忠誠こそ我が名誉inトリニティ   作:もりもりバナナ

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やっっっっっっっと忙しい時期が終わりました!!!!!!(まだ終わってない)これで執筆に集中できます!!!

お待たせしてしまい大変申し訳ございませんでした!!!!



殴りたいんじゃなくて、俺が拳を振るった場所にお前がいたんだ

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラぁ!」

 

俺の怒涛のオラオララッシュが偶然通り過ぎた戦車を粉々にする

 

まったく__いいきなり飛び出しちゃ危ないでしょ!

 

「えいっ☆」

 

俺の横ではユメ姉さんが掴んだAMASを思いっきり投げ飛ばしているのが見て取れる

 

「なんか銃を使うまでもないね!ハイドリヒくんっ!」

 

その声にはいくらか嬉しさが混じっている。

恐らくこの調子で行くとすぐにアリス()を救い出せるという希望的観測が現実になってきているからであろう

 

ズドオオォォン!!!

 

「っ」

 

痛っ!野郎やりやがったな!

 

俺は痛みがした方向に視線を運ぶと、そこにはデカい銃を担いだ他とは違う型のAMASが、若干震えながら佇んでいた

 

どうやら怖がっているようだ__ん?機械に恐怖心があるのかだって?

 

あるやつにはあんじゃね。市民にもペットにもロボットがいるし

 

 

「ほらほら、怖がんなくても大丈夫ですよ」

 

俺はその機械に優しく話しかける

 

__すると、相手側も俺の意図を察してくれたのか、ちょっとずつ俺方向に進んできた

 

「いいこですね__いいこ___

 

 

 

オラァ!!!

 

「ッ!?」

 

拳を振りかざすと、そのAMASがまるで血肉かのように飛び散る

 

その様はなんとも壮大で美しかった

 

「けっ、機械風情が舐めたマネするんじゃありませんよ__アリスは別です」

 

「…………ん?」

 

ふと前を見ると、そこにはまだまだ沢山の敵が存在しているのが見えた

 

「うわぁ__まだ沢山いるね」

 

「でも当たり前じゃありませんか?雑魚は沢山出るものですよ」

 

「ふふっ、それもそうだねっ!」

 

果たして何処が面白くて笑ったのかは俺には分からない__が

 

やるべき事はただ一つ

 

 

 

「ぶちのめすだけですね!!!」

 

「どけっ、私はお姉ちゃんだぞーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あははははははーーーっ

 

ドゴォ!!!

 

うふふふふふーーーーーっ

 

バギィ!!!

 

ぐらららららららららっ

 

ゴギィィィ!!!!!

 

 

結局その後はただ単に殴った

 

なんかコイツラに弾丸を使うのももったいない気がしたし……それにこっち()のほうが効率がいい

 

ふと、隣を見る

 

 

「えーーーっい☆」

 

ドゴォ!!!

 

さも当たり前かのように戦車を突き一つで叩きのめしている

 

やはり圧倒的な力こそが正義だ。弱いやつはひれ伏せ!!!

 

「ふはははは!機械風情が私に歯向かわないでください!!!」

 

____え?自主退学前と性格がまったく違うって?

 

あんなぬるま湯(トリニティ)に浸かってたらそりゃあそうもなるわな

 

今は完全にフリーだ!ただの社長だ!!!

 

だから悪口はたっくさん言うぜ!敬語は抜けねぇけどな!

 

「このまま突き抜けるよ!」

 

ユメの掛け声と同時に、ハイドリヒは思いっきり拳を振るいながら突っ走るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「モモイ、一旦引いて立て直して!ユズ、キャタピラを狙える!?」

 

「おっけ!」

 

「ま、任せてください……っ!」

 

隠れて進んでいたはずの先生達が、デカい怪物と交戦していた

 

その怪物は姿形さえ醜いが性能は抜群に良い

 

___性能が良い兵器って普通かっこいいもんだと思うけど、それはまぁ……見なかったことにしてくれ

 

「っ」

 

「うわっ!」

 

謎の怪物の右腕に連結されてあるガトリング砲から無数の弾丸が空を切って突き進むが、それらは全て遮蔽物やバリアによって防がれる

 

「うわぁぁぁ!これ戦争映画で見たことある、横見た瞬間頭が吹き飛ばされるやつだ!」

 

「モモイそれ今話さないとダメ!?」

 

先生は場違いな事を話し始めるモモイに軽く叱責する

 

「やばいです先生、ここもじき破壊されますよ!」

 

「やっべ」

 

「先生…多分次のミサイルで粉微塵になっちゃいます……!」

 

「まじやっべ」

 

「先生!私達はヘイローがあるから無事に済むけど先生は粉微塵だね」

 

「ほんとにやっべ……モモイ後でビンタね」

 

こんな激戦であるにも関わらず談笑を続けるのは歴戦の猛者だからではない。

ただの現実逃避だ

 

