今回短くてすみません
前回のあらすじ
居眠りして起きたら何故かアズサと一緒に寝ていた
「………」
「…………スヤァ」
ちなみにまだ寝てる、一瞬起こそうかとも思ったがひとまず理由を聞いてほしい
「……クゥ____」
寝顔が可愛ぇぇぇぇぇ!?!??!!?
そう、このまるで子猫ちゃんみたいな可愛らしい寝顔を見続けていたら起こすという気なんて消え失せた
___おほん、しかもずっと俺にカマハマタックルを食らわしてくれているからなぁ……起こしたくない。ずっとこの時間が続けばいいのに___
「………」スッ
不意に指をアズサの顔に運ぶ
ムニムニ
「…んっ____zzzzzzzzzzzzzzzz…」
「おぉ…」
つい心の奥底から感銘の響きが飛び出す
それと触ってみた感触はまるで生まれたばかりの赤ちゃんのほっぺたのような__まるで決して崩れないプリンを指で突っついてるようだった………
簡単に言うとモッチモチですっげぇ!ずっと触りてぇ!
ムニムニムニ
更に突っついてゆく、こんなに俺に体を預けてくれるのは信頼された証なのだろう
「んんっ____zzzzzzzzzzzzzz………」
ムニムニムニムニ
「むむっ___zzzzzzzzz____」
ムニムニムニムニムニムニムニ
「…………んやっ…………」
パチッ!
なにぃ!目が覚めちまっただとぉ!?
どうやら何度もほっぺたを触ったせいで目が覚めてしまったらしい。当たり前と言ったら当たり前なのだが___
「………おはよう」
「お、おはようございます……」
うおっ!寝起きのアズサも可愛いかよ……
「………」
ここでハイドリヒは聞きたかった事をやっと聞く
「なんで私と一緒に寝てたんですか?」
__________
「〜〜〜てことがあったんだ」
「なるほど」
今現在、俺はアズサからこうして一緒のベッドで寝ていた理由について聞き終わったところだ
それでなお、俺は困惑している。
今言われたことを箇条書きでまとめると__
・遊びに来たら俺が椅子の上で寝てた
・アズサ自身も少し眠たかった
・一緒に寝た
___とのことだ
いや分かんねぇよ!!一緒に寝た理由が欲しいんだよ!
「結局なぜ一緒のベッドで寝たんですか!?」
「眠たかった」
だからなんでだよぉ!?!?!?
皆想像してみてほしい、もし学校の保健室の中で二人の男女が一緒のベッドに寝ていたらどう思うだろうか?
たぶん一般人だったら間違いなくその二人を野犬の餌にすることであろう………つまりだ、そんな危険性がある事を彼女は平気にやってみせた!
俺の立場も考えてくれよ………
「………どうした?」
当の本人は全くと言っていいほど自覚がない
一応俺って普通(ゲヘナ基準¹)の男子高校生なんですけど?
アズサは可愛いんだから……もしそれを俺以外の男子にやったら勘違いされちゃうかもよ?
____いや
「そんな事したら勘違いしちゃいますよ?いいんですか?」
「ん?」
アズサは顔を少し傾けて、頭からクエスチョンマークを出す。どうやら理解出来ていないようだ
それを悟ったハイドリヒは更に説明する
「だから…アズサさんは可愛いんですからそんな事言ったら勘違いする___は!」
この瞬間、ハイドリヒは思い出した
前回同じことを言ってアズサがすっごいことになった(語彙力低下中)という事実を!
しかし
時すでに遅し
「!?」
し、しまったぁ____!
だがしかし、結果はハイドリヒが思いもしなかった方向に突き進んでゆく
「べ、別にハイドリヒになら__勘違いされてもいいってゆうか………」
「はい?」
「うるさい!」
「えぇ!?」
「帰りにクレープ買ってもらうからな!」
いきなり理不尽!?
