速成の覇業
この時期のオルクセンには何もない。
まず、土地が狭い。アルブレヒト二世王の支配が当初及んだのは、オルクセン地方の中で中北部の一隅に過ぎない。
首都と称したヴィルトシュヴァインにしてからが、大河と街道の合流点だという他、何の取り柄もない小都市である。大河は水運の道ではあり、通行料は取れる。
しかし、その川を運ばれる穀物は南オルクセン平野の産。そこは神聖帝国皇帝の直轄領だ。川を上ってくる商品を作り、商うのは旧フンデ同盟の商業都市。それらは自由都市であるか、ポルスカ王国の領土かだ。
対して、アルブレヒト二世の支配地には売るべき商品も、買うべき金もろくにない。キャメロット王国のような工業は無論なく、アルビニー共和国の商業もまた無い。唯一ある農業も相次ぐ天候不順に見舞われて、グロワール王国の豊かさからは程遠い。
そのような国が――否、正式にはまだ国ですらないオークどもの群れが、列国並みに一流の軍隊を持とうとした。統一の軍服と軍靴を着た長槍兵、銃兵、砲兵、騎兵に工兵までも。常道をもって理財が成り立つはずがない。
即位後、アルブレヒト二世は前王の宮廷にあった伝家の奢侈品をことごとく売り払った。銀食器、宝石に宮廷服。机に椅子にシャンデリア。窓ガラスすら売らせ、紙張りに替えさせた。しかしその程度の金では、王が望む軍隊を賄うにはまるで不足である。
だから、この時期の星欧全土を見回した時、アルブレヒト二世の支配地ほどに税金の高い土地はない。その税率は収穫、収入の七割に届いた。それでいて、稼ぎを生み出すべき若い牡たちは、兵隊に取られるのだ。二番目以降の仔で身体の動くものは、全員が兵士にされた。
もし徴税に、徴兵に少しでも逆らおうとすれば、家に兵士がやってきて銃剣を突きつけ、脅迫して金や仔を奪っていくのである。
働き手を奪われ、過酷な税を取られて、オークたちは痩せ細り、なお働き詰めになった。アルブレヒト二世がその統一事業を開始してから、彼に従うオークたちの貧苦は殆ど倍加したといっていい。
道洋の言葉に「富国強兵」という。国を富ませ、兵を強くする。この言葉は、この時期のオルクセンには少しも当てはまらない。
王は、自領の貧しく、立ち行かないことを知っていた。だから無理に無理を重ね、彼に尽くす民どもの血を搾るようにして、まず軍隊を強くした。そして戦争をし、その勝利によって国を富まそうとした。この時期のオルクセンにおいて、強兵は富国に先立ったのだ。
当時のオルクセンが持つ唯一の資源。それは飢えたオークども自身の中にあった。人族よりも遙かに優れた体格と体力。そして幾世代にも渡る塗炭の苦しみが培った、彼らの怒りである。
王は彼らに軍服を着せ、銃砲を持たせて兵にした。そして無惨なほど猛烈な訓練を施すと、その速成の軍を率いて戦場に向かった。
彼の覇業、その始まりは、ポルスカ継承戦争への介入である。
季節は春である。しかしポルスカの地において、春は快適を意味しない。冬の間は凍っていた地面が溶け、足先から脛まで呑みこむ泥濘と化すからだ。
「みんなして、泥まみれになった甲斐はあったのう」
シュヴェーリンは満足げに言った。敢えて大声なのは、まわりにいる兵達に聞かせるためである。
横列を組んだ兵達の揃いの軍服、そのあちこちには渇いた泥が付着し、美々しさを台無しにしている。一昨日、昨日と、彼ら歩兵連隊もスコップを握り、泥地に汗をかいた。わずかに残ったまともな地面に溝を掘り、近くを流れるヴィスワ河から水を引いて流し込んだのだ。
