うおおおおおおおおおおお!マリーがゲヘナのことをめっちゃ悪口言ってる所が見たいぞおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
褐色館の長官執務室にて
「これが言われた通りの武装親衛隊の打ち分けです……」
「ごくろうさまです……どれどれ?」
机に座っているハイドリヒはまじまじと部下から手渡された報告書を見つめる
「…………はい、ちゃんと言っておいたようにしてくれましたね。ありがとうございます」
「はい……」
「明日も早いです、貴方ももう帰って休んでください」
ハイドリヒは部下を労おうとする。
これこそ理想な上司だ
「長官、明日がとうとう調印式ですね」
「そうですね…緊張しますか?」
「そりゃあまあ緊張しますよ…もしかしたらテレビに映っちゃうかもしれないんですよ?」
「気にすることはありません」
「そうですけど…あ、そういえば疑問があるんですけど」
「どうしましたか?」
隊員がハイドリヒに率直な疑問を投げつける
「なぜ我々は調印式の警護を任されなかったんですか!?任されたとしてもすっごい一部だし!」
そう、普通はこんな大きい出来事は武装親衛隊を中心とした者が警備を担当するのが当たり前だった…………しかし、今回は特別で警備している大多数が正義実現委員会である
「そうですね…私の憶測ですが、きっと恐れられてるんでしょうね」
「へ?恐れられてる?」
「はい、きっとあいつらなら迷うこと無く攻撃する。きっとあいつらなら舐められたらぶん殴るに違いないって思われてるんですよ」
「くそっ!なぜそんな事に………!」
「まぁ違う自治区で不良相手に先制攻撃する組織ですからね、仕方がありませんよ」
↑
前科一犯
「うぅぅぅ」
事実、このような場で今から手を取り合おうとする相手を攻撃したら大変であるから慎重にいかなければならない
戦争は始めやすいが終わらせにくいのである
「その代わり、いつでも出動できるように全隊員には待機命令を出しておきます。トリニティ内でも最近あいつらの活動が活発ですからね」
「そうですか?最近あんまり聞かなくなったと思うんですけど……」
「嵐の前の静けさってやつです」
「まっさかー!」
「いえ、絶対に何か大きな事が起こる気配がします」
「じゃあ長官は調印式の当日に様々な不良が一斉に反乱を起こすって言いたいんですか?」
「ありえなくはないです、慢心はその身を滅ぼしますよ」
「ご忠告感謝申し上げますよ。でも私としては何も起こらずに平和に終わることを願います………」
「誰だってそうですよ、少なくとも我々はそうです」
「でも相手は頭のいかれた野郎共ですよ!?」
「我々もでしょ」
「……………」
いきなりの自虐的な発言に驚きを隠せない
「どうしましたか?」
「いや、長官は私も頭のいかれた野郎だと思ってたんですね__」
「はい」
ハイドリヒは話している相手がまだ年もそういかない乙女であるのにも限らず、侮辱まがいな事をする
「…………酷いです」
「そもそもこんな組織に入ろうとしている時点でけっこうやばいでしょ」
「えぇ?意外と良いグループだと思いますよ?」
隊員が反論する
「子どもなら子どもらしく勉学に励めば良かったんですよ。責任など考えずに」
「…長官ってたまに年齢に似合わない事を言いますよね」
「_________そうですね」
自分が転生者で皆よりも生きている時間は長いなんて口が裂けても言えない
__________
場所は変わり、とある廃虚にて。何やら生徒達が集まっている
「…………いつ見ても美しいですねぇ…人を並べさせるだけでもこんなに圧巻だったら皆で突撃させたらもう声も出ないでしょう」
とある大規模倉庫の跡地にて、生徒達の大群がザッと並列している。それはまるでこれから軍事パレードが起こるかのように壮大であり一人ひとりの目にはなにやら闘志が燃えていた
「私がトップ………私が一番…………ふふっ」
「レーベ様、部隊の配置が完了いたしました」
後ろの方から何やら側近と思われる人物が彼女に話しかける
「分かりました、そのまま来る時まで待機です」
「了解いたしました」
「………」
ザッ
レーベはすぐ近くにあった壇上に立ち、群衆にこう宣言する
「さぁ……同じ境遇の同士達よ、今こそ邪智暴虐なるティーパーティーから我々の身を守るべきです」
「そして奴らの首根っこを掻っ切る時です、ずっとずぅっと我々は無視され続けられましたがそれも明日で終わりを迎えるでしょう」
「観客席でいっつも傍観している奴らの首を強引に引き抜きましょう」
「舞台上で踊っている白と黒の馬鹿共をズタズタに引き裂きましょう」
「自分は関係ないと思っているショーの外にいる連中もすり潰してやりましょう」
「さぁ……さぁさぁさあさあさあさあさあ!!!!!!」
かくして演者は全員壇上へと登り
一人の生徒の演説じみた言葉を聞き、人々はもう正気ではないと確信していた
果たして彼女の行き着く先はヴァルハラであろうか、それとも死か
その事を決めるのは……はたして神々のオルガンなのだろうか___
__________
「クックック、これはまた面白そうな展開になりましたねぇ」
マンションのような、それでいて実験室のような空間で男がそう呟く
目の前には大量のスクリーンが壁に備え付けられていてスクリーンごとに違う映像が映し出されている
「……あの異物…と呼ぶべきでしょうか。いえそんな言い方をしてしまったらあの男に殴られてしまいますね」
一人自室で面白みもない笑みを浮かべ、鑑賞に浸る
「…………あっちでも彼は元気にしてるでしょうか、まぁきっと大丈夫なはずです」
誰にも言い聞かせるわけでもなく、彼、またの名を黒服は厭味ったらしい口調で話す
「何しろ隕石をまともにくらっても生き返るような生徒の父ですからね……まぁもういませんが」
「クックック。また一緒に研究をしたいもんですねぇ」
「貴方の研究はとっても素晴らしい。忠誠心と神秘とは…………なんて奇想天外な発送の持ち主なんでしょう」
「____ほんとうに、惜しい人を亡くしましたね」
「3人も、愛すべき人間を残して__でも梔子さんもそっちにいますよね。今頃二人にフルシカトでも喰らってるんじゃないでしょうか………いえ、あの人の性格上そうとは考えられませんね」
「貴方を我々ゲマトリアの一員として一生忘れないことを誓いますよ。もちろん貴方との約束も____契約ですからね」
ただひたすら感傷に浸っていた、その時
「………しかし驚きましたよ、貴方が二人もおk______」
「ドンガラガッシャーン!!!」
奥の方から何かが崩れ落ちる音が聞こえる
「………はぁ」
黒服は自室の扉を開け、音のなった方向に向かう
その足取りはどこか落ち着いている。まるでこのような事を何度も体験してきたように
現場に着くと辺り一面なんかよく分からない機械がこんもりと積もっていた
その機械の山から人の気配がする
「大丈夫ですか?」
「………」
返事はない
「…………手伝いますよ」
「…………!!」
ガシャッ
一番上の機材を退かす
ジャキンッ
傍にあった筒状の機器を横に置く
ガシャガシャ
ヒビの入ったガラスケースのような物を持ち上げる
そうすると中にいる人間の綺麗な色の髪の毛が見えてくる
その物体がモゾモゾとなんとかその場所から出ようと頑張っているのが見える
その瞬間、こんな声が聞こえた
「………ひぃん」
死人に
あれは嘘だ
設定が多くてすみません……!
でもこれこの小説を書き始める前から構想してたことなんで許してほしいです