忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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新しくキーボードとマウス買いました!これでクロムブックがより使いやすくなった!



王子と王女

 

ある日の午後、窓からはいい気持ちな太陽がさんさんと輝いているのが見える

 

こんな日に外で遊んだら楽しいんだろうな

 

「………」

 

___なんて事を考えながら、俺は今職務に勤しんでいる

 

カタカタカタカタ

 

「だから〜それで〜」

 

カキカキ

 

「…………」

 

うん、この書類は済んだな

 

「とゆうわけなんで〜〜〜」

 

書類仕事の次に、俺はパソコンで最近の被害状況や被害地点についての報告書に目を通す

 

その中で、いくつか字の間違えがあるから注意が必要だ

 

カタカタ

 

よし、これは後で正義実現委員会に提出だな

 

カタカタカタカタ

 

俺は順調に、ただたんに己に課せられた仕事をこなしている

 

天気もよく、気持ちよく仕事が出来る

 

「あーだこーだ、やんのやんの」

 

はずだった

 

 

「とゆうわけなんですよ!長官!!」

 

「____なるほど」

 

「それが絶対に明日中じゃなきゃだめで!!!」

 

うるさ

 

俺は自分の執務室で、真っ昼間にもかかわらず部下からの無駄話に困憊していた

 

「だから一体どうするのですか?話のオチが見えませんね」

 

「ですから_____」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲームセンターに行くので明日はお休みします!」

 

「却下です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ですから!明日中じゃなきゃ駄目なんですよ!ゲームセンターのカード大会は明日中じゃなきゃ出場出来ませんから!」

 

「私事よりも仕事を優先してください」

 

「くっ、誰がうまいことを言えと!」

 

別に俺は雑談が嫌いなわけじゃない_むしろ好きな部類だ。時には自分から進んで世間話に持ち込むこともある。

そうやって仲間との交流を深めるのはとても有意義な時間だと俺は考える

 

………しかし、それは今じゃない

 

手元には重要な書類。パソコンには一目見ただけで目が痛くなる長ったるい文章。その横には部下が溢したコーヒーに溺れたUSBメモリ

 

__何処を見たって忙しいことくらいは分かるだろ

 

「………すみません、今は執務中ですよ?勤務に勤しんでください」

 

「そんな事してる場合じゃありませんっ!これは由々しき事態ですよ!?」

 

どこがだよ

 

どこがだよ

 

どこがだよ

 

おっと、思わず脳内で同じ事を三連続再生してしまった

 

「明日!明日じゃなきゃやだ!」

 

目の前では一応俺よりも年上の少女が駄々をこねる

 

「___はぁ、そもそも貴方を一人でそんな場所に送るのに気が引けます」

 

「なんですとぉ!?」

 

彼女は大げさそうに驚く

 

「確かに貴方の第一SS装甲師団の師団長としての功績は認めざるえないでしょう」

 

「えっへん!」

 

無い胸を大きく前に突き出すその様は、なんとも年上の女性のような風貌は感じられない

 

「ですが。同時に貴方の蛮行には目を背けたくなる思いで満ち溢れています」

 

「____?」

 

「ゲヘナ生徒を殴るのは序の口として。ゲヘナの行政官の身だしなみを侮辱したり、他の部活と喧嘩したり、ケーキ屋を戦車で横断したり」

 

「重々承知しておりまーっす」

 

「そんな貴方をカード大会などに行かせるわけにはいきません」

 

「!?」

 

なんだその顔、ぶん殴るぞ

 

「カード大会のような喧嘩っ早い人間の集い¹などに貴方を混ぜてみてください?SSが突入する事になりますよ」

 

「あーーー!それって差別発現だっ!」

 

「実際カード大会では銃撃戦がつきものでしょ²

 

「で、ですがっ!絶対に行きたいんです!この日のためにお金を溜めて、レアカードを収集したんですから!ずぇったいに行きます!!!」

 

「駄目です、明日も仕事がわんさかあります。このUSBメモリがコーヒー漬けにされたのでその復旧作業があるんですからね」

 

