ヒーローになってみんな救ってウルトラハッピー! 作:プリキュア・ライオットジャベリン
出遅れた!!
そう思ったのもつかの間、僕はみんなに追いつこうと必死で追いかける。
「ワン・フォー・オール・フルカウル・7%!!」
大きくジャンプしてビルの上へ着地し、ロボットが大量にいるところめがけて突っ込む。
「DETROIT SMASH!!」
ハッピー師匠づたいで教えてもらったミルキィローズの十八番であるクレーターパンチを叩き込み、ロボットらの足場を崩す。
さすがにハッピー師匠みたいに数十メートルのクレーターは作れないけど、これだけでかなりの数のロボットが戦闘不能になった。でもまだいくらか残ってる。なら!!
「OKLAHOMA SMASH!!」
クレーターパンチで壊れた装甲を持ってその場でコマのように高速回転する。さすがにオールマイトみたいに竜巻のような風圧は起こせないけど、そこは装甲を持ってカバー!!
「よし!まずこれで8体!」
それぞれのポイントは確認してないから分かんないけど大中小それぞれ同じぐらいいるから平均して16ptぐらいじゃないかな?
「標的発見!ブッコロス!!」
・・・・・口悪くない!? いや、このロボットたちはヴィラン想定だからいいのか??
まだ始まったばかりで受験生がいないであろう方向から大群でロボットヴィランが押し寄せてきた。
ッ・・・・・・数が多すぎる!!もしこれがオールマイトだったらテキサススマッシュで風圧ぶっとばせたかもしれないけど、今の僕は使えてまだ8%!瞬間的にも15%が限界だ!!それ以上は怪我が伴うし、この後のことを考えると今怪我はしてられない!!
でもだからといって、一体一体倒してたらまた囲まれる!!ロボット相手だから同じ方法でも通じるかもだけどもしこれがヒーローとして実践の場なら対策されるだろうから別の方法が好ましい!!なら!!
倒したロボットヴィランの装甲をありったけ掴んで上空に投げ飛ばし、自身はジャンプしてさらにその装甲の上へと躍り出る。
「ワンフォーオール・出力8%!!MISSISSIPPI SMASH!!」
装甲一つ一つにワンフォーオールを込めた拳を叩きつけ、ロボットに雨あられとなって降り注ぐ。それらが全部が全部命中とは行かなかったけど数が多かったのもあって8割ほど片付いた。
まだまだだな・・・・・・アメリカ大陸で一番長い川の名前を使っているミシシッピ州から命名したけど、修行が足りない。もっと命中率を上げないと。
☆
「オラオラオラ!!APショット!!」
よし、これで大体30体!キュアハッピーが開始早々に終わらすって聞いて思いついた方法を実践してやってみたら思いの外うまくいった。初手で上空からAPショットぶっかますのは我ながらいい判断だったと思う。
だが、あいつとはちがってさすがに発射したエネルギーを操作することは不可能だ。そのうえ、あいつは千里眼とかいう遠くにあるものを見ることができる能力が使える・・・・・・・いくらなんでも光属性からかけ離れている気がするが、こればっかりは俺にもどうにもできねぇ。
「ブッコロs」
いちいち「ブッコロス」「ブッコロス」うっせェんだよ!!そこら辺にいるチンピラ共と一緒じゃねぇか!!
「まだまだ来いやコラァ!!サニーやマーチに勝たなきゃいけねェんだよォ!!ロボットヴィランども!俺の踏み台となれ!!」
この調子ならおそらく150ptは超えられるはずだ。お邪魔虫の0ptがどんな奴だか知らねぇが、そいつが出たとしても少なくとも120ptは超えられる!!待ってろよサニー、マーチ!絶対に勝ってやる!!
☆
「よっしゃーーー!!これでどうや!」
ウチは試験官に発されたスタートの言葉と同時にスタートラインを飛び出して思いっきり上空にジャンプして、そこからサニーファイヤーバーニングをロボットヴィランが密集しているところに叩き込んだ。
にしても・・・・・もろすぎへん?このロボット。耐火性も物理攻撃にもかなり弱い気がすんねんけど・・・・・・まぁええか。
ローズ直伝のクレーターパンチも叩き込みつつ、一体一体パンチとキックで戦闘不能にしながら進んでいく。やる前は数えようと思てたけど、最初から数えるのは諦めたわ。やって上空から不特定多数を攻撃して戦闘不能にしたいうんに、それをいちいち確認するのは普通に時間の無駄やろ?
