忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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ナギサ様の胃が確実に破壊されてきている事実。

それとキツめの風邪をひきました、
今頭の中で聖園ミカが大量発生してて大変です。



運命は何処に?

 

ガチャッ

 

「行ってきます」

 

誰に向かって言うわけでもないのに、いつしか習慣化してしまっていた

 

……いつからだろうか?そんな物は覚えてないし覚える気は無かった

 

「…………」

 

朝から__いや、昨日から何も食べれてないから足に力が入りにくい

 

アリウスにいたときでさえ少量ながらも…ご飯が出たのに……やはり人は贅沢できる環境…に取り込まれてしまったら___あれ?

 

「……駄目だ、まともに考えられない」

 

 

 

今日も憂鬱な気持ちを胸に、学校に歩みを進める…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アズサちゃ〜〜〜ん!」

 

「……おはよう」

 

交差点で、遠くからヒフミが私を呼んでいる

 

後ろにはハナコにコハルもいる。補習授業部勢揃いだ

 

 

「おはようございます!…昨日は学校に来てなくて不安でしたよ___」

 

「すまない」

 

長々と言い訳をする気も起きず、安易な単語で返答する

 

「………酷い隈ですね」

 

「___そうか?」

 

信号機が緑に変わるまでの待ち時間、変なことを指摘されてしまった

 

「もしかして夜ふかし?そんなのお肌が悪くなっちゃうじゃない」

 

「……ちょっとね」

 

「……ハイドリヒさんですか」

 

「っ」

 

痛い所を突かれてしまった

 

「え?あんたら喧嘩でもしたの?」

 

「……今日謝る」

 

「____そうですか」

 

「じゃあ今日は褐色館に行きますか?…あ、そういえばハイドリヒさんはまだ入院中でしたね_____

 

 

 

 

『緊急!緊急ニュースです!!!』

 

ビルに備え付けられてあるどデカいスクリーンでクロノススクールの生徒が興奮気味に息を切らしている

 

『今、トリニティのティーパーティーからとある情報が入りました!』

 

 

「ティーパーティーから?も、もしかしてミレニアムと戦いが……!」

 

しかし

 

ヒフミの予想は外れていた

 

 

 

『トリニティ武装親衛隊の長官であるラインハルト・ハイドリヒさんが____』

 

 

「あれ?ハイドリヒさん?」

 

「どうしたのかしら」

 

 

 

 

 

 

 

『トリニティから自主退学しました!今回の騒動の責任を取ると話しているようです!!!』

 

 

「______は?」

 

困惑が頭を支配する

 

 

「え!?ハイドリヒさんが!?」

 

『それに伴い長官の特権は全てセイアさんに移行、武装親衛隊の学園内の反乱の兆しは無くなったかのように思われます!』

 

 

 

 

 

 

 

ほら嫌いだったじゃん

 

 

「………違う」

 

 

__しぶといね。まだ認めてないんだ

 

 

「………」

 

 

あーっあ、いなくなっちゃったな〜〜〜

 

 

誰のせいだろうね?

 

 

「そ、それは……親衛たi______

 

 

本当にそうなの?

 

 

「……だ、だって…………」

 

 

テレビでやってたから?またそうやって目先の信じたい情報だけ信じて___

 

 

とゆうか””長官が私にほんとの事を言ってくれたときってあったっけ

 

 

あの時「当たり前」って言ってきたこと?

 

 

それとも身を挺して私が存在したい場所を守ってくれたこと?

 

 

帰える場所が無くなってた所を拾ってもらったこと?

 

 

 

 

 

___まさか「好き」って言ってくれたことじゃないよね

 

 

「っ」

 

 

 

……嘘に決まってるじゃん

 

 

 

「ち、ちがう………」

 

 

違う?もしこれがホントだったら私から離れて自主退学なんて選ばないって

 

 

 

「__やめて」

 

 

 

あ、とうとう否定出来なくなっちゃったね

 

 

だってホントの事だからね

 

 

 

「おねがい…やめて………!」

 

 

 

やめる?

 

 

それって罪から逃げるってこと?

