もうそろ私の小説の投稿が出来ない期間が来ますので、そこは新しい小説が投稿されませんがどうかお許しください。
アリスが連れされ、ヴェリタス、ゲーム開発部、C&C、エンジニア部、ハイドリヒにユメ、そして連邦捜査部
「………」
場は重々しい空気がのしかかっており誰も口を開こうとはしない
そんな中、一人の少女が口を開く
「…結局会長がアリスを連れて行ったんだね」
「ねぇ、これってもしかして…いや、もしかしなくてもやばい状況じゃない?」
「非常事態です」
彼女らはヴェリタス、ハッキングのプロ集団だ
「……まさか最初からリーダーが裏切ると予測してただなんて」
「ひどい!アリスちゃんを誘拐するだけじゃなくてリーダーもいじめるだなんて!」
そう叫ぶ彼女らはC&C、セミナー直属の武装組織だ
「………はぁ」
「ネルちゃん?まだどこか痛むの?」
「眼の前でアイツが連れて行かれるのを…私はた黙って見ることしか出来なかった」
「初めてだ。こんな屈辱は」
「よく頑張ってくれたほうだと思いますよ、ネルさんは」
「そ、そうだよ!ネルちゃんは私達なんかよりずっと良く動いてくれたし……」
俺達は必死になって慰めようとする__が
それが逆効果だったようだ
「慰めなんかいらねぇ、同情なんて以ての外だ。
あたし達みたいなもんは失敗は許されねぇんだ」
力強いネルの言葉がひしひしと俺に伝わってくる
「…………そうですか」
「__一つ疑問があるんだけどさ」
クソみたいな空気で勇気を出して声を発したのは
「なんで貴方がいるの?長官さん」
「おや、私がいちゃ駄目ですか」
どうやら俺がこの場にいるのが気に入らないようだ
確かになんで誰にもツッコまれなかったんだろ。不思議だ
「別にいたっていいでしょ」
「いやいや、何ですっとぼけてんの?今の状況くらい理解してるはず」
___勿論だ
まぁ俺には関係ないけどね
「ミレニアムへの敵対行動の数々、トリニティ学園内でも戦争の予兆が見られてる__そして総大将がここにいる。………どう考えてもおかしいでしょ」
「………関係ありませんね」
「関係ない?曲がりなりにも貴方はトリニティ武装親衛隊の長官、そして部下がここまでやってるんだったら責任を取らざる得ないよね」
「…………だとしても」
「?」
「だとしても関係ありません」
「………これほど話が通じない人間だとは思わなかった」
おっ、言葉の暴力合戦だな
「私もここまで通じない人と出会ったのは久しぶりです。なんか初々しい気持ちになれていいですね」
「__私の事を言ってる?」
「さぁ?でもそれが答えなんじゃないですか」
「癪に障るね」
「そいつはどうも」
おやレスバは初めてかな?
「悪いけど味方かどうかも分からない人間とは一緒に会議が出来ない。速やかに帰って」
「酷いですねぇ、少なくとも敵ではないと思いますけど__」
「そうだよ、私も保証する」
先生が俺の発言に合わせて同調してくれた
「少なくともトリニティの武装親衛隊の長官だってことに間違いは_____
「自主退学しました」
「うん、てかそもそも貴方がここにいること自体……今なんて言った?」
「責任を取って自主退学しました」
「………」
「………」
「………?」
俺のカミングアウトと同時に結構広めの部屋にいる全員が静まり返ってしまう
「命令に無いにしても、武装親衛隊の行動は目に余るものばかりです。
幾度もの航空機による侵犯行為、戦力の結集、ミレニアムに対しての攻撃的な態度」
「責任を果たすために私は長官の職を辞しました」
「……つまり、ハイドリヒは?」
「高校中退したってことです」
「…………」
「「「「ええええええ!?!?」」」」
「__なんかごめん」
__________
トリニティ
そこはいつでも何処までも美しい風景が広がっている。まさに
__しかし
「我慢なりません!」
ダンッ!