周りを見渡してヴィランが見当たらなくなったら上にジャンプして高いビルの上に立ってどのあたりにロボットが集まっているのか見る。こうすれば簡単に高得点のところが見つけられるからな!
ん?あれは・・・・・・なんや一人が多数のロボットに囲まれとる!?しかも全部攻撃力が高めの3ptヴィランやないか!!よっしゃ、待っとき!ウチが助けたる!!
「プリキュア・ファイヤートルネード!!」
アクアトルネードを模してルージュと一緒に編み出したものや。指向性を持たせて、周りにいるヴィランを一体一体燃やし尽くしていく。半分ほど燃やしたところで技を消してその人のところへ行く。
全部燃やしたらこの人が取る分のポイントがなくなってまう。それは妨害になるからなしや。
「大丈夫かや?・・・・・・・ん?カエル・・・・・?」
「助けてくれてありがとう」
振り向いてこっちを向いた顔を見て、びっくりした。その姿、もしかして・・・・!?
「あぁ!もしかしてあんた、みゆきが話してた梅雨ちゃんか!?」
「!?ケロ!?」
やよいに姿を描いて見せてもらったし、みゆきにも小学校のアルバム見せてもらったんや。いや~雄英で会うとは分かっとったけど、ここで会うとは思わんかったわ。
ウチらが話している間にもロボットは止まらないみたいで、残り半数のロボットがこちらに向かって動き出す。
「でも、話は後のようやで。今度は梅雨ちゃんが倒す番や。できるやろ?」
「ケロ、任せて」
みゆきとやよいから事前に聞いていた通り、個性がカエルなのか、舌を繰り出して一体のロボットを捕まえて他のロボットへと投げつけている所や、ジャンプ力を生かした飛び蹴りなんかもしてる。なかなかのセンスやな~ 雄英に受かるだけあるわ。
梅雨ちゃんがヴィランを倒してこっちに戻ってきた。見事な腕前だったので、声をかけた。
「さすがみゆきの親友やな」
「ええ。ありがとう。ところであなたはみゆきちゃんの友達?・・・・・・いえ、それだけではなさそうね。仲間、かしら?」
「せや!ウチの名前は日野あかね!この姿の時はキュアサニーや!ハッピーと同じチームやで」
ウチとハッピーは単なる友達やない。同じプリキュアで、同じチームや。エコーも入れて6人しかおらん、ウチの大切な仲間や。
「やっぱり同じプリキュアなのね・・・・・じゃあこの試験は余裕ね」
「まぁ相性的にもそうやな~ せやけど他のメンバーと誰が多く点数を取れるか競争しているんや。見たところ、あんたの実力ならきっと十分合格できるで。んじゃウチもそろそろ行くか。雄英で会おうな」
「ええ、受かったらよろしく頼むわ」
天高く羽ばたきながら梅雨ちゃんに手を振って、次のヴィラン密集地へと向かう。
いやぁ~まさか梅雨ちゃんと会うなんてなぁ~ これは終わったらみゆきに言ってあげなあかんな。よっしゃ、マーチにも爆豪にも絶対に勝ったるで~!
☆
「うおおおおおおおお!!」
雄たけびを上げながら無数の風の球を作り出す。そしてそれを上空からロボットヴィラン達に叩きつける。通常のマーチシュートの威力だとすぐに力が枯渇しちゃうから、3ptヴィランを行動不能にする程度の威力の球を作り続けてとにかく球を蹴って蹴って蹴りまくる!
「キュアマーチ!!俺様の獲物を取るなオニ!!」
「・・・・・・え?」
後ろからしばらくの間聞いてなかった懐かしい声が聞こえてきたので、後ろを見ると、案の定予想通り。
「ア、アカオーニ!?なんでここに・・・・・?」
「それはこっちのセリフだオニ!俺様達はマジョリーナの道具でこの世界に来たんだオニ!お前こそなんでこっちの世界にいるオニ!?」
マジョリーナの道具!?え、まぁ、マジョリーナなら世界を超える道具とか開発出来ててもおかしくはないけど・・・・・・え?じゃあウルフルンやマジョリーナ自身もこっちにいるの?
