とある酒場の店員   作:イタク

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謎の男冒険者と戦うアイク

「【私は不完全の者、闇に生まれし者そして救われた者本来死すべき未来から救ってくれた貴方、去れど私はもう思い出せない、誰も思い出せない私を救ってくれた貴方を、顔も名も知らない貴方に私は誓う、この不完全な体、崩壊の兆しを見せるこの体、決して使いこなせない私だが一時の間全身全力を出せる事を許して欲しい……私は対価を支払い前に進むこの愚か者だが前に進む…………対価の行進……《行進》】」


いつもの酒場に

「あぁ……探し物が2つ同時に見つかるとはな」

 

敵はアインズの風攻撃を受けるが何事も無かったかのように立ち上がり

 

「…そうか…今の風……お前が『アリア』か」

 

敵の言葉にアインズは剣が震え顔は動揺する

 

「随分余裕ですな~……貴女は」

 

アイクは魔法の詠唱を終えると四つ耳の状態になっていた

 

「アイズさん敵はどれくらいですか?」

 

アイクの言葉にアインズは冷静になりながら

 

「分からない……でも第一級冒険者と同じ力が有る」

 

アイクは驚愕し敵を見る

 

「レベルは高いとは思ってましたが……それ程とは」

 

アイクとアインズは武器を構えていると

 

 

「アアアアアアアアアアアア!!」

 

突然の人間では無い叫びアイクは振り向くとそこには緑色の物体が襲いかかる

 

「!!」

 

アイクは状況反射により緑色の物体を叩き潰そうと剣を持っていない左手で殴ろうとするが

 

「……っつ!!」

 

アイクは突然の絶望の味にアイズは異様な気配を感じとり全力で回避した

 

「不っ味!」

 

アイクは口の不味さに驚愕し口の中の唾液を吐きを全て捨て、異様な物体を見ていたアイズは驚愕していた

 

「なっ…………!?」

 

アイズの声にアイクは飛んでいった物体を見ると倒された植物型モンスターに溶け込んでいた

 

「…………本当に不味い味だ」

 

アイクの前にはレベル6相当の敵と未知な巨大なモンスターそしてまだ逃げれていないレフィーヤとルルネ

 

「アイズさん私達では対処は不可能だ…………時間を稼ぐ急いでレフィーヤさん達を抱えて逃げて下さい、速く!!」

 

 

「分かった……テンペスト!!」

 

アインズは魔法を使い2人を抱えて離脱する

 

「逃がすか!!」

 

女はアイズを追おうするがアイクはナイフを投げる

 

「そこの怪物私を倒さずに、思い通りに行くとは……慢心が過ぎますね」

 

アイクは刀を振り女を壁に吹き飛ばす

 

「頑丈過ぎるだろ…………ガレスさんを相手してる気分になる」

 

アイクは刀を振りながら蹴りを入れていたが逆にアイクの足は負傷していた

 

「……………………」

 

アイクは自身の違和感に気がつき特別製のハイポーションを飲むと傷の痛みが少し軽減され違和感を確めるべく軽く足を動かす

 

「成る程…………その姿には制限時間があるようだな」

 

女は壁の瓦礫を軽々しく退かしながらアイクを見る

 

「何で平然としてるのかな?」

 

「…………」

 

女はアイクの質問を無視し黙り込み何かを考える

 

「思い出したエニュオが言ってた()()()()()()はお前か…………」

 

「!!」

 

アイクは怒りを抑えながら

 

「…………何を知っている」

 

「さぁな、お前の存在を少し知っているだけだ」

 

女は冷たい声で喋るが

 

「闇派閥…………しかも幹部クラスの生き残りがいるのか」

 

現在アイクの過去を知っているのは一部の善意の神そして例外として治療が可能とされているアミッド、一部例外としてアイクと取引したフレイヤ様とフレイヤファミリアのオッタルと同じくアミッドと同じ治療が可能とされるヘイズのみ後日シルさんから聞いた顔を知らない1名とされているがフレイヤファミリアの信仰心は尋常では無いためアイクは信用しているが複雑な気持ちだった

 

「…………なら尚更お前の足止めをしないとな」

 

アイクは刀とは別に魔剣を構える

 

「ほう……私を足止め出来るとでも?」

 

「少なくとも5分は足止めする……」

 

アイクは敵を足止めするべく攻撃する

 

「魔剣をそんな風に扱う人間は初めてだ……」

 

アイクは通常の魔剣より小さく細い剣を左手の指の間に挟み複数の種類の魔剣を放つ、電撃、炎、氷、

 

「随分器用に魔剣を使う」

 

「平然と避ける敵に褒められるのは嫌みしか聞こえないがな!」

 

しかしアイクの攻撃は殆ど通用しないどんなに斬りつけ魔法で焼こうが氷漬けようが直ぐに再生しアイクを追い詰める

 

(この再生ヘイズさん並だな)

 

アイクは今まで戦ってきた相手に照らし合わせながら

 

(お前は強いだがな……)

 

アイクは全身から浅い傷から血を流れながら

 

(私はお前より強い奴を知っている!)

