はがない性転換-僕は友達が少ないアナザーワールド-   作:トッシー00

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第33話です。


その力、大切なものを守るために……

『初めまして、金色の死神さん』

 

 電話越しから聞こえる、気品を感じる透き通るような声。

 一度聞いたら耳から離れそうにないその声で、初めましてと挨拶をする人物。

 当然小鷹は電話の相手に対して覚えはない、初めましてなのだから当然あったことはないのだろうが。

 いや、小鷹ほどの有名人だ。自分が知らずとも相手が一方的に知っている可能性はある。

 

「は、初め……まして……」

 

 小鷹は少し戸惑ったように、挨拶をし返す。

 と、見知らぬ相手と電話をするのもいいが、なにせこの緊迫した状況でこんな電話をかけられても困る。

 今、夜空と星奈が危ない状況に立たされているというのに、見知らぬ相手と話している暇なんかないだろう。

 それともなにか、今電話越しに話している少女が、夜空と星奈をさらった相手の代表とでもいうのだろうか。

 

「その、ひょっとしてあなたが……皇帝と星奈に手をかけた人?」

『え? 私が? くはははは! 面白いことを言うものだな。いや違うよ、確かに今彼らに危機が迫っているのは知っているが、私はそれに関与はしていない』

「じゃ、じゃあいったい……ボクになんの用なの?」

『いやいや、かつて互いのプライドをかけて争った好敵手が悩んでいると聞いたものでな。一言激を入れてやりたくなったのさ』

 

 かつて好敵手……とは言ったものの、小鷹にはいっさいたりとも覚えがない。

 その少女が言うかつてとは、当然十年前の話だろうか。

 十年前に自分と並ぶほどの相手がいただろうか、小鷹はかすかにある十年前の記憶を思い返してみる。

 

「……好敵手って、そんな人いた覚えがないんですけど」

『くはは! この私が貴様の目先にも入っていなかったとは!! 少しショックをうけたぞ!!』

「……」

『この私を唯一打ち負かした死神の存在を忘れた日はなかった。『砂場のひなちゃん』と謳われたこの私が、唯一かなうはずがないと全力で街中を逃げ回ったのを今でも覚えている』

「……あぁ~。なんか思いだしてきたぞ」

 

 それは十年前のある日。

 相も変わらず小鷹が、公園に来る小学生達を脅かし泣かせまくっていた死神時代。

 その時代に唯一、当時の小鷹に対して怯むことなく向かってきた一人の少女がいた。

 その少女は小鷹の脅しに対し一切後ずさりすることなく、砂場まで誘導して当時自分が一番自信のあった砂かけを小鷹に浴びせ、当時の小学生の中で一番足が速いと言われていた少女は見事なまでのヒットアンドアウェイを披露した。

 その後今まで以上にぶちキレた金色の死神は、夕方の四時から夜の九時までその少女を追いかけ回したことがある。

 結局逃げられてしまい、死神としては初めてとどめをさすことができなかった相手。それが今、電話で話している相手だった。

 

「えぇと……。それでボクがあなたの好敵手?」

『くははそうだ!! この私が人生の中で味わった悔しき敗北の一ページ。それを刻んだ相手が今悩んでいるというのだから放っておけるわけがない。困っている生徒を全力で助けるのが、生徒会長の役目というものだ!!』

「生徒会長って……あなた聖クロニカの生徒会長さん?」

『いや、まったく別の学校の生徒会長だ!! 聖クロニカはいっさい関係ないぞ!!』

 

 なんという一方的な性格、こんな緊迫した状況だというのに緊張の緊の字も見られない。

 こんな相手とくっちゃべっていて何か解決できるのか、というかこの話今すべきことなのだろうか。

 

「あの、今ちょっと非常に忙しいので。今度にしてもらえますか生徒会長」

『くはは焦るな死神。どうだ? 少しは気持ちもやわらいだか?』

「あ……」

 

