忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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どうもはじめまして、呼吸中一酸化窒素濃度(FeNO)ってやつを常人なら20なのに169を叩き出した筆者です。

ちなみにくっそ悪いです。



接触

 

夜、大半の生徒は寝静まっている………しかし、この様々な組織が闘争に走っている現状。眠ろうにも眠れない者も多いだろう

 

………ハイドリヒもその一人である

 

「部外者ってことですね」

 

「そうかもしれませんね」

 

この部屋には高級な椅子に座っている武装親衛隊長官、そして変質者が居合わせていた

 

「………ひとまず聞いておきましょう、どうやって入りましたか?」

 

ドアは開いていない、窓からは到底入る事ができない

 

そう、侵入は不可能なのだ

 

「……仲間のような人間がら拝借しました」

 

___答えになっていない

 

「そうですか…では何物ですか。貴方は」

 

「そうですねぇ。今貴方の敵である”アリウス”のトップだと言ったら「ヂャキッ!」……」

 

「今、なんて言いました?」

 

ハイドリヒは相手が言い終える前に愛銃を構える

 

____こいつが敵の主将か。わざわざ会いに来てくれるなんてラッキーだな。

今ここで貴様の命を切らしてやる

 

「もし次にアリウスとでもぬかしてみてください、私の愛銃(ラストバタリオン)が火を吹きます」

 

「そんなにカッカしないでください。今日私は取引をしにきたんです」

 

取引?

万魔殿の議長の命と引き換えにアリウス分校を引き返してくれるなら万々歳ですけど

 

「ええ………てゆうか、もう意味ないんじゃないですか?」

 

「………」

 

ベアトリーチェの言った言葉が、一瞬理解できてしまいそうな気がした

 

「内側からは自分の苦労も知らないレジスタンスが、仲間には無能な裏切り者が、そして外側からは私達が……果たして親衛隊だけで守れるでしょうか……いえ、違いますね」

 

周りにまとわりつくような視線が付く

 

「………何が違うんですか」

 

「貴方も気づいているんじゃないですか?」

 

「………」

 

このベアトリーチェからの問いかけに返答をすることが出来なかった

 

 

 

「もう守るべきトリニティは無い…と」

 

「__っ!」

 

「かつて、母から話されたトリニティは素晴らしい学校で、裏切りはあれどとても充実した学生生活を送れた……実際はどうですか?」

 

「………」

 

ティーパーティー(上司たち)はほぼ内部分裂状態、止まらない内戦、大切な者を守ることの出来ない人間たち……これじゃあ失望するのも頷けます」

 

彼女はハイドリヒに対して同情の念を抱くような仕草をする

 

「………要件を言ってください」

 

「そうですね………単刀直入に言います」

 

 

 

「貴方に分割案を提示します」

 

彼女から出た案はハイドリヒにとってあまりにも奇妙であった

 

分割?一体何をだ?

万魔殿の議長の体を分割するなら万々歳ですけど

 

「それは……一体何をですか?」

 

「まず対等なお話にしたいので、銃をおろしてくださりませんか」

 

「………」サッ

 

渋々と愛銃をホルスターに戻す

 

「ありがとうございます、では本題に入らせてもらいます。

まずトリニティのほぼ全ての領土はそちらの武装親衛隊領土で構いません」

 

「…その場合私が生徒会長になりますね」

 

「それを前提としてますよ。

それでこうして無事に講和が終わったらすぐさまアリウスを戻します……あ、先生の身柄は我々にお願いしますね」

 

「………」

 

「これからは仲良くしましょう、我々の本当の目的はゲヘナです」

 

「ゲヘナ?」

 

なんだ?

万魔殿の議長を殺すって目的なら万々歳ですけど

 

「あんな低俗な愚民どもを蹴散らすチャンスだと思ったんです。どうですか?一緒にあれら(ゲヘナ)を轢き殺すいい機会だと思うんですが……?」

 

…………なるほど

 

「……それはいい話ですね」

 

「そうですよね!貴方なら分かってくれると思いましたよ」

 

「これから新しいトリニティが始まるんですね……名前を決めておかないと」

 

革命で名前が変わるのは常識である

 

「…新しいトリニティの名は………そうですね、それも決めないと」

 

「……あ、『騎士団領ブルグント』にします」

 

「ほぉ…素晴らしい名前ですね」

 

「お褒めいただき感謝申し上げます」

 

「ではこの条約の締結は明後日ほどにあの大広場にて」

 

(最重要殺害対象の生存が確認された今、慎重に行かねばなりませんからね。

時間は沢山あります)

 

スッ

 

ベアトリーチェは契約成立と言わんばかりに手を差し伸べる

 

「………」

 

 

 

 

 

 

ギュッ

 

 

ハイドリヒはその差し伸べられた手を掴むのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………それは本当ですか!?長官!?」

 

朝、ハイドリヒは部下を集めて説明をしていた

 

「はい、昨夜敵の大将と共にそう決めました。これからアリウス分校が我々に攻撃を仕掛けてくることはありません」

 

「そ、それって本当なのかよ……!」

 

「じゃあこれで一旦は安全って事ですね!」

 

「いや、まだレジスタンス共がはびこってます」

 

部屋がざわめきで埋め尽くされる

 

「長官、質問です」

 

部下の一人が挙手をする

 

「なんですか?」

 

「………一体なにが目的なんですか」

 

ギクリンチョ

 

「……とゆうのは?」

 

「怪しすぎます、いきなり攻め込んできた奴らがいきなり講和を申し込んでくるなんて……絶対に裏がありますよ!」

 

……いいとこ気づくなぁ

 

「それについて説明してませんでしたね。

まず我々は独立します」

 

「「「「「「「え?」」」」」」」

 

「我々主導でトリニティから独立し、『騎士団領ブルグント』を設立。その後アリウス分校と共にゲヘナに攻め込みます」

 

「な、なるほど……ではアリウス分校の生徒会長は長官のカリスマ性を最初から見抜いてたってことですね!」

 

「そ、そうゆうことかぁ!さっすが長官殿!私の許嫁!」

 

「違います」

 

ワンヤワンヤ!!

