ダンジョンが異世界と繋がりそうなんだけどどないしましょ? 作:caose
「マナ・ブレイド・・・リミットリリース。」
マナ・ブレイドの魔力供給は実はリミッターが存在している、理論上では幾らでも魔力を供給する事が出来るのだが自壊しないようにしているのを解除したという事は・・・
つまりはドラゴンのブレスが斬り裂けないのと確信したのだ。
「(これは勝負なんだ、マナ・ブレイドが自壊するのが先かそれとも向こうが
切れるのかが先・・・これは負けちゃいけない戦いなんだ!)」
けど今更だよねえと思いながらアニスは目の前にいるドラゴンを見てそう思っていた、
魔法の才能がこれっぽっちしかなかったことからアニスは何度失敗し何度も命を
賭けた事なのか分からない程の道程であったがそれでも何度も繰り返した。
「この瞬間にしか選べない事があるとするなら・・・其れを選んだことを私は絶対に
後悔しないために自分にそう言いかけて戦うんだ。)」
其れしかないんだよねえとそう思いながらアニスはマナ・ブレイドを構えなおした、
剣1本でドラゴンと戦おうとしている。
まるで英雄譚じゃないかと呆れながらも何処かで自分は冷静だなと思っていた、
浮かれているんじゃないかとそう考えながら自分を囁いていた。
だからこそアニスは・・・自分は笑っていられる、次の瞬間には自分は
ドラゴンノブレスによって吞み込まれるんじゃないかと塵一つも残らないんじゃないかと思っているがアニスは自身を鼓舞するかのようにこう言った。
「王女なんて柄じゃないし竜殺しの英雄?そんな称号も欲しくはない、只私は・・・
たった一つだけ譲れないものがあるんだ!魔法使いは不可能を可能にするって言う
強い力なんだ・・・だから・・・だから・・・だから私は・・・
・・・・・私がこんな所で何も出来ないんじゃ魔法使い何て名乗れないんだ!」
アニスはそう言って振り構えると・・・ユフィは仕方ありませんねと呟いて
こう答えた。
「・・・分かりました、どうか貴方のお心の儘に。」
「ユフィリア様!」
「仕方ありませんベル君、アニス様は何があろうとも止まる事も人の話を
聞く事すらもしませんから・・・ですがアニス様、一つこれだけは守ってください。」
「何ユフィ?私は謝らないよ、この状況になっても私は止まらないよ。」
そう言うとユフィはいいえと言ってアニスに向けて・・・こう答えた。
「見せて下さいアニス様、私が守ります。貴方も、貴方の背に背負っている
多くの命を。ですから・・・
・・・・・私は貴方をずっと見ています!」
ユフィの言葉を聞いてアニスはへへへと少し笑みを浮かべるとベルが
アニスに向けてこう言った。
「僕も・・・僕も見ています!貴方の戦いを・・・ソシテ貴女が・・・貴方が
何しようとも僕はずっと貴方を見届けますから!!」
アニスはベル野言葉を聞いてありがとうとそう呟くとアニスが前の方に目を向けると
ドラゴンがブレスを放とうとしておりそしてその儘暫くして・・・ドラゴンの閃光が
視界を白く染めた。
「ああああああああああああああああああああああああああああああ!」
アニスは其の儘ドラゴンのブレス目がけてマナ・ブレイドを振り降ろした。
だがそれは・・・激流に轟く大河目がけて剣で斬り裂こうとするような物だ、
それは無謀であり通常ならば不可能だと誰もがそう思う。
「(だけどこの剣は只の剣じゃないんだ、この剣は魔法・・・この世界で生み出して
私しか造れなかった。私の理屈を超えて行くものでこの世界の理とあの世界の理を
組み合わせた物、私は知ってる・・・憧れてるんだ・・・私が・・・私になった時から
想い描いた無限の可能性・・・魔法は不可能を可能にするものだって!)」
ーー魔法があれば空建て飛べる。
アニスは何時だってその意思で前を進んでいた、不可能を可能にすることが
出来るんだとそう思いながらただ只管アニスはマナ・ブレイドで防御するが・・・
マナ・ブレイドが軋み始めているのを見てこのままじゃと思っていると・・・
背後からユフィとベルがアニスのマナ・ブレイドを持っているその手に翳すと2人は
互いにこう言った。
「アニス様頑張って下さい!」
「僕達も頑張りますから・・・だから・・・!」
2人の言葉を聞いてアニスはえへへと思いながらアニスはドラゴンに向けて
こう言った。
「魔法は・・・魔法使いは・・・不可能を・・・可能にすることが
出来るんだーー!!」
そう言いながらアニスは2人と共に其の儘・・・
・・・・・ドラゴンのブレスを斬り裂いてそしてドラゴンの体を胸から胴体にかけて
一文字に斬り裂くと其れを確認したと同時にアニスは足元から崩れた。
「アニス様!」
「アニス様・・・大丈夫ですか!?」
ユフィとベルが互いにそう言うとアニスはえへへと2人に向けてこう言った。
「いやあ・・・危なかったよ魔力殆ど使っちゃったよ。」
そう言っているとアニスはドラゴンはと聞くとユフィとベルが倒れているドラゴンを
見て倒しマシたというとそうとアニスは2人に向けてこう言った。
「じゃあ・・・連れてってくれない?最後に会いたいんだ。」
次回はドラゴンとの会話。