結果、いま彼らの目の前に広がる泥濘の平野は、ほとんど沼地のようになっている。その泥に難渋する敵の姿が見える。
「見よや、俺らの元に来る前に、勝手に転んでおる。いつになったら来るんじゃ。ずいぶん、待ち遠しいのう!」
居並ぶ銃兵、槍兵は笑い声をあげた。
これでいい。余裕がなければ、とても戦える敵ではない。いま彼らに向かい来る敵は、かつて星欧最強の武名をほしいままにしたポルスカ騎兵なのだ。往古の羽飾り付きの鎧兜は捨てさり、いまは青い制服と騎兵帽をつけた槍騎兵になっている。とはいえ、練度と武名はなお健在である。
しかし今、練達の敵騎兵はその馬脚を泥濘にとられている。突撃距離に達する前に転び、列を乱しに乱した。倒れた馬に放り出され、下敷きになる兵までいる。やがて諦めて、戦う前に自陣へ引き返しはじめた。その背に向けてオークたちは笑い声を浴びせた。
かわって鼓笛の音と共に前に出てきたのはポルスカ歩兵隊だ。隊伍に一つ以上は戸板をもっている。戦場到着までに自国の民家から集めてきたのだろう。酷い泥濘にそれを敷いて足場にし、分厚い横隊を辛うじて維持しつつ進んでくる。工夫があるのは味方だけではなかった。
「連隊長どの、お下がりを」
シュヴェーリンにそう言ったのは、部下の大隊長の一人だ。シュヴェーリン連隊は、二個歩兵大隊で編成されている。一個大隊は八〇〇名で長槍兵2個中隊、マスケット兵3個中隊から成る。彼が立っているのは、率いる二個大隊の間隙。その最前だ。
進言を受けて、シュヴェーリンはニヤリと笑った。気が利く部下をもつのは楽しい。大隊長は、上官の芝居につきあってくれようとしているのだ。
「なあに、俺はいつでも、ここよ。最前線のそのまた最先頭におる。でなけりゃ、俺の居所が分からんで、みんな困るじゃろうが。のう、野郎ども!」
両手斧を掲げて辺りを見回せば、兵たちは嬉し気に応じる。
「おお、大佐どの」
「俺たちの連隊長」
「シュヴェーリン連隊、万歳!」
彼は豪快に、そう見えるよう殊更大げさに振舞った。
「あっはっは。さあて、そろそろじゃ。最初の号令だけ俺が貰うぞ。銃兵、構え。」
装填はとうに終えている。三列横隊の銃兵が射撃姿勢をとる。一列目が膝撃ち。二及び三列目は立ち撃ちだ。二個大隊の隙間、シュヴェーリンのすぐそばには砲二門が並んでいる。その全てが彼の号令に備えた。
敵との距離は百五十歩あまり。敵もまた射撃準備を始める。しかし、足元不安な泥濘ではその動作も遅い。百歩まで引きつける手もあるが、数に劣る今日の戦いで、それはまずい。彼は決断した。
「撃てェ!」
一斉射撃の轟音とともに、敵の隊列にいくらかの穴が空く。
特に威力を発揮したのは、二門の砲だ。撃ちだした円弾は、泥を巻き上げながら地面を飛び跳ね、奥行き六列の敵横隊を突き抜けて穴を穿った。敵兵の腕や胴が千切れ飛ぶのが見える。
「よおし、よおし。後は隊伍ごとに撃て!」
第一射の白煙がたなびく中で、味方は第二射を準備する。その間に、敵の一斉射撃。味方兵がばたばたと倒れる。生き残った兵は、隣り合う戦友の死や負傷を無視し、装填作業を続ける。
シュヴェーリンは微動だにせず直立し、敵を睨んでいる。この段階で彼にできることは、兵とともに在り、ひたすらに勇気を示し続けることだけなのだ。
