ヒーローになってみんな救ってウルトラハッピー! 作:プリキュア・ライオットジャベリン
というわけでどうぞ。れいかが静かにブチギレます
「お疲れさま、出久くん」
「あ!みゆきさん!えっと・・・・・他のみんなは・・・・・?」
「まだ私とやよいちゃんとれいかちゃんだけだよ」
出久くんが麗日さんを見送るのを見てから声をかけた。もう2人とも仲良くなってるの?なんで??だって最初の麗日さんの個性使用もないよね??
でもこの質問を出久くんにぶつけるのは違うかな。私たちが別世界から派遣されているのがバレちゃうから。その代わり、試験のことを聞いてみた。
「試験はどうだった?」
「全力は尽くしたよ。あの大きい0ポイントにはびっくりしたけど・・・・・・でもパンチをラッシュして最後にDETROITSMASHを決めて乗り切ったかな」
「うん、じゃあ後は結果待ちだね。何位になるのかな~?」
原作では救助ポイントだけの60ptで確か7位だったはず。でも今回はある程度個性使いこなしてるからヴィランポイント三桁は超えてるよね?
だからって私達がいるから分からないけど……本当に何位になるんだろう?
「ねぇねぇ、その人がハッピーの弟子なの??」
「うん、そうだよ。出久くん、こっちはね、葉隠さん。入試で一緒になって私達のファンだって聞いたから連れてきちゃった。ポイント的にも合格してると思うから雄英で知り合うことになるんじゃないかな」
私が弟子を迎えに行くって言ったらハッピーの弟子がどんな人か見に行きたいって言ってついてきちゃったんだよね・・・・・
「私は葉隠透!よろしくね!お弟子さんもあのでっかいロボ倒しちゃうなんてすごいね!!」
「う、うん、よろしく・・・・・!」
服が浮いているのを見て、出久くんはいつもの分析モードに移ったっぽい。新しい個性を見る度にそれをするのはどうなの・・・・・?
とはいえ、葉隠さんもいるのでいつもみたいに分析し終わるまで待つわけには行かないから、声をかける。
「お~い、出久く~ん」
「へあ!?」
「もう、私達だけの時はいいけど、そのブツブツはなくしていった方がいいよ。何度も言ってるでしょ?」
「うぅ、ごめん」
「いつもこうなの?」
「うん、私達が会う前からずっとこうなんだよね~」
出久くんのこの癖は本当に治らない。私達も本気で治そうと努力しているわけじゃないから不治なのかどうかはわからないけど・・・・・
そうこうしているうちに、私達はみんなと待ち合わせしている場所、つまりやよいちゃんとれいかちゃんがいる場所に着く。
「あ、来た!」
「他の皆さんは・・・・・?」
「まだだよ。今、あかねちゃんと爆豪くんが乗っているバスが一台ずつ付いたと思う」
「その組み合わせはなんというか・・・・・」
分かるよ、やよいちゃんの気持ち。その組み合わせはほぼ確実と言っていいほど言い争いながら来るよね・・・・・千里眼で覗いてみよう。・・・・・・・うん、やっぱり。
「やよいちゃんが思ってる通りだと思うよ・・・・・・まぁ千里眼で今見ても予想通りのことが起こってるからそれはいいとして、あゆみちゃんがその後。最後になおちゃんだね」
(((やっぱり予想通りのこと起こってるんだ・・・・・)))
葉隠さんと発言者である私以外のこの場にいる人の声が一つになった瞬間だった。そして、言い争いながら来るということはその声はだんだんとこっちに近づいてくるわけで・・・・・・
「その爆豪くんっていったい誰・・・」
「倒したロボット数同じならウチの方が上やなぁ~ ウチは受験生助けながら回ったからポイント数多いヴィランを優先的に倒してるんやで?残念やったなぁ~同じロボット数ならアンタの負けや、かっちゃん」
「俺をその名で呼ぶんじゃねぇぞクソが!!もし受験生を助けてるつもりでも採点者に妨害と思われたら減点されるって分かってねぇのかァ?仮免許試験に既に取得済みのキュアサニー様?」
「・・・・・・・・」
この二人が言い争っているせいで周りの受験生から完全に注目の的になってしまっていた。だから、その場にいる葉隠さん以外の四人は必然的にその光景に頭を抱えることになる。
