そして次回決戦と言ったな? あれは――
「ただいま戻りました。……ニトさん、どうかしたのですか? 何やら息が荒いようですが」
「い、いえ! 私は何でもないですよ?! ちょっと呼吸を激しくしたかっただけです! ウサギみたいに!」
「ウサギにそんな生態ありましたか……?」
私、スレヴィアが自室へと戻ると、そこにはなんだか慌てた様子のニトさんが待っていました。何となくその理由を知っている様な気もしましたが、今はそれよりもやるべき事があります。いっそニトさんも巻き込んでしまおうかと思いながら、私は次の行動を彼女に告げました。
「私はこれから大浴場に向かおうと思います。よろしければニトさんも一緒にどうですか?」
「え、大浴場? 確かに身体を綺麗にしたいとは思っていますが……もしや、そこにユリカ様がいらっしゃると分かったのですか?」
「ユリカ様? いいえ、いいえ? これは私ではなく、ご主人様の為ですから♡」
「……………………え?」
呆然と口を開けるニトさん。変ですね、この世の真理を伝えただけなのですが、どうしてそんな反応をされるのでしょうか。
もしや言葉が足りなかったのかもしれません。そう思った私は、先程ご主人様から言われた事を再度口にします。
「だってご主人様が言ったんです。身を磨いて待っていろと。それならもう隅々まで綺麗にして、余す所なくご主人様に献上できる身体にしないといけませんよね♡ そうですよね♡」
「ど、どうしちゃったんですか殿下?! 明らかにさっきとは様子が違います! ユリカ様かどうかを確かめる為に出掛けたのではないのですか?!」
「おかしな事を言いますね、ニトさん。これが私です、コレこそが正しい私なんです♡ それだけが絶対で、それ以外の事なんて全、て――」
些事、と言いかけた口が何故か止まりました。
なんでしょうこの違和感。何も間違っていないはずなのに、むしろそれ自体が間違っているようなちぐはぐ感。いいえ、いいえ、そんな事あるはずが……。
「それにサーシャさんはどうしたんですか! 一緒にその場所に行った、あの人はなんで一緒にいないんですか?!」
「それは……ご主人様が……」
残れといったからサーシャはここにいません。
何もおかしくありません。今頃ご主人様と何かしているかもしれませんが、もう私には何も出来ないのですから。それは侵されてはいけない一線だけど、命令されてしまったからにはどうしようも……いいえ、いいえ?
「わ、私は……ご主人様の、忠実な、ど、れいで……!」
それは己の主張を通そうとしてか、或いは激しくなる胸の痛みを抑える為か。私は
《私はダンテス様の忠実な下僕である》
――その違和感の正体を突き止めたのです。
☆
「……………………そういう、事でしたか」
「で、殿下……?」
それは、深い水底からようやく上がりきって息を吸い込めたような解放感。いえ何だか先程までも解放されていた様な気もしますが、とにかく私は正気に戻れたようです。
「すみませんニトさん。どうやらお見苦しい姿を晒してしまったみたいですね」
「あ、もしかして元に戻ったんですか?! よかったです! びっくりしましたよ……!」
「ご心配をおかけしました、もう大丈夫です。次からはちゃんとTPOを弁えた上で発言しますから」
「それなら安心ですね! よかったよかっ……あれ? 本当にそれでいいのかな? というかティーピーオーって何でしたっけ?」
ちゃんと分かってくれたようで何よりです。その後のニトさんの困惑は、きっとサーシャの前世の言葉を使ってしまったからでしょう。うん間違いありません。
「それよりもあなたの主の話をしましょう。結論から言いますと、ユリカ様は私の双子の兄の部屋にいました。恐らくダンテスが奴隷にしたのでしょうね」
「ダンテス……様ですか。ではやはり、お二人の予想が合っていたという事ですね」
「出来れば合っていて欲しくはなかったのですが、残念ながらそうなります。同じ国の皇族として、なんとお詫びをすればいいのやら……」
個人的に色々と思う事はあるけれど、国人として言うのなら今回のダンテスのやらかしは即国交断絶レベルの不祥事でしょう。一国の皇子が他国の王女を奴隷にするとはそれだけの意味を持つ、いや持ってしまいます。
まぁ、既に物理的にも断絶されているのが不幸中の幸いと言えばそうかもしれませんが。
「その辺りはユリカ様を助けてから考えればいいと思います! だから早くその部屋にいかないと……!」
「いいえ、待ってください。それが一筋縄ではいかないのは、私1人だけが戻ってきた事が証明しているんです」
「殿下1人だけって……そうだ、サーシャさん! あの人がいないって、一体何があったんですか?!」
「……少し時間をくださいますか?