「それと私になんの関係があるんですか?」

 

「このメモリの中には、第一SS装甲師団の情報が入ってます」

 

「……………」

 

「つまり、これの復旧作業には貴方も参加しなければならないってこと____

 

「嘘だぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!!」

 

ガクッ

 

そう叫んだ後、力なくその場に倒れる

 

その姿はまるで屍のようだった

 

「何やってんだこの人」

 

「も、もう死ぬしか無いんです………生きていけません」

 

無様にむせび泣くその姿を見ると、どこか悪いことをした気になるから止めてほしい

 

「仕方がないでしょう?貴方一人だったら絶対に騒ぎを起こしますからね」

 

「___そうだ!」

 

「?」

 

 

 

「長官が付いて来てくれれば良いんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、この俺は指定の位置についている

 

…なんか違うな。待ち合わせ場所にて相手を待っているって言ったほうが自然だろう

 

「アリス!カード大会に突撃します!」

 

「今日とゆう今日は大会で優勝してやる!」

 

周りは小さい子や何処かの学生で賑わっている。制服を見てみる限りミレニアムかな?

 

そんな人達を怪しまれないように観察していると___

 

「おーい!」

 

遠くの方から俺を呼ぶ声がしてきた。その方に目を向けると手を振りながら全速力でこちらに向かってくる女が視界に入ってくる

 

「お待たせしましたっ!さ、早く行きましょう!」

 

「………はぁ」

 

結局俺はあの後説得されて、今日わざわざ休暇を使って一緒にゲームセンターに来ていた

 

俺って意外とお人好しなのでは?

 

「今日という日をずっと待っていたんですよ!?早く行かなきゃ!」

 

ピョンピョンと兎のように飛び跳ねて嬉しさを表している

 

しかし

 

「そうですか。私カードゲームにはまったく興味が沸かないんですが」

 

男の子ならこうゆうの好きなんでしょ?みたいな見た目のカードだが、俺にはまったく響かない

 

それくらいなら戦車とか見てるほうが気分がいいしな

 

「でもっ、じゃあ私がプレイしているのを横で見てるのはどうですか?意外と好きになったりしますよ!」

 

「………」

 

こいつの言っている事も分かる。

確かにそうかもしれないからなぁ

 

「まぁ。少しくらいは暇を潰せるかもしれませんね」

 

「よし!そうと決まればレッツゴー!」グイッ

 

俺は手を引かれるような形で大会に出向くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「事前確認って必要ですね」

 

たまに慣れないことをすると度々そう思う

 

それに今もそう思っている

 

「……はぁ」

 

ゲームセンターと少し広めな歩道を挟んで。

ベンチに座り、缶コーヒーを片手にどっしりとため息を吐くその姿は誰が見ても疲れ果てたサラリーマンにしか見えないだろう

 

そんな事どうだって良いのだが

 

ん?カード大会はどうしたのかって?

 

それがさ、観戦者は中に入れないのよ。つまり選手しか大会に出ちゃいけないって事だ

 

うん、めっちゃ横で観戦する気で満々だったからさ、ちょっとさみしいね

 

「………暇ですね」

 

この後俺はやることがない__いや、ホントはあった。

だけどこの女の大会に付き合うためにそれをキャンセルしてきたんだ、めっちゃ暇だ

 

仕事は昨日あいつと必死に終わらせた。勉強は完璧。アズサはヒフミと一緒に遊びに行ってる

 

つまり八方塞がりだ

 

「はぁ」

 

つまらない思いを胸に押し込みながら、俺は少しだけ濁っている空を見上げる

 

 

 

はぁ………ん?