爆豪くんがだれか聞こうとした葉隠さんも、言い争っている二人組をみてもう分かったみたい。うん、目立つよね~ ・・・・・・・なんかごめん。
もうこうなったられいかちゃんしかアレを止められる人がいないわけで・・・・・・ごめん、頼んだ。
やよいちゃんも同じように思ったのか、二人で申し訳なさそうにれいかちゃんを見つめると、仕方なさそうな顔をして溜息を吐いて、ニコニコ笑顔を纏って前に出た。
「二人とも?」
「「!?」」
「このような公の場で私達に恥をかかせて言い争いをして・・・・・・後で覚えておいてくださいね。きちんとみっちり叱ってあげますから」
うわぁ・・・・・・・れいかちゃんがニコニコ笑いながら静かに怒ってる・・・・・・
二人ともこれがどういうことか分かっているし、れいかちゃんの言ってることも正論だからどんどん顔が青ざめていってるよ・・・・・・やっぱり、一番怒らせちゃいけないのはれいかちゃんだね、うん。
その後に来たあゆみちゃんはすごくかわいそうだった。だって待ち合わせ場所に来たられいかちゃんがニコニコしながらヒヤッとしたオーラを出して怒ってるんだもん。最後に来たなおちゃんは理由が分かったみたいで苦笑いだったけど・・・・・・
実は出久くんが来る前、れいかちゃんが大事な話があるって言ったから、かっちゃん達を見送ったら不思議図書館で話す予定だったんだけど、どうも話す雰囲気じゃないから、そのままれいかちゃんがあかねちゃんの爆豪くんをプリキュア5の事務所へ連行してた。
・・・・・・・・うん、二人とも、自業自得だからしょうがない。私もかばえないからきっちり叱られてきてください。
★
葉隠さんと別れて、自分達も家に帰っていつものように不思議図書館へ行くと、そこにはなおちゃんがいた。えっと・・・・・・なんでなおちゃんだけ??
「あ、来た、みゆきちゃん!!」
「どうしたの?」
いつもと様子が違う。なんか頭の中でごちゃごちゃと考えて頭がまとまらないみたい。
「みゆきちゃん、驚かないで聞いてほしいんだけど・・・・・・」
「うん。なに?」
「アカオーニがね、私の受験会場にいた」
「・・・・・・・・へ?」
え、今、アカオーニって言いました!?
「え、それ、ってことはウルフルンやマジョリーナもいるってこと!? っていうか、なんでヒーロー目指してるの??」
「ウルフルン達もいるみたいだよ。なんでヒーロー目指しているのかは知らないけど・・・・・・マジョリーナの道具で来たって言ってたからあの三人はいるんじゃないかな」
「マジョリーナの道具・・・・・・・」
マジョリーナは今までたくさん道具を作ってきた。最初のイレカワ~ルから、チイサクナ~ル、ミエナクナ~ル、ロボニナ~ル、コドモニナ~ルまで。そのどれもに私達は振り回されたし、ネーミングセンスはほぼないと言ってもいいけど、道具の性能については文句が出ないほどすごいものだったと思う。
・・・・・・・・正直言って、チイサクナ~ルやコドモニナ~ルを使われたのに、なんで私達勝てたのか本当に分からない。もしあの道具たちをマジョリーナがジョーカーに渡して使い方を教えていれば、間違いなく私達に勝ち目はなかった。
だから、マジョリーナならこの世界に入れるような道具を作るのは難しくないんじゃないかな。
「納得したみたいだね。まぁ、マジョリーナなら作れそうだよね~そんな道具」
「うん・・・・・イセカイニイケ~ルとか?」
「あはは、すごくありそう!毎回そのまんまだよね~ネーミングセンス・・・・・・」
「ね~ 効果分かりやすくて覚えやすそうではあるけど」
私達が二人でマジョリーナの今までの道具を思い出していると、やよいちゃんとれいかちゃんが秘密基地に入ってきた。
「あ、いたいた!なおちゃん、大事な話って何?れいかちゃんは予想がつくって言って私に教えてくれたけど・・・・ちょっとまだ信じられなくて」
「ええ。ドリームと一緒にモニター室から様子を見てましたからなおが言いたいことは分かります」
え?モニター室・・・・・?
