忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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日間ルーキー13位ありがとうございます!


先輩方とのお茶会

チュンチュン

 

可愛らしいコトリが鳴く声や、大きな窓から差す太陽光で自然と目が覚める

 

「……」

 

いつもなら目覚まし時計の音で起きるのだが、今日はどうやら違うらしい

 

スッ

 

素早く身支度を整え、部屋から出る

 

朝食に向かうのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございます」

 

「おはようございます」

 

やはり朝早く起きるのは気持ちがいいものだなぁ

 

すると

 

「おはようございます、本日はお早いようで」

 

婆やがそう話しかける

 

「はい、今日はお茶会がありますので、早めに起きて身支度でも…と」

 

「はい、いい心がけですね」

 

そう、今日はなんとお茶会があるのであーーーる!!!

 

ふふふ、楽しみだなぁ

どんな人が来るんだろう?

 

なんか高校生ですっごい方だとは聞いたしな……トリニティっぽい人なのかな?

 

まあどうせお茶すすってなんか話すだけだろ

 

いけるいける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いざ、お茶会にて

 

「今日はこのような貴重な時間を取っていただき誠にありがとうございます」

 

「いえ、このような機会をいただきたいと伺ったのは私達の方です、こちらこそありがとうございます」

 

「……」

 

一人は背が同じくらいなハスミさん

うお!でけぇ

 

もう一人はずっと無口で怖い顔のツルギさん

こっちもでけぇ

 

「ふふふ」

 

「?」

 

おっと失礼、あまりにも目の健康に良すぎて笑ってしまったよ

 

「いえ、このようにお茶会を開くのは初めてでして……右も左も分からない身でありますので、なにとぞご了承を」

 

「いえいえ、あまり硬くならなくて大丈夫ですよ?本日はちょっとお話をしたくて」

 

「……」

 

なるほど、雑談か?

ちょっと違う

 

それと……

 

「すみません、体調の方は問題ないでしょうか?」

 

「へ!?いや!………大丈夫です

 

「すみません、ツルギは初めて年下の男性の方と対面するので緊張してて……大丈夫ですよ、ツルギ」

 

「あ、ああああうん」

 

ご乱心だな

 

「さて、まず自己紹介からさせてもらいます」

 

「私の名前はラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒです

ハイドリヒだけで結構ですよ」

 

「はい、ハイドリヒさんですね」

 

「エルベ中学校の3年生です、株式会社フロリアン・ガイエルンの代表をさせていただいております

以後、お見知りおきを」

 

「次は私ですね、トリニティ総合学園の2年生で、正義実現委員会所属です………ツルギ」

 

「は、はい……トリニティ総合学園の2年生、同じく正義実現委員会所属です」

 

「はい、ハスミさんにツルギさんですね、ツルギさん」

 

「は、はい!」

 

「そんなに緊張なさらないでください、私はべつにお茶をこぼしたからってぶん殴ろうとするような人間ではありませんよ」

 

よし、ここでさりげなく緊張感をほぐしていくー!

 

「ところで、なぜ私なんかとお茶会を?」

 

「はい、いずれ武装親衛隊に入られる優秀な方であるとお聞きしましたので、一度会ってみたかったのです」

 

「なるほど」

 

つまりあれだ、いずれデカい組織に入る優秀なやつだから接触しとこーみたいな感じだ

 

優秀って……ふふふ

 

「優秀だなんて…先輩方の武功も私の耳に入っていますよ

聞いた話によると3年生にも負けないほどの戦闘力で不穏分子を蹴散らしたと」

 

「いえいえ、ツルギの力のお陰です」

 

「キエッ!」

 

なんだこのおもろい人は……

 

「ふふふ、そうですか」

 

「貴方こそ、中学生なのに不良たちを返り討ちにしたとお聞きしましたよ」

 

あれ?そんな事あったっけ………ああ

 

「はい、ゲヘナの不穏分子でしたので、奴らは早めに片付けとくに限りますからね」

 

「なる……ほど………」

 

あ、ちょっと受けが悪いな

 

「先輩方はゲヘナについてどうお考えですか?」

 

「ゲヘナ……ですか?」

 

「はい、先輩方の考えもお聞きしたくて」

 

けっこうトリニティの人ってゲヘナ嫌いが多いからなぁ

 

「私もあまり快くは思っていません

傲慢で猟奇的ですからね」

 

