筆者「周囲に敵影無し!出撃します!」
ガチャッ
花粉「今だ!殺せ!」
黄砂「まんまと騙されやがったぜ!」
PM2.5「ヒャッハー!目と喉と鼻に集中砲火だぁ!!」
犬「ワフッ!ワフッ!」
筆者「や、やめろーーー!」
「………」スッ
優しく、それでいて勢いよくティーカップを持ち上げる
「………」
(紅茶は舌で楽しむんじゃない。鼻で楽しむんです)
そう考えながら鼻でゆっくりと紅茶の匂いを楽しむ
それと同時に口元に近づけたティーカップの紅茶を口に含む
クイッ
「…………ふぅ」
(なんていい気持ちなんでしょうか)
この女、八幡レーベは地下作戦室にて紅茶を嗜んでいた
今後の動きについて考えながらティーを楽しんでいる
(今我が軍はトリニティ・スクエアにて快進撃の真っ只中。他の戦線は……まぁ大丈夫だとして、このまま行けば褐色館にたどり着けます)
(それにあいつらはまんまと騙されて捕まっちゃいましたねぇ……今頃作戦通りリーダーの奪還に動いているはずです)
(その隙を突いて我々が攻撃!なんと素晴らしい作戦なんでしょうか!)
(犠牲者?そんなの数えなければいないのと同義です)
まさに彼女の調子は絶好調だった
「報告します、トリニティ・スクエアにて武装親衛隊の新部隊の発現を確認。それに伴いスクエア方面の部隊が全滅しました」
「なるほど」
(まったく……紅茶の時間にまで仕事を持ってこないでくださいよ………)
「ではうまい感じにしてください」
「………え?」
「なにが”え?”ですか。私は今忙しいんですよ、それくらい貴方がたでなんかしてください」
「リーダー!我々の主力部隊が全滅したんですよ!」
(まったく…何を気にしてるんだか
________ん?全滅?)
「ぜ、全滅したんですか?」
「はい」
「ま、まさか戦車部隊は?」
「全壊です」
「ほ、歩兵は?」
「6人帰ってきました」
「ろ、ろろろろろ6人!?!?!?」
(嘘!?500人くらい行かせましたよね!?)
「な、何なんですかその新しい部隊ってのは!!!」
「それは______」
__________
「………」
「隊長、毒ガスの準備が整いました」
「了解。一般生徒の避難は完了したか?」
「………最低限指定の範囲内では完了しました、これ以上無駄に動くと動きを察知されます」
「……了解だ、総員作戦通り指定の位置に動け。作戦開始は長官からの直々の命令が来る」
「了解しました」
隠れ家の前にて
「…………」
「………ねぇ、聞いた?」
「ん?」
「いやさ、私達の主力が全滅したって噂」
「え?まじで?」
「そうそう、なんか通信が途絶えたって」
「でもあそこって500人くらいいたよね?」
特に相手の顔を見るわけでもなく、違う方をぼうっと見つめながらそう返答する
「そうらしいよね」
「それなのに全滅って……やばすぎでしょ」
「」
「はぁ……ちょっと、返事してくれてもいいじゃ___な____」
いきなり返事を貰えずにいることに不満をあらわにし、隣の方に振り向いて相方を確かめる
「カッ……カカッ!」
「………は?」
目の前には首を締められていて口から泡が吹き出している女子生徒と、何やら奇妙な迷彩柄の生徒がいた
「え!?ちょ「バヂィ!」っ!」
ドサッ
「カッ!」
バタン
「………」
二人の警備兵が堕ち、その隙を突いて何やらどでかい機械を持った武装親衛隊が現れる
武装親衛隊はその大きな機械の電源を入れ、隠れ家のドアを開きその玄関口にハマるようにその”Cl2”と書かれた機械をセットする
「……準備完了」
「了解、放出開始」
ブォォォォ
隊長の指揮の下、機械が作動し何やら強めの花粉のような物が一斉に地下室になだれ込む。その煙は留まることを知らずに建物の細部に散らばってゆくことは誰であれ想像に硬くないであろう
__________
「………了解しました、Z作戦に移行してください」
「はい!?しかしそれは……」
何やら司令室でまだ話し合いをしている最中のようだ
