忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

7 / 118

このタイトルにルビが振られているのは自分が「しょたいめん」って呼んでしまったからです



ティーパーティーと(はつ)対面

「失礼します」

 

ガチャ

 

俺はそう言ってティーパーティーの方々がいるであろう部屋に足を運ぶ

 

 

 

 

 

 

 

「新しく武装親衛隊の長官に就任した、

ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒです

以後お見知りおきを」

 

「やっほ☆君がハイドリヒ君だね?思ったよりも背が大きいんだね」

 

「ミカさん、愛があるのはいいことですがあまりにも無作法すぎますよ」

 

「ナギサの言う通りだ、ゴリラにはまともな教育が受けられないのは周知の事実だがね」

 

「折るよ?」

 

「ヤメナイカ」

 

「……」

 

なんだコイツ等、まるでコント集団じゃないか!?

 

「二人共、このままじゃハイドリヒさんにコント集団だと思われてしまいますよ」

 

し、思考が読まれた!?

まぁそんなわけないか

 

人狼(普通に読まれるぞ。)

 

ん?空耳か?

 

「ところで、君ってハイドリヒ家の人間だよね?」

 

「はい、仰ると通りです」

 

「今年は安泰そうだね」

 

「はい、ティーパーティーの方々にもそう確信していただけるように日々邁進していきます」

 

「いい心がけです」

 

「はいはーい!私質問がありまーっす!」

 

なんか一人だけ我儘お嬢様みたいは人がいるなぁ

 

「はい、何でしょうか」

 

「ハイドリヒ君の好きな食べ物って何?」

 

思ったよりも幼稚な質問で草

 

「そうですね、私は肉系の物は大体好んでおります」

 

「へぇ、つまんなーい」

 

ミカはあまりにも面白みのない回答にそう返す

 

「大変申し訳ありません」ペコッ

 

「こらミカ、部下をいじめるのはヤメナイカ」

 

「いえ、これは私の責任です。

ティーパーティーともあろう方にこのような無礼を働いてしまったことを深く謝罪申し上げます」

 

ハイドリヒはミカに対して頭を下げる

 

「いや、そんな反応を求めてるんz「忠誠心!」!」

 

「我々武装親衛隊は古くから忠誠心を重きにおいておりました。

たとえ面白い事をやれと命令されればそれを実行し、地雷原に突っ込めと命令されればそれを実行し、たとえ人を殺せと命令されればそれを黙って遂行する。

それが我々の使命でした」

 

「忠誠心こそ我が名誉なのです」

 

「そ、その……」

 

「我々は名前通りティーパーティーの方々に忠誠心を持ち、護衛することが仕事でありました」

 

「しかし、あろうことか武装親衛隊の長官であるこの私が今、ミカ様の話を理解することが出来ずに不快感を与えてしまいました。このことを深く謝罪申し上げます」ペコッ

 

ハイドリヒはもう一度頭を深く下げる

 

「え、えっと………」

 

「……」ジーー

 

「ミカさん………」

 

周りからの目が厳しくミカに突き刺さる

 

「こ、こっちこそごめんね?」

 

「いえ、ミカ様が謝られることは何もございません。

命令なので」

 

ミカが謝ろうがハイドリヒは謝罪をやめない

 

「じゃ、じゃあ命令するね」

 

「何なりと」

 

「あまり厳しく捉えすぎないほうがいいよ?べつに私達に反抗してもいいんだし……」

 

いいんだ

 

(いいのか?)

 

(いいんですか!?)

 

「……それが命令ですか」

 

「うん!今日からハイドリヒ君は過度に命令に従いすぎないよーに!」

 

「了解しました」

 

ふふふ、全ては計画通りさ!!

 

「…では、本題に入ろうと思います」

 

本題?まだ違ったの!?

