これは私が罪を犯した日からつけ始めた日記である。
もしこれを私以外の誰かが見たなら、ただの痛い厨二病とでも思ってくれていいし、もしくはここに書いてある物が正しく事件だと認識して警察に言ってもいい。
中身に私たち2人の事を特定できる部分は無いし、日記帳自体にも指紋やらの情報を残していないからだ。
だからこれを見つけた人は程度の低い厨二日記だと思えばいい。
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3月11日
彼女がいない部屋は、こんなにも静かだったのか。学校から帰ってきて、いつもなら彼女の声が響いていたこの空間が、今はただ時計の針の音だけを刻んでいる。あの瞬間、私は何を考えていたのだろう。いや、考える余裕なんてなかった。ただ、彼女の言葉が、彼女の視線が、私を追い詰めていた。それだけだ。
3月12日
朝、制服に袖を通しながら、私は初めて深呼吸をした。彼女の支配から解放された空気は、こんなにも軽いのか。けれど、その軽さが私を責める。教室で友達と話していても、彼女のいない世界で私は何をすればいいのか、答えが見つからない。
3月15日
彼女の影が消えない。鏡を見るたびに、彼女の声が耳元で囁く。「あなたは私なしでは生きられない」と。でも、私は生きている。彼女のいない日々を、少しずつ歩き始めている。放課後、図書室で一人で過ごす時間が、少しだけ心地よくなってきた。
3月20日
今日は放課後に公園へ寄った。風が頬を撫で、子どもたちの笑い声が響く。こんな普通の光景が、私には新鮮だった。彼女と一緒にいた頃、こんな自由はなかった。私は、私自身を取り戻しているのかもしれない。
3月30日
彼女の写真をスマホから削除した。もう振り返らないと決めた。彼女の支配から解放された私は、ようやく自分の人生を歩き始めることができる。罪の重さは消えないけれど、それでも前に進むしかない。
4月1日
彼女のいない日々が、少しずつ現実味を帯びてきた。学校では友達と笑い合う時間が増えたけれど、ふとした瞬間に彼女のことを思い出してしまう。彼女の笑顔、彼女の声、そして彼女の支配。それでも、私は前に進むと決めた。
4月5日
今日は彼女との思い出の場所を訪れた。駅前のカフェ、放課後によく寄った公園、そして二人で見た夕焼け。どれも彼女の存在を感じさせるけれど、同時に私に新しい一歩を踏み出す勇気をくれる気がした。
4月10日
彼女への愛情は、今でも消えない。それでも、彼女の支配から解放された私は、ようやく自分自身を見つめ直すことができるようになった。彼女がいない世界で、私は私の人生を歩む。それが、彼女への最後の贈り物になるのかもしれない。
4月15日
新学期が始まって1週間が経った。教室の空気は新しいクラスメイトたちの笑い声で満ちているけれど、私の心はどこか空っぽだ。彼女の席は、ずっと空いたままだ。クラスメイトの一人が「彼女、どうしたの?」と聞いてきた。私は笑顔を作りながら、「ちょっと体調崩してるみたい」と答えた。嘘をつくのは簡単だったけれど、その嘘が胸に重くのしかかる。
4月20日
学校生活はどこか退屈だ。彼女がいない教室は、ただの箱に過ぎない。授業中、窓の外を眺めていると、ふと彼女と過ごした日々が頭をよぎる。放課後、友達に誘われても、どこか気が乗らない。今日は思い切って学校を抜け出してみた。駅前のカフェで一人、彼女との思い出を反芻しながら、コーヒーを飲む。自由になったはずなのに、何かが足りない。
4月25日
仲のいい友達には、私たちが付き合っていたことを話している。彼女がいなくなった理由を聞かれるたびに、適当な言葉で誤魔化すけれど、彼女との関係を知っている友達だけは、何も言わずにそっとしておいてくれる。その優しさが、逆に痛い。