忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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とうとう入学しちまったぜ


トリニティ入学
入学


「ではお坊ちゃま、いってらっしゃいませ」

 

「はい、行ってきます」

 

今日も今日とてこのやり取りをしてから家を出る

しかし、今日はいつもとは違ったことがある

 

今日の制服がいつもとは違うのがヒントだよ!!

正解は高校生になったことだよ!!!!

 

「おはようございます、今日から高校生活頑張ってくださいね」

 

「はい、ありがとうございます」

 

それに近くのマンション生活になるから…この家に帰ってくるのもちょっと時間が空くなぁ

 

「それにしても、寮生活ではなくマンション生活になるなんて少しばかり豪華過ぎな気がしますがねぇ」

 

「まあ仕方がないですよ、入れる寮がありませんし」

 

この人が言う通りまず入れる寮がないのである

だってほとんど女子寮だし………

 

「でも私の給料はちゃんと支払われるんですよ

本当にありがとうございます」ペコッ

 

そう言って頭を下げる運転手

 

「いえいえ、貴方の給料を払うのなんて我が社の年間の支出に比べたら微塵もありませんよ」

 

「ははは、違いありませんね

でも何時でも呼んでください、その時はちゃんとこの車で駆けつけますからね」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「では、行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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着いた!

 

いつ見てもすげぇとこだなぁ…まあ通い慣れたらそんな事思わなくなるんだろうがな

 

「では、行ってらっしゃいませ」

 

「はい、行ってきます」

 

そう言って門をくぐり抜ける

 

他は家族とともに写真を撮っている新入生や

道案内している在校生でごった返している

 

「……」

 

べつに羨ましくなんかない

 

「あ、そうだ

レイサさんとモモトークを交換しなければ」

 

そう!なんと高校生になったからやっとスマホが解禁されたのであーる!!!

 

たしか同じ高校だったからいるはずだが……うん?

 

ここでハイドリヒはある人物を見つける

 

あいつは………

 

視線の先にいるのは

 

 

 

 

 

 

 

キャスパリーグ(カズサ)じゃねえか!

 

なんでアイツがいるんだよ……

 

「……げ、なんであんたがここにいるのよ」

 

しかもバレたし

 

「こっちのセリフです、裏口入学でもなさったんでしょうか?」

 

「そんな事するわけないでしょ。

その生意気な口を塞いであげようか?」

 

「ふふふ、面白い事を言いますね。腹がよじれそうです」

 

「物理的によじれさせてもいいけど」

 

「ほう?私の前で尻尾を巻いて逃げた貴方がどうやってそうするのでしょうか。興味深いですね」

 

「な!?あの時は風紀委員がいたから逃げただけであってべつにあいつらが来なくてあんただけだったら今頃あんたは入院生活の最中でしょうね!」

 

「言い訳だけはスラスラ出ますね。

流石はメス猫と言ったところでしょうか」

 

「なにを!………そう言っていられるのも今のうちよ」

 

「その言葉をそのまんまお返しします」

 

「くぅぅぅ!!」チャキッ

 

「……」スッ

 

双方とも自信の愛銃に手を伸ばす

 

その瞬間

 

 

 

 

 

 

 

ここにいたんですね!!!

 

「うわっ!びっくりした……」

 

「おや、お久しぶりです。レイサさん」

 

「はい!ハイドリヒさんはキャスパリーグと何をしていたんですか?」

 

「いえ、ちょっと立ち話を」

 

「……」

 

「なるほど!お二人は仲がいいんですね!」

 

「相変わらずおもしろい冗談を言いますね、レイサさんは」

 

「えへへ……?」

 

「ちょっと宇沢!誰がこんな奴と!」

 

「このように、全くと言っていいほど不仲です」

 

「そ、そうだったんですか!?」

 

「ではレイサさん、行きましょう。こんな人といると集合時間が過ぎてしまいます」

 

「ちょっと、なんであんたが宇沢を持っていこうとするのさ」

 

……は?意味が分からん

 

「宇沢だって嫌がってるよ」

 

「べつに嫌ではありませんよ?」キッパリ

 

流石レイサだ!純粋無垢な攻撃こそが最強の武器ぃ!!!

 

「では、失礼します」

 

「またお会いしましょう!」

 

「あ!ちょっとまって!」

 

いいや限界だ!行くね!