「ヒッ!」
沢山の洋菓子が置かれているテーブルが叩かれて、ナギサは一瞬悲鳴をあげる
黒い制服、黒い帽子、闘志に燃えているその眼
武装親衛隊はいつも殺伐としていた
「いいですかナギサ様、今ミレニアムに
「い、一体なぜなんですか……」
「長官が病室から姿を消しました。これはミレニアムの仕業で間違いないはずです!」
暴論に憶測、それが親衛隊には蔓延していた
「部下からの情報によるとミレニアム方向に奇妙な技術を使い逃走した車があるそうです。そこには絶対に長官が乗せられていたに違いありません!」
「そんな…推測の域を出ません」
「机上の空論なんかではありません!遅くなる前に我々は決断せねばなりません!」
「それに情報部から、『ミレニアムで我々を迎え撃つための要塞都市が建設されている』との情報も入っています!」
「………そんな話聞いてませんが?」
「_____なぜ報告せねばならないのですか?」
(あっ、この人たち本当にヤバい人の集まりだ……)
ナギサは再認識した
「今なら『親衛隊の長官を取り戻す』という理由で攻撃することが出来ます。ナギサ様、正義実現委員会を出動させてください。
これは明確な敵対行為ですよ!!!」
「そ、そう言われましても………」
視線をそらしてシドロモドロするナギサ
そんな困惑するナギサに救いの手が差し伸べられた
「その必要はない、親衛隊員よ」
「セイアさん!」
「これはこれはセイア様」
我らがセクシーフォックスこと百合園セイアだ!!!
「その必要ない……?お言葉ですがセイア様、我々にはトリニティの生徒を救出するという義務があります。それはセイア様もご存知でしょう」
「……それはトリニティの生徒に限るだろう?」
「その通りです、もしそれがミレニアムでもゲヘナでも我々が助ける義務はありません」
「…これを見たまえ」
サッ
セイアは懐で温めていた手紙を親衛隊に差し出す
「え〜っとなになに……『どうも、ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒです。
なにせ緊急事態なのでもし誤字脱字があるようであればお許しください。
トリニティの為に創造し、戦うということ。彼女らの原動力はゆるぎない信仰であり、彼女らの成し遂げたことによって価値を測るべきでしょう。
しかし、昨今の我々トリニティ武装親衛隊の行動は頭を抱えるものばかりです。
関係のない善良無垢な生徒に対する脅迫はいつまでも消えません。
我々の類稀で精強な軍事力を乱用しトリニティ総合学園内での蛮行の数は留まることを知りません。
陸上部隊では戦力を結集させ今にも攻め込もうと意気込んでいます。
航空部隊では何度もミレニアムに出向き、その場にいる生徒を恐怖の渦に引き落としています。
私が唯一信じられるのは艦隊だけなのでしょう。
入学前に見れた輝かしいトリニティは何処へ消えてしまったのでしょうか?答えは誰にも分かりえないはずです。
なぜなら全員がこの状態に慣れ、洗脳されてしまってるからです。
しかし、行動には責任が付き纏います。例えそれが自分の行動でなくとも。
ここまで読まれたのであれば既に察してもらえているでしょう。
私は今日、トリニティ武装親衛隊の長官という職を辞し、
この儚くも美しきトリニティ総合学園から___
___自主退学することを選択しました………」
「………え?」
読み終えたと同時に、親衛隊は両膝を力なく床に自由落下させる
それは彼女にとって不可抗力だった
「………………え?」
「つまり君たちが救出しようと意気込んでいるのはトリニティ生でも長官でも何でもない。ただの一人の男の子だ」
「…で、ででですが!長官を救出するのに義務も関係ありません!」
さっきの弱々しい姿とは裏腹に、今度は再び立ち上がり胸を張って叫ぶ
「…君、最後まで手紙を読んでいないようじゃないか」
「__あれ?ホントだ」
どうやらまだ手紙に続きが記されていたようだ
『私の自主退学に基づいて今後武装親衛隊の長官が不在になってしまうでしょう。それに関して私から願望があります。
長官の職については以前代理を務めた隊員に引き継がせていただきたい。
………ですが、長官の特権であった保護拘禁に親衛隊員の命令権を全て私の直属の上司である百合園セイア様に譲渡します。
急にこのような重大な事を間接的に知らせてしまったことに罪悪感が残りますが、いつまでもトリニティが栄光なる輝きを失わないように心から願っております。
神よ、我が崇高なるトリニティ総合学園を守り給え。
最後には力強くそう書かれていた
「…………」
「_おほん、サンクトゥス分派のトップとして君に命令する。
今すぐに全ての親衛隊員は通常の学園生活に戻りたまえ」
「で、ですが__「まだ気づかないのかい」………」
「君の長官……いや、”元”長官は君たちの身勝手な行動のせいで消えて無くなったんだ。文字通り、トリニティから_ね」
「…………」
「……了解しました。速やかに行動に移ります」
彼女から今まで見ることが出来た威勢のいい猪のような活気はもう見ることが出来ない
_またあの光景が見ることが出来るのはいつ頃になるのだろうか?
