アーモンドアイはその日、トレーニングが休みで友人は皆用事があったせいで暇を持て余していた。部屋にずっといるのも性にあっていなかったので散歩をしていた時のことだった。
---今すれ違った男なんか怪しいわね。フードにマスクで手には花束そして花束の中にキランと光る怪しいものが見えたわ---
流石にないと思いたいがこれでもし最悪だった場合寝覚めが悪くてレースに万全の状態で挑めない。そう思ったのでつけることにした。
男はでかいマンションが見えてきてから明らかに鼻息が荒くなった。---まるで怒りに震えてるみたいだ ---…正直もうこの時点で殆んど確信していたが疑わしきは罰せずとも言うし、事を起こそうとしたらウマ娘パワーで鎮圧すれば済む話だ。
---はぁこの調子だと休暇は潰れそうね…---
ただまぁアーモンドアイの心の安寧を保つためには今日1日を潰してしまうのも致しかたないのだろう
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今日はドームに立つ日だ。そう思ってもなかなか実感が湧かない。元々アイドルなんて興味なかった私が今や舞台に上がる者なら誰もが憧れる東京ドームに行くのだ。実感が湧かないのも無理ないのだろう。---私が可愛くて最強なのはわかってたけどね!---
自分の回りにいる人は皆浮き足立っていて(佐藤社長なんて1ヶ月前からずっとだ)アクアやルビーからもママ(アイ)頑張ってと言われてしまった。息子や娘にこれ程言われて張り切らない親なんていないと思う。けどやっぱり心の何処かでは多分今の状況にそぐわない感情を抱えてる。でもそんなのはいつものことだ、相反する感情を抱えながらアイは星野アイはアイドルになっている。
きっと今回もそうなんだろうなんて思いを隠しながら玄関で待ってるであろう佐藤社長とミヤコさんを出迎えた。
---一瞬…そう一瞬だったんだ。黒いフードを被った男の子が花束を持っていてそこにキラリと光る凶器が見えてそれが私に刺さった。そう思ったんだ。けど金色の髪の
「命の恩人参上…ってね。」
「事情聴取ってこんな時間かかるものだったのね…小説の中じゃ一瞬だったから気づかなかったわ。…あぁ自己紹介してなかったわね。私はアーモンドアイ。アイってよんで」
「へー、アイドルやってるのね。ふーんドームに立ったんだ。まぁ私も蹂躙してきた下に敗者の屍があるから似たようなものかしら。」
「え!知らないの…?いや、まぁ…そういうこともあるわよね、、」
「?嘘なんてついたことないもの。自分をよく見せたいとか嫌われたくないとかで嘘をつくのはやめた方がいいわ。まぁ貴女の中で変わらない何かがあるならいいじゃない。人に言われた程度で変わるならその程度の物だった。それだけだもの」
「…いいわね。その目、嫌いじゃないわ。」
「不思議な子だったなぁ…」
出会い頭の言葉も驚いたけど一番驚いたのは目が私と同じだったこと。まぁ勝手に
「ねぇ、アクア、ルビー。」
「まだ言えてなかったからさ、」
あぁ、ありがとね、"アイ"ちゃん。これは絶対嘘じゃない。
「愛してる」
アーモンドアイの口調がわからないのは許してくれたまえです