトップになって………そしたら、認めてくれるでしょうか」
「あの子みたいに、また……………」
「あの時みたいに……………………………………」
「その後は皆で、皆で笑い合って暮らしましょう」
「そうしましょう。それがいいです」
「…………しかし」
「空に3つも太陽は昇りませんよね」
さて、どうなるんでしょうかねぇ………