これは、狂ってしまった1人のゲヘナ生徒のお話。

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人生初めての投稿です。文才がゴミなので、暖かい目で見てくれると幸いです。ブルアカはゲヘナ生が大好きでして、それで思いつきで書いてみました。


狂気に染まる笑顔

フウカ「先生…どうして…居るんですか…?」

 

フウカは、小さく呟く。

 

その目は、呼吸を一瞬忘れるほど狂気に満ちている。

 

その空間…給食部の食堂の倉庫は異様暗く、冷たい。

 

さらにその空間は、凄まじい鉄の匂いを放っていた。

 

そして、フウカが手にしているものを見た…見てしまった

 

先生「フウカ…君は…!」

 

先生はこれ以上口にはできなかった。

 

 

 

昨日

 

 

 

赤司ジュンコ「先生少しいいですか?」

 

ゲヘナ学園の美食研究会で活動しているジュンコはシャーレの当番に来ており、先生に話しかける。

 

先生「うん全然いいよ。どうしたの?」

 

ジュンコ「実は…ハルナが全く部活に顔を出さなくなっちゃったの」

 

その言葉に先生は少し驚いた。

 

あまり言いたくはないが、美食研究会と言えば、ゲヘナでは温泉開発部に続く問題児達が集っている部活だ。

特にその中で、ハルナは美食に対する思いが強すぎて、もはや執念の域に達している。

 

評判のいい店を訪れるのはいいが、自分が気に入らなければ店を爆破してしまうほどに。

そんなハルナが顔を出さなくなってしまったのは、少し異常であった。

 

ジュンコ「私達も探しているんだけど、全く会わないし、学校にも来てないかもしれないの。」

 

先生「なるほど…今日は仕事が少ないから私の方でも探してみるよ。」

 

このとき先生は、ハルナの体調が少し悪いか、何か問題を抱えたのだろうと考えていた。

 

だが、連絡が途絶えたというジュンコの言葉が引っかかり、何かしらのトラブルに遭った可能性も考えていた。

 

先生「何事もなく、無事に終わったらいいな…」

 

その後、先生はゲヘナに赴いた。

そして、風紀委員会の面々にハルナに対して、何か知っていることはないかと聞いた。

 

しかし、ハルナのことを知るものは愚か,最近は全く姿を見ていないと言うことが明らかになってきた。

 

これはいよいよ只事ではなくなってきたな、と事態重大さを確信したが、先生は呑気に給食部で食事を取っていた。

 

フウカ「先生!ゲヘナにいらしていたんですね!」

 

先生「やぁ、フウカ今日の料理もすごく美味しいね。」

 

フウカ「たくさん食べてくださいね!」

 

ふと先生は、フウカは美食研究会に頻繁に拉致されてるし、ハルナの行方を知っているかもしれないと思った。

 

先生「フウカ、聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

 

フウカ「はい、なんでしょう?」

 

先生「実は、ハルナが最近行方知らずになったらしくてね。

かなり探しているんだけど、連絡も取れないし、見つからないんだよね。何か知ってることがあったら教えて欲しいな。」

 

フウカ「…いいえ、知りません。」(눈_눈)

 

ハルナの話になると露骨に嫌な表情をするフウカ。

 

先生「そっか…ありがとう。美味しかったよ」

 

フウカ「先生!」

 

声を出して、フウカは先生を引き留める。

 

フウカ「その…頑張ってください。」

 

先生はその言葉を聞いて、笑いながら手を振る。

 

そして、その後も捜索したが、ハルナが見つかることはなく、只々時間だけが過ぎ去って行った。

 

先生「これは、セントラルネットワークで行方を追った方がいいかもね…無断でやっちゃうと始末書ものだからバレないようやろ。」

 

アロナ「はい!お任せください!先生」

 

セントラルネットワークでアロナに調べてもらうと、意外にも直ぐに場所がわかった。

 

しかし、それはとても奇妙な場所であった。

 

アロナ「この場所は…先生見てください!」

 

アロナの声に先生はシッテムの箱をみる。

 

そこに映し出されていた場所は、この先生にとって馴染み深い場所であった。

 

先生「ここは…給食部の場所じゃないか。」

 

先生は信じられないものを見たような反応を示した。

 