味方が次々に準備を終え、中隊ごとに第三射。ポルスカ兵よりも圧倒的に速い。日頃の猛訓練と、鉄の槊杖の効果だった。敵が第二射を放つのと、こちらの四射目がほぼ同時だ。
――同数なら勝てるところだが。さすがに、崩れぬか。
敵は数の優越を恃んでいる。この会戦に臨むオルクセン軍の兵力は一万九千。オルクセンが遠征に出せる兵数としてはほとんど上限だった。敵するポルスカ軍は二万八千あまり。三万を超えるという報告もある。ポルスカ軍の隊列に空いた穴を、後ろから現れた兵が直ちに埋める。
三射目、四射目と重ねるうちに、射撃の速度と命中率は低下する。自分の射撃であがった煙が視界を遮るからだ。シュヴェーリンは焦れた。
白煙がほとんど前を見えなくし、敵味方とも戦果があいまいになった時、ついにそれが来た。
はるか彼方、左前方から喚声があがったのだ。煙の隙間からかすかに見えたのは、巨大な騎兵たちが敵に突撃する姿。剣戟の音と悲鳴が聞こえた。
「よおし! みな、聞こえたか。ツィーテンの騎兵が目に物みせたぞ」
アルブレヒト二世王が貴重な金穀を投じて育成したオーク騎兵は、弱い。重たいオークを乗せるには通常の乗用馬では不足で、大型の輓馬を使うしかないからだ。大きな馬体は足が遅く、射撃のよい的になる。だから偵察、迂回、突撃に追撃と、騎兵に求められる全ての行動に於いて、中型馬を駆る人族国家の騎兵に大きく劣っている。
そんなオーク騎兵がもつ、ただ一つの強み。それが踏破性である。とりわけ、得意とするのは浅瀬と泥地。星欧最強のポルスカ騎兵を足止めした泥濘を、オーク騎兵の長く太い脚が踏み越えてみせた。駿馬に対する輓馬の勝利だった。
「我が王の作戦通りじゃ! シュヴェーリン連隊、射撃はあと一回だけじゃ」
兵の動作を見やりながら、シュヴェーリンは王への尊敬を新たにした。さすがは我が王。泥濘を踏破したのは騎兵だが、その道筋を示したのは王だ。それも、この戦場に到るより、ずっと前の時点からである。
王はポルスカの内紛に乗じて攻め込むのに、まだ地面が固まらない不便な季節を敢えて選んだ。要衝の都市を包囲して、敵が援軍に来るのを待った。敵は数の優位を信じ、無理に攻めざるをえない。早期に西のオルクセン軍を撃退しなければ、東からロヴァルナ軍、南から神聖帝国軍に本土を奪われてしまうからだ。
外交。宣戦。行軍、そして工事。いま思えば、それら全てが、この一戦、この作戦を仕立てるための入念な準備だった。後は総仕上げを残すのみだ。
「よおし、構え! 撃て!」
最後の射撃。煙に阻まれて、戦果はほとんど不明。だが問題はない。この一射は、味方の勇気を鼓舞するためだ。
「シュヴェーリン連隊、突撃準備! 前進ラッパが聞こえたら俺の後に続け」
隊列が慌ただしく入れ替わる。長槍中隊が前へ出る。入れ替わりに下がったマスケット兵たちは、銃剣の柄を銃口に差し込んで着剣する。
その動きを横目に見つつ、シュヴェーリンは両手斧の握り具合を確かめた。彼の連隊がいるのは全軍の左翼側。左側方から回り込んだ騎兵に呼応し、左翼軍が攻撃前進すれば、目前の敵は一押しで崩れるだろう。今が絶好の機だと、彼は確信した。
しかし、突撃ラッパはならなかった。
――どうした。なんで命令を寄こさん。いま突っ込めば勝てる。きっと旅団は…
彼は後ろを振り返った。
――動いておらん!?
