メイクデビュー。
このレースはトゥインクルシリーズ最初のレース。このレースで大きく変わる事もある…かもしれない。
「トレーナーさん。マッッッジでありがとうこざいます!!!!」
「い、いや、そんな」
「いえいえいえいえ!ホントに!!」
どうもどうも、デビュー戦の事ど忘れしてたカツラギエースだよ。まじどうなる事かと思ったわ。トレーナーさん神すぎだろ。
ちなみに俺のデビュー戦は阪神芝1200m。まぁ本物と一緒だな。無理して他のデビュー戦にしても意味ないし。14人立てらしい。ついさっき、出走者紹介されてたけど、あんまし知ってる名前はいなかった。
というか......
なんで俺6番人気なんだよぉ!?おかしいだろぉ!!これでもミスターシービーに勝ったんですけどぉ!?
まぁこれは仕方ない。勝ったと言っても選抜レースだ。知ってるのなんてトレセン関係者達くらいだろうな。それに、シービーはまだデビューしてねーし。
はぁ...それでも落ち込むわぁ.........
「エース」
「ん?どーしました?」
トレーナーさんったら心配そうな顔してる。
「勝つ...よね?」
「あったりまえですよ!自分の愛する愛バを信じてないんですかぁ?」
「そ、そんな事ないよ!?ただ、心配になっちゃってさ...」
...トレーナーさんはやっぱり良い人だなぁ。
「トレーナー、俺は勝ちますよ。絶対。俺がここで負けるとでも?」
「それは...」
「それに、シービーとクラシックで戦うって約束しちゃったんで。こんなとこで負けてらんないですよ」
トレーナーの顔は明るくなり、どんどん決心したような顔付きとなっていった。
「...うん!ありがとう、エース」
「どういたしまして!...お、もうすぐレースなんで、行きますね」
「うん。...行ってらっしゃい!」
「...行ってきます!」
そうして俺はターフへと向かった。
俺がターフに着くと、観客席には意外と多くの人がいた。うへぇ...ただのデビュー戦でもこんなに居んのかよ...
ファンファーレが鳴り響く。
『阪神レース場第6レース。メイクデビュー芝1200m。14人が出走いたします』
ファンファーレの後、俺を含めた14人はゲートへと入った。デビュー戦だからそわそわしてる子もいたが、俺は問題無く入れた。
静寂に包まれる。俺は、深く深呼吸をした。
『スタートしました!』
ガシャンと音が鳴った時、ゲートが開いた。
「ふっ……!」
脚に力を込める。今日の作戦は先行。カツラギエースの俺であれば先行だって適正……のはず!
安心しろ俺よ。俺はカツラギエースだ…!
カツラギエースは新馬戦で八馬身もちぎったんだ。俺だって出来るはず……!
第三コーナーを回った。
今の位置は三番手。1200なら早めに仕掛ける……!
第四コーナーに入る直前の…ここ!
『おおっと!?ここで七番、カツラギエースが上がってくる!カツラギエース、凄い脚だ!』
よし……!選抜レースの
俺はそのまま、ゴール板を踏み抜いた。
『カツラギエース!カツラギエースです!八馬身ちぎって勝ちました!二着はクリヤーランサー。三着に…』
……勝った。勝った!
「っしゃあ!!!」
思わずガッツポーズをしてしまった。はずかし。
でも、まだまだだ。俺はこれからもっと強い奴らと戦う。…これは、ほんの序章にすぎない。だから、もっと練習を…
「エ〜〜〜ス〜〜〜!!!」
「…おぉん…?」
振り返ったそこにはトレーナーと、何故かルドルフ、シービーもいた。
………Why?
……マージですんません。投稿忘れてました。
てへぺろりんちょ。