 

アイクは血を流しながら敵と戦うのであった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

5分経過~

 

アイクは致命傷を避け避けているが全身から血が流れ殆ど動くなっていた

 

「もうしまいだ……」

 

アイクはもう録に動けずその場に立ち

 

「まだ……行かせない……お前は…………危険だ…………」

 

アイクは刀を鞘に納め居合いの型をとる

 

「もうお前に抗う力は無い諦めろ」

 

女はアイクの間合いに入りアイクは刀を振るが直ぐに間合いから離れ

 

「お前と同じ戦い方をしている人間とはもう既に何度も殺り合っている」

 

敵はアイクに剣を振りもう避けきれないと思われた

 

「なっ!!」

 

アイクの前には防御魔法が発動されていた

 

「アイク良く持ちこたえてくれた」

 

「リヴェリア……さん……」

 

アイクはリヴェリアの姿を見るとまるで糸が切れたように倒れこむ

 

「アイク!」

 

アイクは全身から血が流れいつ出血死してもおかしくない状況だった

 

「よそ見とは隙だらけだな」

 

敵はリヴェリアとアイクに攻撃しようと猛スピードで突っ込むが

 

「!!」

 

敵は急に後ろに下がる

 

「まったく私を囮にする作戦だったのに何故仕留め切らないフィン」

 

「怒らないでくれリヴェリア、アイズから聞いた話だと敵はレベル6だ相当らしいからね……打てる手は打たないと」

 

フィンは槍を構える

 

「フィン……さん…………他の人は?」

 

「残ったモンスターを駆除しに行っている、それで君の見解を聞きたいんだがアイク」

 

アイクは意識がのうとく中

 

「敵は……拳闘士……」

 

「本当かい?アイズは剣士と言ってたけど」

 

フィンの言葉にアイクは否定するが如く首を横に振る

 

「いえ……体の造りは拳闘士です……ですが剣術は熟練した者です……何故なのかは分かりませんが……その証拠に異常に頑丈でドワーフ以上かも知れません…………特に重要すべき事はヘイズさんと同じく自己回復します……しかし詠唱が無く……見た限り魔法との再生とは思えません…………それと体内に魔石…があります」

 

「「!!」」

 

フィンとリヴェリアは体内に魔石がある事に驚く

 

「アイクそれは本当か?」

 

「はい、何回か胸辺りを斬った時魔石を確認しました」

 

「成る程…………理由は分からないが」

 

アイクから敵の情報を聞いたフィンの親指が疼きフィンは敵を見て

 

「どうやら見逃す訳には行かないようだ、リヴェリア援護を頼む」

 

「了解したアイクまだ詠唱行けるか?」

 

「はい…………元に戻れますが……その後何も出来なくなりますが」

 

「分かったアイク、もう少ししたらアイズとレフィーヤが来る、元に戻っても問題無い」

 

「分かり……ました」

 

アイクは解除の魔法を唱えるとその場に倒れ意識を失う

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

アイクは目を覚ますとそこはリヴィラの街にある自身の家だった

 

「…………『知らない天井だ』」

 

以前神が言ってた言葉をなんとなく言ってみたそうそう言う機会が無いためである

 

「アイク貴様は何を言っている?」

 

そこにはロキファミリアのリヴェリアがアイクが寝ているベットの隣の椅子に座っていた

 

「神から聞いた話でそうそう言う機会が無いと思って言ってみました」

 

「誰がそんなこと言った?」

 

「ロキ様です」

 

リヴェリアは神ロキから聞いたと教えるとため息をつきながら「余計な知識を吹き込むな」リヴェリアはアイクを見る

 

「まず先に謝るアイクが戦ったあの女だが取り逃してしまった」

 

「そうですか…………」

 

リヴェリアは謝罪の言葉を並べるがアイクの反応は無頓着だった

 

「あまり驚かないのだな」

 

「いえ違います少し安心としているんです」

 

「安心だと?」

 

リヴェリアはアイクの言葉に疑問に感じる

 

「それは何故だアイク?」

 

「これはあくまで推測ですがあの女は私の過去を知っていた」

 

「!!」

 

「リヴェリア様いえロキファミリアの主要人物は何となく気がつていると思いますが私は闇派閥の実験体です……そのせいで異様な身体機能がありますがそれよりも重要なのがあの女は知っていた私が実験体だとそしてその経緯を知っている人物は全て把握しています……ですがあの女は知っていたつまり」

 

「闇派閥の残党が動き出している……」

 

リヴェリアの言葉にアイクは頷く

 

「私は直ぐにでも今日起きた事をヘルメス様に伝えますがリヴェリア様はどうされますか?」

 

「こちらもロキやガレスにも伝えるが……」

 

アイクは確かにそうだなと思いつつもリヴェリアはアイクがヘルメスを頼るのか疑問を感じた

 