 

「ジーーー」

 

言ってる言ってる。めっちゃ声に出てる

 

俺はふと視線を下ろすと、謎の少女に見つめられていた

 

ミレニアムっぽいな、制服があのユウカさんのに似てる気がする

 

「ジーーーーーー」

 

「………………」

 

「ジーーーーーーーーーーー」

 

「あ、あの……どうされました?」

 

俺はたまらずその生徒に声を掛ける

 

すると、彼女は元気にこう答えた

 

 

 

「アリスはアリスです!」

 

「…………はぁ」

 

突然の意味のわからない自己紹介に疑問を隠せない

 

アリスっていうんだな。

初対面の人間への一人称自分の名前ってことあるか?普通__

 

 

「貴方は悪の軍団長ですか?」

 

「違います」

 

突然、目の前の少女はまたもや意味の分からない質問をしてくる。この少女はミステリアスガールだなって現実逃避をしながらも、なぜだか放っておいてはいけない気がしてくる

 

そう俺の心が訴えかけてきたんだ

 

「えっと…なぜそう思ったんですか?」

 

「アリスのイメージとそっくりだからです!」

 

うん?そうか?

 

確かにいつもの服(武装親衛隊長官の正装)で来たからなぁ…そう見える人にはそう見えるかもしれない

 

ここは優しく教えてあげよう

 

「ふふふ、違いますよ。私はただの善良なトリニティ生徒です」

 

「トリニティ?」

 

___引っかかるな

 

「じゃあ貴方は一体そこで何をしてるんですか?アリス、興味が湧きました!」

 

「暇してるんですよ。今日すべき事が全てなくなったので、ね」

 

「なるほど、えっと………」

 

「ラインハルト・ハイドリヒです。ハイドリヒだけで大丈夫ですよ」

 

「分かりました!ハイドリヒさんは暇人なんですね?」

 

おっといきなり右ストレート。俺じゃなかったら死んでたね

 

「まぁそんな感じです。貴方は?」

 

「アリスはモモイがカードのダンジョンに突入したので置いてかれました……」

 

なるほど、俺と同じ境遇ってことか

 

見るからにショボンとしてるアリス。すると、急になにかを思いついたのかすぐに表情を戻して叫んだ

 

「提案です!アリすとゲーム対決しませんか?きっと楽しいですよ!」

 

「お、いいですね」

 

前世では結構そうゆう所に出入りしていたからな。余裕だ

 

ハイドリヒは慢心をしてアリスと共にゲームセンターに足を運ぶのであった

 

 

 

「パンパカパーン!悪の軍団長が仲間になった!」

 

軍団長か…………え?

 

 

 

 

_____

 

 

 

 

な、なにぃ!?俺の攻撃が全て無効化だと!?

 

「これで………K,Oです!」

 

「くそっ……も、もう一回です!」

 

「ふふん!また迎え討ってやります!」

 

 

 

 

_____

 

 

 

 

「うわっ!なぜこんなに行く先にバナナの皮が!?」

 

「えっへん!アリスが先に撒きました!」

 

「くっそう、この私がああぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

「これでアリスが一位です!」

 

「も、もう一回…………」

 

「いいですよ!」

 

 

 

 

_____

 

 

 

 

「…………」

 

「慎重に、しんちょーに……」

 

「あ、また落ちた」

 

「ハイドリヒはクレーンゲームがクソヘタです!」

 

うぐぅ!今度の右ストレートはもろに食らった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいっ、ソフトクリームですよ」

 

「わーい!ありがとうございます!」

 

ゲーム遊びに疲れ果てた俺達は、最初に座っていたベンチに戻ってアイスをほうばっていた

 

え?結果?

全ての対戦で負けたのは悔しいけどこの子の笑顔が見れたのでせーふ!

 

てか結果が全てじゃないから。

結果だけを見てたら人は近道をしたがるもんだ、その途中に目的を見失うかもしれないしやる気も次第に失せていく___って警察が言ってた

 

過程が大事なんだよ、笑顔になれたって過程がな

 

「美味しいです!」

 

「ふふふ、それは良かったですね」

 

俺の横に座ってアイスを美味しそうに食べているその姿を見ていると、愛おしく感じてきてしまう

 

聞いた話によると同学年らしい___高校生なんだな

 

ミレニアムにいて”ゲーム開発部”所属らしい。面白そうな部活だな、俺とはまったく違う

 

「今日はハイドリヒと出会えて幸運でした!」

 

「私もそうですよ。あまり勝負に勝つことは出来ませんでしたがとても楽しめました」

 

「ハイドリヒはクソザコです!」

 

「ぐふっ」

 

無垢な少女の言葉が胸に刺さる

 

まぁあの時(ミサイル自爆)に比べればなんも痛くはないけどね

 

__すると

 

「また会えますか?」

 

少しだけ寂しそうな顔をしてそう俺に問いかける

 

「絶対に会えますよ。なんならモモトーク交換しときます?」

 

「はい!

