Q・なんで
A・ミレニアムでのセイアを助けに行く武装親衛隊を書きたかったから
「っ!」
「大丈夫ですか?長官」
「ええ、お気になさらず」
やあ皆俺だ、ラインハルト・ハイドリヒだ
俺は理由あってとある場所に足を運んでいた
「それにしても……一体何なんでしょうね?急に呼び出したりして___」
「……ほんとですね」
今日、それも朝、正義実現委員会から武装親衛隊宛に手紙が届いていた
内容は___
_____
『正義実現委員会の牢屋まで来てください。
護衛を連れてくることを強く推奨します』
_____
とのことだ
この時点で俺はだいたい察した
「う〜〜〜ん、絶対に厄介事であることは避けようがありませんね」
「そうですねぇ」
ハイドリヒは歩きながらも腕を組み、悩む素振りをする
__すると
「あ!ハイドリヒじゃん!」
「?」
つい大声にひかれて俺は横に振り向く
そこには見覚えのある人物がいた
「おっひさー先生だよ!」
「おお!お久しぶりです。
お元気していましたか?」
「ずっと元気だよ!!」
まるで元気の化身のようなこの人物は………紛れもなくみんな大好き先生である
「ちょっと道に迷っちゃってさぁ___」
ほう?なるっぺそ
「何処に行きたいんですか?私ならトリニティの大体の場所を知っていますからね」
「お!それは頼りになるねぇ___この前行ったんだけど」
「ふ〜ん」
「正義実現委員会の牢屋ってどこ?」
まさかの行き先同じかよ………
_______移動中_______
牢屋にて
コツンコツン
俺の靴が固い地面を歩く音が一定間隔で鳴り響く__いや、俺だけじゃない。
あと俺の後ろにも二人の部下が歩いていた
そして右斜め前にはケツとタッパがでかい女が先導してくれている
俺の横にはもう一人、女性が歩いている
突然だが皆は嫌いな人間っていいるだろうか?俺はいる
その女はやかましくて、明るくて、力の強いやばい女だ
そして…………
ガチャッ
足音が止まる
目の前には一本一本の鉄棒が太い檻が広がっていた
その檻の延長線上には二人の正実がいて、ほぼ同時と言っていいほどの間隔でビシッ!っと敬礼をしてきた
俺はその敬礼の美しさにすぐに敬礼し返す
___さて、話は戻そう
「あれ?ハイドリヒくんじゃ〜〜ん!」
「…………チッ」
「え?今舌打ちした?」
そう、
訳あってこいつは牢獄で生活している
「そういえばアズサちゃんは元気?ちゃんとご飯食べれてる?」
「いい加減自分の立場を理解したらどうですか?ミカさん」
俺はこの苛つく女に少し高圧的に接する
「ふふっ、私にやられた人がなんか言ってる〜〜〜!おもろいじゃんね☆」
ほんっっっっっっとうに苛つくなぁ!?
え?なんでこの女と面会しているのかって?
とゆうのも________
__________
昨日
『いい加減なぜこんな事をしたのかを話してくれませんか?ミカ様』
『や!』
『じゃあどうすれば話してくれるんですか!?我々も暇じゃないんですが!?』
『じゃあ………』
__________
その時俺だったら話すみたいなことを言ったらしい
しね
おっと失礼……本音が漏れ出てしまった
「今失礼なこと考えなかった?先生心配だよ………」
あと先生も呼ばれてしまった……すみませんねわざわざ忙しいのに!
「はぁ……私はこのトリニティ内で貴方という人物ほど嫌いな人間はいないんですが?なぜ私なんかを?」
「えっとね………弱いから?」
「すぐさまこのゴリラをピアノ線での絞首刑にしてあげてください」
「「了解」」
「だめだよ!?」
俺の部下を静止させようと必死にあたふたする先生もまた可愛いかな
あと絶対お前は殺す
「それでなんでこんな馬鹿の一つ覚えみたいな事をしたんですか?」
早々に問題をかだつけたかったハイドリヒは早速問いかける
それに対してミカは………
「………あまり人には聞かれたくないな」
「はぁ?」
「できれば先生とハイドリヒ君と私だけで話したい」
いきなり無理難題を押し付けてくるミカに、ハイドリは怒りを押さえつけられず。その他は疑問符を浮かべていた
唯一一人、先生だけ冷静な眼差してミカを見つめている
「そ、そんな事が出来るわけないじゃないですか!?わざわざ先生とハイドリヒさんを連れてきたのになんですか!?」
「うん、ごめんね」
「貴方って人は………!」
ハスミも思わずブチギレてしまいそうになるが、途中で先生が静止させる
「いいよハスミ………あと悪いけど3人にしてくれないかな?」
「「「「「「は?」」」」」」
先生の意味のわからない言動に、更に現場は混乱する
___しかし
「………何かあったら呼んでくださいね」
「え?」
「うん、ありがと」
先生を信頼しきっているハスミ達は続々と部屋から出ていき、部屋の中はハイドリヒと先生と檻の向こう側にいるミカだけになった
その一部分だけ見ると檻の中のゴリラを観察するようにも見えるが、そうではない
いくらカッチカチの鉄の檻だとしてもミカにとっては発泡スチロールのようなものだ、つまり意味がない
そして、おもむろに先生が話しかける
「これで良かった?ミカ」
「うん__先生、ありがとね」
この一言に俺は耳を疑った!
ま、まさか俺を騙したのか!?ゆるさん!
__まぁ先生に限ってそんな事ないだろうが
「一体何ですか?わざわざこんなことまでして……」
はぁ…と、ため息が溢れだす__思えばこれが癖になったのは隕石に衝突したあとなんじゃないか?
