とある酒場の店員   作:イタク

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アイクは昼過ぎになると約束していたダンジョンに居たすると先約が居たらしく魔法の爆発音が聞こえゆっくりと覗いた


アイクの指導

「フィルヴィスさん……もう一回お願いします!」

 

そこには約束より早く訓練していたレフィーヤと黒髪のエルフが訓練していた様子を見たアイクは目立つ用に

 

「こんにちはレフィーヤさん」

 

アイクの言葉にレフィーヤは振り返り

 

「あっ!アイクさんこんにち……」

 

「ウィリディス訓練とは言えよそ見をするな!」

 

黒髪のエルフはレフィーヤを軽く叩いた

 

「初めまして……では無いですね24階層でお会いしましたねでは改めて私は豊穣の女主人でバイトをしているアイク•レアです貴女は?」

 

「私は……」

 

エルフの女性は自身の名前を言うのをためらった

 

「大丈夫です!アイクさんは……多分大丈夫です!」

 

「いやレフィーヤ!それのどこが大丈夫なんだ!?」

 

黒髪の女性は名前を躊躇っていたがレフィーヤの「多分」の発言に素で答えてしまうレフィーヤはエルフの女性の興奮を落ち着かせる

 

「では改めて貴女の名前は?」

 

「私の……名前はフィルヴィス・シャリア……ディオニソスファミリア所属レベル3だ……それと私には触れないでくれ……私は穢れている」

 

フィルビスと名乗る女性の発言「私は穢れている」その発言にアイクの眉が動く

 

「……穢れている…………」

 

アイクはその発言に少しイラついた何故ならアイクのエルフの姉も良く「私は穢れている」と口癖の用に喋っていただからだろうアイクは目の前のエルフの女性に怒り問答無用でエルフの手を握る

 

「なっ!」

 

フィルヴィスは突然手を握られ驚き持っていたナイフで攻撃しようとするがアイクは抑える

 

「穢れている?……バカか貴様!?」

 

アイクはフィルヴィスのナイフを取り上げ地面に投げる

 

「何故穢れていると思っている!?何故貴女はそう決める!?私が感じたのは貴女が優しい味だ!!」

 

アイクはフィルヴィスの目を見る

 

「全く持ってバカバカしい穢れているのなら何故貴女は!レフィーヤの特訓に付き合っている!?」

 

「そっそれは……」

 

フィルヴィスは反論しようとするが反論出来なかった

 

「決めました……貴女も今から心の訓練します!」

 

「なっ!何故私が訓練など!?」

 

フィルヴィスはいきなり現れ訓練すると言ったアイクに詰め寄る

 

「それに第一貴方1人だ!例えレベル差があったとしても以前の姿では無い!それに装備も違うそんな貴方が!私達2人で相手出来るとでも?」

 

「そこまで自惚れて居ないそれに戦うのは私では無い」

 

アイクはそう言うと霧の用に姿が消えた

 

「幻術か……!」

 

フィルヴィスは周囲を警戒するが魔力の反応を追い魔力が集まる方を向くと先ほど居たアイクが居た……だがしかし

 

「……その2人は?」

 

「仕事仲間」

 

アイクの手には引っ張られ引きずられながら抵抗する猫人が2人居た

 

「ニャ~!アイク!離すニャ!」

 

「そうニャ!離すニャ!引きずるんじゃあ無いニャ!」

 

その光景を見た2人は

 

「アイクさん……何故2人を連れて?」

 

「近くに隠れて居たので連れて来ました」

 

「いやそう言う事を聞いていないのだが……」

 

フィルヴィスは困惑し突然の出来事に逆に冷静になる

 

「離すニャーアイク!」

 

「そうニャ!ミャーをどうするつもりニャ!?」

 

いまだに抵抗する猫(サボり魔)をアイクは耳元で

 

「サボりの件黙って欲しかったら言うことを聞いて下さいアーニャさんクロエさん」

 

