忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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アオバをメインメモロビにしてたらなんかブルアカがエッチなゲームに思えてしまった。



もしもし?動物園からの脱走ゴリラが私の前で威嚇してるので至急対処お願いします___あ、できれば大陸間弾道ミサイルをぶち込んでやってください

 

「ちょっと〜〜私抜きでなんか楽しいことしてない?まぜてまぜて〜〜〜っ☆」

 

その場に似つかわしくない元気な声

 

憎たらしいその笑顔

 

なぜ牢屋から脱走してここにいるのかという疑問

 

 

この全ての状況が俺を憤慨させるとともに、俺達はまるで「ザ・ワールド」を食らったかのようにその場で動きを止めてしまった

 

「なんでアンタがここにいるんですか__?」

 

こっちとしては完全なるイレギュラー、作戦が狂いつつある

 

なぜだ?アリウスが呼んだのか?それとも自分の意志で?___このくそ魔女が

 

「う〜〜ん、もう一回痛めつけよっかな?って。ハイドリヒ君も、スクワッドも」

 

どうやら復讐のためのようだ_いや俺なんもしてなくね?

 

俺も復讐のためだったから復讐の復讐とか笑えんわ

 

「__恨んでますか」

 

「ん?そうかな〜〜〜」

 

まるでお茶会で友人と話すときかのようにいつもの雰囲気でそう返す

 

「な、なんでお前が………!」

 

「やっほ!久しぶりじゃんね☆」

 

驚いているのは俺だけじゃない。スクワッドは勿論のことアリウスの奴らまで驚愕しているのがガスマスク越しでも容易に分かる

 

この時点でアリウスがミカを呼んだという説は消えた

 

つまり

 

がちで復讐のために来たってわけだ

 

「ゴリラは大人しく檻の中に戻ってください」

 

後ろから静止するよう求める声が聞こえはするが、そんな雑音を俺は無視してミカに話しかける

 

「えぇぇえ?ひっどーっい!こんな幼気なお姫様に悪口なんて……だからモテないんだよ☆」

 

「貴方のするべき事はここにはございません、速やかに帰投してください」

 

「そうゆうわけには行かない__かな?」

 

何なんだよこのゴリラ

 

そう言いながら奴は銃を構えて、こちらにノシリノシリとまるで野生動物かのように近づいてくる

 

 

「随分と笑顔ですね」

 

「え〜?そうかな___

 

 

 

 

 

「セイア様が亡くなられた時もそんな笑顔だったんでしょう」

 

「……………」

 

ミカの動きが完全に止まった

 

「貴方がアリウスと結託してセイア様の殺害の手助けをした。いやはや、少ない脳みそでよく考えたものですね」

 

「…ち、ちが…………」

 

「やられましたよ。初めてお会いした時はなんとも仲睦まじそうに話し合いをされていたので、まさか友達を殺すために化けの皮を被っていたとは」

 

「………………やめて__」

 

「あの体育館にいたのはナギサ様も殺害する気だってんでしょう?貴方たにとっては屈辱でしょうね、殺すことが出来なかった_____

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめてぇ!!!!」

 

 

 

 

幼気な少女の無垢な叫びが広がると同時に、まるで懺悔室での懺悔かのように顔を暗くしながらそっと話しはじめる

 

「た、確かにセイアちゃんの部屋に連れてきたのも私。場所の案内にその他の色々な援助をしたのもわ、わたし__」

 

「で、もでさ!だって……い、いっつもセイアちゃんは小言とか難しい話ばっかでうるさいし__ちょっとね?ほんのちょっとだけ痛い目見ればいいかな〜〜みたいな___ね?」

 

「だからさ、死んじゃったって話が届いたときは…ちょっと驚いちゃった。だって死んじゃったんだよ、もう__もうあんな小言は聞けないって思うと、さ………」

 

「な、ナギちゃんだって殺すつもりじゃなっか、ただ、ただ事が収まるまでちょっとだけ皆の所から離れるようにお願いするだけだったんだ__で、でもハイドリヒ君は殺したり脅したりする予定は無かったんだよ?武装親衛隊ならティーパーティーだった私に協力してくれるって算段で______

 

「おい」

 