「モニター室って、れいかは私達が試験を受けている間何してたの?のぞみに呼ばれたから私も行きます、としか聞いてないよ?」
そう。れいかちゃんはのぞみちゃんに呼ばれたから、推薦で既に合格が分かっている雄英の試験についてきた。でも、なんでのぞみちゃんがれいかちゃんを呼んだのかはれいかちゃんも知らなかったはず・・・・・
「ええ。私も行くまではその部分しか聞いておりませんでした。一つ言うとすれば・・・・・・のぞみさんが前世でも今世でも教師を目指していることは知っていますね?」
「うん、知ってるけど・・・・・・ってまさか!!」
やよいちゃんがピンと来たみたいで目を丸くさせて驚いている。
ええと、ちょっと待って。モニター室にいたから知っていたってことは、なおちゃんとアカオーニが同じ受験科上にいることをモニターで知っていたってことだよね??
え!?それってつまり、れいかちゃんは二次試験を採点する場にいたってこと!?そこって教師だけしか入れないんじゃ・・・・・・・って、あ、そういうこと!?
「ふふふ、やよいさんとみゆきさんはもう分かったようですね」
「え、ちょっと待って!分かってないの私だけ!?」
なおちゃんが目を白黒させて私とやよいちゃんを交互に見て、最後にれいかちゃんを助けを求めるような目で見た。
「もう、なおは仕方ありませんね。のぞみは今年から雄英高校の教師になるんです。それで、私が教師を目指していることを既に先生方にのぞみは伝えていたようで、校長が私がモニター室に入ることを許可してくれたんですよ」
「!?」
すごい・・・・・・確かに私達は既にもう仮免許を取得、かつインターンも何度か経験してるからヒーローとしては同世代より一歩前に出てるとしてもすごすぎる・・・・・・!
「さすがれいかちゃんだね!!」
「ふふ、ええ、みゆきさんの口癖を借りれば、とてもウルトラハッピーな気分です」
「えへへ、私もれいかちゃんがウルトラハッピーだからウルトラハッピーだよ!」
この場がすごくウルトラハッピーな雰囲気に包まれると、ふと一人いないことを思い出す。
「ねぇれいかちゃん、そういえばあかねちゃんは?あの後どうなったの?」
「あかねさんなら、入試の点数だけじゃなくて直接対決をする、と爆豪さんとトレーニングルームで手合わせしています。あとに響くのでハッピーが呼び出されない程度に、と釘は刺しておきましたが・・・・・・」
「相変わらずだね、あの二人」
うん、本当に。中学の頃はなおちゃんとあかねちゃんが事あるごとに争うことがあったけど、あの二人はもっと長期的でしかもそれ以上に負けず嫌いだからなぁ
《みゆき、キャンディを外に出してクル》
《え、いいけど・・・・・》
頼まれたので個性としてキャンディを出すと、いきなり跳びあがって私達が囲んでいるテーブルの真ん中に着地した。
「お兄ちゃんが来れるようになったクル!!」
「「「「え!!?」」」」
ポップが来れるようになったの!?確かに入学する頃に来れるって言ったけど・・・・・
「え、あ、うん、分かった」
やよいちゃんが急に了承の返事をすると、ポップが出てきた。私がよく使ってる念話で勝手は分かってると思うけどなぁ・・・・・・なんで声に出したんだろう?
「皆の衆、久しぶりでござる!」
おおおおお~~~!久しぶりのポップだぁ!!
「お兄ちゃああああん!」
「ぐはっ!」
いつものやり取りすぎて思わず苦笑してしまうのもみんな同じだね。なんだかここだけ前の世界に戻ってきたみたいで、とても懐かしい気持ちになった。
キャンディとポップのやり取りが一通り終わった後、ポップが真剣な話があると言ってシリアスな雰囲気になったため、私達も次来る言葉をじっと待つ。
「実はウルフルン達がこの世界に来ているようでござる」
「・・・・・・あの、それは既に皆さんに伝えてあります」
「え?」
「「「うんうん」」」
「で、では、なぜこの世界に来たのかも・・・・」
「マジョリーナの道具、でしょ?」
「・・・・・その通り、でござる」
なんだろう、なんかポップがかわいそうになってきた。せっかく伝えようと思ってたのにタイミング悪くて私達でもう粗方話し終わってたもんね~
れいかちゃんとやよいちゃんはなるほどって言ってたけど……あ、そっか。その情報はなおちゃんだけしか持ってなかったのね。納得した。
「まぁ・・・・・皆の衆が知っていたのはびっくりでござるが・・・・まだ伝えるべきことは残っているでござる。そういえばあかね殿は?」
「爆豪くんとプリキュア5の事務所で模擬戦中だよ」
「本当は全員集まった中で話したかったのでござるが・・・・・・仕方ないでござる」
うん、あかねちゃんには後で話してあげよう。みんなが心の中でそう思った中、ポップは話し始めた。
「ロイヤルクイーン様はあなた達の世界を観察しておられたのでござるが、敵の様子を見たところ、片目だけ開いている黒いプリキュアがいたのでござる」
「「「「!!??」」」」
それって・・・・・もしかしなくてもダークプリキュアだよね!?