「ほんとうに大変だよぉ!遮蔽物は……あ!あっちにクレーターがあるよ先生!」

 

「ナイスモモイ!皆、いっせーのーで駆け抜けるよ」

 

先生は銃撃の中クレーターに避難する決心をする

 

___しかし

 

「…あの、先生。あまり言いたくないんですけど___」

 

「?」

 

「普通にクレーターにAMASがいます」

 

「……………つまり?」

 

「避難は無理ですね」

 

「ははっ、やっべ」

 

再び現実逃避を始める先生

 

「せんせーーーっ!このままだったら生きたまま四肢を引きちぎられるよっ!」

 

「何処の村の儀式だぁぁぁぁぁぁ!」

 

「先生そんな事言ってる暇ありません!お姉ちゃんも!」

 

「「てへっ☆」」

 

「」イラッ

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃ!せ、先生!ひび割れてきてます!」

 

ここ(遮蔽物)が崩れるのも時間の問題……しかし逃げれる場所は何処にもない……なんなら敵が大量にいるからここを抜け出すことさえ難しい___)

 

「先生!敵の増援です!」

 

(そして敵さんの援軍が押し寄せてきている……考えろ、考えるんだっ!)

 

絶望的な状況

 

しかし、先生は生徒のためにも考えるのを止めない__否、止めてはいけなかった

 

「…………よし」

 

そして長いようで短い思考の結果、先生はある秘策を思い浮かべる

 

 

 

「皆よく聞いて、作戦は失敗した」

 

「!?」

 

「な、何言ってるんですか先生っ!!!」

 

「そうだよ!戦う意志がある限り我々は負けないんだよ!」

 

モモイは二次大戦の将軍みたいな事を言い続けるが先生は言い聞かせるように話す

 

「いいからよく聞いて、まず私が前に出て降伏したふりをする___その間にモモイ達は私を囮にしてアリスの所に行って。大丈夫、殺されはしないはず」

 

「そんな…こ、これから挽回できる策が……」

 

「_無かった。ごめん」

 

先生は静かに謝罪をするが誰一人としてその言葉を受け取ろうとはしない

 

___いや、することが出来なかったのだ

 

「先生がいなかったらこの先私達は戦えないよ!」

 

「そうですよ先生っ、私達がここまで善戦出来たのも先生の指揮があってこそです」

 

事実。たかが引きこもりゲーム部が要塞都市を突き進むことが出来たのは先生の指揮の効力があってこそだと言っても過言ではない

 

先生はそれだけの事をしでかす才能があった

 

___あったのだ

 

しかし

 

「っ…ここももうダメかな………」

 

人には限界というものが存在する

 

「皆…それぞれ散らばるように隠れて、そこからは…………」

 

言葉は続かない

 

作戦は崩壊した

 

…いや、最初から作戦と言うべきものではなかった

 

ただの「突撃」、これを作戦と言って正当化するのは旧日本軍が最後だろう

 

「……ほんとにごめんね、力になれなくって___」

 

「そんなことありません!」

 

「そうだよ!こんな時だからこそ、皆で力を合わせて乗り越えるのが仲間ってもんでしょ!!」

 

「っ」

 

綺麗事は幾らでも言えるが、現実は非常だ

 

「せ、せんせい……ここももう限界です……っ」

 

崩壊の音が刻一刻と迫ってきていた

 

「いい?これが最後のチャンス……さん、にー、いち…ゼロの合図で飛び出すんだ」

 

「………」

 

「…っ」

 

「せんせい___」

 

「じゃあ行くよ、さん」

 

遠方で爆発音が聞こえる

 

「…にー………」

 

近くから弾のかすめる音が鳴り響いてくる

 

「…………いち」

 

 

 

 

 

「ゼr「ガギィ!!!」___へ?」

 

先生が「ゼロ」という単語を発する前に、襲いかかってきていた化物が遥か遠くにふっ飛ばされている

 

重さにして約700kgはあろう化物が……だ

 

 

「……ふふっ遅いよ、ハイドリヒ(・・・・・)

 

眼の前には黒い軍服でもなく、ただのワイシャツ姿(戦闘衣装)のハイドリヒが土煙を跳ね除けるように堂々と立っていた

 

「ヒーローは遅くやってくると言うものですよ__ねぇ?先生」

 

「そうだけどさ〜〜〜、もうちょっと早く来てほしかったな〜〜〜?」

 

「次から善処しますよ…もっとも次が来ないことを精一杯望みますがね」

 

救世主と再開できた先生は安堵の表情を浮かべ、肩の力を抜く

 

「す、すごい……あれをたった一発で……」

 

「吹っ飛ばしたのはユメ姉さんですけどね___ところでアレって何なんですか?」

 

ハイドリヒは興味津々に聞き出す

 

「えっと…あ、アバンギャルド君だって」

 

あ、アバンギャルド…?キモい名前だなぁ

 

俺は一瞬制作者のネーミングセンスを疑ったが、どうせこんなに弱い機械しか作れない奴だしセンスも無いんだろうと理解する

 

「あれってアバンギャルド君っていうんだ___」

 

「馬鹿みたいな名前ですよn「いい名前だね!!」私もそう思います」

 

「え?今馬鹿みたいって___いたたっ!ほ、ほっぺたをつねんないでよぉ〜〜〜!!!」

 

うるっせ!黙れ小僧!