 どうやら生徒会長は、小鷹の汚れた心を少しでも洗い流し、ほぐしてやろうとそんな話をしていたらしい。

 実際に小鷹は少しではあるが、さきほどまで抱いていた罪悪感での焦り、その焦りによって生まれた使命感は抜け落ちていた。

 あんな状態では話もままならなかっただろう。だが今この時、小鷹は落ち着いて話をすることができる状態となった。

 

「……その」

『まぁなんだ。赤の他人だからこそ話せることもある。今感じている事を、この生徒会長に言ってみるがいい』

「……どうして、あなたはボクのために?」

『くはは、私は全ての人間の役に立つために生まれてきたからな。と……冗談はおいておき、大切な後輩の頼みでもある』

「後輩……?」

『君の良く知る男の事だ。それだけ言えば大体分かるかな?』

 

 生徒会長の言い回しで、小鷹はなるほどと思った。

 こんな馴染みやすくキャラの濃い相手を知り合いに持てる男、当然夜空しかいなかった。

 それに、赤の他人だからこそ話せること。確かに全く知らない相手になら、自分だけ全てを抱える必要もないだろう。

 思いっきり迷惑をかけても良さそうな性格をしている事もあり、小鷹は生徒会長に対し己の抱く苦しみを全て話した。

 

『自分の友達を救うのに、かつての自分を出し切らなければならない。だが、それに対し恐れを抱いているわけだ』

「うん。十年前のボクは正直、身近な人間に見せたくない一面。それに今、死神に戻れば……それで何かが無くなってしまえば。ボクは壊れてしまうかもしれない」

『なるほどね…………』

 

 その話を聞いて、生徒会長はちょっとばかり悩む。

 そして、開き直ったように、軽々しくこう言ってのけた。

 

『じゃあお前さん、死神に戻っちゃえよ』

「……え?」

 

 そう、生徒会長は言った。

 我慢しろとは言わなかった。むしろ、悩んでいるならいっそのこと全て出しきってしまえと。

 そう言う生徒会長の真意、それが今その口から語られる。

 

『死神さん。お前さんはどうしてこう全部を我慢しようと考えるわけ? そんなの損しかしないじゃないか』

「で、でも……」

『だ~か~ら~。どっちかしか取れないからどっちも諦めるんじゃない。どっちかしか取れないっていうなら……"両方取ってしまえ"!!』

 

 その言葉に、小鷹は目を見開いた。

 

「え?」

『大切な友達も、己の破壊衝動も、守るべき大切なものも全て……だ。全て己の求めるまま、取ってしまえばいいんだ!!』

「そ、そんな……こと……」

『お前さんの持つその力。それはなんのために存在するのだ?』

「それは、ボクがボク自身を守るために……」

『そうだ。守るために得た力だ。自分を守れる力なら、自分が求める"大切なものを守るため"にも使える。なぜそう思わないんだ?』

「!?」

 

 徐々に、小鷹の中で強く絡まっていた物が取れていくような気がした。

 今まで自分が自分を気遣い。そして他人を背いてきたからこそ得ることのできなかった答えの断片。

 それを今、全く話したことのない赤の他人である相手が、勢いよく解いて行く。

 

『君は大切な友を守るため己が押さえていたものを我慢しないんだ。最高じゃないか。全部乗せラーメンみたいなものだ。くはは』

「で、でももし……それでみんながボクから離れてしまったら。そしてボクが……見境なくその大切なものまで傷つけてしまったら!!」

『知るか! そんなものは可能性の範疇だ!! ただ決められている事は、お前さんがその力を振るえば大切なものを守れるということだ。そっから先はお前さんがなんとかするのだな!!』

「な、なんて大雑把な……」

 

