忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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タバコの先端の火を違うタバコの先端にくっつけるってやつやりたいけど、タバコは無理



考えて!ハイドリヒ長官!

 

「あぁ………平和だなぁ」

 

外から聞こえるピストルの銃声

 

近くの枝に留まって鳴き続ける小鳥

 

一定間隔で動き続ける壁掛け時計

 

無い仕事

 

これら全ての要因がこの俺に平和だと知らせてくれる

 

え?銃声?ピストルだいだいじょーぶ(平均的キヴォトス感覚)

 

「はぁ………こんな時間がずっと続けばいいのに___」

 

今は仕事から逃げて寝てられるのは、こうやって包帯を体中に巻いて病人としているこの時間だけなのだ

 

ぶっちゃけなんも後処理は終わってない。戒厳令は解いたけど色々とやるべきことが残っている

前の内戦でトリニティは疲弊した、だからこそ今頑張らなければいけないんだけどなー

 

しかも色々と問題あるし

 

アリウス分校どーしよ………あ、今って武装親衛隊と図書委員が揉めてんじゃん……

それ以外にも校舎の修理とか消耗品の補填とか__まぁそれは部下がなんとかしてくれてるけど

 

…………

 

「………アズサさん、元気してるかなぁ」

 

脳内は自然と白州アズサが乱入してくる

 

てかこの前聖園ミカの財産が差し押さえられたんだよ。

あ、別に闇金とかに手を出したわけじゃない……ただこのままミカの私有財産を認めてたらヤヴァいから差し押さえになった!

 

え?なにがやばいかって?

 

そもそも今は本当にミカが危ない状態で、アリウスに関わっていたという情報がどこからか漏れたんだ…そしてありとあらゆるヘイトがミカに集中している。

それとは対照的に武装親衛隊はアリウスからトリニティを守った守護者として尊敬されている

 

やっぱ俺の作戦が大きいかな?捨て身でアリウスの総大将に自爆特攻したのが大きな要因だろう

 

話は戻すけど_このままミカの財産をそのまま保持していたら色々と難癖が付けられる危険性が生まれた。

一応ミカってめっちゃ金持ちだからそれがもし危ない奴らの手に渡ったらやばい事は誰だって想像できるだろう

 

だから一旦正義実現委員会が主体となって取り押さえた。我々(武装親衛隊)はティーパーティー側の人間として認識されてるからなにかと面倒くさくて取り押さえれないんだよ

 

それで話はいっちゃん最初のアズサに戻すけど…なぜ彼女はトリニティで生活出来ていると思う?

生活費は?住む場所は?その他色々の出費は?

 

それを今まではミカが出していたが、私有財産が無くなった現状それが厳しくなった

 

だから俺が今負担している

 

とゆうのもこんな事があったんだ____

 

 

 

 

_____

 

 

 

 

そう、その日はいつも通り夜遅くに業務を終えて帰宅していた

 

その帰り際に、いっつも横切る公園があるんだがその中にポツンとしている女子を見つけた

 

『あれ?アズサさんじゃありませんか……どうされましたこんな夜中に』

 

『ああハイドリヒじゃないか。仕事帰りか?いつもご苦労さま』

 

『ありがとうございます…それで、早く帰らないと___』

 

この瞬間、俺は自分の目を疑った

 

公園になんか屋根付きのイスがあるじゃん?トリニティ自治区だからめっちゃでかいんだよね

そこに沢山の家具があった

 

もう一度言おう、家具が色々とあった

 

いやさ、めっちゃ夢かと思った。それか過労でとうとう幻覚が見えるのかともね

 

でもあるんだよ

 

『………アズサさん、その後ろにある家具はなんでしょうか?』

 

『これか?これは私の家だ』

 

『ふふふ、アズサさんはジョークがお上手で』

 

『むぅ……冗談じゃないぞ、この前家から追い出された』

 

次に俺は耳を疑った

 

『な、なぜですか!?家賃の滞納ですか!?』

 

『うん』

 

『そんな……面倒くさいからって滞納しちゃ駄目ですよ¹

 

『だって………今までミカに払ってもらってたから今一文無しなんだ。だからここでサバイバルしている』

 

『!?』

 

俺は再び耳を疑った

 

『え?つ、つまりホームレス?』

 

『うん』コクッ

 

『…………』

 

『…………』

 

 

 

 

_____

 

 

 

 

こうしてアズサを俺のマンションに住まわせた。あ、俺の部屋で同棲してるわけじゃない。隣の部屋に住まわせたんだ。文字通り俺のマンションだからね(ハイドリヒ所有のマンション)

 

生活費はぜんぶ俺ん家から出されている

 

流石だね

 

…………

 

「…………お腹すきましたね」

 

考え事をしていたらお腹が減った。特に今日は動いていないのにいっちょ前に腹が減るんだよ

 

だがお昼の時間は過ぎて、夜ご飯まではまだ時間が残っている

 

はぁ〜〜〜これが高校生男児の食欲だ、なんもしてないならお腹なんて減なくて大丈夫なのに………

 

そんな事を考えているが、お腹はすくばかりである

 

「…………」

 

仕事はない

ご飯もない

暇つぶし用のゲーム機もない

なんなら気力もあんまない

 

もう終わりやね

 

ハイドリヒは再び癖になっているため息を吐く、これで何度目だ

 