それもそのはず、給食部にはフウカがいて、そのフウカ自身が知らないと言ったのだ。

しかし、ハルナの端末は給食部付近で途絶えている。しかも、途絶えたのは3日前だ。

 

先生「これは…フウカに聞いてみる必要があるね。」

 

 

翌日

 

 

先生「やぁ、フウカまたお邪魔させてもらっているよ。」

 

フウカ「先生、捜索は順調ですか?」

 

先生「いやぁ、まだ全然だね。けど、進展はあったんだ。…この周辺でハルナの目撃したって人が何人か居てね。ここ周辺を重点的に探すことにしたんだ。」

 

(完璧には伝えない、探りを少し入れてみよう)っと先生は思っていた。

 

フウカ「そう…ですか。少し怖いですね。」

 

目撃情報を聞いた瞬間、フウカは目を逸らしてこう答えてしまった。

 

この反応を見て、もはや疑問は確信に変わりつつあった。

 

フウカは間違いなく、黒館ハルナの失踪に関与してると。

 

先生「フウカも気をつけて。今のご時世何があるかわからないから。」

 

フウカ「はい…ありがとうございます。」

 

ぎこちないフウカの返事を聞いたと同時に先生は席を立ちその場を後にした。

 

ジュンコ「先生、ハルナは見つかりそうですか?」

 

先生「手がかりは見つけたよ。ただ、まだ確実性が欠けるね。」

 

ここで、先生は給食部の食堂に広めの倉庫があったことを思い出した。そこは、食品を保存するための場所らしく、普段は、フウカ、もしくはもう1人の部員ジュリしか出入りしない場所である。

 

しかし、ジュリはパンちゃん(ジュリが料理を失敗して生み出た化け物)の性で万魔殿から謹慎処分をくらっている。

 

つまり、事実上今の給食部はフウカ1人で運営している。

 

先生「…試す価値はあるな。」っと先生はがぼそっと言う。

 

ジュンコ「先生?何か言いましたか?」

 

先生「いや?なんでもないよ。」

 

その夜

 

先生「…よし、潜入するか」

 

先生は、ライトを持ち、夜にゲヘナ学園給食部を訪れていた。

ん?不法侵入?見つかったらヴァルキューレ警察学校行き?

いやいや、生徒の足舐めたり、廃墟に生徒と侵入したりしてるし、まぁ多少はね?

 

そして、給食部の食堂に入るためドアに手を伸ばした。

 

電気は消えていたが、驚くことに鍵はかかっておらず、容易に侵入できた。そして、先生は目撃する、倉庫の扉が少し開いていることに。

 

そこにフウカがいると先生は確信していた。そして、なんらかの理由があって、ハルナを拉致し、監禁していると思っていた。

 

そして、近づくととも、変な音が聞こえてきた。

 

「グチャッ…グチ…グチャ…」

 

なんの音だろうか?っと見当すら付かない先生はさらに慎重に歩を進める。

 

しかし、ここでその変な音がする部屋から妙な異臭が放たれてるのに気づいた。

 

それは、吐き気を催し、思わず声が漏れてしまいそうになるほど酷かった。

 

そして、ついに扉の前に来て、先生は中を覗いた…覗いてしまった。

 

そこには、血だらけのエプロンを着て、肉にかぶりついているフウカがいた。

 

普段の可憐な姿から想像出来ないほど、その光景は凄惨なものだった。

 

そして、胃の中から何かが込み上げてくるのを感じ、先生は少し後退りしてしまう。

 

その時、

 

ガンッ!

 

後退りで引いた足がキッチンに当たり音が響いてしまった。

 

そして、フウカはゆっくりと振り返り、冒頭の時と同じ状況に至る。

 

そして、フウカのいる部屋をライトで照らすと、地獄絵図とも言っても過言ではない光景が広がっていた。

倉庫全体が血に塗れ、フウカ本人も血塗れであった。

 

そして、フウカを直視した瞬間、先生の精神は限界を迎えようとしていた。

フウカが、人の腕に齧り付いていた。

そして、フウカの足下には………

 

変わり果てたハルナの生首が転がっていた…

 

その顔は所々齧られた跡があり、目は片方なく、虚ろになっていた。

 