「嫌ニャー!何でミャーがアイクの言うこと聞かなきゃいけないニャー!」

 

「そうニャー!もし聞いて欲しかったらそのプリプリお尻を触らせるニャー!」

 

2人の抵抗にアイクは

 

「もし言うことを聞いてくれるのなら今回のサボり黙ってあげますよ……このアホ猫コンビ……でも手伝ってくれないのなら……後でミアさんの拳骨とお尻が叩かれますが……良いのですか?」

 

「卑怯ニャ!」

「鬼畜ニャ!!鬼畜アイクニャ!」

 

「それが黙ってあげる人への態度ですか?」

 

アイクは2人を威圧した

 

「ごめんニャ……言うこと聞くからミア母ちゃんには黙って欲しいニャ」

「許してニャアイク……ミア母ちゃんの拳骨嫌ニャ」

 

2人がようやくおとなしくなると

 

「では早速お願いです、私のナイフを使って良いので2人をボコボコにして下さい」

 

「ニャ?」

「それだけで良いのニャ?アイク」

 

「はい、あと手加減するようにあとは……ボコボコにして下さい特に黒髪のエルフを」

 

アイクは持っていた予備のナイフをアーニャに渡しクロエにも渡そうとするが既に持っていたようなので渡さなかった

 

「ではクロエさんはあの茶色のエルフをアーニャさんはあの黒髪のエルフを……ボコボコにして下さい」

 

「分かったニャ」

「了解ニャ」

 

2人はナイフを構える

 

「ちょと待って下さいアイクさん流石に一般人を……」

 

レフィーヤは少し待って貰う用1歩前に出ようとするがフィルヴィスはレフィーヤを止めた

 

「フィルヴィスさん?」

 

「油断するなレフィーヤ……あの従業員は…………私達より強い」

 

フィルヴィスは冷や汗をかきながらの言葉にレフィーヤは動きを止めた

 

「流石にそっちのエルフは気がついているようだニャ」

 

「そうニャミャー達はとっても強いニャ」

 

クロエは褒めアーニャは少し体に力を入れる

 

「行くニャクロエ!」

 

「分かったニャ!」

 

アーニャとクロエは襲いかかりアイクは発動している幻術を使い2人を分断した

 

「レフィーヤ!」

 

「よそ見をするんじやぁ無いニャ!」

 

アーニャはフィルヴィスに攻撃する

 

「オミャーが魔法剣士だと言うことは分かっているニャ!」

 

アーニャは距離を取られない用猛攻を仕掛け距離を詰める

 

「くっ……!」

 

フィルヴィスはアーニャからの猛攻をレベル差がありながらも長年の技術で防ぎ反撃をするための活路を見いだす

 

「貴女は直上的すぎます!」

 

フィルヴィスは直上の攻撃から避け反撃しようとするがあっさりとアーニャに防がれる

 

「当たり前ニャ、アイクから手加減するように言われたニャだから手を抜いてるニャ」

 

アーニャはフィルヴィスを蹴り飛ばす

 

「くっ……」

 

アイクはフィルヴィスを見ていた

 

(根本の味は優しい味……なのに周囲には絶望の味や雑味……そして……この味は…………)

 

アイクは今まで感じた事が無い味に理解出来なかった24階層で出会った時から嫌な雑味……そして今も雑味の味が酷く味の理解出来なかったしかし分かる事もあるそれは美味しいか美味しくないかと言う単純な味…………そしてアイクが感じた味は

 

不味い味

 

アイクは目の前のエルフを怪しんでいるのであった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

数十分が経つ

 

「ハァハァ」

 

フィルヴィスは疲れつきその場で倒れる

 

「大丈夫ですか?フィルヴィスさん」

 

「あぁ……大丈夫だ」

 

フィルヴィスは切り傷が無く少し打撲跡が多く残っていた

 

「良い汗かいたニャ」

 