「私達はロイヤルクイーン様に頼まれて・・・・・って今そんな話してる場合じゃないよ!?」
「それもそうオニ・・・・あとでちゃんと話を聞くから逃げるなオニ!」
聞き捨てならない言葉を吐きながら去ろうとするので、すぐに声を張り上げて反論する。
「今は敵同士じゃないから逃げないよ!!」
もう・・・・・ハッピーが三幹部許してから三人とは和解したんだけどな・・・・・まぁだからってやよいちゃんやみゆきちゃんみたいにすぐに敵と打ち解けるのはちょっと難しいのは分かるんだけどね。
「よし、ここら辺いったいは倒せたみたいだから・・・・・行くなら向こうだね」
今のでちょっとサニーには遅れちゃったかもしれないけど、許してよ。だってアカオーニがいたんだよ!?
・・・・・・これは戻ったらみんなに報告しないとね。
☆
私の名は青木れいか。星空さんをお見送りした後、キュアドリームであるのぞみから呼ばれていたので、雄英敷地内へと移動しています。それにしても・・・・・・なぜ雄英敷地内なのでしょうか?
「お、来たね、やっほ~れいかちゃん!」
「ええ。それでなんですが、なぜ私を・・・・・?」
私がのぞみに知らされたのは雄英敷地内に来るように、とだけ。それ以上でもそれ以下でもありません。
「えぇ~?この格好見て気づかない?」
「この格好・・・・スーツ、ですか?」
スーツ・・・・仕事関係で来ているのでしょうが、のぞみはヒーローのはず・・・・ハッ!なるほど、見えてきました。教師の仕事ですね?
「もしかして、雄英の教師に?」
「おぉ~!さすがれいかちゃん!オールマイトと一緒に頑張って今年で晴れて教師になったんだよねぇ」
・・・・・教育実習ぐらいのつもりで、教師となるのは冗談のつもりだったのですが、まさか本当だったとは・・・・・
のぞみさんは前世でも学芸大学の教育学部に通っており、今世でも教師を目指しているのは知っておりましたから。ですが、とうとう前世を超えて教師になったんですね。
「おめでとうございます。では、私はなぜ呼ばれたのでしょう?」
「・・・・・・・れいかちゃんも教師を目指してるんでしょ?見に来ない?仲間たちの様子」
「え?」
え、確かに私ものぞみと同じように前世で教師を目指していて、もちろん今世でも教師を目指すつもりですし、のぞみにそれを伝えもしました。ですが、だからといって、まだ中学生の私が行ってもいいのでしょうか?
「大丈夫だよ。ちゃんと校長先生の許可は取ってあるし、先生方にも話は通したから!」
「・・・・・・いえ、それならば、特に問題は・・・・・」
ない、のでしょうか?あまりにもみゆきさん達に振り回されすぎて自分でも問題があるかないかの基準がよく分からなくなってきます。
「ないない!といっても今はみんな筆記試験中でしょ?だからまずは先生方に挨拶に行こう!けって~い!」
・・・・・・・暴走されて止めにくいですね。いつも一緒にいるみゆきさん達であれば、事前準備の根回しがないので暴走を止めるのが比較的楽なのですが、のぞみの場合は一度大学生になってバイトを経験して社会に出た影響か根回ししてるので暴走を止められなくて・・・・・・仕方ありません。ついていくしかなさそうです。りんさんはこれをいつもどうやって止めているのでしょうか?
こうしてのぞみに連れまわされ、オールマイト、ミッドナイト、プレゼントマイク*1などの試験監督をしていない面々を周り、校長先生にも挨拶をして、広い校内の案内を受けると、午前はいつの間にか終了。
お昼ご飯を受験生が実技試験の説明会場へと向かった直後の空いている時間帯を狙ったランチラッシュ先生のところで食べると、とうとう実技試験の採点の場へ。もちろん採点に口出ししない、という条件のもとです。
「おぉ、青木、ドリーム、来たか。ほら、もう実技試験始まってるぜ」
「あちゃ~、ちょっと遅かったか。まぁでも、ほら、ハッピー達だよ」
私とのぞみを確認したら、マイク先生に中へと通されました。・・・・・・これから入学する生徒に対して対応が破格すぎませんか?私が本当にこういうところへきてよろしいのでしょうか?のぞみにも確認はしたのですが、大丈夫、の一点張りで・・・・・・
その心配が顔に出ていたのか、マイク先生が気安く私の疑問に答えてくれました。
「それにしてもドリームから話が来た時はびっくりしたな、まさか雄英の教師を最初っから目指してくれる生徒がドリームに続いて二人もいるなんて嬉しくてなァ!校長も同じ考えだから入試の採点を見せるぐらいならいいだろうって許可出したのよ!ドリーム、おめェのことだからどうせ青木には言ってねェんだろ?」
「うん、あはは~ 仲いいから伝わると勝手に思っちゃった。ごめんね、れいかちゃん」
「いえ。ですが、そういうことでしたか・・・・・マイク先生、ありがとうございます」
「へへ、いいってことよ」
そうこうしているうちに、既に試験開始から8分程経過。残り7分です。ハッピーは最初の方に粗方倒したのか、今は救助活動に全振りしてますね、ピースも同じ感じでしょうか?