何となくは察していますが、ダンテスの部屋に行ってから何があったのかは何故か思い出せません。けれどもその一部始終を視界に収めている事は間違いないはず。故に私は、自らの目を覆い隠すように手を置きました。
「……なるほど、やはりダンテスにいいようにされてしまったのね」
触れたモノに宿る記憶を読む力、『
「ダンテスはユリカ様を操れる何らかの方法を所持しているみたいですね。それを私たちにも使って、このように分断したのでしょう」
「操るって、じゃあユリカ様は自身の意思すら奪われているのですか?! なおさら早く助けにいかないと!」
「待ってくださいニトさん。気持ちは分かりますが、対策を講じてからでないと二の舞になってしまいます」
「ううう……でもでも……!」
慌てて駆け出そうとしたニトさんの腕をむんずと掴んで制止させます。私の言いたい事は伝わっているのか、無理に振り払おうとはしませんでした。
「殿下もさっき操られていましたけど、今は正気に戻っていますよね? なら、殿下にはそれを打ち破る方法があるんじゃないんですか?!」
「それはまぁ、そうなのですが……」
思ったより鋭い指摘に私はつい目を逸らしてしまいました。
確かに私は今正気に戻っています。けどそれは、
「殿下はサーシャさんが心配じゃないんですか?! あの人だけ残ったということは、ユリカ様と同じ目に合っているかもしれな――」
「あっ駄目ですそれは絶対に駄目です! 分かりました、ではダンテスは私たちで何とかしますから、もう一度あの子の部屋に行きましょう。ニトさん、あなたも来てください!」
「え、あ、はい! 勿論です! ユリカ様は私が何とかしてみせますから!」
ニトさんの言葉でサーシャの事を思い出した私は、一転して即再突撃を決心します。主をついに助けられると分かったニトさんも、特に不審に思わずに賛同してくれました。
「それで結局、ダンテス……様への対策はあるんですか? 最悪私は根性で行けないかなと思ってるんですが!」
「それは最後の手段にしていただければと。ではダンテスに操られそうになった時は、身体のどこかを私の手に触れさせてください。そうすれば、恐らく一度は凌げるはずです」
「わ、分かりました。その時は殿下の手に触れさせていただきます……!」
明らかに怪しい提案なのですけど、ニトさんは理屈を聞かずにただ頷いてくれました。初めて見た時から思っていましたが、本当に善良な方のようです。
そんなニトさんを騙すような形になったのが少しだけ心残りのまま、私たちはダンテスの部屋へと向かいました。
☆
「……ふふ、何やらおかしな事になっていたようですが安心しました。サーシャも正気に戻ったみたいですね」
「あ、ありがとう、ございます……?」
そうして再度訪れたダンテスの部屋。奴隷になった私を助けに来てくれたサーシャの要領でニトさんにドアを蹴り開けてもらおうとして、隙間から聞こえたあり得ない声。そのあまりのおかしさに気付けば私は笑っていました。
「ダンテス。幾らあなたでもサーシャを奪う事だけは許しませんよ。サーシャは私のモノですから」
「姫様、それは従者という意味ですよね? 他意はないですよね?」
「もしサーシャが欲しいと言うのなら。その時は私も一緒にするくらいの覚悟を持ちなさい。私とサーシャはセット商品。バラ売りなんてしていないんですから」
「いや、何言ってんだお前……?」
大真面目に言ったつもりなのだけど、ダンテスには通じなかったみたいです。あとサーシャはサーシャでなんでそんな慄くような顔をしているのでしょうか。不思議です。
「ユリカ様っ! ご無事ですか?!」
「…………?」
そんなやり取りの裏で、ようやくの再会を果たしたニトさんがベッドの隅に座り込むユリカ様を抱きしめていました。その当人は何が何だか分かっていない様子でしが。
「っておいウサギ女! オレのユリカから手を離せ!」
「イヤです! というかアナタのじゃないですし! 私のモ……主ですから!」
「……え?」
「今、私のモノって言いかけましたね」
ダンテスとニトさんの両方から引っ張られそうになっているユリカ様を見て、サーシャがぽつり。最初に見た時から分かっていましたが、ニトさんも割とそういう方ですよ、うん。
「そもそもですね! ユリカ様から自由を奪って奴隷にするような人に任せておけるわけないですから!」
「なんだと?! オレがいつユリカから自由を奪ったというんだ! むしろオレに抱かれる事に感謝すらしているに決まっているだろう?!」
「催眠アプリを使っておいてどの口で……」
「いいえサーシャ。それは少し違うかもしれません」
「いや姫様じゃないんですから、こんな扱いをされて喜ぶはずがないですよ。……多分」
「いえ、そちらではなくてですね。……多分?」
タイミング的にダンテスの所業を認めるような発言になってしまいましたが、勿論そういう意味ではありません。