 生徒会長の言うことは、圧倒的なパワープレイ。大雑把かつ論理性のないものだ。

 ただ確定している事をやってのけろと後押しするだけで、その副作用に関することは言及しない。

 要は、賭けごとに対するリスクを考えるなと言っているようなもの。気が弱い小鷹にそんな大博打を打てと、他人事のように言っているだけ。

 その生徒会長が本当に小鷹にしてみれば赤の他人だからこその、容赦のない物言いなのだ。

 だがそこまで言ってもらえるからこそ、小鷹はいちいち悩まずに済むことができるのも事実。

 

『もうそんなことぐちぐち考えている余裕はお前さんにはないのだろう。ならお前さん自身の答えはその中で必死に探し出せ』

「答え……」

『お前さんが本当に抱いている気持ちだよ。それを見つけ出して大切なものに訴えかけてみろ。そうすればその力の役目は終わるはずだ。なにせその答えが……その力を消してくれるはずだから』

「……あなたは……何者?」

『な~に。ただそこにいるだけの……"人外"さ』

「……」

『己が持つべき全ての力を使い、大切なものを守って見せろ。私が知っている"少年"がそうしたように、それはお前さんにもできるはずだ。検討を祈っているぞ。くはは』

 

 そう言って、生徒会長は電話を切った。 

 告げるべきことは全て告げた。後は……選ぶのは羽瀬川小鷹自身。

 

「……誰だったの?」

 

 電話の内容を横で聞いていたケイトが質問する。

 それに対し小鷹は、吹っ切れたような表情で答えた。

 

「……なんっていうか、お節介な生徒会長さん」

「え?」

「ふふ、言ってくれるよ。なら……やってやろうじゃん!!」

 

 そう言って、生気を取り戻した小鷹はすぐさま電話をかける。

 電話をかけた先は、現在アメリカに行っている志熊理科だった。

 国際電話は父親との電話でなれている。少々の時間を使って、理科に連絡を取った。

 

『ハロー! リカ・シグマデース』

「理科ちゃん! ちょっと頼みたいことがあるんだけど!!」

『オー。マイシスターコダカ。じゃなくて……いったいどうしたっていうんですか?』

「理科ちゃん。大好きなお兄ちゃんにまさかとは思うけど……"発信器"なんてつけてないよね?」

『HAHAHA! 冗談を言わないでくださいよ~。"つけている"に決まってるじゃないですか~』

「今すぐ皇帝の場所を教えて! 早く!!」

 

 小鷹はそう理科に催促すると、理科がちょっとばかしの時間を使って夜空の居場所を小鷹の携帯に転送する。

 

『送っておきましたよ。にしても何かあったんですか?』

「詳しいことは後日ゆっくり話すから。今はただ……黙ってわたしを信じて」

『"わたし"……ですか。わかりました。お兄ちゃんの事……よろしくお願いしますね』

 

 そう言うと、理科は電話を切った。

 そしてすぐさま小鷹は、幸村に電話をかける。

 

「もしもし幸村!」

『あねご。どうかされましたか?』

「幸村。わたしごときがこんなことを頼むのは間違ってるとは思う。けど……力を貸して!!」

『――わかりました。夜空殿と星奈殿にもおせわになっているしょぶん。だいしきゅうむかいます』

 

 そう言い終わり、幸村は電話を切った。

 それで全ての仕込みは終わった。あとは小鷹自身が動くだけ。

 

「羽瀬川先輩。なにやら覚悟を決めたようだね。いい顔……してるよ」

「そうかな。でも……生き生きしてるのは確かかな」

「……なぁ羽瀬川先輩」

 

 これから危ない場所に向かい、小鷹は力の全てをかけて夜空たちを救うことだろう。

 それをケイトは察していた。だからこそケイトは、羽瀬川小鷹の後輩として、先輩である彼女にこうお願いをした。

 

「……約束してくれ。必ず私の良く知る先輩の姿で……戻ってきてくれるって」

「ケイト……」

「お願いだから……例え変わり果てようとも私達の前から姿を消さないでほしい。私は先輩がどんなになっても、私は先輩の事が好きだから」

「……約束するよ。必ず」

 