ラッパどころか、後方の部隊はまだ何の準備動作もしていなかった。どういうことだ。旅団長は。それに左翼軍の司令官は何をしている。
――途端、彼は気が付いた。射撃の煙のせいに違いない。
「おい、誰か副連隊長を呼べ! ゼーベックを!」
見れば、彼の相棒は騎乗して、既にこちらに向かってくるところだった。彼と同じことに気付いたに違いない。シュヴェーリンはあらんかぎりの大声で叫んだ。
「おおい、騎兵が見えたな。後ろの将軍たちには見えておらんのじゃ! 今すぐ突撃ラッパの、ええと、あれ。あれじゃ。おい、何て言った!?」
「上申だな! シュタインメッツ旅団長に!」
副連隊長は馬上から叫び返し、もう馬首を返そうとしている。
「そ、それじゃ。いや、旅団では足らん。左翼軍の全部じゃ。クライスト将軍までねじ込んでくれ!」
「わかったぁッ!」
副連隊長の背はみるみる遠ざかる。
――急げ。急いでくれ。騎兵が孤立しちまう。
遠ざかる相棒の背に念じて、シュヴェーリンは前列に取って返そうとした。その瞬間、また敵の斉射がきた。銃兵にかわって前に出た長槍兵がばたばたと倒れる。苦痛の悲鳴があがる。負傷者と死者を後ろの兵が引きずってどかし、代わりに前に出る。
健気な彼の兵ども。息子のような兵ども。
大隊長が彼に駆け寄って、言った。
「連隊長」
それだけである。部下が言いたいことは十分に伝わった。しかし、応じることはできない。
「まだじゃ。ラッパを待つ。一斉に突撃するんじゃ」
「しかし」
「ばらばらに動いてはいかん。王の命令じゃ。我らは軍人じゃぞ」
大隊長は黙った。シュヴェーリンは頷き、しかし内心では恥じた。部下を黙らせるのに王の名を用いるとは。
そして彼自身、自分の言葉に納得できていなかった。確かに王の命令は絶対だ。彼はもう傭兵ではない。全軍が命令に従い、王の作戦通りに動かねば、優勢な敵には勝てない。
しかし、である。命令とは、いったい何だ。命令に従うとは、どういうことなのか。彼には自信がなかった。
また敵の斉射。彼の兵が倒れる。ひたすらに耐えている。銃兵も、既にプラグ式銃剣を銃口に差し込んでいるために、もう射撃はできない。突撃準備を彼が命じたからだ。兵達は命令を健気に守っている。彼の命令を。シュヴェーリンは斧を握る手を震わせた。
――いまやれば勝てる。この機を逃しては。なのに、命令はまだじゃ。陛下が待っていたのは今、この時じゃないのか。俺は命令を守っている。ええい、これでいいのか。
その時、ラッパが聞こえた。後ろからではない。大隊長が歓喜の声で言った。
「連隊長、合図が!」
しかし、彼は否定する。音は右手方向、ずっと遠くから聞こえた。
「違う。あの拍子は中軍の突撃ラッパじゃ。中軍が――
彼は出遅れた自分に歯噛みした。
しかし、爽快にも思う。王は状況の変化に気付いた。彼のように最前列ではないにせよ、かなり前に出て指揮をとっていたに違いない。危険に身をさらして、戦場の匂いが嗅げるほどに前に。
――是あるかな、
内心で讃嘆したその時、彼の後ろからもラッパが鳴った。左翼軍、突撃の合図だ。
「やっと、きたか!」
ゼーベックが左翼軍司令官にねじ込んだのか。あるいは中軍の突撃を見て、慌てて動き出したのかもしれない。いずれにせよ、やることは一つだ。
「よおし、我らも行くぞ。連隊、俺に続け。突撃!」
彼は両手斧を振りかざし、先頭に立って白煙に突っ込んだ。すぐ煙を抜けると、狼狽した敵の隊列が目に入る。敵は射撃するが、その音はまばら。士官の命令を待たず、怯えた兵が撃ち、それに引きずられたのだ。