「アイク少し良いか?」

 

「何でしょうかリヴェリア様」

 

「アイクは何故神ヘルメスを頼る?正直者に言うがとても頼りになるとは思えないが……」

 

「確かにそうですね」

 

アイクは苦笑いする

 

「ヘルメス様はまだ精神が幼い私を……アストレア様と姉さん達の風呂場を騙して覗きをしてしまいました…………当時良く分かりませんでしたがライラ姉さんから色々と教えて貰っていかに最低な行いと教えて貰ってから……ファミリア内や他のファミリアで覗きをしたら顔面を殴りヘルメスファミリアのホームでヘルメス様を吊るしました……」

 

アイクは懐かしく感じるがそれと同時に怒りが蘇り近くにある棒を軽く振りヘルメスの顔を思い出しながら振りリヴェリアは

 

「少し良いかアイク」

 

「何でしょうリヴェリア様」

 

「まさかだと思うが神ヘルメスはロキファミリアの浴場は覗いて居た事があるのか?」

 

「いえロキ様が邪魔で覗けなかったとガッカリしてました…………まぁそれを聞いた時も吊るしましたが」

 

「ロキが邪魔?…………フムどうやらたまに主神らしく……」

 

リヴェリアはロキを感心しようとするがアイクが

 

「いえヘルメス様からはロキ様は常に『たった一つしか無いベストポジションで常に覗いているから覗けなかった』と愚痴ってました」

 

アイクから聞いたロキの愚行に対し笑顔になりながら

 

「それは大変良いことを聞いた……後でロキをホームで吊し覗きみ出来る場所を潰す」

 

その後下界の子供たちは覗きみしている神を発見した場合はホームに吊るしても良いと言う謎の文化が出来てしまう瞬間だったが2人は知らない

 

「話がそれましたねリヴェリア様何故私が神ヘルメスを頼るのは…………私はあの方以上に上手く他の神々を利用出来る神は知らないからです例えばですがロキ様は他の神を欺く事とが出来ても有力派閥の神全てを動かす事は出来ません例えば敵対関係にあるフレイヤファミリアなど動かす事は言うまでもありません」

 

リヴェリアは確かにフレイヤファミリアを動かす事は出来ないと考えるが

 

「しかしそれ程の敵とは思えないのだがな…………」

 

「普通の敵ならそうですが…………あの女には吐く程不味かったです」

 

それは見た相手の本質を感覚を味で分かるアイクのカンだったフィンの親指の疼きとは違い実際に会わないといけないのが欠点だった

 

「確かにフィンも同じ事を言ってたな」

 

リヴェリアはアイクの言葉を聞きいれ少し考え

 

「とりあえずアイク、今日起きた事はロキとフィンそれとガレスには伝えておく良いか?」

 

「構いませんよ」

 

アイクは自身に回復をかけ

 

「まだリヴィラの街は封鎖する予定ですか?」

 

「あぁその予定だが」

 

「生憎と今回ダンジョンに潜った理由は豊穣の女主人に使うダンジョン産の調味料を採集の為でしてそろそろ採集して戻ります…………じゃないとミアさんの拳骨が降ってくるので」

 

アイクは自身の頭を軽く触りリヴェリアもミアの拳骨の力を知っているため

 

「そうだな…………ではダンジョンから戻ったら寄らせて貰う」

 

「是非そうして下さいミアさんには負けますが料理の腕は上がっているので食べてって下さい」

 

アイクは予備の服が入っている棚を開け

 

「あとフィンさんに伝えて下さい今回はこの家を使って良いですが次からはお金をとりますって」

 

「分かった伝えておく」

 

アイクは少し笑いリヴェリアも少し微笑んだあとそっと部屋を出た 

 

「拳骨食らう前には帰らないと」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

しかしアイクはダンジョンで調味料の素材を採集するが予定日の反日ズレてしまいミアに拳骨を食らうのであった

 

「ニャ~アイクが拳骨食らったニャ~よしよしニャ~」

 

「初めてアイクがミア母ちゃんの食らうの見たニャ…よしよし」

 

「本当にそれ……初めて見た……よしよし」

 

「やはりアイクも拳骨されるのですね……よしよし」

 

「でもアイクさん拳骨されたのは片手で数えるくらいですよ……よしよし」

 

そこなは豊穣の女主人の従業員アーニャ、クロエ、ルノア、リュー、シル、達従業員が話しながらアイクの頭を全員で撫でるのであった

 

「…………ミアさんの拳骨が痛い…………あとよしよし言いながら頭を撫でるの止めて下さい」

 

しかしアイクは外から殺意を送るとある猫に寒気を覚えるのであった




後日アイクはヘルメスに今日起きた事を相談すると笑いながらであったがヘルメスの瞳にはずっと何かを待っていたような覚悟した瞳だった

(やはりこういう時だけヘルメス様は頼りになる)

アイクは心の中で言うのであった
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