パンパカパーン!悪の軍団長が仲間になった!」

 

そのネーミングには少しだけよく思わないが、嬉しそうでよかった

 

「_____?」

 

しかし、すぐに彼女の表情は疑問で埋め尽くされる

 

 

「どうしました?そんな浮かない顔して__」

 

「アリス、分からないです」

 

ん?どうやら疑問点があるようだ

 

「アリスは勇者です」

 

おぉ。それが前提なんだ

 

「なのに_悪の人間が仲間になりました」

 

 

うん?

 

「勇者は善です。でも、ハイドリヒは悪です。ならハイドリヒはアリスの勇者じゃない___?」

 

キョトンとした表情で俺の目を見つめ、何がなんだか分からないような口ぶりでそう話される

 

__じゅあ矛盾点を解いてあげよう

 

「アリスさん、貴方は勘違いをしています」

 

「かんちがい?」

 

「はい。例えば__とある人間が他人の家からお金を盗んでました。もちろんその家の家主はお金を守ろうと必死に戦いますが、結果は虚しく__この場合誰が悪いですか?」

 

「それは盗人が悪いです!」

 

アリスは元気にそう答える

 

「では、その盗人をやっつけようとお金持ち達が盗人を仲間外れにしました。それどころか盗人との物の売買を無くし、お金に乏しい盗人は更に物資不足に苦しみました」

 

「ほうほう」

 

「とあるお金持ちが言いました__『今すぐ盗みを止めて、盗んだものを返せ!さもなくば一生取引しないからな!』_と。盗人は悩みました、盗まなければ困窮する…盗んでも困窮する。八方塞がりです」

 

「…………」

 

いつしかアリスは俺の話を沈黙して聞き入ってくれていた

 

「そして__その盗人は腹を括り、お金持ち達に対して攻撃を開始しました。最初こそは順調でしたが、後々になってお金持ち達の物量に負け、敗れてしまいました。

______今までの話を聞いて、アリスさんはどう思いました?」

 

「はい!悪い人が正義に倒されるいい話でした!」

 

彼女は、なんの裏もなく輝かしいほどの笑顔でそう答える

 

そんな彼女に俺はこう話した

 

「ですが、この話には裏があります」

 

「うら?」

 

キョトンと首を傾げるその姿はどこかアズサと似ている

 

「はい、その盗人には守らなければならない家族がいて、生きていくためには盗みをせざるえません。しかも、相手の大金持ちの元で働いている人は、その大金持ちから搾取を受けていました」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「その人達を助けるために、愛すべき家族を救うために、彼はお金持ち達に挑みました__いや、挑まざるえない状況だったと言えるでしょう」

 

「で、でもっ_盗むことは悪いことで………

 

 

 

「その戦いの最中。家族が死にました」

 

「_______え」

 

俺がこう言った瞬間、アリスの体はまるで死後硬直かのように固まった

 

「最終的には双方ともに何人もの人間が苦しみ、死に絶えてしまいました。それでも、盗人は守ろうと必死に努力しました」

 

「…………」

 

「最終的には大金持ちが戦いの中で決めた盗人の処遇についてのルールで、戦争を終わらせました」

 

「そ、そうなんですか___」

 

「話はまだ終わりません」

 

「え?」

 

「戦いが終わる直前、全く関係のない人が盗人を殴りました。その結果、全く関係のない人が家の一部分を占領しました」

 

「そんなのかわいそうですっ!」

 