1年後…2年後…いや、10年後か
__それとももっと早く治るのかもしれない
ガチャッ
親衛隊員がドアを丁寧に開き、外へ出ていく
その姿はなんとも哀愁が漂っていたが_誰も気にすることはなかった
「………え?それって本当ですか?」
ナギサが時間差で問いかける
「勿論さ、今日ハイドリヒ自らこれを差し出してきたんだ」
「___それって逆効果じゃありませんかね」
「…………」
事実
ハイドリヒは武装親衛隊が暴れないための最後の砦だったのだ
度重なる揉め事の数々に莫大な量の仕事、そして統率を取れない陸海空
それらをまとめたのは、他の誰でもないハイドリヒだけだ
彼は類稀なるカリスマ性を精一杯に活かし荒くれ者軍団かられっきとした軍事組織へと舞い戻らせた
__しかし、その砦は崩れ落ちている
果たして再び恋する乙女達は舞い戻る事が出来るのだろうか?
…今後の発展を期待しよう
崩れ去るのはハイドリヒか、武装親衛隊か
それともトリニティか_____
__________
「___とゆうわけなんです」
「…これが覚悟」
いやぁ、まさか俺の高校生活がこんなに短くなるとは思わなかったぜ☆
『…なんかトリニティのお偉いさんがいると思ったら、今は学生でもなんでもないってこと?』
バーチャルユウカ、通称バカが言ってくるが、別に俺は学生である意味なんてないからなぁ
「多分明日くらいには混乱は解消されると思いますよ。もし駄目だったら思いっきりやっちゃってください」
「それが仲間に対する態度かよ………」
「”元”ですよ、ネルさん」
「はいはい。もうトリニティのお坊ちゃまじゃなくなったからな…この後どうすんだ?また復帰するのか?」
「うーーーーーーーーん………あ!いっそのことミレニアムに入学しましょうか」
「「『はぁ!?』」」
ユウカ、チヒロ、ネルの三人は口をあんぐりと開き驚きを隠せないでいる
「いいじゃん!ゲーム開発部に来なよ!」
「いえ、ミレニアムの中枢に入りたいのでセミナーですかね」
はっはっは
「……なんか話から逸脱してしまいましたね」
『そ、そうよ!アリスちゃんが誘拐されたことの会議をするって話だったじゃない!』
「でも現状、まだ何処で隠れているのか検討もついてない。それはミレニアムなのかゲヘナなのか、それともトリニティにいるのか……尻尾さえ掴めてないからね」
「あんたらヴェリタスでも無理だったのか?セミナーも?」
『今必死こいて探してるけど……駄目ね、監視カメラにはなんにも映されてないし……ああもう!なんなのよ会長は!!!』
「………場所の検討ならついてます」
「え?」
「今画像を送りますね〜〜〜」
スマホを手慣れたように操作し、スクリーンにあらかじめ入手していた画像を送信する
「…これは?」
画面には、ネオンの機械的な町並みが広がっている機械都市が表示された
「元々いた学園で所属していた組織にいたときに部下から報告されたものです。
「!?」
「そ、それってまさか………」
「そこにアリスがいるってこと!?!?」
「そうだと考えます」
モモイが机から乗り出して鼻を鳴らしながら大声で聞き返してくる
『すごい……そこまで知られてただなんて』
「それってスパイじゃない?」
「………さぁ?たまたまじゃないですか?」
「でも大事なのはそこじゃありません」
「?」
「この場所、資材を運ぶための線路が一つ繋がっているんですよね__そこを使えば……」
「……てことは?」
『ふふっ、そうね』
「__ねぇ、作戦はどうする?」
「私達C&Cはハイドリヒさんと一緒に突撃して敵の注意を引きます。この作戦でいいでしょうか」
「わ、私も一緒に行くよ!」
「おもしれぇ…会長と後輩に焼きを入れなきゃなぁ……!」
「ふむ、新しい兵器の実験所は決まったようだね」
「私達ヴェリタスは最大限後ろから援助するよ」
「よし!じゃあ決まりだね!」
「アリスを取り戻しに行くよ!」
モモイが握り拳をを天に高々と上げ、ここに宣言した
もう誰も迷わない
反撃のお時間だ!!!