俺は『ラキア・アマルガ』……シャーレの先生だ   作:カブライニキ

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ほんまにすみません

昨日そもそも書くのを忘れていました

腹を切ってお詫びいたします

あとすみません、納期を決めるシステム変えます
気分でやっぱり変わるので




第二話 いちごみるくととラキア先生

 

 

目の前で、姿が変わった

 

 

 

「さて、始めるか」

 

瞬き一つの間に目の前の帽子を被った男はその姿を異形へと変えていた

 

黄色を基調とした黒のアンダーカラー

まるで全てを見通すような複眼

 

その全てがこちらへ向けられている

 

 

 

________________狐坂ワカモは生まれて初めて生物に対しての疑問を持った

 

 

 

「っ!?」

 

 

放たれた拳は鋭く、空気を切り裂く音を奏でた

 

疑問

 

 

なぜ姿が変わったのか

 

なぜ姿が変わってからその威圧感が増したのだろうか

 

なぜ________________

 

 

 

「情け容赦のかけらもありませんね.........!」

 

「当たり前だろ」

 

 

『ヴラムブレイカー』

 

 

 

ラキア・アマルガは________________いや、仮面ライダーヴラムはパステルカラーの目立つ弓のような機械をどこからともなく生成した

 

 

「俺の目的を邪魔する者は等しく敵だ」

 

 

ヴラムは徒手空拳によって体勢の崩れたワカモに向かってその弓を引いた。

 

 

 

「少なくとも、今は『シャーレを奪還する』。邪魔をするな」

 

 

 

弓の弦を模した『ブレイストリング』から手を離し、その衝撃は射出口である『ヴァラージベイン』に衝撃が叩き込まれれる

 

 

「では私も『シャーレを奪う』という目的を果たさせていただくだけ」

 

 

放たれたエネルギーアローの隙間を縫うように掻い潜り、ワカモは再びヴラムの懐に潜り込む。

 

ワカモの愛用武装である『真紅の厄災』

長物のスナイパーライフルという接近戦に向かないその武装を銃先端に接続された銃剣で補いつつその強力な弾丸を要所要所で叩き込む

 

 

遠距離戦は部が悪い

弓ならば接近さえして仕舞えばその取り回しの悪さから攻撃を封じられる

 

 

その思考にたどり着くのは至極自然なことだった

 

 

 

だが

 

 

 

 

「わざわざ接近してくれて助かる」

 

 

 

「がっ.........!?」

 

 

 

瞬間、ワカモの肩に鋭い痛みが走った

その痛みが数秒、ガリガリとまるで鋸の刃のように細かく続いていく

 

 

「っ!!!」

 

 

その斬撃が振り抜かれる瞬間、ワカモは身を翻してその衝撃を最小限に抑えつつ二段目の斬撃を銃本体で受け止める

 

 

 

「だる.........」

 

 

ワカモは瞬時に状況把握

ヴラムは再び手に持ったその刃を構えている

 

 

「......変形機構付きの武器......下手に接近せずしばらく様子を見るのが正解でしたか......」

 

ラキアは攻撃が完遂しなかったことに若干の気だるさを覚え、それでもワカモを目の前から排除しようと手から触手を生やす

 

 

「今度は仕留める」

 

 

鋭い動きでワカモに肉薄し、触手を生やした腕で地面を穿つ

 

 

だがワカモも相当の手練、地面が抉れ、陥没したその攻撃を流れるような後ろ飛びで躱し、ラキアの攻撃範囲外に飛び出した

 

 

 

「......あなたとやり合っていては、こちらも消耗するだけ。私はこれにて幕引きとさせていただきます」

 

 

だからこそワカモは勝ち逃げした

ワカモの目的はラキアを倒すことではない。

あくまでも『シャーレを奪う』こと

 

 

「では、またの機会があれば」

 

 

ワカモは狐面の前に人差し指を差し出し、その類い稀た身体能力でビルの間を跳んで去っていった。

 