 

 

 

「そ、そうじゃないっ!」

 

「アズサちゃん?ど、どうしました?」

 

 

 

違くない

 

 

お前()のせい

 

 

誰のせいでもない

 

 

お前のせいでハイドリヒはいなくなった

 

 

消えた

 

 

身を挺してまで守りたかった学園から嫌々離れた

 

 

それは間違いなくお前が悪い___

 

 

 

「や、やめて……」

 

 

罪から逃げるな

 

 

 

皆お前が悪者だと気づいてる

 

 

 

「そんなこと_____

 

 

『果たしてなぜいきなりハイドリヒさんは自主退学を選んだのでしょうか?』

 

『キヴォトス内ではティーパーティーやその他のトリニティ生徒からの圧力があったとの噂が流れてます!』

 

 

 

ほら

 

 

「…………」

 

 

悪者

 

 

「やめて」

 

 

大切な人さえ踏み台にした極悪人

 

 

「ちがう…や、やめ………」

 

「アズサちゃん?今日なんか変ですよ?」

 

 

「ひ、ヒフミ_____」

 

 

 

 

これが同情に見える?

 

 

「っ」

 

 

 

誰もお前を愛さない

 

 

 

お前のせいだ

 

 

お前が悪い

 

 

「__お願い。やめて………!」

 

 

お前()

 

 

 

お前がお前が

 

 

お前がお前がお前がお前がお前が

 

 

お前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前が

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あぁ」

 

 

 

「私が……悪いの______

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アズサちゃん!!!」

 

 

「っ!」

 

「今日のアズサちゃんはおかしいです!さっきから上の空ってゆうか……話が自分の中で勝手に進んでるってゆうか………」

 

「……そうかな」

 

「_でも、一つ確かな事があります」

 

 

 

「アズサちゃんはなんにも悪くありませんっ!」

 

「____!」

 

「悩み事があったら私に相談してください!嫌なことがあったら私にも聞かせてください!」

 

「悲しいことがあったら私にも分けてください!苦しいことがあったらぶつけてください!!」

 

「な、なんでそんなこと___

 

「なぜかって?」

 

 

 

 

「親友だからです!!!」

 

 

「_____ほんとに」

 

「だいじょうぶです」

 

「…………」

 

 

 

 

「ヒフミぃ!」

 

 

「大丈夫ですよ、アズサちゃん」

 

崩れかけたアズサはヒフミによって形を取り戻し

 

泣き縋るように倒れかかるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アズサ宅にて

 

「…それで……嫌われてるんじゃないかって……不安で…」

 

「そんな事思ってませんから。大丈夫ですよ」

 

ベッドに座り悩み相談をしているヒフミ

 

その姿はなんとも可愛らしく、まるで二羽の小鳥が身体を寄せ合ってすすり鳴いているようだった

 

「この前も……突き放して………無視しちゃって……」

 

「はい」

 

「酷いこと言って……それで……いなくなって………」

 

「大丈夫です、きっとハイドリヒさんなら気にしてませんって」

 

「………そうかな」

 

「絶対にそうですよ」

 

「……うん、ありがと」

 

「いいえ」

 

 

「うふふ…仲睦まじいですねぇ、コハルちゃん」

 

「なに?エッチなのは駄目だけど___」

 

(まだ何も言ってませんけど……)

 

「いえ、こういうのも友達みたいだなーって」

 

「……なんかハナコらしからぬ事言うじゃない」

 

「____私達も二人で『相談♥️』しましょうか」

 

「『相談♥️』!?エッチなのは駄目しけi___

 

ピロリン♪

 

「うん?」

 

死刑と言い終える寸前で、コハルのスマホに通知が来た

 

「えっと誰かしら……って、ハスミ先輩?」

 

「あら」

 

「………ごめん、ちょっと言ってくるわね」

 

「え?なんかあったんですか?」

 

「ちょっとね……正義実現委員会は全員集合しなきゃいけないらしくて__こんなの初めてよ」

 

「へぇ、そんなことあるんですねぇ」

 

ヒフミは呑気にそう返すが、一人ハナコだけ真剣な顔つになった

 

 

「……武装親衛隊でしょうね」

 

「え?」

 

「ちょっと私もシスターフッドのとこに行ってきますね」

 

「は、はぁ……」

 

こうして二人の乙女がアズサの家を離れたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

紅茶が入っているティーカップを持つ手が小刻みに震える

 

その場にはシスターフッドに救護騎士団、正義実現委員会、そして桐藤ナギサがテーブルを挟んで座っていた

 

「……現状の報告をお願いします」

 

震える口からなんとか一言捻り出す

 

「今、我々正義実現委員会が親衛隊を見張ってる」

 

「それに暴れてるのは武装親衛隊だけではありません_一部の生徒もデモ隊に組みしてます」

 

「……そうですか」

 

「こちら救護騎士団に来る生徒は特に変わりはありませんけど…それも時間の問題かもしれません」

 

「シスターフッドも、特にこれと言って変化は見られません………ただ、とある一部のシスターが良からぬ噂を耳にしたと」

 