 

「貴方は入学してから一週間経ちましたよね」

 

「はい」

 

「その間でトリニティの問題は何だと考えますか?」

 

なるほど、抜き打ちテストみてぇなもんか

 

「はい、このトリニティでの問題はまさに『内部抗争』であると思います。このトリニティの中では様々な派閥、例えば”シスターフッド”、”救護騎士団”、”正義実現委員会”、”武装親衛隊”などの大きな派閥があるのにもかかわらず、実質手中に収められているのは我が武装親衛隊しかありません」

 

「なるほど」

 

「それにそれら全てがティーパーティーに逆らえれるほどの強大な軍事力や経済力、政治力を保持しているため、いざ反乱が起きたら我々は苦しむことになるでしょう」

 

「たしかに、君の言う通りだな」

 

「たとえそれらを全てはねのけれたとしても、ゲヘナからの脅威が消えるわけではありません。

これが我々が今一番危惧すべき問題だと考えます」

 

「はい、ハイドリヒさんの言う通りでs「しかし、これは目に見える問題です」………なるほど?」

 

「じゃあ目に見えない問題ってなんなの?」

 

「はい、それはいじめでしょう」

 

「……」

 

「このトリニティでは陰湿ないじめが横行しております

表面上は仲が良さそうに見えても、裏では目を瞑りたくなるものがあります」

 

「……たしかに、それも問題ですねぇ」

 

「いずれこの問題については各リーダーを招集して会議すべきだと強く進言します」

 

ハイドリヒはキッパリと言い放つ

 

「たしかに、それも考えておきましょう」

 

「……はい、ありがとうございます

他に何かございますでしょうか」

 

「いえ、今日はもう大丈夫ですよ」

 

「では失礼します」ペコッ

 

そう言ってハイドリヒは部屋から退室する

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、あの男なら上手くSSをまとめ上げられるだろうね」

 

「うん、すっごい子だったね。まるで私達よりも年上みたい」

 

「そう感じるのはミカさんだけでしょ……」

 

部屋の中で、誰かが「はぁ」とため息をつく音が聞こえた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ、変な人達だったな

特にミカ様はヤバい奴だ、これ確信

 

それに今日の業務はもう終わったんだし……よし。

 

「レイサさんに会いに行きましょう」

 

そういや自警団に入るって言ったからな

 

「すみません、また道を訪ねたいのですが」

 

「は、はい!!何なりと!!!!」

 

いっつも元気だな。この人

 

「自警団の人たちが集まるところって何処でしょうか?」

 

「はい、それなら………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所にて

 

「さて、貴方の名前を聞いてもよろしいですか?」

 

「はい!宇沢レイサです!!!」

 

「元気がよろしいですね、私は守月(もりづき)スズミです

今日からよろしくお願いします」

 

「はい!スズミさんですね!!」

 

主に自警団が使用している部屋で、レイサの明るい声が響き渡る

 

ちなみに自警団と言う組織は非公式だし、各自自分のことを自警団だと言っているだけの集団である

 

でも、集団であることにはかわりないためこのような自警団が集まる部屋は存在する

 

「我々の仕事は他の組織から介入されず、自分の正義を信じてトリニティの治安を維持することです」

 

スズミが力説する

 

「なるほど!」

 

「たとえどんな圧力がかかってきても屈してはいけませんよ」

 

そう言い終えた瞬間、扉が開く音が聞こえる

 

ガララッ

 

「失礼します、レイサさんはここにいらっしゃるとお聞きしましたが」

 

「…どちら様で………え?」

 

「武装親衛隊!?!?!?」

 

「ちょ、長官!!」

 

「こんにちは、武装親衛隊の長官であるラインハルト・ハイドリヒです」

 

ザワ…ザワ……

 

自然と周りがざわめく

 

あれ?俺またなんかしちゃいました?

 

「武装親衛隊の長官さんが何のようで?」

(なんで武装親衛隊!?何か陰謀があるに違いありませんね)

 

スズミが前に出て問いただす

 

「ですから、レイサさんがここにいらっしゃると……」

 

あ!ハイドリヒさんじゃないですか!」

 

「え?」

 

「お久しぶりです」

 

「はい!わざわざここまで来てどうかしたんですか?」

 

「いえ、ちょっとお話がしたくてですね」

 

「だ、駄目です!」

 

スズミが会話に乗り込む

 

「なぜでしょうか?」

 

「こ、これから警備について教えることがありまして……」

 

「……」

 

(こ、怖い………)

 

「…なるほど、では日を改めましょう」

 

「はい!またお越しになってくださいね!」

 

「ちょ!」

 

「ふふふ、そうさせてもらいますよ」

 

バタン

 

部屋からハイドリヒが退出する

 

 

 

 

 

 

 

「………はぁ、一体長官とレイサさんはどんな関係なんですか!?」

 

「た、ただの友だちですけど……」

 

「え?」





みんなー!
おらに高評価とお気に入り登録を分けてくれぇーーー!!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。