某掲示板に滅茶苦茶感銘を受けたのですが、緑谷くんにも存在しない記憶を溢れさせて~と思ったのでやりたい放題やります。頭空っぽにして読んでください。
あまり続きは期待しないでください。
色々と見苦しい駄文かなと思いますが、同志が喜んでくれますように。
なお、存在しない記憶は基本台詞のみとさせて頂きます。すいません。
始まりは小さな異変だった。
子供の頃から初対面の人からどこかで会ったかを聞かれることが多かった。
だけど今までの人達は確信を持てなかったみたいで、多くは気のせいで済まされた。
それが崩れたのは、ある人物に話しかけられた時だった。
「突然すまない、ちょっといいかな?」
「はい、なんでしょう?」
ある日、信じられない程ガリガリに痩せて、見るからに不健康そうな人に話しかけられた。
今にも倒れそうなんだけど、ちゃんとご飯は食べているんだろうか?
思わず心配になる程細すぎる人は、恐る恐るといった感じに質問してきた。
「君は、もしかして
「えーはい、そうですけど、失礼ですがどこかで会いましたか?」
……正直言うと、当時の僕はかなり驚いていた。
今まで出会ったか聞かれた時は名前を言い当てられたことはなかったから。
僕の答えを聞いた痩せすぎな人は納得したように顎に手を当て、頷いた。
「そうか、君なんだね」
「……僕のことを
「ああ、よく知っている」
あえてよくを強調した僕の言葉に相手は深く頷いた。
どうやら今までの人達以上に僕のことを知っているらしい。
一体何者なのだろう? 外見も合わさって少し不気味……。
そう疑問を抱いていた時、遠くで悲鳴が聞こえた。
「おっと急用ができた! 私の名は八木俊典! すまないが詳しい話はまた今度!」
「あ、はい」
早口で言い終えた細い人はそのままどこかへ消えて行った。
話は今度と言ってたけど、名前以外の情報は知っているのかな?
住所とか知らなかったら二度と会えない可能性もあると思う。
僕は相手がもう一度会いに来る方法に頭を捻らせながら帰宅した。
「HAっHAっHA! 私が来た!」
「オールマイトがなんで僕の家に……もう一人は誰です?」
「突然の訪問失礼するのさ! 私は高等学校の偉い人、根津校長なのさ」
詳しい話って本人がするんじゃないんだ。
八木……なんとかと名乗った人じゃなくてオールマイトが鼠を連れて会いに来た。
オールマイトのことは知っている。知らない人がいない程の有名人だ。
でも大きな鼠の人は全然見たことがない。校長先生らしいけど、どんな鼠なんだろ。
「八木くんに頼まれて
「私はオールマイトの付き添いさ、気にしなくていいのさ」
頼まれたってことは八木さんはオールマイトの仲間なのか。
多分校長の人も仲間か知り合いか、とにかく深めの仲っぽい。
とりあえず部屋に案内、椅子に座らせて早く話を聞くことにする。
「
「……はい、その通りです」
本当に詳しく知ってたんだ八木さん。初手名前当ては伊達じゃなかった。
オールマイトの言う通り、自分の個性に悩みを持っている。
僕の個性は何ができるのか曖昧で、発動も安定しない不確かなものだ。
「突然望みの物が手に入ったり、知りたい情報を得られたりするんです」
「ふむ?」
「自由自在に発動はできません。自分の意思で発動できないことが多いというか……発動条件があるのかないのか、そもそも何がどこまでできるのかも全然わからないんです」
飲みたいジュースが目の前に現れたり、欲しい物が売り切れてない店がわかったり。
しかし狙って発動したことより、気付いたら発動してたことの方が圧倒的に多いのだ。
「個性届で
「そうか……ずっと悩んでいたんだね」
オールマイトはまるで自分のことのように、辛そうな表情で呟いた。
当時は本当に悩みに悩んでいて、幼い頃は発動が自由自在な個性が羨ましかった。
個性の発動のコツを教わりに行ったのは懐かしい思い出である。
「そこで私の出番なのさ! 単刀直入に聞くけど、雄英高校に来ない?」
「雄英高校ってなんか凄いらしいあの? ……言っておきますが、頭は良くない方ですよ」
この校長、雄英高校の校長なのか。想像を遥かに超えて凄い人だった。
でもせっかくの提案だけど、僕はIQは高くないどころか平均より下だと思う。多分。
凄い学校に来たけど成績ゴミ過ぎて即退学となったら数年は立ち直れない自信がある。
「そこは大丈夫さ! あくまで個性訓練の為に通って貰う予定で、普通の生徒とは違う扱いになるから、成績低くて退学なんてことにはならないのさ、安心してくれたまえ」
「実は私も先生になる予定でね。何かあっても私達が守り抜くから大丈夫だ!」
なんと勉強できなくても退学にならないらしい。しかも今ならオールマイトが先生に!