ラキアは追いかけることなく、ヴラスタムギアに装填されたゴチゾウを回収。

その変身を解除した

 

 

 

「先生!!ご無事ですか?!」

 

 

「ああ」

 

短く返事をし、ラキアは最初の目的通りシャーレへと足を向ける

 

「厄災の狐は!?」

 

「逃げた」

 

「逃げたぁ!?っというかさっきの姿は......ああもう聞きたいことが多すぎて.........!」

 

 

ユウカは思考が追いつかない。

目の前の『先生』がわからないことだらけなせいで脳の思考回路がショートしかけているのだ

 

 

「本当に同じ人間なんですか......」

 

ユウカのこぼした一言。

目の前の人間が自分とは、というより周りの人間とも何もかもが違うせいで溢れた言葉

 

ラキアはそれに対して________________

 

 

「......だる」

 

と、いつものように呟いた

 

 

「あ、そうでした。どうぞ、先生」

 

ユウカの手から渡されたのは、丁寧に土埃が払われた

 

「......拾ってくれたのか」

 

「急に放り投げられたので。余計でしたか?」

 

 

少しだけ語句を強めたユウカにラキアは一瞬タジり、

 

 

「.....いや、助かる」

 

 

素直に感謝の言葉を述べた

 

 

 

 

 

_______________________

 

 

語り部:ラキア・アマルガ

 

 

 

『「シャーレ」部室の奪還完了。私ももうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう』

 

「はい。了解です、ではラキア先生。ここからはお願いします」

 

 

「......だから、先生をやるなんて一言も言ったつもりはねぇ」

 

『引き受けられたつもりはなくとも、あなたは連邦生徒会長に直々に指名された存在です。その使命を果たしていただかなくては』

 

 

「だる.........」

 

『では』

 

 

 

ナナガミのやつ、しっかり釘を刺して行きやがった

 

だりぃのを我慢してここまでやってやったのに、礼の一つもなしか。

これなら道中ずっと話しかけてきたハヤセの方が幾分かマシだな。

 

 

だが、ブシツ?を手に入れれば少なくとも寝床は手に入る。

 

 

「.........分かった。行ってくる」

 

 

 

だりぃ

 

 

 

________________________________

 

 

 

「うーん、これが一体なんなのか、全くわかりませんね。これでは壊そうにも......あら?」

 

 

「またお前か」

 

 

なんでまたコイツがいる。

 

 

「あ、あららら......?」

 

囚人のコサカ、とか言ったか。

だがなんだ......?攻撃してくる雰囲気がない

というかさっきまであった殺意のようなものが完全に消え失せている

 

 

「あ、ぁ......そ、その......」

 

俺の顔をジロジロ見るのも謎だ。仮面越しでも分かるくらいには顔が赤くなっている

 

......これ以上考えるものだるい

 

 

「し、し......」

 

「なんだ、言いたいことがあるならはっきり________________

 

 

 

「失礼いたしましたーーーーっ!!」

 

 

 

「.........?」

 

 

......勝手に出ていった。

まぁ、戦う相手が消えてくれた。これで安全は確保された

 

 

 

「お待たせしました」

 

 

「......ナナガミか」

 

コサカの代わりにようやく出てきた。

 

 

「......?何かありましたか?」

 

 

「......いや、なんでもない」

 

実際こいつはコサカが囚人である以上捕まえる義務が発生するのだろうが......俺には関係ない

 

わざわざ自分から面倒ごとを増やすのはまっぴらごめんだ

 

 

 

「そうですか。ここに、連邦生徒会長の残したものが保管されています」

 

 

そう言ってナナガミはさっきまでコサカがいじくり回していた平たい板のようなものをこちらに差し出してきた

 

......なんだこれ、平たい石か?

にしては薬品漬けにされたような匂いもするし、正直食欲はそそられない。

道中で拾ってきた石の方が数百倍美味いだろう

 

 

 

「......受け取ってください」

 

「......なんだこれは」

 

「これは、連邦生徒会長が先生に残したもの......「シッテムの箱」です」

 

 

とりあえず、その板を手に取ってみる

軽い。まるで質量を感じさせないほどに軽い

 

 

だがなんだ?