「れいかちゃん!!」
「ええ・・・・・予想していたことが起きましたね・・・・・いつそのカードを向こうが切ってくるかは分かりませんが・・・・・・」
そう、私達はこの世界に来たばかりの時に、なぜプリキュア5とハートキャッチと、私達の3チームがこの世界に呼ばれたのかを考察したことがある。
その時に、その3チームの共通点を『敵にもプリキュアがいる』と見い出したんだよね。脳無を作るぐらいだから作れてもおかしくはないっていう話はしたけど・・・・・・
「まだ情報はあるでござる。そのダークプリキュアの後ろに仮面をした銀髪の」
そこまで聞いた瞬間、私は思わず立ち上がった。だってダークプリキュアとセットで、しかも仮面をしている、となると、もう候補は一人しかいない。
いや、だって、そんなはず・・・・・・確かにゆりさんから、お父さんがこの世界に来る前から行方不明とは聞いていたけど・・・・・・・!
「知っているのでござるか?」
「知っているも何も、それ、キュアムーンライトのお父さんだよ」
「恐らくオール・フォー・ワンに付け込まれたのでしょう・・・・・・事情は詳しくわかりませんが洗脳したのではないかと思います」
「なっ……!」
やよいちゃんとれいかちゃんが悲痛そうにポップに事実を伝え、それを聞いたポップは敵の卑劣さに驚いて絶句しているみたいだ。
私はそのみんなの態度を見て、思わず拳を強く握ってしまった。
なんでまたゆりさんは、この世界でも似た目に合わなくちゃいけないの・・・・・?せめてこの世界では自由にさせてあげようよ・・・・・!コロンがついていることがせめてもの救いだけど・・・・・・
気づいたら私の脚は秘密基地の入り口のドアへと動いていた。
「みゆきちゃん、どこ行くの?」
「ゆりさんに伝えに行く」
私がそう答えると、周りに緊張が走った。でもれいかちゃんにとっては予想通りの言葉だったみたいで、すぐに止めようと動いた。
「みゆきさん、気持ちは分かりますが、まだ話が終わってません」
「でも・・・!」
私が反論しようとしても、れいかちゃんはゆっくりと首を振るだけだ。
「みゆきちゃん、気持ちは分かるけど・・・・話すならハートキャッチが全員集めっている時だよ。そうじゃないとゆりさんの心境が・・・・・」
「あっ」
重要な情報だからすぐに伝えた方がいいと思ったけど・・・・・確かにそうだね。辛い情報だからこそ、伝えるタイミングは見極めるべきだね。うん、分かった。
ポップが言うにはそれ以上の情報はないものの、私達が、特に私が落ち着くまで他のチームに伝えるのは待った方がいい、という話になり、明日の夕飯後に不思議図書館でプリキュアの全員が集合することが決まった。
ゆりさん、大丈夫かな・・・・?精神病まなきゃいいけど・・・・・
次回はゆりさんの話、そして結果発表かな?個性把握テスト前のゴタゴタまで行けたらいいねっていう感じ。
サバーク博士やダークプリキュアを出そうと思いついたのは最近です。本当はもう少し先でだそうと思ったんですが、ポップが後から来るのを忘れてまして………はい、こうなりました。
次回も楽しみにしててください!みんな笑顔でウルトラハッピー!
小説のペースについて教えてください!
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仮免試験までの道のり、試験、全部詳細に
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道のりだけダイジェスト、試験は詳細に
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どちらもダイジェストにして原作突入早める