「せめてなんかいい暇つぶしがあればいいんですが___」

 

やるべきことも出来ることも限られた現状、今はただこうやって高級なベッドに這いつくばっているしかやることが無いのである

 

たまに来客が来たりはする。だが、それも少しの時間だけで終わってしまうので結局暇な時間が多いのである

 

「こんな時にいつでも会ってくれる友達が欲しいですねぇ………」

 

その時

 

コンコンコン

 

不意に病室の扉がノックされ、「入るぞ」とゆう簡単な言葉とともに扉が開く

 

 

 

 

「やあ、元気そうだな」

 

現れたのはアズサだった

 

「…噂をすればなんとやらですね」

 

「?」

 

「いえ、気にしないでください。

どうされました?」

 

「今日は伝えたいことがある」

 

伝えたいこと?ま、まさか約束をもっと増やすとかか!?

まぁ金ならたんまりあるから大丈夫だけど

 ↑

金持ちボンボン

 

「……分かりました。今度はどんな約束を?」

 

「約束?違う違う、ハイドリヒに伝えるべき事があるんだ。それを直接伝えに来た」

 

?????

 

ますます分からんくなった

 

おいおいwww

愛の告白かナ(*´ω`*)!?

おぢさん緊張してきちゃったヨ( ゚∀゚)!!!

 

__まさかな

 

「ああ、私さ___」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハイドリヒの事が好きだ」

 

「_________________________________________________は?」

 

「ハナコと話してみて分かった、たぶん”恋”してるんだ」

 

「はぁ!?ちょっ……ぇえ!?!?」

 

ハイドリヒは動揺を隠せない

 

それもそうだろう。前世でも告白なんて稀、漫画で見たことがあるくらいなことだった。

それが今、ハイドリヒの目の前で行われていたのだ

 

もちろん前世を含めてハイドリヒの生涯で愛の告白をされたのは初めてだ

 

「あ、……あうぇ?……え………あ」

 

 

 

 

_____

 

 

 

 

ハイドリヒの脳内

 

1「しゅぅぅごーーー!!!

 

2「なんだなんだ?」

 

3「どした!?またミサイルか!?」

 

4「いや違う……もっとやべぇことだ」

 

脳内でちっちゃいハイドリヒが中央のちゃぶ台に集合し、各々座りはじめる

 

2「え?なんかあったんか?」

 

4「ばかお前!スクリーンを見てみろ!」

 

3「?」

 

全員が一斉に壁に取り付けられているスクリーンに目線を向ける

 

2「あれは……あぁ、アズサじゃん」

 

3「こんなにも会いに来てくれるなんていい娘だねぇ……」

 

2「まさか主のことが好きだったりしてwww」

 

1「そのまさかだよ」

 

2&3「「え?」」

 

4「今この娘は主に『好きだ』って言って告白したんだよ___」

 

2「え?まじで言ってる!?」

 

1&4「「うん」」コクッ

 

3「は……はぁ!?」

 

1「ほ、本当に主の事が好きなのか……?」

 

4「いや待て!これには落とし穴がある!」

 

1&2&3「「「なにぃ!?」」」

 

4「恋には二種類がある__動物や友達に対しての愛。それとは別に異性としての愛がある」

 

2「なるほど」

 

4「それで主が言われているのがたぶん前者……圧倒的前者!!

そう!後者なはずがない!!!」

 

3「なんか悲しいね」

 

2「それな」

 

1「………」

 

 

 

 

_____

 

 

 

 

段々と理解し始めたハイドリヒは落ち着きを取り戻してくる

 

「な、なるほど……」

 

そうゆうことかぁ

 

「あはは……ありg「この気持ちにずっと疑問を持っていたんだ。」……」

 

「このモヤモヤした感じ…いつの間にかハイドリヒの事ばっかり考えていた」

 

「そ、そうなんですか___」

 

「そのうちハイドリヒと一緒に過ごしたいとまで考えていた」

 

「ま、まぁそれくらいなら……」(鈍感)

 

「ありがとう」(鈍感)

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

この二人の鈍感野郎の間にしばしの間沈黙が流れる

 

それもそのはず、アズサは何も考えずにハイドリヒに愛していると伝えたかっただけだったからだ

 

「………それだけ?」

 

「うん………?」

 

二人共まったく分からないからこの後何をすべきなのかが分からない

てか筆者にも分からない

 

「じゃあな、言いたい事が言えてよかった」

 

「あ、は__はい…………」

 

ガラッ

 

そう言い残してアズサは扉を開け、何事もなかったかのように去っていった

 

ただ呆然としているハイドリヒを残して

 

 

 

 

 

 

「…………け、結局…あ、あいして………?」

 

コンコンコン

 

アズサが去ったすぐ後、またノック音が聞こえてきた

 

あれ?忘れ物かな?

 

コンコンコン

 

「…………?」

 

しかし、いつまで経っても扉は開かない

 

ガララッ

 

「?」

 

「こっちですよ」

 

「!?」

 

突然背後から話し声が聞こえる

 

「だ、誰ですか!?」

 

そこに居たのは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クックック、お久しぶりです」

¹
普通家賃は通帳から自動で抜かれます、これを”自動引き落とし”と言います。N○Kの受信料とかもこれに当たります





ドレスサオリの立ち絵、ベアトリーチェの立ち絵と構図似てるよね
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