「良からぬ噂?」

 

ナギサが聞き返す

 

「これは噂の域を出ませんが……

……『親衛隊が再び内戦を引き起こすのではないか』…だそうです」

 

「っ!?」

 

「ま、またですか!?」

 

一瞬で部屋が驚きで埋め尽くされた

 

「今トリニティ内で最も規模が大きい組織は武装親衛隊…そんなのが暴れられたら敗北とまでは行かないでしょうが大惨事になるのは必須です___」

 

「………いや、最悪な場合を想定したほうがいいだろう」

 

「………へ?」

 

 

 

トリニティ(我々)奴ら(SS)に負けた時だ」

 

「………」

 

現実的ではない

 

普通ならそう一蹴されてしまうだろう

 

「そんな事が出来ますか?

いくら最大規模の組織だとしてもトータルで言うと我々(正義実現委員会&シスターフッド&救護騎士団&ティーパーティー)が勝ってます」

 

「そのような可能性はまずありえないかと……もし内戦がほんとに起こってしまったのであれば連邦生徒会に救援を呼びましょう。

さすれば難なく無力化出来るはずです」

 

ナギサは自身を持ってそう答える

 

___しかし

 

 

「忘れちゃいないか?」

 

「……はい?」

 

元アリウスの存在を」

 

「っ!!!」

 

「!?」

 

「彼女らは武装親衛隊を慕っている。

あの劣悪な環境から救い出してくれた救世主だと思ってるんだろうな」

 

元アリウス生

 

彼女らは元々アリウス分校に属していた戦闘のプロフェッショナル集団だ。

先の戦いに敗れ今はトリニティ総合学園の生徒になってる

 

___いや、なりかかっていると言った方が正しいだろう

 

今、彼女らはトリニティによって保護されている状態だ

 

正義実現委員会と武装親衛隊によって(・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

「__今、正義実現委員会管轄下の元アリウス生の数は全体の何割ほどでしょうか?」

 

「…2割にも満たない」

 

 

「……………へ?」

 

「大多数が武装親衛隊の保護区で生活しています」

 

「……我々救護騎士団も数名救護してます」

 

「それに保護区はトリニティとは隔離されていて、何をしているのかは我々には分かりません」

 

「……………は?」

 

(え?やばくないですか?

武装親衛隊の軍事力に元アリウスの精鋭部隊……確か親衛隊は大陸間弾道ミサイルを保有してるし、秘密兵器も所有している………)

 

「………あれ?もしかして私達負けます?」

 

「___厳しくなるのは間違いないだろうな」

 

ナギサは絶望した

 

彼女はかつてこれほどまでに強大な敵を眼の前にした事があっただろうか?

 

しかし、そんな彼女に追い打ちがかかってきた

 

 

 

「我々シスターフッドはどっちにも付きませんからね」

 

「救護騎士団としてはこれ以上救護対象を増やすのは見過ごせません。なので今回は中立的な立場を取らせてもらいます」

 

「………………は?まじで言ってますか?」

 

「ナギサ様、言葉遣いが悪くなってますよ」

 

「あっすみません………」

 

(え?本気ですかこの人たち!?)

 

ナギサは更に絶望した

 

今のところの勢力図はこうだ

 

 

ティーパーティー  武装親衛隊

正義実現委員会 VS元アリウス分校 

連邦生徒会     一部生徒(過激派)

 

 

___とゆう感じだ

 

(救護騎士団とシスターフッドは中立的な立場を表明……まぁ当たり前と言ったら当たり前かもしれませんね)

 

(そもそも救護騎士団は軍事組織ではありません。それ故にこのような内戦に参戦する理由が無いでしょうから__負傷者の手当だけはやってくれるそうなので安心しました)

 

(シスターフッドはただ組織の規模が強大なだけのシスター達ですからね……我々ティーパーティー(トリニティの生徒会)の意向に沿う義務なんてものは無いって事ですか)

 

(……あ、正義実現委員会だけは勿論仲間だから安心しましたよ。もしこれで「我々と武装親衛隊は姉妹関係だ。家族を攻撃するなんてありえん」とか言って敵対してきたらと思うと__ヒェッ)

 

(それに連邦生徒会が参戦してくれるのはあくまでも希望的観測ですし__シャーレの先生は仲間になってくださるでしょうか?)

 

「………っ」

 

 

バタン

 

「な、ナギサ様!?」

 

「救護ぉ!!!!」

 

 

 

トリニティのお偉いさん会議

 

負傷者一名

 





ナギサの胃が死んでいく……あれ?第三次トリニティ内戦か?
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