シュヴェーリンは振り返らない。斉射でなければ、この距離で撃たれても味方の損害はさほどではないと、経験で知っているからだ。
彼の率いるオークたちは、泥濘から力任せに足を引き抜き、泥まみれになって駆けた。オークの筋力ならば、この足元でも辛うじて駆けることができた。これもまた、王の見込み通りだった。
兵たちの誰よりも早く、シュヴェーリンは敵隊列に躍り込む。怒号とともに両手斧を薙ぐ。数名の敵兵が血煙とともに吹き飛ぶ。彼は足を止めない。前へ。もっと前へ。指揮官がそうすれば、兵どもが必ず後に続いてくれると、そう確信しているからだ。
「連隊長に続け!」
「大佐どのを討たすな!」
兵達は争うように駆け、敵隊列に衝突した。いくらか列が崩れてはいるが、オーク兵、必殺の横隊突撃である。長槍が、銃剣が敵兵を貫き、たちまち敵隊列を粉砕する。
ポルスカ兵はほとんど一瞬で壊乱し、背を向けて逃げ始めた。しかし、遅い。人族の足では、ほとんど沼に近い泥濘地を走ることはできない。その背中をオークの槍先が襲い、黒土の泥濘はたちまち赤黒に染まった。
シュヴェーリン連隊を先頭にした左翼軍だけでなく、中央及び右翼側でもオルクセン軍は突撃に成功。ポルスカ軍は雪崩をうって潰走を始めた。
為すところが無かったポルスカ騎兵たちは、せめて味方の退却を掩護しようとした。彼らは、ほとんど全滅するまで戦場に踏みとどまり、次々にオークの長槍に討たれた。戦いが終わった時、数知れぬ青色制服の戦死体が泥濘に転がっていた。その騎兵
その犠牲の甲斐あって、ポルスカ軍の半数以上が撤退に成功した。いったん距離が開けば、鈍足の上に疲労が早いオーク騎兵では追いつけないのだ。王は追撃を行わず、早々に戦闘終結を命じた。
とはいえ、オルクセン軍の大勝利ではあった。事実上、わずかに半日で終わったこの会戦は、包囲された街の名前から、ワーレンシュタットの戦いと呼ばれる。
会戦後、オルクセンにおける王アルブレヒト二世は、ポルスカに単独講和を提案した。その代価は、多年にわたってポルスカ領であった東オルクセンの割譲である。東から迫るロヴァルナ軍によって首都すら危うくなったポルスカ王国は、直ちに受諾した。共闘関係を勝手に打ち切られ、ロヴァルナと神聖帝国の両皇帝は揃っては激昂したが、オークの王は意にも介さなかった。
ポルスカへの勝利からまもなく、アルブレヒト二世はオルクセン地方の過半を支配下においた。戦勝で増した権威のために、西部オルクセン諸侯や自由都市が相次いで服属したからだ。自らの勢威を誇示するように、彼は以降「オルクセンにおける王」という称号を略し、「オルクセン王」と署名するようになった。
急激に台頭したオルクセン王に、諸外国の君主たちは初めて恐れを覚えた。しかし、彼ら彼女らはまだ知らなかった。アルブレヒト二世の覇業が未だ始まったばかりであることを。
支配下においた全地域において、アルブレヒト二世は共通の制度と政策を猛烈な勢いで推し進めた。彼は未だ、形式的には神聖皇帝の一封臣に過ぎない。しかし実質の上では、この最初の戦勝をもって、彼の国家が星欧史に躍り出たといっていい。
その新興国の名をオルクセン王国という。
シュヴェーリン大佐が妙な仔どもに出会ったのは、王国勃興の端緒となったポルスカ継承戦争、その決戦の後のことである。
(次話「品定め」に続く)