「なに?今あなた達に構ってる暇ないんだけど。邪魔しないで」

 

ミカは懺悔の途中で後ろにいるアリウス生の一人に声をかけられてしまい、バツの悪そうな顔をしてそう返答する___すると

 

「いないぞ」

 

「は?」

 

「だから、逃げたぞ」

 

「_________は?」

 

(なに?こいつは何を言っているの?だってハイドリヒ君達はここにいr__)

 

クルッ

 

振り返ってみると、そこには誰も居なかった

 

そう

 

誰も居なかったのだ

 

 

「……………ねぇ、なんであなた達教えてくれなかったの?」

 

「だ、だって気づいた時には居なくなってたし__あいつら逃げ足が早いんだよ!」

 

「ふ〜〜ん」

 

「そうだ!聖園ミカ、我々と手を組まないか?」

 

「__それになんの意味があるの」

 

ミカは冷たくそう返す

 

「我々とアンタの目的は同じ、彼奴等の殲滅だ。じゃあここは手を組んだほうが吉じゃないか?」

 

魅力的__とは言えないものの悪くはない提案だ。承諾すれば仲間が手に入るだろうし断れば敵対関係になるだろう

 

普通断らない、そんな面倒くさい事をする理由が無いからだ

 

 

___だが

 

 

「お話にならないね」

 

「っ!?」

 

彼女の答えは『拒否』だった

 

「な、なぜだ!?魅力的な提案じゃ__」

 

「それはあなた達ににとってだけでしょ?私はあなた達なんていらないし邪魔になりそう___だから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「折るね☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるトリニティ自治区にて

 

「ふぅ、やっぱSSは結構厳しいよ」

 

「え?そうなの?」

 

二人の少女が疲れた体を引きずりながら帰路についていた

 

「あ〜あ、今日も師団長がゲヘナと乱闘騒ぎを起こしたしさ。それに加勢したりしてもうクッタクタ」

 

「へぇ、シスターフッドはそんなに血気盛んじゃないからなぁ」

 

「そっか。でもさ、そっちのリーダー怖くない?この前うちの師団長が『何だあいつ、ぶん殴ってくるわ』って言って止めるの大変だったんだよ!?」

 

「それは災難。でもありがとね」

 

(それ止めてなかったら多分だけど第三次トリニティ内戦が起こってたよ___)

 

その時

 

ブーッブーッ

 

武装親衛隊の方の子のスマホに通知が来る

 

「ん?どしたんだろ__ごめん」

 

「?」

 

「ちょっと戻らなきゃいけなくなったわ」

 

「え!?どうしたの?」

 

「それがさ___

 

 

 

 

彼女のスマホ画面には、『聖園ミカ脱走。至急応援求む』という文字が綴られていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よしっ!なんだかよく分からんがゴリラがあいつらを止めてくれたからセーッフ!

 

俺達は今ゴリラに救われて__いや、邪魔されてカタコンベの内部に来ていた

 

あ、先生は後から付いてきてもらうようにしてるから。だって足遅いし

 

「意外となんとかなるもんですね、人生って」

 

俺が軽口を叩く

 

「でもこの先沢山の不幸が私達を待ってるんですよね……辛いですね…………」

 

「そんな心配はしなくていいですよ」

 

「は、ハイドリヒさん!」

 

「私はもう会社を経営してるので将来の心配とか無いです」

 

「ふぇぇぇぇ、やっぱトリニティの人間は卑劣な卑怯者ばかりですぅ!」

 

「は?チョコレート燃やしますよ?」

 

なんかさり気なく煽られたんだが__許さんぞ、ベアトリーチェ!

 

「__てか、なにげに社長さんなんだね」

 

ミサキが走りながらそう問いかけてくる

 

「ええ、まぁ。はい。だから億万長者なんですよ〜〜〜」

 

「羨ましっ」

 

「あはは…………」

 

ハイドリヒはそう言われ、少しだけ悩んだ

 

親が死んだ事によって手に入れたこの地位を、果たして他人に誇れるのか?

