ミュウツーに同じ境遇の相棒(任天堂宇宙からの転移者)が出来る様です。
ポケモン二次創作だとイマ◯ゾさんとかト◯さんのイラストと世界観が好きです。
「ずっといっしょにいるだけ」のポケモンと人の関係に引き込まれます。
「ふむ、アイスという氷菓子はやはり美味しいな」
「ああ…文明の味だ」
パルデア地方のチャンプルタウンにて、パラソルの下で小さな日除け帽子を被ったバニプッチを連れたお婆ちゃん店員が綺麗に薔薇の様によそってくれたアイスクリーム………まさしくババヘラアイスを食べるのは黒いウェーブの掛かった髪に金の瞳を持つ旅装姿の男装の麗人…それと白いボディに紫の腹部と尾を持つ人型のポケモンである。
「創られたものだったとしても、この感情は本物だ。そうだろう?」
「リムステラ………我が相棒よ、そうだな…あまり済んだ事でくよくよ悩み過ぎてると良くないな」
ミュウツーと呼ばれたポケモンは傍らの男装の麗人…リムステラにそう返した、本来ならば彼はロケット団の生み出した最強の生物兵器であった…そして、己を生み出した世界の全てを憎み逆襲を始める、それが本来のシナリオだった。
だが、ここで全てのポケモンとついでに人間(人造人間もセーフ!)を慈しむアルセウスのお節介発動!!
「任天堂宇宙の似たような境遇の創られた存在…可哀想で境遇の似ているモルフと一緒にヒスイに送ってあげよう(親切心1000%)」
そうやって、ロケット団の施設を脱走したミュウツーの前にアルセウスによって連れて来られたのはちょうど主人公達に敗れて塵となって消滅したファイアーエムブレム烈火の剣に登場した人造人間モルフのひとり、リムステラであった。
更に、この「身勝手な欲望で人に兵器として創り出され利用された」2人は魂の研鑽の地であるヒスイに飛ばされたのである。
この凸凹コンビは最初はそれはもう酷いものであった………聖人ラベン博士に拾われたが良いが、先程哀しみを抱きながら消滅したばかりのリムステラは唐突に与えられた「ネルガルの命令を受けない人としての生」にひたすら困惑するばかりだったし、リムステラの記憶と思考を読んだミュウツーは己と同じ境遇でありながら世界への逆襲を考えなかったリムステラに苛立ちを覚えた。
しかし、ミュウツーも童女の様に泣き出してしまった同胞たるリムステラを放って置くのはそれこそ出来なかったし、最強のポケモンとして創り出された自分であってもヒスイでは生き残れないと優れた探知能力で察してしまったのである。
そうして、まずは居場所を確保するべくコトブキ村で生活して行くふたり………過酷ではあったが、兵器としての生から解放されたふたりにとっては何もかも初めての生活であった。
醜いものを見た/美しいものを見た
辛いことがあった/楽しいことがあった
侮蔑と嫌気があった/尊敬と感謝があった
そして、手酷い裏切りで思わず手が出そうになったミュウツーを止めたのもすっかり人として成長して逞しくなったリムステラだったのだ。
「何故止めるリムステラ!?」
「私はかつてネルガル様の命令で多くの命を奪ったが…一度だって楽しいと思った事は無い。ミュウツーにはかつての私にはなって欲しくないし、あの様な嫌な気持ちになって欲しくない」
「リムステラ…」
そして、伝説との対峙。
「なんてプレッシャーだ…」
「私も伝説のポケモンから創られたのだがな…文字通り、土俵が違う。アレが本物の神…!!」
「だから、私達ふたりで超えるぞミュウツー!!今こそ神を超克せよ、最強の存在!!メガシンカァ!!!」
それから、各地に散らばったアルセウスの力の欠片であるプレートを回収して黒幕たるウォロを打倒し…図鑑の完成ことヒスイ全てのポケモンと出会い、捕獲したミュウツーとリムステラは再びアルセウスと出会ったのである。
「創られた存在達よ、私の創り出した世界はどうだった?」
「悪いところも沢山あったとは思うが素晴らしい、最終的にそう思えた」
「善悪、清濁併呑した上で手を取り合ってこそのヒトとポケモン。そう思えたぞ」
「ならば、創造主としては嬉しい限りだ」
そこで、アルセウスはふたりに願いを聞いた。
するとリムステラは恥ずかしそうにしながら「ヒスイの外に出てもっと様々な時代や地方の美味しいものを食べてみたい…世界は広いし未来は発展しているのだろう?」と答えた、三大欲求の内の食欲の充実が彼女が人として抱いた真っ当な欲望だった様だ。
ミュウツーもこれに同意して「更に私はロケット団に追われているだろうから、ロケット団に於ける私の記録と記憶を全部消去して欲しい」と願いを追加して来た。
(なお、食べ歩き時間旅行に出たいだけでヒスイのコトブキ村を捨てる訳では無い。そこは勘違いしないで欲しいと念押しされた)
アルセウスはこの2つの願いを了承………己の分霊を渡し、ロケット団に於けるミュウツーの記録と記憶を消去、天界の笛で三神を呼び出し時間旅行が出来るようにと色々と手配してやった。
あと、リムステラとミュウツーがいくら食べても太らず健康体でいられる様にした………このアルセウスはお節介な気質らしい。
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そして、視点はチャンプルタウンに戻る。
「そういえば、知っているかミュウツー。私達の他にもアルセウスに別宇宙からこの世界に連れて来られてヒスイの試練を達成した人間が何人かいるそうだな」
「私が知る限りだと、この時代の特異点の監視と観測をアルセウスから依頼されてるらしい。試練が済んだにも関わらず仕事を振られるくらいには有能なのだろう」
「私達も食べ歩きだけじゃなくて仕事をした方が良いのか…?」
「どうだろうな、アルセウスに食事を捧げるという神職の仕事は既にしているから別に良く無いか?」
そう会話しながら、ふたりはテイクアウトした料理を持ってチャンプルタウン郊外でピクニックセットを広げて手持ちポケモン達とアルセウスをボールから出した。
神に食事を捧げる………これも神職の重要な役目なのだ…もちろん皆で食べた方が美味しいというのは人もポケモンも変わらないこの世界の真理である。
「「「究極美味ェ!!(ガチうめぇ)」」」
そう言いながら一行はピクニックを楽しむのであった。
アニメだったらサトシと転生スピネルの旅の最中にミュウツーを連れた男装の麗人が食事や観光をしている描写がしょっちゅう入る事になるでしょうね。
転生スピネルにはアルセウスから「ミュウツー問題は解決したからスルーで」と連絡行っています。
リムステラはファイアーエムブレム烈火の剣の敵キャラクターなんですが、散り際の台詞が印象的だったので出演させました。
ミュウツーとは「兵器として創られた命」という共通点があります。
盛るペコ「前向きに考えるんでペコ…原作でほとんど描写の無いマイナーキャラクターならオリジナル設定を盛るペコ!!!」
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