気を取り直すように軽く首を振ってから、再度私はその勘違いに言及しました。
「ダンテス。あなたのソレは、正確には催眠ではありませんね?」
「えっ?」
ダンテスがニトさんに向けて取り出そうとしていた黒いモノを指して言うと、真っ先に反応したのはサーシャでした。この中で最も勘違いしていそうな彼女に向けて、答え合わせをするように続けます。
「私とサーシャはとある筋から催眠アプリなるモノを知っているのでそうとしか思いませんでしたが、よくよく考えれば、そんな都合の良い物あるはずがありません。あれは創作だから許されるご都合アイテムなのですから」
「……………………なんで今更そんな事を言うんですか?」
「私だってこんな事言いたくありません。けど、それが現実なんです」
「いやそりゃそうかもしれないですけど、ここまで来てそんな、ええ……」
すっかり光の消えた目で問いかけるサーシャに、私も目を伏せるしかありません。けど私の考えが正しければそうとしか思えないのです。本当に残念ですが。
「……では催眠アプリではないとすれば、アレは何なのですか? そういう魔法が使える魔道具的な感じですか?」
「そ、そんな強力な魔法はないですよ! 人の意識を自在に操るなんて、そんな具体的なイメージはまだ研究途中なんです!」
物凄く複雑そうなサーシャに、魔法に秀でた王国出身のニトさんが援護射撃を入れました。
ニトさん曰く、魔法とは使用者のイメージを具現化する術。身近な火や風ならともかく、人の意識だなんて不確かなモノをどうやって操るのか。そのイメージがない以上はそれを扱う魔法もまたないとの事です。
「それにそんな魔法が帝国で開発されていたら、あの奴隷市場で真っ先に実用化されていそうというか……」
「あー……それは、確かに」
「…………いん……もん……?」
別の方向からもその説を補強するような話が出てきて、勘違いしていた側のサーシャもどうにか腑に落ちた顔になりました。何故かユリカ様の視線も泳いだような気がしますが……あれ、この色は……?
「おい、さっきから何の話をしている! オレのソレがどうだとか、魔法がないだとか、それがどうしたと言うんだ!」
「どうもしませんよ。結局は私たちが勘違いしていただけという話ですから。代わりに一つ質問なのですが、ダンテスは『スマートフォン』という言葉を知っていますか?」
「はぁ? 何だソレは。この『スマホ』の事を言っているのか?」
「……正式名称を知らないということは、ホントにスマホではないのですね……」
あっさりと答えたダンテスのその言葉が全て。私たちがスマホだと思っていたのは、そう見えるだけの別物。調べてみなければ確定はしませんが、恐らく間違っていないでしょう。
そして、ソレを調べる前から誤解だと気づいた最大の理由。私だけが気づいたその正体を口にします。
「催眠アプリでなければ、魔法でもない。けれども私たちはダンテスの言いなりとなってしまっていた。私たち皇族には、そんな不可能を可能にする力があります」
「皇族って、まさか」
「……………………」
「え、殿下にも?」
勘づくサーシャ、黙り込むダンテスと驚くニトさんで三者三様の反応が見られました。王国の方々もいるのでそこまで詳しく言うつもりはありませんが、それでも私は話を続けます。
「私と同じならまだ自覚していないのかもしれませんが、その力が精神に――心理に関わるモノである事は同じなのでしょう」
私の力が心理を読み解くモノであるのなら。
ダンテスの力は心理を誤り解かせるモノとでも言うべき代物。それは正しきを歪め、望む形に改めるモノ。
「あなたの思うままに他者の認識を、心理を改竄する。それがあなたの力の正体ですね、ダンテス」
「心理、改竄……
「呼び方はダンテスに任せますが、まぁそんな感じですね。詳しい条件や力の範囲まではまだ図りかねますが、概ね間違っていないと思います」
サーシャの命名には是も否も言わず、ただ私の辿り着いた推論を伝える事にします。
それは私の胸に手を当てた時に探り当てた一つの認識がきっかけでした。
《私はダンテス様の忠実な下僕である》
今の私の行動原理となっている一文であり、今も尚違和感を感じていない認識。しかしその感覚こそがおかしいのだと、今なら分かります。
例えるのなら、それは朧気な過去を朧気なまま思い出しているかのような感覚。忘れてしまった詳細を思い込みで補正して、そのまま事実だと無意識にすり込んでしまったようなちぐはぐ感。けれど本人であるが故に、その差異に気づく事は難しいでしょう。
「私は今もダンテスをご主人様だと思っているし疑ってもいませんが、そのきっかけが分からないのです。けれど力によってその歪み自体は認識出来ましたので、こうして推測に至ったというわけです」
「……いやちょっと待ってください。姫様、催眠解けてないんですか?!」