「なんですか?文句があるんですか?」
「えっと……さ、流石に武装親衛隊長官の殺害まではやり過ぎですよ!」
「……我々に手段を選んでいる時間はありません。いいですか?これは未来のトリニティのためを思っての行動です。人ひとり死のうが何の痛みにもなりません」
レーベが熱弁する
「ですが……そうですね、殺害だけは無しにしてあげてください。後で交渉に使います」
どうやら最低限の道徳心は保持していたようだ。
………しかし、それを相手側も持っているとは限らない
それが戦争である
ガチャッ
「大変です!毒ガスが流れてきています!」
「なに!」
「そのせいで玄関口の人が何人が倒れていっています!」
「そ、それは大変だ!すぐに逃げる用意を……いや」
ここであることを思い出す
玄関口は一つしか無いということを
「ど、どうすれば……」
「落ち着いてください」
レーベは何一つ焦ることの無く、冷静にそう言い放つ
「もとよりここは地下です、空気の回りがほぼ無いと言っても過言ではありません、空調ファンもありませんからね」
「た、確かに……時間の問題で付けられなかったんですよね」
「それなのにどうしてここに毒ガスが流れてくると思ったんですか?頭を使いなさい」
「そ、それもそうで____すっすすすすうう」
「!?」
さっきまでとは打って変わって、明らかにやばい雰囲気に変貌する
「え!?ちょ!な、なんですか!?どうしたんですか!?」
彼女は知らない
密室でも毒ガスはけっこう奥に進むことを
__________
「報告します。レジスタンスの本拠地に塩素ガス攻撃により制圧を確認しました。レーベは一応生きているとのことです。
殺害しますか?」
「いえ、一応生かせておいてください。後々が面倒くさいので」
「了解しました、アインザッツグルッペンにはそう伝えときます」
「………」
ひとまず内部の抗争は終了
つまりもう俺に表面的な敵はいなくなった
聞いた話によるとアズサは行方不明になったが見つかったらしいし、先生も現場で指揮をしているそうだ
……先生ってヘイロー無いのに元気だな
「報告します。こ、これが作戦の内訳です………」スッ
部下から次の作戦の内訳表をもらう
「………」
少しばかり震えている部下の目の前でスラスラと内容を読んでいく。
___よし、言ったとおりだ
「ありがとうございます。完璧ですね」
「……えっと…………長官、質問があります__」
「………」
なんとなく次に来る質問の内容を察する
「ほ、本当にこんな馬鹿げた作戦をするんですか!?」
…………ふむ
「いえこれが確実な手です。必ず、この作戦は遂行せねばなりません。
すでにあの人には話をつけています」
部下からの異議申し立てに対し、俺は反論する
本来作戦ってものは必ず成功させねばならないのは常識だ。しかし、それでも絶対に成功させねばならないものが存在する
例えば、我々の存続に関係するものとかだ
「で、でも…これだったら長官が____」
「気にしないでください、そもそも私が考えた作戦です。先生を巻き込んでしまうのは少し心苦しいですが……仕方がありません」
「…………もし」
「?」
「もしこれで長官が死んじゃったらどうするんですか!?」
…………
こいつの言っている事も分かる。俺がいなくなったら誰がこの武装親衛隊の長官になるのかだろ?
そんなのもう決めている
「大丈夫です、次期武装親衛隊長官は貴方です」
「…………は?」
なんとも言えない、腑抜けた表情でそう返してくる
「これまで沢山私の仕事を支えてくれましたよね、貴方のコーヒーが飲めてとても嬉しく思っていますよ」
「な、なんで………」
「私がいなくn___
「長官のばか!!!」
ガチャッ!
とてつもない怒号でそう言い放ち、勢いよく扉をこじ開けて外へ走って出ていってしまった
「………」
何なんだよ……………
先生レベルが82になってやっと空崎ヒナの可愛さが分かってきた今日このごろ。お元気ですか?私には小説のネタがありません。