サニーとマーチ、エコーは・・・・・人々を助けつつ、ロボットを倒していきます。ロボットに囲まれててパニックになっている受験生に自信を与える形ですね。実際に現場に出てるのがここでも出てますね。
「限られた時間と広大な敷地……そこからあぶり出されるのさ。状況をいち早く把握するための『情報力』、遅れて登場じゃ話にならない『機動力』、どんな状況でも冷静でいられるか『判断力』、そして純然たる『戦闘力』……」
「市井の平和を守る為の基礎能力がP数という形でね」
審査員たちからの声が聞こえます。なるほど・・・・・・ですがそれだけではないでしょう。救助Pという他人を助ける純然たるヒーローの本質もあるはずです。
「今年はなかなか豊作・・・・・どころか豊作すぎじゃない?最初から会場のロボットを全部一気に倒す受験生なんか前代未聞よ?」
「それだけじゃない。私達プロヒーローですら全く目で追えないスピードで会場を動き回ってロボットを軒並み機能停止させている者や、エンデヴァー並みの圧倒的な火力でロボットを焼き払う者、上空から風の球で、そして純然たるパワーとスピードでロボットを一体一体駆逐する者・・・・・・・」
・・・・・・全部プリキュアの皆さんですね。上から順番にハッピー、ピース、サニー、マーチ、エコー。皆さんがこのように褒められているのは気持ちいいです。
「その生徒達は全員プリキュアです。今ここにいるドリーム達や現在3年のブロッサム達がいることである程度は予想できていたでしょう。それに今画面に映ってるプリキュアはもう仮免許を取得して既に現場に出ています」
「オイオイ、イレイザー、プリキュアがこうなるのはそれぞれの力分かってっからこうなるのは分かってたけどよ、それ以外も相当実力ねぇか!?」
そう言われたので、私が育ててきた弟子、爆豪さんと、ハッピーの弟子、緑谷さんに目を向けました。
二人とも、いい動きですね。受験生の邪魔にならないようロボットを一か所に誘導して一気に駆逐するのは爆豪さんらしいというか、なんというか・・・・・・というより、ロボットに煽りって通じるんですね。*2
他はどうでしょうか・・・・・・・・!?あ、あれは!!
大声を出しそうになるのをすぐに呑み込みます。なんでこの世界にいるのでしょうか!?
「ドリーム、少しいいですか」
「え?うん、いいけど、どうしたの?」
「少し耳を貸してください」
今、私が気づいたことをそのままドリームに伝えると、すぐに驚きが帰ってきました。目を丸くして狼男と赤鬼の姿をした異形型の受験生を見ています。
「え、れいかちゃん、本当に、ウルフルンとアカオーニなの?」
「はい、なぜこの世界にいるのかは分かりませんが・・・・・・」
そう、その画面の中に映っていたのはウルフルンとアカオーニ。かつて敵だった三幹部のうち二人です。ロイヤルクイーン様に導かれて私達はこの世界に来ましたが、ウルフルン達は一体どうやってこの世界に来たのでしょう・・・・・?
「なるほど、プリキュアを抜きにしても、今年はかなり豊作じゃない?」
「いやー、まだわからんよ。真価が問われるのはこれからさ!!」
あ、押されましたね、何かのボタンを・・・・・・《YARUKI SWITCH》ですか。もしかしてやよいさん達が言っていた0ptの巨大ヴィランでしょうか?・・・・・・・!?
画面の中には周りのビルを軽々と超える、ゴ○ラくらいの大きさのロボットヴィランが現れました。
あれが0ptヴィラン・・・・・フュージョン*3くらいありますよ?いくらなんでもでかすぎませんか・・・・・・・?
はい、やはりウルフルンとアカオーニでしたね。次回は結果と試験後半になります。お楽しみに☆
小説のペースについて教えてください!
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仮免試験までの道のり、試験、全部詳細に
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道のりだけダイジェスト、試験は詳細に
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どちらもダイジェストにして原作突入早める