滅茶苦茶僕にとって都合がいいじゃん……今すぐなりふり構わず飛び付きたいぐらい。
不安はある。他の先生の性格とかどんなだろうとか、生徒と出会ったら馴染めるだろうかとか。
でも個性コントロール技術を伸ばしたい僕には飛び付かないという選択はできない。
「……鼠校長、オールマイト先生、よろしくお願いします!」
「鼠じゃなくて根津なのさ」
こうして思わぬ形でオールマイトと雄英校長と出会った僕は、雄英に入学が決定した。
八木さんには大きな感謝をしなくちゃならない。心からありがとう。
ワクワクを抑えられない僕は、大急ぎで入学の準備をし始めるのだった。
「……必ず守り抜く、二度目はないさ」
──
『俊典くんなら絶対ヒーローになれるよ! 皆に希望を見せてやろうぜ!』
『え、何その凄い力!? 個性に目覚めたって!? 流石俊典くんだね!』
『僕の個性と俊典くんが合わされば、全世界一のヒーロー待ったなしだよ!』
『まさかあんな化け物が存在してたなんて……酷い怪我、ちゃんと治る?』
『良かった、酷い後遺症が残らなくて! 案外僕の個性のおかげだったり?』
『やっぱ俊典くんが一番僕の個性と相性がいいね! 親友として嬉しいな!』
『なんで? 僕の存在は秘密のはずなのに……どこから漏れたんだろうね』
『俊典くんがAFOから受けた大怪我に比べたら屁でも……ごめんて、怒らないでよ』
『僕のヒーロー、いつか人並みの幸福を掴み取って幸せになってね、約束だよ』
『先に逝くことになってごめんね、さよなら……どうか、人々、を、救っ……』
名前:
個性:
性格:穏やか
本作の主人公。見知らぬ人によく知り合い面で話しかけられる。
不思議な個性を持っているが、詳細不明。
謎の個性を制御する為に雄英高校へ訓練しに行くことになった。
不審者に話しかけられても動じないのは昔からよくあることだから。
名前:
個性:正道印
性格:元気いっぱい
オールマイトの存在しない記憶の中に存在する
幼馴染の親友であり、周りにはバレないようにオールマイトを個性で助けていた。
正道印は様々な条件を満たすことで様々なバフを発生させる刻印を付与する。
例として「人助け行為を行っている」や「戦っている相手は邪悪な存在である」などのヒーローらしい条件が多い。
見てわかる通りオールマイトとは相性抜群で、後遺症をほぼ残さずにAFOをボロボロにできた。
しかし原作以上に追い詰められたAFOは原作以上に手段を選ばない冷酷魔王となった。
最期は嫌がらせの為に全力を出した魔王の手によって致命傷を負わされ、死亡。
本名:
個性:
本性:不安定
本作の主人公。他の宇宙と接続する能力を持つ個性を宿している。
この個性は壊理と同じく突然変異で生まれた為、親の遺伝は関係がない。
個性の発動が自由にできないのは持ち主の制御から離れ、半自動で発動するようになっているからである。
存在しない記憶という影響を及ぼしてる元凶。主人公にも密かにとある影響を及ぼしている。
並行宇宙にある道具、情報、記憶といったものを持ってくることが可能。
もし個性が覚醒すれば経験、生物、可能性といったものも持ってこれるようになる。
最終的には並行宇宙の自分が持つ個性を使えるようになる……かもしれない。