そんな事考えると、急にミカはその軽いようで重たい口を開いた
「ごめんなさい」
「………」
一瞬、一瞬俺はミカの言っている意味が分からないで困惑した。
それを悟られないように冷静でいるつもりだが…もう見破られているかもしれない
と、とにかく!いきなりミカは俺に謝罪した
頭を下げて、腰を曲げて、礼儀正しく俺に謝罪したんだ
「ずっと謝りたかったの。いっつもいっつも私って迷惑かけるじゃん?あ、挙げ句の果てには重症まで負わせちゃってさ…………だから……その…………あ、謝りたかったんだけどさ、なかなか時間が作れなくってさ……ね?」
彼女は言葉足らずで精一杯謝罪の言葉を並べている。
その顔を見るにどうやら本当に申し訳なく思っているようだ
「あのときは……ちょっと私おバカさんだった……今思い返してみるとほんっとに愚かだったって気づかされたよ。考える脳が足りなかった………だからもう一度言う」
「ごめんなさい」
ミカは再度俺に対して深々と頭を下げ、謝罪の念を込めてきた
その姿はとても悲しく、誰の目から見ても可哀想だろうと見て取られるだろう
横では先生がなんとも言えない悲しげな表情でミカを眺めている
_____あぁ
本当にこいつは俺に対して申し訳なく思っているんだな、本当に謝りたかったんだな
___俺は理解した
それでも俺は許るさない
__いや、許す許さないの問題じゃないかもしれない
「いい加減にしてください」
「………っ」
ついに俺の怒りは頂点に達した……とまでは行かないが、無性に腹が立つ。もちろん目の前のこいつのせいだ
あぁ、こいつをぶん殴ってやるたい気持ちを抑えながら俺は話す
「………ふざけんなよ」
「!?」
「は、ハイドリヒ………!?」
ミカと先生はいきなり俺の口調が変わったことにとても驚いている様子だ
だが、そんなのどうだっていい
「いいか?お前はただ他人に認められたいだけど承認欲求モンスターなだけだ。この謝罪だってそうさ、なんの謝罪にもなってない」
「そ、そんな事は……」
「違うだろ!」
「」ビクッ
「っ」
「お前のせいでどんんだけ苦労したのか分かってんのか!?お前が彼奴等と手を組んだせいでこっちはめちゃくちゃ大変なことになってるんだよ!!!そんくらい自覚しろや!」
「ご、ごめんなさい………」
俺は日頃の鬱憤を晴らすかのように、罵詈雑言を浴びせてゆく
「お前の頭が悪いとか、考える脳が足らんかったとかこっちにとっては知ったこっちゃねえよ!なんで俺がこんなに傷つかなきゃいけないんだよ!?ほんっとうにいいかげんにしろよな!?」
「………っ」
「俺だって普通の男子高校生だったんだよ!ちょっと立場が上だったってだけで……まだ甘えてたかったんだよ!!!もっと普通の高校生活ってのを堪能したかったよ___でもこれだ!?頭のいかれた上司のせいで俺は死にかけたんだ!!!くそがっ!さいしょっからこれが目的だったんだろぉ!?違うか!?」
「そ、それはちが___」
「なんも違くはねぇよな!?くっそがぁ!!お前はなぁ!」
「ハイドリヒ…一旦落ち着いて___」
「お前は!お、お前はぁ!!!!」
「ただ可哀想な自分が大好きなメンヘラゴリラだよ!!!」
「……………」
「そ、それは言いすぎじゃ……」
全てを出し切ったハイドリヒは、ゼェゼェと呼吸する。それだけでいかに彼が本気だったかが分かるだろう
「………帰ります」
「え?」
ガチャッ
「あ!ちょ!」
バタン!
こうしてその部屋の中には、戸惑っている先生と今にも泣きそうなミカだけが取り残されていた
__________
バタン!
「長官、意外と早かったでs「帰りますよ」は、はい!」
「え?もう帰るんですか?話はすみましたか?」
「ええ、ちゃんと言いましたよ」
いつの間にかハイドリヒは元の口調に戻っていた
「ではお疲れ様です。後は頼みましたよ」
「…………え?」
そうハスミに言い残して、ハイドリヒは部下を連れてさっそうと逃げ帰っていった
「どういう意味だったんでしょうか?」
「さ、さぁ………」
__________
よし!言ってやったぜ!
俺は褐色館への帰り道で、脳内でそう叫ぶ
よっしゃぁ!日頃の鬱憤が全て出たいい気分だぁ………
歌でも一つ歌いたいような気分だぜ!
そんな清々しい感情がハイドリヒの脳内を占拠する
「長官……随分とお早いお話だったようですけど何について話されたんですか?」
ヒョコヒョコとついて回る隊員がそう俺に問いただす
そういやそこは防音だったな
「いえ………別に大したことありませんよ?」
「うっそだぁ……仮にも元ティーパーティーだった人からの招待ですよ?何も無いわけないじゃありませんか!」
確かにこいつの言っている意味もよーく分かる
だがしかし
「別になんともありませんよ、ちょっとした喧嘩のようなものです」
俺が『喧嘩』とゆう単語を出した瞬間、部下たちの目元が真っ暗になった
「けんか?どっちがふっかけてきたんですか?」
「………
何も間違ったことは言ってない
「なるほど……これは痛い目を見る必要があるようですね〜〜〜」
こっわ
目が笑ってないよぉ___
「
こっちもこっわ
この後クレープを買ってあげたらめっちゃ機嫌直してくれた
アズサがかわぇぇぇぇぇっぇぇぇぇぇ!!!