よく見ると、そこら中に肉片がこびりついている。

 

フウカ「先生…見てしまいましたか…」

 

フウカが口を開く。必死に吐き気と恐怖を抑えながら、先生は耳を傾ける。

 

そして、フウカはおもむろに、倉庫の奥にある冷蔵庫を開けた。

 

そこには、パックに包まれた肉が大量に詰め込まれていた。

 

そしてここで先生は違和感に気づく。

 

肉片が飛び散っているのに、フウカは片腕と生首以外持っていない。ここまで来るともう嫌でも想像がついてしまった。

 

先生「まさか…ハルナを…!…ヴ…オェ…」

 

そこで先生は限界を迎え、胃の中のものをはきだしてしまった。

 

自分は最低だと思った瞬間フウカがまた口を開く。

 

フウカ「先生…私はもううんざりだったんです。美食、美食といい、毎回拉致され、車も壊されて…そして、何食わぬ顔をして、私の料理を食べに来る、料理が美味しいと言われて、最初は悪い気はしませんでした…ですが…もう限界だったんです…そして、気づいたら、包丁で…背中を…滅多刺しに…」

 

先生は言葉を失った。

 

こうも相手が精神的に追い詰められていて、なぜ気づかなかったのだと…

 

先生「フウカ…確かに..辛かったのはわかる。ただ、殺してはいけなかった。ハルナだって目的を持って生きていたんだ!」

 

先生は声を張り上げる。

 

先生「今ならまだ…まだやり直せる!今からでも罪を注ぐなえ…ば…」

 

またもここで先生は言葉を失った。

 

なぜなら、フウカは泣いていた。

 

しかし、重要なのはそこではなかった。もう一度フウカの顔よくを見る。

 

そこには、涙こそ流しているが、目に光がなく、狂気の笑みを浮かべている彼女がいた。

そして、直感的にわかってしまった。もう、何を言っても話が通じないのだと。

 

フウカ「話は終わりですか?」

 

笑みを浮かべながら、フウカが話すそして、奇妙なことを言い出した。

 

フウカ「私は、ハルナを殺したときから、先生に食べてもらおうと準備していたんです。

なので安心してください。先生には手を出しません。でも…………..。」

 

「一緒にこの肉…ハルナを食べてくれますよね?」

 

そこで、先生は逃げ出してしまった。気が動転し、うまく走れず、食堂の机に躓き転んでしまう。

 

そして、そこには、包丁を持ったフウカが立っていた。

 

フウカ「…結局は…先生は受け入れてくれないんですね…」

 

手を出さない話はどこへやら、フウカの凶刃が先生の太ももに深く突き刺さる。

 

痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い!激痛が走り、頭の中が痛みで頭いっぱいになっていた。

 

フウカ「フフ…アハハ…アハハハハハハハ!」

 

そこには、ひどく顔を歪ませ、高笑いしているフウカがいた。

 

先生(逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ)

 

しかし、残念なことに痛みと恐怖で完全に足は動かず、まもなく首に冷たい感触が走り、意識が闇の中に消えて行った。

 

フウカ「これでずっと一緒ですね…先生…」

 

2日後、給食部に復帰したジュリが、倉庫で行方不明だったハルナの首と男性の足を発見したと、錯乱状態で風紀委員会に通報した。

 

現場は騒然となり、泣き出す者、気が触れてしまった者、吐き気を催した者とまさに阿鼻叫喚であった。

 

そして、謎の足をゲヘナ救急医学部が調べた結果、先生のものであると判明した。

 

状況から見て、風紀委員会は、同日に行方をくらませたい愛清フウカを犯人とし、指名手配とした。

 

この捜索はゲヘナ風紀委員会だけではなく、先生に助けられたティーパーティー、アビドス、ミレニアムなど多くの勢力が捜索に当たったが、ついに見つかることはなく、捜索は打ち切られた。

 

一方その頃、裏路地では1人の角の生えた少女がが男の生首をもって、こう呟く。

 

「今日は誰を食べましょうか?…せーんせい♡」

 

狂気に染めた笑顔を見せて。




気が向いたら別のやつも書こうと思います。プロムン作品とブルアカのクロスオーバーとか。…絶対設定ガバガバになるんだろうなぁ。

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