 

「お姉ちゃん…言っちゃダメなことってあるんだよ」

 

__この才羽姉妹を見てると……いや

 

そうでなくても姉妹って姉より妹の方がちゃんとしてるのでは?これがギャップ萌え?

 

___おい誰だ今「姉妹に欲情する変態ロリコン」って言ったやつは

 

「ほらほらっ、無駄話してる暇はないよ!早く行こう!!!」

 

ユメ姉さんがそう急かすと、俺達もハッと意識を取り戻す

 

「___先生、お願いがあります」

 

「ははっ、言わなくても分かってるよ?__」

 

 

「「指揮をお願いする」……でしょ?」

 

「これは一本取られましたな〜〜〜」

 

はーっはっはっは!

 

 

 

 

 

 

「行きましょう」

 

「任せて…皆、準備はいい?」

 

「は、はい……!」

 

「もっちろん!」

 

「お姉ちゃん……私も万全です!」

 

どうやらちびっこたちは元気満々なようだ

 

「…ユメ姉さん」

 

「うん?私は準備おっけー!」

 

「先生」

 

「ばっちこい!」

 

 

「___では」

 

 

 

 

 

 

「アリスを取り戻しに行きましょう!!!」

 

俺の声がエリドゥの建物に響く

 

誰も俺達を止められることは出来ない___

 

昔も、今も…そしてこれからもだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある作戦室にて

 

大量の画面が付いてる部屋の中心で、彼女は頭を抱えていた

 

「………全て……予想外ね」

 

「リオ様………」

 

「大量のAMAS、勿論予備も出撃させたのに_あのラインハルト家を止められなかった」

 

「それどころか私の最高傑作の一つ、『アバンギャルド君』でさえ吹き飛ばされる……こんなのデータには無かった」

 

「………」

 

「ラインハルト家の戦闘データを全て見させてもらったわ……でも……当てはまらなかった」

 

「なんなの?で、データにはこんなに耐久力も無いし…力だってここまで大きいだなんて聞いてないわっ!!!」

 

「……リオ様、落ち着いてください」

 

データに縛られた彼女は一度データにそぐわない物が存在すれば、対処が出来ないでいた

 

「……どうゆうこと?まさか……死にそうな体験をすれば身体が強化されるとでも言いたいの?」

 

「…………」

 

「予想ではトキをC&Cにぶつける予定だったのに……これじゃあ計画通りにいかないじゃない!」

 

ドンッ!と大きくもない音とともにデスクが揺れる

 

「落ち着いてください。リオ様」

 

「そ、そうだ…今からトリニティに攻撃して武装親衛隊をぶつけて…いや、時間が無い。

C&Cを使って………駄目だ、敵じゃない………。

シャーレ…も、敵なのね………あれ?私の味方は?」

 

「リオ様」

 

「だ、誰も居ないの?……だれも…私の側に居てくれないのっ!?」

 

ガタッ

 

椅子から崩れ落ちる

 

「おかしい…おかしいわ。間違ってない……間違ってなんかないのよ……」

 

「リオ様」

 

「あ、あぁぁぁあああぁぁ___」

 

「………」

 

 

 

ギュッ

 

「っ!」

 

トキはまるで今にも泣きそうな赤ちゃんのようなリオにそっと近づき_静かにハグをする

 

力強くもなく、それでいて優しすぎくもない力での包容

 

__それは彼女にとって何事にも変えられない救護だった

 

「私がいます。例えリオ様が地獄の底に落ちようと…私はお供いたします」

 

「…トキ…………」

 

「こんな私を狂ってると言いますか?__そうでしょうね。私は狂ってます、ですが」

 

「リオ様も狂ってしまった」

 

「………」

 

そっと包容を解き、目を見てしっかりと話す

 

「私は『仲間』です…見捨てません」

 

言いたいことを言い終えると、彼女は名残惜しそうに立ち上がり、どこかへ向かう

 

 

「決着を付けます………」

 

「そ、それって____」

 

 

脅威を2つ同時に排除します

 

「む、無理よ!だってあんなに強力な……」

 

「リオ様」

 

 

トキは優しく、それでいて端的に言い放つ

 

「大事なのは信念です。何にも負けない…いわゆる忠誠心のような物こそ、必要なんです」

 

それだけ言い残すとトキは歩く速度を早め、消えてしまう

 

 

 

「………トキ……」

 

たった一人、ビッグシスターを残して___





はぁ…早く執筆に本腰を入れたいんですけどねぇ___
すんません。
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