 

__しかし、そんな思考もすぐ遮断された

 

 

それも強引に

 

「伏せろっ!」

 

「!?」

 

サオリが言い放つとともに、背後からとてつもない速さの物体が俺達の頭上を追い越した

 

「な、なんですかっ!?」

 

投げつけられたモノを見てみると、それは前身に所々赤色が着色されたアリウス生だった

 

「うっそ!」

 

クルッ

 

俺はすぐさま後ろを振り向くとそこには満面の笑みのミカが笑いながらこちらへと向かってきていた

 

「あはっ☆私の話の途中で逃げるなんて教育がなってないんじゃない?再教育してあげるじゃんね☆」

 

くそっ!もう追いつかれたか!

 

「ひぃぃっぃ!!」

 

ドォン!

 

ヒヨリは怖気付けながらも、手に持っている銃をミかに向けて放つ

 

そのまま弾丸はミカの額に吸い込まれてゆき___

 

 

「いてっ」

 

「なんでそれで済んでるんですかぁぁぁぁ!!!」

 

まったく聞いている気配がない………化け物か?

 

__しゃぁねぇな

 

「こいっ、私が相手してあげますよ!」

 

俺が直々にぶちのめす!

 

「やめろハイドリヒ!死ぬぞ!」

 

サオリはそんな事言っているが大丈夫、俺には秘策がある

 

 

ダッ!

 

「ハイドリヒッ!」

 

 

 

「あはっいい度胸じゃん!」

 

俺はミカに向かって全速力で走り込む

 

それを向い撃つようにあっちも拳を振込んでくるが__そんなの構いはしない

 

「」サッ

 

「!」

 

俺はスレッスレの所で相手の拳を躱し、逆に奴の腹部に力を込めた握りこぶしをぶち込む

 

ドゴォ!

 

「っ!」

 

お、効いたようだな

 

「くっ!」

 

ブンッ

 

負けじと相手も拳を上から下に勢いよく振りかざすが

 

 

 

 

 

「足元がお留守ですよっ」

 

コンッ

 

俺は軽く足払いを両足にして、体の重心を支えきれなくなった彼女は俺に拳を当てること無く地面に倒れ込む

 

 

__そして

 

「このまま眠ってください!!」

 

ズドンズドンズドンズドン!!!

 

「いっ!!!」

 

がら空きになった背中に向けて鉛玉を撃ち込む!!

 

このまま眠りなぁぁぁっぁぁぁ!!!!

 

ズドンズドンズドンズドンズドン!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチッ

 

「…………」

 

スライドストップがかかり銃の残弾が無くなるのを確認すると同時に、ミカを確認する

 

「___」

 

まるで動く気配がないその物体に俺は足を乗せる

 

勝利のポーズだ!

 

「す、すごい……完璧なCQCだ」

 

ふふん!

 

「流石です!私の狙撃でも倒せなかった人をあんなにも簡単に………!」

 

えへん!

 

「__まぁ、悪くは無いんじゃない?」

 

えっへん!!

 

「折るね☆」

 

えっへ____ん?

 

 

俺は声の聞こえてきた先を見ると同時に、恐怖した

 

なんと先ほど倒したはずのゴリラが俺の左足をがっしりと握っていたのだ

 

「え、ちょま__「ボキッ!っっ!!」

 

聞き覚えのある音とともに俺の足に酷い激痛が走る

 

「ハイドリヒっ!」

 

ズドドドドド!!

 

サオリはすかさずミカに対して銃撃を食らわすが、まったく効いていなさそうだ

 

そしてそのまま___

 

 

 

「えいっ☆」

 

ブンッ!!

 

「っっ!!!」

 

 

ドゴォォォ!!!!

 

「ぎゃっ!」

 

横の壁に思いっきり投げつけられる

 

「ミサキっ!」

 

「分かってる___!」

 

チャッ

 

「?」

 

ドカン!

 

「!」

 

ミサキのロケットランチャーから何かが放たれると同時に、辺りは煙幕で包まれる

 

「よしっ運び出すぞ

 

「ぐっ!」

 

「すまない。少しの間だけ我慢してくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し時間が経ち、ミカは煙たそうな顔をしながら辺りを見渡す

 

 

「……………」

 

 

(逃げられた)

 

 

しかし、それでも彼女は止まらない

 





ハイドリヒはイジメは絶対に許しませんがミカはイジメます。これがトリニティ版の矛盾です。
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