 こうして数分後、ステラの車は夜空と星奈のいる廃工場へと到着した。

 なにやら奥の方で怒号が聞こえる。その危うそうな物音が、嫌でも彼女達の耳に聞こえてくる。

 夜空は無事だろうか。星奈は無事だろうか。そんなことを考えながらも、小鷹はその工場へと歩みよる。

 その際小鷹は、後ろの二人にこう言った。

 

「ステラさん。ケイト。あなた達はなるべく離れた所にいて」

「小鷹さん。ケイトさんはともかく私なら少しは腕が立ちます。私も共に……」

「違うよ。"見られたくないの"。特に、わたしを大切に思っている人にはなおさら……ね」 

「小鷹さん……」「羽瀬川先輩……」

 

「わたしは必ず答えを見つけてくる。だから……信じていてほしいな」

 

 そう小鷹は優しくほほ笑んだ。

 それが最後の、彼女の優しい微笑みになるのか。

 これから先、彼女はそんな笑みを見せることはできなくなるだろう。

 この先の小鷹の笑みが意味するのは、狂気と快楽。彼女の中に眠る狂暴な化け物の呻き。

 だからこそ、今の内に小鷹は見せておきたかった。彼女が元から持っていた、その頬笑みを。

 

-----------------------

 

「お~い皇帝ちゃんよ。もう虫の息じゃねぇか~」

 

 その頃廃工場にて。

 連中に捕まった夜空と星奈は、すでに手をかけられていた。

 夜空の喧嘩の強さは折り紙つき。しかし今回の相手は非常に悪かった。

 数も、個での強さも。故に夜空は息絶えそうになっていた。

 

「ぐは! こ……このくそどもが……」

「んだぁ? まだその口閉じねぇのかよ!!」

 

 浴びせられる暴力の数々。

 腹、腰、膝。あらゆる所に打撃が行き。夜空は経つこともできない。

 夜空の長い黒髪が血で汚れ、普段の綺麗さの物影もない。

 そして星奈は星奈で、屈強な男たちに捕まり身動きも取れない。

 

「さてと、皇帝ちゃんが動かなくなったら。この上物の女をどう料理しちゃおっかなぁ」

「ぐ……夜空。あ、あたしの……せいで……」

「ったく皇帝ちゃんも女泣かせだね。どうだ女ぁ? 体で払ってくれるってなら皇帝ちゃんを見逃してやってもいいぜぇ?」

 

 と、男たちに攻め寄られる星奈。

 今までの彼女ならきつく言い返していただろう。しかし今の星奈は逆らうことすらままならない。

 このままでは星奈が危うい。そう思った夜空は無くなりそうな気力を無理に吹き返し、連中を睨む。

 

「ま、まてや。その女には手を……出すな」

「おぉ? んだよ皇帝ちゃんかっこいいなぁおい? こいつお前の女なのか?」

「はぁ? んなわけねぇだろうが。てめぇらもセンスがねぇな。こんな下品な女正直お前らに※※※されようが俺としてはどうでもいいんだよ」

「……」

「だがな。そいつが傷つくと困るやつもいんだよ。悲しむ奴がいんだよ。それに俺自身も……そいつとの付き合いは長いんでな。放っておけねぇん……だよ。だからよ……離れろこのくそ共がーーー!!」

 

 夜空はそう叫び、連中に向かっていく。

 しかし今の夜空では連中の足元にも及ばない。またも返り討ちに会う。

 そしてつい先以上の打撃を喰らい、今度こそ立てなくなる。

 そして連中の一人に押さえつけられ、身動きが取れなくなる。

 

「皇帝ちゃんよ。残念だったなぁ。これがおめぇ現実じゃなかったら能力が覚醒したり助けが来たりするんだけどなぁ~」

「ぐっ……!」

「んなもんねぇし助けもこねぇ。仮に来ても、俺らは最近巷じゃ恐れられるヴェインズ。けして助からねぇの。だからさ!!」

「ぐは!!」

「夜空!!」

 