アーニャは少し体を動かせて少しスッキリしていた

 

「アーニャさん……少しやり過ぎです」

 

アイクはアーニャからナイフを返して貰うと幻術を解き回復魔法をかけた

 

「全く結構スパルタだなアイク」

 

「いえ全く?これでも甘い方です」

 

アイクは幻術を解きレフィーヤとクロエの方を向くとレフィーヤは怪我は無いが魂が抜けた感じがした

 

「大体しか分からなかったが……少しやり過ぎだな」

 

クロエはニヤニヤしながらレフィーヤを棒でツンツンとつつくのであった

 

「それにしてもオミャー……大丈夫かニャ?」

 

「「?」」

 

アイクとフィルヴィスはアーニャの質問が分からなかった

 

「どういう事ですか?アーニャさん」

 

「オミャー……まるで昔のミャー……いやそれ以上に壊れているニャ……」

 

アーニャは少し悲しそうにしていた

 

「オミャー……大丈夫かニャ?」

 

「私は……大丈夫だ」

 

「そうニャ……なら良いニャもし行き場を無くしたらミャー達が働いている所に来ると良いニャ忙しい過ぎて悩みなんて吹き飛ばすニャ」

 

アイクはアーニャの発言に何も言えなかったアイクもまた目の前の猫に助けられた1人なのだからアイクは少し時間を置き

 

「はいでは今日の訓練はここまでどうですかフィルヴィスさん」

 

「あぁ……理不尽の権化を味わった気分だ……アーニャさん」

 

「んニャ?」

 

「また機会があったら手合わせをお願いしても良いですか?」

 

「良いニャまたミャーが胸を貸してやるニャそしてオミャーをボコボコにしてやるニャ」

 

アーニャは笑顔で2人は笑うのであった

 

「フィルヴィスさん私達は夜の仕事があるので失礼します」

 

「わっ分かったまたよろしく頼むアイク」

 

「勿論ですよフィルヴィスさん」

 

アイクはクロエの方を向くと帰る事を伝えこちらに向かう

 

「フィルヴィスさんレフィーヤさんの事をお願いしても良いですか」

 

「分かった」

 

アイクはお礼を言うとその場から去るのであった

 

「私が……酒場の店員か……それも良いかも知れないな」

 

それはあり得ない事だと知っていながらも少し考えるのであった

 

(いや……流石にあの格好は恥ずかしいな)

 

フィルヴィスは少し顔を赤くなるのであった

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

遠征当日

 

アイクはいつも通り厨房で朝食を作っていた

 

「アイク今日は……ダンジョンに潜る日でしたね」

 

「はいリュー姉さん」

 

「アイクは下層には慣れているとはいえ油断しないように今回の遠征は最下層の遠征になります……私達が行けなかった下層です……十分気をつけて下さい」

 

「大丈夫ですよリュー姉さん私はまだ死ぬ予定にありません危険となったらいつもの【幻想】で逃げ切れます」

 

アイクの魔法【幻想】はオラリアでも珍しい幻術魔法しかしアイクの幻術は他の魔法とは違いアイクが想像した物は任意の選択で実体があるのが特徴だ、しかしあくまで幻術、その為実体は魔力量に依存するために耐久性は低い、また生物の一定の距離から離さなければ出現出来ない、その為少し使い勝手は悪いがそれでも逃げる事には最高の魔法となる

 

「まぁそれよりも心配事が……」

 

アイクは視線を移動するとそこには寝起きのアーニャとクロエだった

 

「この2人がサボらない事が心配です一応貸しがある知り合いがヘルプに来ているのですが」

 

そこには少し居心地の悪そうな小人が2人ポックとポット特にポットは片目が既に駄目になっていたらしくヘイズやアミットでも駄目だった為左目は眼帯をつけていた

 

「おはようポット、ポック調子はどうだ?」

 

「…………最悪だよ」

 

「只でさえ恥ずかしい格好なのに……」

 