「しかしどれだけ訴えようとお金持ちはそれを無視します__戦いの後には戦いの最中に決めたルールで盗人を罰し、物語は終わります_____アリスさん」

 

「は、はい!」

 

「貴方は最初盗人が悪いと言いましたよね__では改めてどちらが悪いですか?、盗みをした人間?それともお金持ち達の人間?」

 

「そ、それは_____」

 

「…………」

 

アリスはシドロモドロになり、答えにつまずく

 

そして

 

「__ごめんなさい」

 

アリスは謝罪をしてきた。きっと悪いと決めつけてしまったことに対して謝りたいんだろう

 

___だけどね、アリス

 

「アリスの考えは否定しません」

 

「え」

 

まるで鳩が豆鉄砲で撃たれたかのような表情をするアリス

 

「貴方は与えられた情報をもとに想像したに過ぎません。私だって最初の話だけだったら盗人が悪だけ決めつけるでしょう。誰だってそうします。

_____ですが、大事なのはそこじゃありません」

 

「?」

 

 

 

「大事なのは決めつけないことです」

 

「っ!?」

 

「決めつけは視界を狭めます、すると物事の本質を理解することがとても困難になります__そしたらどんどん思考が偏ってしまうでしょう。それは良くないです」

 

「い、いったいどうすれば………?」

 

「何事にも、固定概念を捨てて考えることが必要だって事ですよ。___勇者のパーティーに悪の軍団長が入っていいか考えるためにね」

 

「_______」

 

彼女の顔に、段々と明るさが戻ってきたのが分かる

 

「分かりました!ハイドリヒは__仲間です!」

 

「ふふふ、そう言ってもらえると嬉しい限りですね」

 

そんな微笑ましい時間が流れていると___

 

「アリスー!帰るよーーー!!」

 

「あ、ミドリが呼んでます。ではハイドリヒ、また会いましょう!」

 

「ええ、楽しみに待ってますよ」

 

「はい!」

 

そう言って勇者は、俺に背を向けて勢いよく呼びかけのする方向に走ってゆくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「長官__帰りますか」

 

まるでさっきのアリスと入れ違いになるように、事前確認無しに突っ込んでいった女(第一SS装甲師団長)がおずおずと帰ってきた

 

__その様子を見る限り

 

「負けましたか」

 

「最終戦でやられましたぁ___!!!」

 

彼女は勢いよくその場に倒れ込む。

草生える

 

「相手がづよがっだんでずよぉ〜〜〜!!!」

 

「はいはい、次は勝ちましょうね」

 

「うぐっ、えぐっ」

 

「帰りにクレープでも買ってあげますから」

 

「ありがとうございます!」

 

なんだコイツ。さっきまで流れてた涙も何処かに消えてやがる

 

「では、帰りましょう」

 

「はいっ!私、抹茶がいいです!」

 

「はいはい___」

 

ハイドリヒ達は夕焼けの中、二人仲良く帰路につくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???にて

 

薄暗い部屋の中、数台のモニターを並べ、彼女は人間工学に基づき作られた椅子にどっしりとその身を構えていた

 

その数々の画面の中には大きな武器を携えた少女と、あきらかにに私服ではない服装をした男が同じベンチでアイスを食している姿が映し出されている

 

「………まずいわね」

 

「○○様、そんなにこの男が気になるのですか?」

 

近くにいるメイド姿の生徒がそう問いかける

 

「ええ、アリスと彼は出会ってほしくなかったのだけど__もう起きてしまったのは取り返しのしようがないわ。なにか対策を練らなければ___」

 

「そうなんですか?見た感じ彼にそのような力は感じれませんが…………一体誰なんです?」

 

「彼は、かつて神とさえ言われたあの男___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーディン()の息子よ」

 

 

 

 

¹
作者は決してこのように考えてません

²
キヴォトス感覚





アオバ可愛すぎだろ。メインのメモロビにしたったわ。
いきなり何の前触れもなく現れたのに人気すっげぇな__吉良吉影かよ
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