よし!同じだぁ

 

「ツルギ先輩は?」

 

「……私は、べつにそこまで憎むべきではないと思う」

 

………なるほど

 

「べつにゲヘナの生徒に何かをされたってわけではない、それなのに憎み合ってしまえばお互いが理解する日は来ないだろ」

 

「理解?先輩は奴らを理解しようとしているんですか?」

 

「あぁ、私達は憎しみ合うべきではない」

 

さっきまでオドオドしていた女とは思えないな

 

「貴方の考えには理解しかねます、きっと一生相容れることはないでしょう」

 

「……」

 

「いいですか?奴らは腐った納屋です、蹴飛ばせばすぐに崩れ去ります」

 

「奴らはどのような環境でもその地域に寄生してそこの住民を恐怖させるゴキブリのような奴です、我々とは相容れない存在の不穏分子です」

 

「不穏分子…か」

 

「はい、たしかにゲヘナにも知識人がいるかもしれません…しかし、その人だって裏では人を抑圧しているものです」

 

「もし我々が一人でもゲヘナを許したとしましょう、それに勢いづいた奴らはもっと我々に牙を向くでしょう」

 

「それに何も考えずに欲望の限りを尽くす獣と、我々のような人を愛すことを忘れない人間は決して心を通じ合うことなんて出来ません」

 

「…………なるほど」

 

………あ、ちょっと言い過ぎたか?

 

「すみません、ヒートアップしてしまいました、忘れてください」

 

反省すっか…

やべ、思い返すとけっこうやばいこと言ってたな

 

「いずれ武装親衛隊の長官にご就任される身ですよ、極端に偏った見かたをしては視野が狭くなってしまいます」

 

「はい、しかと胸に刻みま…す………?」

 

え?今この人なんて言った?

俺が長官?

 

「すみません、聞き間違えでなければ私が長官になると?」

 

「はい、貴方の家系は代々そうなっていましたし、貴方もそうなるでしょう」

 

へ?

 

「も、もしかしてご存じなかったんですか!?」

 

まじか…もう出世コース確定とか嬉しすぎるっぴ!

 

「……」

 

「なるほど…しかし、トップとなるならばこのような視界の狭い見方はやめたほうがよさそうですね」

 

「理解してもらえてよかった

もしこのままだったらこのショットガンで気絶させて閉じ込めて正義について教えてた(意味深)ところだったぞ」

 

ひぇ

 

「ちょっとツルギ、冗談が過ぎますよ」

 

「……冗談だ」

 

ひぇ

 

こんな怖い話をし続けたらまいっちまうよ

 

「……ところで、ショットガンを2丁持ちだなんて珍しいですね」

 

一見露骨に話をそらしているように聞こえるかもしれないが……

相手を褒めながら話をそらすという上級テクニックなのだ!

 

「これか…いいだろ、一丁だけだったらひとつ分の火力だが2丁持てば2倍の火力だ」

 

頭悪いじゃねえか

 

「ハイドリヒはなんの銃を使ってるんだ?」

 

「……」

 

「たしかに、気になりますね」

 

「……」

 

「?」

 

二人の視線がハイドリヒに突き刺さる

 

「……すみません、まだ銃は所持していなくて「正気ですか!?」…すいません…」

 

たしかに、この世界で銃を持たないのは裸で外を出歩くのとほぼ同じだ

 

でもしゃあないやん

 

「それには理由がありまして」

 

「なに?理由が?」

 

ツルギが問いかける

 

(なにかそうゆう理由があるんでしょうか……もし大変な事なら謝罪をしなけれ「私と心が通じ合う銃が見つからないんです」……)

 

「……」ジーー

 

やめて!そんな目で私を見ないで!

 

「でも、大事だと思うんです

一生この身を守り抜き相棒となる銃ですからね、そりゃあ慎重に選びたいです」

 

「なるほど、一理あるな」

 

だろう?

 

「なるほど、先程は道路に散らばった生ゴミを見るような目で見てしまい申し訳ございませんでした」

 

謝罪してくれるんだったらいいんだよ……生ゴミ?

 

「すみません、今なんと?」

 

「ですから、申し訳ございませんでした」

 

「いや、その前の「本人もこうやって謝罪してるんだしもういいんじゃないか」……」

 

くそう

 

これが高校生のやり方か!!!

 

この後、しばらくお茶会が続いたのであった





評価の2極化が……
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