帝国の第三皇女であるスレヴィアには秘めてはいない野望があった。
自身の世話係を務めるメイド、サーシャが持っていた前世の記憶を覗いたスレヴィアは知ってしまったのだ。無数の薄い本に描かれた、淫らな世界の存在を……!
「ねえ、サーシャ。私、やっぱり奴隷になりたいの」
「もう一度言ってもらっていいですか?」
「そうですね、言い直しましょう。私、性ど――」
「こちらマカロンでございます姫様ァ!」

これはひょんな事から思考までピンクに染まってしまった皇女さまと、その責任を取るべく奔走して薄い本展開堕ちを阻止しようとするメイドの騒がしい日常の記録である。

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