この奇妙な既視感は

 

 

一抹の懐かしさすら覚える

 

 

なんなんだ

 

ダメだ

 

これが

 

どうしても

 

「......ラキア先生、大丈夫ですか?」

 

 

「......何がだ?」

 

 

「いえ......泣いて、いらっしゃったので」

 

 

......泣いていた?

 

 

「......は」

 

 

本当だ

 

涙が溢れている

 

 

コメルが死んだあの日から、涙を流したことなんて一度も無かったのに

 

 

だから、無意味に手を伸ばした

 

 

何か、失ってしまった眩しい記憶をとり戻せるような気がしたから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『我々は望む、七つの古則を』

 

 

_____________『我々は覚えている、七つの嘆きを』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________________________

 

 

 

 

 

「......っ............?」

 

 

突然脳裏に浮かんだ言葉を声に出した瞬間、目の前が青に染まった

 

透き通るような青

 

まるで、水の中にいるかのような________________

 

 

 

「っ!!?!ごぼっ!!」

 

 

水の中にいるようなじゃねぇ、本当に水の中にいる

 

だが幸い水面はすぐそこで、顔を出した瞬間肺の中に溜まった水を放り出した

 

 

「はぁ、はぁ......ここは......?」

 

 

水の中で開けた目を擦り、その青い世界を見据えた

 

 

 

「________________っ?」

 

 

そこには

 

 

 

『にいちゃん!!』

 

『いつもありがとう!』

 

 

 

 

コメル

 

 

コメル

 

 

 

コメル・アマルガ

 

 

俺の

 

 

弟________________

 

 

 

「コメルッ!!!」

 

 

 

 

「むにゃ.......カステラには......いちごミルクより、バナナミルクの方が......むにゃ......?」

 

 

「......誰だ......?」

 

「.........うひゃぁぁぁぁぁ!?」

 

 

コメルじゃ、ない

 

背格好が生前のコメルに似ていただけの、人間?

 

 

「......すまん、人違いだ」

 

 

荒くなった息をどうにか治し、その小さい人間に視線を向ける

 

コメルとは、似ても似つかない

 

青髪の小さな、子供

 

 

「この空間に入ってきたということは......まさか先生!?」

 

「......ああ、一応そういうことになっている」

 

 

何を俺は間違えたんだ。間違える要素なんてどこにもないだろ

 

でも、あの時、あの瞬間感じた懐かしさはどう考えても________________

 

 

 

......いや、考えても無駄だ。

 

結局人違いだったんだ、考えるだけ無駄だ

 

 

 

「えっと、その、あっ!そうだ!まず自己紹介から!」

 

 

その子供も息を整えながら落ち着いて喋り始めた。

 

 

「私はアロナ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カブライニキpresents

 

 

 

 

 

 

 

 

「この「シッテムの箱」に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれからラキア先生をアシストする秘書です!!」

 

 

 

 

 

 

-Blue archive-

 

 

クロスオーバー

 

 

 

 

「やっと会うことができました!私はここで先生をずっと、ずーっと待っていました!」

 

 

 

 

 

出典:東映特撮

 

脚本:カブライニキ

 

 

 

 

「これから、よろしくお願いします!!」

 

 

 

 

タイトル

 

 

 

 

「......ああ________________

 

 

 

 

 

 

『俺はラキア・アマルガ............シャーレの先生だ』

 

 

 

 

 

 

 

「第二話 いちごみるくとラキア先生」

 

 

 

 

 

 

 

 

「......よろしく頼む」

 

 

 

 

 

 

プロローグ -完-




次回 仮面ライダーヴラム!


「行きましょう先生!アビドスの生徒さんたちが待っていますよ!!」

「だりぃ……」


ラキア先生、本格的に先生活動始動


「ん、これからよろしくね」

砂漠での、最初の出会い



第三話 いざ、アビドス高校へ
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