それはアイクが小人になっている時に着ている服とあまり使われていない子供用の従業員用服だった

 

「慣れれば楽だよ?」

 

「いや地獄だろ!?只でさえ家のファミリアはブラックなのにここも負けない程ブラックだからな!!」

 

「それに……言い返すと店長の拳骨が痛いし…………」

 

ポットは軽く頭を抑えるとそれに続いてポックも頭を触る

 

「まぁしょうが無いよミアさんは元第一級冒険者だからね逆らわない方が良いよ」

 

アイクの言葉にポックとポットはスプーンを落とす

 

「今……何て言った?」

 

「逆らわない方が良いよ、て言ったけど?」

 

「その前だ!」

 

「元第一級冒険者」

 

「はぁ!?」

「えっ!」

 

2人は驚き席を立つ

 

「まさか……ミア▪︎グランド……元フレイヤファミリア元団長の小巨人(デミ▪︎ユミル)!?」

 

「言って無かったけ?」

 

「言ってねぇよ!」

 

ポックは、慌てて腰を落とすと少し落ち着き

 

「じゃあ俺たち……そんな化物の前で悪態をついたのか……」

 

ポックとポットは寒気がする

 

「まぁ真面目に仕事をすれば大丈夫ですよ……真面目にね」

 

アイクは少し笑い

 

「アイクー!!」

 

ポックはアイクに文句を言うのであった

 

「まぁ仕事をサボらないで下さいねポックさんポットさん」

 

「あぁ気を付けろよアイク」

「じゃあ下階層のお土産楽しみにしておくね」

 

「さらっと要求してますねポットさん!?」

 

「フフ少しお返しよ?」

 

「全く」

 

アイクはポックの方を向き

 

「じゃあ嫌いな勇者のサインでも貰って来るか」

 

「なっ!?」

 

「じゃあそれもお願いねアイク」

 

ポックは顔を赤くする

 

「じゃあポックがキレる前に逃げるよお土産楽しみにしておいて下さいね」

 

アイクはゆうゆうと逃げるのであった




遠征が終わった後日談

アイクはフィンにサインをお願いするのであった

フィン「どうしたんだい?いきなり僕のサインを欲しがる何て?」

アイク「知り合いにフィンさんに憧れている小人が居ましてサインが欲しいそうだったんで彼にプレゼントをと思いまして何せ小人は素直にならない方が大勢いますし」

「ハハハ……確かに僕達パルームはひねくれ者が大きいからね」

フィンはその言葉に苦笑いする

「まぁ今回のロキファミリアからの報酬はフィンさんのサインで構いませんのでお願い出来ませんか?」

フィン「まぁアイクを遠征に同行させるのに僕のサインだけだと正直ファミリアとして助かるだが……」

フィンは何かを考える

フィン「ちなみにだが僕のサインが欲しい同族はもしかして冒険者かい?」

アイク「はいそうですが?」

フィン「アイク少し悪いが待っててくれないか?」

フィンは自身の引き出しから一つの武器をアイクに渡す

フィン「アイクこれを同族に渡してくれ無いか?」

そこにはナイフにしては少し大きく片手剣にしては小さい剣だった

アイク「これは?」

フィン「元々僕の槍だったんだが……壊れてしまってね刃先は無事だったんでナイフにしたんだが使い勝手は悪くてね……どうせなら僕に憧れている同族に譲ろうと」

そこナイフ?の刃には多数の小さな傷跡が残っていた

アイク「良いのですか?」

フィン「あぁ同族が僕と言う希望に憧れているのならこの上ない嬉しい限りだよ」

アイクはフィンに対してあまり好まないがこの瞬間フィンの味が人口の味では無く彼の本質の味を味わった

(いつもこの味なら好ましいのに……)

アイクはフィンにお礼を言ったその日にポックにプレゼントするとかれは照れながら感謝するのであった

それを見たアイクとポットはポックを弄りまわすのであった
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