 

ワイワイガヤガヤ!!!

 

長官からのまさかの言葉に、隊員たちは喜びだす

 

しかし、少数を除いて

 

 

「………長官」

 

「どうしたんですか?」

 

「えっと………その………本当にゲヘナに攻め込むんですか?」

 

……………

 

「………つまり?」

 

「だ、だから……もしこのまま上手く行って新しいトリニティを作ります、それでゲヘナを攻めるのが目標なんでしょう?で、でも……それだったらこんな調印式の二の舞いじゃないですか!」

 

一人の隊員の悲痛な叫びがこだまする

 

彼女の頭や腹部には包帯が巻かれ、ところどころ痛々しい生傷が見える

 

「………」

 

「も、もう終わりにしましょうよぉ……誰ももう無益な戦闘なんて望んでません。

私は先輩と図書館で防衛していましたが、その時の先輩の悲痛な顔は忘れません!!」

 

「お、おい………」

 

「たくさん敵を倒しても敵は図書館を燃やそうと必死に襲いかかってきます。その炎で本が燃えるときの先輩は………うぅぅぅぅ」

 

「落ち着け…な?一旦落ち着こう」

 

他の隊員が泣き崩れたその娘に寄り添う

 

「だ、だから…………」

 

「…そうですね。あと話しは最後まで終わっていません。

最後に命令を出します」

 

「?」

 

「ちょ、長官?」

 

「いいですか?良く聞いて下さい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トイシェン(täuschen)作戦を発令します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんすかそれ?」

 

「今説明します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリニティ・スクエアにて

 

ダダダダダダン!!

 

ドドドドォン!

 

ドガアァァン!!!

 

「うおおおおおお!!」

 

激しい攻防線が繰り広げられていた

 

数に余裕があるレジスタンス、

大聖堂で要塞を築いているトリニティの治安部隊

 

今スクエアでは様々な組織が入り乱れていいた

 

「絶対に攻め落とすんだ!」

 

「あいつらはもう弾薬もほとんど無いはず!今攻撃せよ!」

 

 

 

 

「なんとしてでも最前線を守りきれ!!」

 

「もう少しで援軍が到着するようです!」

 

ドドドォン!

 

ズガガガガガガガガガガガガガ!!!

 

「うはぁ!相変わらずえげつない攻撃だ!」

 

大聖堂に機銃掃射が舞い込む

 

それを避けようとそれぞれ遮蔽物に身を隠し、反撃の機会を今か今かと待っていた

 

その時

 

パシュゥゥゥゥ

 

ドガアアァァン!!!

 

「!?」

 

「あっちの方から爆発音!?」

 

レジスタンス方面から何やら聞き慣れない爆発音が聞こえた

 

「なんだ?誤爆でもしたのか?」

 

(それなら好都合、今のうちに撃ち返す………)

 

しかし、彼女の思惑は外れてしまった

 

 

いい意味で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あれは……」

 

「よし!みんな!援軍がきたぞ!」

 

そう、新たにトリニティ・スクエアに援軍が着たのだ

 

顔にはガスマスクを付け、鉄兜をかぶり、古めかしい迷彩柄の軍服を着ている。

装備は普通の武装親衛隊ではなくFg42を携え、背中にはパンツァーシュレックが備え付けられていた

 

「………」

 

ババババババン!!

 

「ぎゃあ!」

 

「な、なんだよお前ら「バババン!!」ギャッ!」

 

「撤退だぁ!ってった「バン!」うぐぅ!」

 

「……」スチャッ

 

アインザッツグルッペンは迫りくる敵を一人ひとり撃ち抜き、戦車はランチャーで爆破させ、もう戦闘継続能力が無いであろう敵にも容赦なく銃弾を浴びせ気絶させてゆく

 

まもなくしてレジスタンスは撤退を余儀なくされたのは言うまでもないであろう。

しかし、

彼女ら(アインザッツグルッペン)にとってそんな事は関係ない

 

目的は敵の殲滅、見敵必殺(Sarch and Destroy)

 

「…一人も逃すな」

 

ババババババン!!

 

バババン!

 

ドガアアァァン!!!

 

「逃げろぉ!」

 

「うわあああぁぁぁ!」

 

「ひ、ひぃぃ!「バババン!」ぐわぁ!」

 

 

 

 

 

 

「………」

 

「うわぁ…そこまでしなくてもいいんじゃ?」

 

ドドドォン!!

 

「やれやれー!図書館を破壊した奴らなんてやっつけろ!」

 

アインザッツグルッペンの仕事は続く

 





ヒナちゃんって長髪でもいいけど短髪もいい気がする。
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