アズサは急に顔を赤くしたと思ったらそっぽ向く。その理由をハイドリヒはまだ分からないでいた
とゆうかもう気づけよいい加減
___そんなことよりも
「てか大丈夫だったんですか?」
「なにがだ」
俺には一つ気がかりなことがある
とゆうのも彼女、こうして俺のもとに遊びに来ているのだが__本来そんな時間があるはずがない
「勉強」
「っ!」
アズサはたった一つの単語だけでまるで死後硬直のように動かなくなってしまった
_そう、アズサはいっちゃ悪いが頭が悪い。それも退学寸前まで行くほどだ。先生よりもわずかに学力が高い事が唯一の褒められる点だろうか?
「そ、それは………」
「この前のテストも振るわなかったようじゃないですか」
「!?」
まるでアズサは「なぜそれを!?」とでも言いたそうな顔で俺を見つめてくる___残念だったな、トリニティ内の情報は全部筒抜けだ。
このまま行くともう一回補習授業部に入部する羽目になるぞ?
「……また補習授業生活になりそうですね…………」
はぁ
不意にため息がこぼれる
「すまない………」
それに対してアズサは”シュンッ”とゆう擬音が聞こえそうなほどに落ち込んでしまった
「…………っ」
__________
「美味しい!」
「さいですか………」
時刻は午後5時、
空は朱色に染められ何処からともなくカラスの囀り音が聞こえてくる
そんな夕焼けの中二人
何の変哲もない、以前アズサがホームレスしていた公園のベンチで。
両手で顔ほど大きい苺のクレープを持っているアズサは満面の笑みでそう答える
対する俺は……アズサとは違って抹茶のクレープを片手で持ち、もう片方の手はポケットに入れて苦笑いする
「これを食べ終わったらちゃんと勉強するんですよ?」
「ああ。ハイドリヒも危ないことはするなよ?」
「ふふふ………」
こいつ…皮肉まで言えるようになっていやがる!?
俺はアズサのトリニティへの順応性に驚きながらも、悟られないようにいつも通りに振る舞う
それにしても美味しいクレープだな……
最近ふと思うことがある
俺って小学校の時からあんま友達が多くなかったんだけどさ、今こうして仲の良い友だちと一緒に居てよく感じる
「……ハイドリヒ?」
こうした、何気ない日常ってほんっとに幸せなんだよな
現に…ほらっ
「口元にクリームが付いてますよ」
「ムグッ……ありがと」
こうやってアズサの口に付いていたすこしピンクがかったクリームを俺の手で拭い取り、口に運んで食べる
何気ない日常風景の一部だが、今俺はとっても青春を謳歌しているんだ
「さいっこうですね」
「?」
「アズサさんはどうですか」
「………さいっこうだな!」
二人の笑い声が公園でこだました
それは誰の目から見ても青春の1ページであることに変わりはないであろう
__________
「………ふぅ、今日も疲れましたね。サクラコさん」
「そうですね__団長」
「ちょっといつまで団長呼びなんですか。いいかげんさん付けだけでいいですよ」
「それはすみませんでした…ミネ___さん?」
「うふふ、その調子です」
「おほほほ」
夕焼けを背にして
どうやら帰り道が同じで、帰る時間も同じだったようだ
「そういえば……ここら辺にクレープ屋さんが出店されたらしいですよ。今度試してみませんか?」
「それはいい案ですね!ぜひとも行きましょう!」
ミネの提案にサクラコは快く承諾する
まるで普通の女子高生のように楽しく笑い合いながら各々歩いていた
___すると、ミネがとある奇妙なものを発見する
「ん?あれは…………ハイドリヒさんじゃないですか?」
ミネは公園のベンチに座っているハイドリヒの姿を見つける
「え?………あ、本当ですね………ん?」
更にサクラコは違うものを発見する
「隣りにいるのってアズサさんではありませんか?」
「うん?………あ、確かにアズサさんじゃありませんか……なぜ二人がここに?」
二人の目には、仲睦まじくクレープを食べ合っている
新しいタイプの砂狼シロコ
「ん、
アビドス高校の財源を増やすためにもキヴォトス内のあらゆる上場企業の成長性や財務状況、市場全体の投資家たちの動向などによっての変動などを予測して証券会社を介して証券取引所で株を売買する。今、数多ある上場企業の中でもカイザーコーポレーションに株式投資するべき」
「うへぇ……」