 そう言って、夜空はまたも一発、ひざ蹴りを喰らう。

 それでも磔のように押さえられているため、地につくことができない。

 星奈の叫びも空を切るだけ。絶体絶命、その言葉が似合う現状であった。

 

「あぁ~つまんねぇな。こいつで目ん玉の一つでもえぐり取ってみせっかぁ?」

 

 そう言って、連中のリーダー人物がナイフを取り出した。

 

「や、やめなさいよ!!」

「女は黙ってろよ。黙ってればこの後すぐいい気持ちにさせてやるからよ。俺らって超優しくね?」

「て、てめぇら……」

「にしても皇帝ちゃんも美人だなおい。そのお顔に傷つけるのは忍びねぇが。もがいて見せろや……皇帝ちゃん!!」

「っ!!」

 

 リーダーが刃物を振りかぶった……夜空と星奈が絶望しかけたその瞬間。

 

 どがしゃあああああああああああん!!

 

「あぁ!?」

 

 突如入り口付近で強烈な爆音が鳴り響いた。何が起こったのかと、リーダーの男はその方向を見やる。

 閉ざしてあった鉄扉が開いている。ふさいでいた堅い木の棒が無残に割れている。

 そしてその場所に立っている少女。そう……小鷹だった。

 

「こ……こだ……か……?」

「どう……して……?」

 

 小鷹の姿に、夜空と星奈が目を疑う。

 まずどうしてこの場所が分かったとか、どうしてこんな状態になっているのかとか、その疑問が浮かび上がる。

 だがそれ以上に、こんな殺伐とした場所に小鷹が現れてしまったこと。そのことへの恐れが二人を襲った。

 

「…………」

 

 そして小鷹の目に二人が映る。

 傷だらけの夜空と、怯える星奈の姿。

 その姿を目に捉えた瞬間。小鷹の目がまさしく……怒り震える鋭い鷹の眼へと変貌する。

 徐々にその眼の色が……紅に染まる。

 あの時と同じ、十年前と同じ。

 十年前、遠夜市を震撼させた金色の死神の眼と同じ。

 

「……夜空、星奈」

「小鷹……どう……して……」

 

 この時、夜空は咄嗟に思ってしまった。

 お前はここへ来てはいけない。お願いだからその怒りを鎮めろと。

 だがもう遅い。覚悟を決めた小鷹は……死神に戻ることを躊躇しない。

 その眼が物語っている。小鷹のその眼は……全てを喰らう物の怪の瞳だった。

 感情が死んでいる。闇と血の混じる圧倒的な恐怖に満ちたその瞳は、向かってくるものを破壊しつくすだけ。

 そう、わたしがボクを受け入れた。怯え隠れ続けていた自分が、全てを守る狂暴な自分を受け入れた。今……全てが一つとなった。

 その最後で。自分が変わり果てる刹那。

 小鷹は言った。それは夜空に向けられて……。

 

「――――」

「え……?」

 

「……ごめんね」

 

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 ――十年前。

 

『タカ、タカはやっぱりけんかがすきなの?』

『い、いや。そういうわけじゃないけど。でも……』

『本当は嫌なんでしょ? 僕は信じてるよ。タカが本当は優しい女の子だって』

『っっっ! そんなに褒めてもなにもでないぞ!!』

『ふふふ。でもいつか本当に、誰も傷つけなくてもいい日が来るといいね』

 

 そんな日が……来るといいね。

 

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「く……ククク。うふふふふふふふふふ……。ぎゃは! ぎゃははははははははははははははははははははははは!!」

 

 今この時、死神は再び、遠夜市に舞い降りた。




日高日向というキャラですが。今の所原作では一番出番の少ない謎のキャラとなっています。
この作品では、友達が少ないというテーマの中で唯一のリア充。その要素を大げさに強化したような設定で書いています。
なので言動や存在が某ジャンプ漫画の生徒会長のような感じになっていたり、悪平等な人外さんを意識したようなものになっています。

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