 

こうしてハイドリヒはカズサから逃げるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入学式も終わり、各自教室が割り当てられた

 

新しい環境、新しい生活、新しい仕事、新しい友人とともにこれから高校生活を過ごしていくんだと胸が高まる

 

この感覚は久しぶりだな……

 

「さて、まずは何があるんでしたっけ」

 

そう言って自分の席に座ろうとした。その時

 

ガララッ

 

「すみません、ラインハルト・ハイドリヒ様はいらっしゃいますか?」

 

教室の扉が開けられ、誰かが自分を呼ぶ

服装はトリニティには似つかわしくない真っ黒な色をしており、スラッとしていてどこか軍服のようにも見える

 

誰だ?ひとまず返事しとくか

 

「はい、私です」

 

「ああ、長官代理がお呼びになられています

至急付いて来て下さい」

 

えええ!俺なんかしたかなぁ………あ

 

ここでハイドリヒは何かに気づく

 

俺って武装親衛隊に入るから(家庭の事情で)それについてか〜〜〜

 

なんとハイドリヒの予想は当たっていたのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「着きました、ここが武装親衛隊の本拠地である褐色館(かっしょくかん)¹です。

この中の親衛隊作戦本部に長官代理がいます」

 

なるほど、でっけぇ建物だなぁ

 

「凄い美しく大きな建物ですね」

 

「はい、なにせ何年も前に建てられたものでありまして、当時のトリニティ的な感性がそのまま残っています」

 

はぇーー

 

「それにしては随分と綺麗ですね」

 

「何度か改修工事は行いましたので」

 

なるほど、やっぱこうゆう建物って憧れるぅ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「着きました、ここが長官室です」

 

コンコンコン

 

そう言って扉を叩くと、中から入ってくるように促す声が聞こえてくる

 

「失礼します」

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちは、お初にお目にかかります

貴方が来るまで長官代理を務めさせてもらっていた者です」

 

その人は、中で座ってるわけでもなく直立不動の体勢でハイドリヒを出迎える

 

「こんにちは、私がハイドリヒです」

 

「すでに聞いておられると思いますが、貴方にはこの組織の長官になってもらいます」

 

おぉ、本当になれるんだな。これってなろう系か?

 

「……一つ疑問があるのですが」

 

「はい?可能な限りではお答えしますよ」

 

「なぜ入学したての一年生である私なんかにこの組織の長を兼任させようと考えたのですか?」

 

「そう……ですね、まず貴方の家系の人は何代にもわたってこの組織の長官であったということはご存知じですね」

 

「はい」

 

そうだったんだ………ああ、ハスミさん言ってたな

今思い出したわ

 

「ハイドリヒ家の方がこのトリニティに在籍していない間は違う人間が長官を務めていたのですが…その年は決まってあまり隊員をまとめ上げられないんです」

 

「何故か武装親衛隊には狂気的な人間しか入隊せず……」

 

「そんな事ありますか!?」

 

仮にも一組織のトップがそんな事も出来ないわけねぇだろ!

 

「はい、狂信的な人間の上には狂気的な人間が就かないと駄目なんです」

 

おぉ、さらっと悪口言ったな

 

「それに、この組織を最初に創設したのもハイドリヒ家です」

 

「はぁ」

 

「とゆうわけですので、これから武装親衛隊長官としてご武運を願います」

 

「はい、ありがとうございます」

 

ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒは

この日をもって親衛隊の長官に就任した

 

「では、早速ですが1週間後にティーパーティーとの面会があります」

 

「なるほど、それまでに業務などは把握しとけってことですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____1週間後_____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうこの日が来ちまったかぁ。なんか制服も新調してくれたし気分が上がるなぁ

 

「それにしても落ち着く雰囲気の執務室ですね、ところどころトリニティ的な素晴らしい感性が現れています」

 

そう独り言を呟きながら、ハイドリヒは椅子をギシギシと鳴らす

 

「…さて、行きますか

一度もお会いしたことが無いのでどんな人か楽しみです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ふぅ、やっと着いた

 

「距離にしておよ1km、そんなに遠い場所ではありませんね」

 

武装親衛隊の本拠地とティーパーティーがいっつも集っている場所はとても近いのであーっる!

 

「……敬礼!」サッ

 

「!」サッ

 

「ご苦労さまです」スッ

 

門を警護している二人のトリニティ生から敬礼をされる

やっぱ俺って敬われているんだなー

 

おい、いま「上司だから仕方がなく」って言ったやつ

今夜君の家にSSが保護拘禁しに行くから逃げんなよ

 

さて、入るか……あ、道分からん

 

「ちょっと君、少しいいですか?」

 

「はい!何でしょうか!」

(ひぇ〜〜話しかけられちゃったよ…怖い人だったらどうしよう)

 

「いえ、ただ道を訪ねたいだけですよ。ティーパーティーの方々がいる場所は何処でしょうか」

 

「こ、この道を真っすぐ行って1つ目の十字路を右に曲がってそのまま直進すると左手の方にとても豪華な装飾の扉を開けていただけるといらっしゃいます!!」

 

「なるほど、ありがとうございます」ニコッ

 

スッ

 

そう言い残して、ハイドリヒは建物の中に消えてしまう

 

 

 

 

 

 

 

「……イケメンだったね」

 

「ほんとそれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーっと、左手のほうだから……これか

 

ふぅ、ちょっと緊張してきたなぁ

 

そう思いつつも、ハイドリヒは扉をノックする

 

コンコンコン

 

「失礼します」

 

ガチャ

 

そこには、机の周りに仲良さそうに座っている三人の少女がいた

¹
この建物は史実ではナチ党の建物だったが、筆者が調べても親衛隊の本拠地が何処なのか分からなかったのでこの建物にさせてもらいました





今回は場面移動が多くてすいません
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