「はい♡ 今もご主人様にご奉仕したくて仕方がありませんが、それはいつもの事なので抑えているだけです♡」
「私はダンテス様の力よりも姫様の方が怖くなったんですけど……」
ドン引きの顔になるサーシャですが、そろそろ慣れてもいいんじゃないかなとも思います。元から歪んでいるので大差なかったというだけなのですし。
「ええとつまりは……元からあった認識の一部を歪めて、ダンテス様の都合の良いようにしていると?」
「そうなりますね。例えばサーシャに『自分は姫様の世話係である』という認識があったとして、それを『自分はダンテスの世話係である』という形に変えてしまう感じかと」
「そしてそれを自覚する事は出来ない、ですか。端から書物のように見る力でもない限りは」
「流石にサーシャは理解が早いですね。まぁ仕組みとしてはそうなっているだけで、術者のいいようにされてしまう事は催眠術と同じなんですけれど――」
「――おい、いつまでその話を続けるつもりだ?」
ツーカーの仲である私とサーシャが答え合わせをサクサク進めていると、ダンテスが不機嫌な声で横槍を入れてきました。
ダンテスからすれば他者から勝手な評価を聞かされているようなものですし、面白い訳はないでしょう。なのでそろそろだとは思っていましたが、どうにか伝えるべき事は伝えられたようです。
「オレが認識を変えているからなんだと言うんだ? 皇子であるオレの言う事に従うなど当然だろうが!」
「そ、そんなわけないですよ! それを許しちゃったらただの暴君ですし、そもそもユリカ様は王女さまですからね?!」
「違う、ユリカはオレの奴隷だ! 王女ではないと言っているのに、それが何故分からないんだ……?!」
髪を掻き毟らんばかりに叫ぶダンテスの姿はいっそ憐れですらありますが、何故彼がそんなにも意固地なのかは分かります。
今のダンテスにとっては、ユリカ様が全てなのでしょう。それは愛や生き甲斐の為ではなく、ただシンプルに必要だと言う意味で。
「ウサギ女もスレヴィアも、やはりユリカを奪いに来たわけだな? ついでにこのメイドも取り戻そうとするとは、どこまでも欲張りな奴らだな……!」
「どの口が言ってるんですかどの口が!」
「黙れウサギ女! ちょうどいい機会だ、お前もオレの言いなりにしてやるっ!」
「っ! まず――」
なのでまたユリカ様を助けようとすればこの通り。
ダンテスはその『スマホ』を部屋の全員へ見せつけるように掲げます。その僅かな間にサーシャは『スマホ』を奪おうと手を伸ばしますが、それが届くよりも早く、ダンテスの力が私たちを襲いました。
「《オレに従え》!」
「殿、下……」
「っ…………♡」
「…………姫、様?」
揺らぐ意識の中、その伸ばした手を取った私の顔を見て、サーシャが正気のままに呟きます。
ユリカ様の所へ行ったニトさんに触れる事は叶いませんでしたが、サーシャに触れられたのでひとまずは良しとしましょう。
「――あとはアナタ次第ですよ、サーシャ」
「なっ?!」
ダンテスの機嫌を損ねた時点でこうなる事は予想出来ていました。故に後はこの一言だけを伝えればそれで良かったのです。私とアナタの間ならそれで十分でしょうから。
私の願いはいつだって変わっていません。■■になる事、それはこのダンテスの心理改竄でも十分に叶います。ダンテスがご主人様というのが難点ですが、まぁ妥協出来る範囲ではありますし。
それに主の居場所を知りたいというニトさんへの義理も果たしました。再会してからは自力で何とかしたいと最初に言っていましたし、この部屋からどうやって抜け出すかはニトさんに任せてもいいでしょう。
もしかしなくても、この判断が薄情なモノだとは思います。結局私はニトさんを連れてきただけで、ダンテスへの対抗策もユリカ様の救出案も特に考えてはいなかったのですから。
それでも戻ってきたのは、ここにあるのが催眠シチュだったからです。私の望みの叶い方としては悪くないですし、むしろ滾ります。ウキウキです。
「姫様、アナタは……!」
けれどもその前に、私が気付いた事をサーシャに伝えなければなりませんでした。それを黙ったまま身を委ねてしまうのは、流石に不義理と言われてしまいますから。
私がこの部屋に来た時点で、ダンテスの力に対抗しうる何かに気付きかけていたサーシャ。アナタならまた、この状況も何とか出来てしまうのかもしれません。
だからこの部屋の全員がダンテスの言いなりになるかならないかは、アナタの手に委ねる事にします。もし言いなりになったとしても、私は一向に構わないのですから。
「――その時は、一緒にご奉仕いたしましょうね♡」
「やっぱりそれが狙いですかこの主はぁーっ!?」
触れたサーシャの意識を自覚させて一度だけ催眠をやり過ごした後、再び催眠に堕ちる私が最後に聞いたのは、そんなメイドの叫びでした。
――わたしのミスでした。
閲覧、評価、感想その他ありがとうございます。
次回も何とか頑張ります……!